今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

夜来の雨が上がり・・・

2021年04月18日 | 徒然なるままに
夜来の雨が上がり、青空が顔を出したので、散歩スタートです。

まだ雲が残っていますが・・・


青空も・・・





芍薬






オオデマリ


ナガミヒナゲシ


富士山・・・かなり霞んでいて・・・見えませんね。


キジ


母衣打ちです。


新幹線・・・写っている雲は寒冷前線の雲かな?


アオサギ







ハナミズキ


???





ハナミズキ


野菜の花も可愛いですね。エンドウ豆かな?


ツツジ


藤が見頃ですね。








全部で4500首ほどある万葉集ですが、その中でも植物を詠んだのは、1500首ほどです。

一番多いのは萩で142首もあります、藤は27首

万葉集では藤は、藤波と表現されることが多いです。あの姿からなんでしょうね。

「 藤波の花は、盛りになりにけり、平城(なら)の京(みやこ)を、思ほすや君」

( 『ここ大宰府では』藤の花が盛りになりました。奈良の都を懐かしく思い出されますか、あなた様も。)

大宰府の防人司佑(防人の管理職かな)だった大伴四綱(おおとものよつな)が大宰府の長官として赴任してきた大伴旅人(おおとものたびと)に贈った歌です。

この歌を受けて、旅人は

「我が盛り またをちめやも ほとほとに奈良の都を見ずかなりなむ」
(私の元気だった時代が、またもどってくることがあろうか。 ひょっとして奈良の都を見ずにおわるのではないだろうか)

と返しています。

旅人は

神亀4年(西暦727): 大宰帥(だざいのそち:太宰府長官)として大宰府に赴任し、

天平2年(西暦730): 大宰府から平城京に戻っています。

その翌年の天平3年(西暦731)に66歳で亡くなっています。

ちなみに、お酒が好きだったようで、万葉集には「酒を讃(ほ)むるの歌13首」として、13首が載っています。

その中から、

「この世にし、楽しくあらば、来(こ)む世には、虫に鳥にも、我(わ)れはなりなむ」
(この世で(酒を飲んで)楽しく過ごせたら、来世(らいせ)で虫や鳥になってもかまいはしない。)

仏教の「輪廻転生(りんねてんしょう)」の教えでは、生まれ変わる先には6つ(六道)あるそうです。

地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間(=いわゆる人間界)・天上(=いわゆる天国)の6つ

地獄はよく知られていますので、省略して、

餓鬼道(がきどう)
さまざまな鬼に生まれ変わる世界。この世界では、鬼として生きることで、地獄よりもじわじわと苦しまされます。

畜生道(ちくしょうどう)
この世で目的を達することができないまま非業の死を遂げた者や恨みを訴えようとして死んだ者が落ちる世界。
犬や豚、鶏など3〜4億種類の動物のいずれかに生まれ変わるとされています。

修羅道(しゅらどう)
須弥山(須弥山)の北、巨海の底にあるとされる世界。
常に雷鳴が轟き、戦が絶えない場所で絶えず負傷し非業の死を遂げ、また生まれ変わり、戦を続けては血を流し続けなくてはなりません。

この歌では、酒におぼれると、畜生道に生まれ変わると歌ってますね。

おっ・・・私の生まれ変わり先かな??


ツツジ


アザミ・・・キツネアザミかな?


ハナビシソウ


矢車草


梨畑です。小さななしの実


持統天皇7年(693)の詔(みことのり)にクワ・カラムシ・栗・カズラとともに梨を栽培して五穀の助けとせよあります。梨は昔から栽培されていたのですね。

この梨は中国から渡来した山梨ですが、万葉集では三首詠まれています。

その中の一首

「梨(なし)、棗(なつめ)、黍(きみ)に粟(あは)つぎ、延(は)ふ葛(くず)の、後(のち)も逢はむと、葵(あふひ)花咲く」
( 梨(なし)、棗(なつめ)と続くように、あなたに会いたい。葛(くず)のつるが別れてまたつながるように、またあなたに会いたい。あなたに逢う日は花咲くようにうれしい。)

黍(きみ)に粟(あは)つぎ --> 君に逢はつぎ、葵(あふひ) --> 逢う日という、掛け言葉が使われています。

今は、こんな小さな実ですが、あと三ヶ月もすれば、立派な姿に変わります。

「ふるさとの梨に耀る陽のしづかなる」 (桂信子)

では、(@^^)/~~~

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