官位(かんい)
官職と位階を合わせていう。
くわしくは「官位について」
ならびに「官位についての補足図」
をご参照ください
国(くに) 朝廷は全国を「国」にわけて支配していました。
「国」の面積は現在の都道府県を大体3分の1位に分割したものが
多かったようです。
国には国府(国衙)がおかれ、中央から国司が派遣されて
地方行政がまかされていました。
元服(げんぷく)
当時の男子の成人式のようなもの。
これを行うと成人男性とみなされる。
大体10代前半に行われたが、高官の息子は5歳頃に元服する。
それまでポニーテール状に結わえていた髪型から
頭の後方で結わえて「烏帽子」をつける。
衣服も子供のものから大人の者に変更する。
なまえも「童名」から正式名を名乗ることになる。
(例 千幡→源実朝)
国衙(こくが) 各「国」の役所や役所組織。
現在でいうところの「県庁」や「県庁組織」のようなものです。
国司(こくし)
地方行政を推進するため朝廷から派遣される役人。
守(長官)・介(次官)・掾(三等官)・目(四等官)の4ランクに別れる
国守(こくしゅ) 国司の中でも守をさす。(親王任国の場合は介)
現在の知事のようなもの。(ただし、現地の民選ではなく中央からの派遣です)
「受領」(ずりょう)ともいいます。
ちなみに、最大のお仕事は「現地の税を都に納入すること」で
(もちろん他のお仕事もきちんとしなければなりませんが)
規定の分を納入したら徴収した税金は自分の懐に収めてもOKでした。
その為、一回国守に任じられると膨大な冨を蓄えることができたようです。