さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

熊本の実家へ新幹線で行きましたが、大変でした

2019-12-31 23:57:35 | 熊本にて
熊本との行き来に新幹線を使ったことはありましたけれど、青春18きっぷで行き来しなくなってからでは初めてでしょうか?
さっちゃんが長時間の旅にだんだんと耐えられなくなってきたせいで、青春18きっぷも使わなくなったのですから。
それに新幹線は値段が高いですし、飛行機の方が安価な切符が手に入りやすいというのも大きな理由ですね。

飛行機を使うようになってからでは、正月休みに熊本へ帰るのは初めてだったでしょうか?
格安航空券を購入しようとネットで手続きし始めてビックリ!
正月の帰省航空券はあまり安くなってないんですね。
もっと早くから手続きしていれば安いチケットがあったんでしょうか?
とにかく新幹線よりずっと高い!
という訳で、今回の正月休みは新幹線で帰熊することになったという訳です。

昨日の朝早く、6時に僕は起きました。
前の晩に洗い残した食器を洗い、生ゴミを二重三重にくるんで冷凍庫にしまったり、まだ入れてなかった持ち物をザックに入れたりしました。
6時半くらいにさっちゃんを起こします。
前の晩にさっちゃんには早く寝てもらうために1時間ほど添い寝もしましたから、まずまずの寝起きです。
何度も「明日は熊本へ行くよ」と言っていたのに、なぜ早く起きなければならないのか、分からないみたいですね。
着替えもスムーズにいくよう、前の晩の暖房はそのまま付けっ放しにしていました。
寒いからと、布団の中に戻られてしまっては大変だからです。
そんなこんなで、至って順調に出発の準備は進みます。

しかし、ここで予期せぬ事態が!

さっちゃんがトイレに行くことになって、大をもよおし始めたんです。
便秘のさっちゃんがそろそろ出てもいいころではあったので、出発前にこれはいいと思ったんですが・・・・
ですから、ちゃんと出るまでじっくりと構えて待つことにしたんですが・・・・
10分待っても、20分待っても、出て来ません。
「もう出ないのかなぁ?」と聞いても、どうも駄目みたい。
それなりに踏ん張ってくれていたのに、残念至極!
逆に今日の熊本までの移動に大きな不安要素を抱えてしまうことになってしまいました。

途中の小さなことでのあれやこれやのアクシデントはここでは書きません。
まあ、いろいろありますよね。
さっちゃんは朝からまずまずの機嫌で、帰省ラッシュで混んでいる新幹線の自由席にもめでたく座れましたしね。
東京から岡山あたりまでは乗車率120%くらいだったでしょうかね。
博多行に乗ったんですけど、さっちゃんは大阪あたりで我慢の限界になってしまいました。
「もう帰るから」とか言い始めて、「私は降りる」とかも言い始めるんです。
僕もよほど次の駅で(大阪とか神戸あたりで)下車して、さっちゃんの気分が変わるまで駅構内を歩き回ったりしようかと思いました。
座席を立ち上がって後ろの方を見回したり、僕に反発して少し大きな声を発したりします。
どれくらいの時間がたったんでしょう?
新神戸の駅に着く前後だったでしょうか?
何とか荒れた気分も移ろって、普段の気分に戻って来てくれました。

無事に博多駅に到着し、熊本へのお土産とこの日初めての食事のサンドウィッチを買いました。
東京駅でお土産と朝食も買うつもりだったんですが、とにかく人、人、人で買う気力もそがれてしまっていたんです。
それに、新幹線内のトイレは混んでいましたから、常とは逆に水分摂取も控えてたくらいですから。

熊本へ向かう新幹線に乗り継ぎました。
熊本まではわずかな時間ですから、ここまで以上の混みようだったんですが、
1号車最前列の座席の方がさっちゃんの姿を見てなんでしょうか、座席を譲ってくださいました。
次の駅では、その隣りの席の方が「次で降りますから」と、僕にも座席を譲ってくださいました。
しばらくして、さっちゃんは目の前の出入り口通路に立っている若い女性にしきりに話しかけています。
笑顔を浮かべて、熱心に何やら話しかけてるんです。
その女性も優しそうな表情で、一生懸命聞き取ろうと、とても親身に耳を傾けてくださっています。
でも、ぜんぜん分かるはずありませんよね。
しばらくして、僕はその女性に「分からないでしょ、失語症なんですよ」と言ってあげました。
それからも、さっちゃんは彼女に語り続けていました。
彼女はさっちゃんの言うことに優しく耳を傾け続けてくださいました。
次に停車した駅で彼女は下車しました。
「ありがとう」と告げたかったんですが、すぐに見えなくなって言えませんでした。

そんな見ず知らずの方々の優しさに触れながら、熊本駅に無事到着。
ここでトイレに入ったんですが、なんとこれまた無事に快便!
新幹線の中でなくて良かったです。
新幹線のトイレはさっちゃんと一緒に僕も入るには狭いですし、揺れますし、何よりもよおした時に空いてるとは限りません。
最寄り駅まで在来線で行って、日没前には実家(と言っても両親ともいないんですがね)に到着していました。

さっちゃんは新幹線での移動にも耐えられない状況のようですね。
心配事が多くて大変です。
一気に東京から博多まで行くのを考え直した方がいいのかもしれませんね。
途中、大阪でも乗り換えるようにした方がいいのかもしれませんね。
次回、新幹線に乗る状況になったら試してみたいと思います。
でも、そのころはもっと大変になってるだろうなぁ。
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尿漏れパッドとその専用パンツ、それらを穿いて山歩きしてきましたが、今回も何事も起きませんでした

2019-12-29 23:22:14 | トイレ・排泄
昨日の土曜日、さっちゃんと僕はまたいつもの青梅丘陵へ行きました。
山歩きの報告は遅れるでしょうけれど、今回は尿漏れ専用パンツと尿漏れパッド使用の報告です。
専用パンツを購入した際、それと一緒に付いていたお試し用尿漏れパッドが2個。
その1個はまだ使っていないのですが、その後24枚入りの『ウィスパー うすさら安心 120cc』を購入しました。

それで、そのウィスパーの尿漏れパッドを使ってみることにしたのです。
この製品が前回のお試し用と違っていたのはその粘着力。
尿漏れ専用パンツにしっかりと貼りついて簡単には剥がれません。
もちろん、最後に外す際には簡単に剥がれますけどね。

さっちゃんは今回もそんなパンツを穿くこと自体には抵抗感ゼロのようですね。
6時間は行動しましたが、パンツに対しての不具合や違和感は何とも言いませんでした。

家を出る前に1回トイレに入りました。
その後、ことあるごとに「トイレ行く?」「おしっこする?」と聞きますが、大丈夫のようです。
山中で2回、突然の尿意を訴えてきます。

最初は山道を登り切って辿り着いた名郷峠。
市街地裏の低山ですからハイカーはいっぱい、ハイカーばかりかトレイルランナーまで大勢います。
そんな登山道上でいきなりおしっこですから、僕だってオタオタしてしまいますよね。
とにもかくにも、登山道から少しは外れた場所へ連れて行こうとする僕に抵抗するさっちゃん。
すぐに漏らしてしまいそうな勢いですから、登山道から1mほど離れた場所までがやっと。
ズボン、ズボン下、尿漏れ専用パンツを脱がすのを手伝います、と言うか、僕が脱がしてあげます。
でも、さっちゃん、せっかく脱いだのをまた穿こうとするじゃあありませんか!
「え、え、え! おしっこするんでしょ! 穿いちゃったら駄目じゃない!」と、また下に降ろして腰も降ろさせようとする僕。
するとさっちゃん、「もうした」と。
どうやら尿意はないようです。
尿漏れパッドを見ても、おしっこをしたようには見えません。
でもまあ、落ち着いてる雰囲気ですから、大丈夫ではあるようですね。
おしっこはしなかったのか、少しは漏らしたけど尿漏れパッドに吸収されてよく分からなかったのか、どっちでしょう?
人がよく通りますから、きちんと確認することも出来ませんでした。

2回目は辛垣(からかい)城址の説明板の真ん前。
その時もいきなりの尿意の訴えで、同様に慌てて少し遠くへ連れて行こうとしますが、さっちゃんはその場で脱いでしまいます。
今回はおしっこが出ました。
さっちゃんが脱いでいる最中に男性ハイカーがひとり、すぐ脇を通り抜けて行きました。
チラリとお尻くらいは見られたかもしれませんね。
彼には説明板を読めなくしてしまって可哀想でした。

その後は問題なく(山行としては問題もありましたが)下山、帰宅しました。
このウィスパーの尿漏れパッドは1枚44円ほどかかるんですね。
医療費控除の対象にもなっているようですが。
今回もその効果のほどは確認できず、まあそれはそれでメデタイことです。
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2016年の忘事録/ひとりで料理を作れなくなりつつあるようですね

2019-12-28 22:38:49 | 2016年の忘事録
忘事録とは忘れた事の記録です
また思い出すこともあるでしょうが
忘れるよりも もっと
新しい思い出を
作ればいいのです


この忘事録カテゴリーの文章はほぼその日付当時メモした文章のままこのブログに載せています)

2016年1月18日

料理のパターンが醤油味のだし汁で煮物を作るワンパターンになって来ている。自分でもいろいろな料理ができなくなっていると自覚している。豚肉を焼くだけの場合も具体的に何で焼くのか(フライパンで)、味付けは? 等、すぐに思い出せない様子。
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改めて言われてみると、確かにそうではあるけれど・・・・

2019-12-27 23:51:37 | 些細なことだけど
一昨日のことですが、さっちゃんのすぐ下の妹さんからお歳暮が届いていました。
どういう風の吹き回しなんでしょうか? お歳暮なんて初めてのことです。
早速、お礼の電話を入れました。
2回ほど繋がらなかったので、彼女の方から電話がかかって来ました。
さっちゃんは寝てしまっていたので、僕と妹さんとで少しだけ話しました。

彼女も、もう何年前になるでしょうか? 十何年前だったでしょうか?
ご主人が脳梗塞で倒れ、後遺症が残ったものですから、それ以降ご主人を介護する生活が続いているのです。

「さっちゃんはどう? 元気?」
「元気ですよ。でも、こういう病気ですからね。少~しずつ出来ないことが増えて来ますよね」
「そうよね。貴方も大変でしょ。体は大丈夫?」
「ええ、元気ですよ」
「でもね、ずうっと束縛されているから大変よね」


彼女が“束縛”という言葉を発した時、僕はちょっとドキッとしました。
電話が終わって、心の中で反芻しました。
・・・・束縛ね~ぇ・・・・確かに束縛ではあるけれど・・・・
彼女も献身的にご主人を介護している方ですから、その“束縛”という言葉には色々な意味合いが含まれているはずです。

でも、僕はちょっと違うイメージを抱きました。
そもそも結婚生活自体が“束縛”だもんなぁ。
相手の人格を貶めるような“束縛”でなければ、こんな“束縛”は悪いけど、別の“束縛”ならいい、なんてことはないはず。
確かに今は時間的、肉体的、行動的、いろんな面で“束縛”されているのは確か。
デイサービスやショートステイも僕自身を“束縛”から解放する、そんな側面があることも確か。
ただ、今のこの“束縛”も長~い結婚生活の中のひとつの時期に過ぎないと思うんですよね。
夫婦は互いに“束縛”しあっていて、今の僕の介護生活もその“束縛”のひとつの形に過ぎない、と。
恐らく、僕はさっちゃんに言われたことはないけれど、僕がさっちゃんを“束縛”していたこともたくさんあるはず。

長~い目で見れば、今のこの瞬間振り子が僕の方に振れて来ているだけ、そんな気がするんです。
それに、さっちゃんに僕からしてあげること、こんな体験は滅多に出来ることではありません。
辛かったり、きつかったりすることもありますけれど、僕の心は確実に成長していると感じますしね。
ある意味、僕にとっては非常に豊かな時間が流れているのです。
この年齢になって、初めて「大人になりつつある」ような気もします。

さっちゃんの妹さんが発した“束縛”という言葉で、いろいろと考えさせられたこの三日間でした。
ちなみに、お歳暮はイタリアの赤ワイン2本でした。
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さっちゃんとスター・ウォーズ最新作を観てきました

2019-12-26 23:53:04 | 映画
さっちゃんには前から「観に行こうね」と伝えていた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を今日観てきました。
お昼ころ、さっちゃんに「今日は映画を観に行こうね」と言うと、
「嬉しい~!」と珍しくさっちゃんがはしゃいだ声で喜びました。
こんな反応があるとは予想してなかったので、僕もとっても嬉しくなってきます。

着替えをし、歯磨きをし、髪の毛を梳き、いちばん大切なトイレに入ります。
尿漏れパッドを使おうかとも考えましたが、トイレタイムを忘れずに取りさえすれば大丈夫と、普段のままで行くことにしました。

隣り駅なのですが、いつも歩いて行く映画館、40分ほどで到着しました。
入場するまでの待ち時間でちょっとした用事を済ませて映画館に戻ってくると、さっちゃんに聞きます。
「トイレに入る?」「おしっこする?」
僕としては念のために入って欲しかったんですが、さっちゃんの答えは明確なNO。
本編の上映時間だけでも2時間以上あるので心配なのは山々ですが、まあ何とかなるでしょう。

映画の内容自体がさっちゃんに理解できているとは思えないんですが、楽しめないことはないと思いますね。
その証拠に、最後までスクリーンに視線を送り続けていましたから。
映画に集中できなくなったりしたら、僕に話しかけてきたりするはずですからね。

映画が終わって、映画館の多機能トイレに二人で入りました。
さっちゃんよりむしろ僕の方がギリギリで我慢していました。

映画館を出て、歩きながら「今日の映画は面白かった?」と僕が聞くと、さっちゃんはキョトンとしています。
「いま、映画を観てきたでしょ?」と言うと、さっちゃんはきっぱりと「観てないよ」と。
もうすっかり映画を観たことを忘れたようですね。
でもまあいいです。
どうせ遅かれ早かれ忘れるのは確実ですから。
楽しく観ていたことは、恐らく確かだと思うんで、それだけで充分僕にとっては嬉しいこと。

すでに日没時刻は過ぎていましたから、今晩の食事は外食です。
この街でいつも入るネパール料理店『dio』でディナー。
ナンもおかずも食べたことのないメニューばかり注文しました。
中でも、スープモモは初めて知りました。
ネパールにもあるんでしょうかね? 
水餃子からヒントを得て工夫したんじゃないですかね?

さっちゃんも美味しそうに食べていました。
ストローの使い方をまたまた教えたり、マトンの炒め物はさっちゃんには硬かったようで、小さくナイフで切り分けたりしましたがね。
さっちゃんはラッシー、僕はインドワインをグラスで2杯、ふたりとも満腹になりました。
それで3400円でしたから、安いですよね!

帰りは暗い中を再び歩いて帰宅。
7時半くらいだったと思いますが、さっちゃんはすぐに布団の中へ。
そのままぐっすりと寝てしまいました。
僕はテレビを見たり、こまごまとした用事を片付けたりして、いま夜中。
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さっちゃんにとってスリッパはとても気になる存在のようです

2019-12-25 23:52:33 | 面白いこと
我が家では各自のスリッパを使っています。
畳の部屋がひと部屋あるんですが、そこ以外は板のフローリングなので、そこで履くためのスリッパなんです。
でも、さっちゃんはそんな区分けなんて気にしません。
どこへでもスリッパを履いて歩き回ります。
つまり、畳の部屋もスリッパを履いたまま歩くんです。
最初のころは僕はそんなさっちゃんに注意の言葉を投げかけていました。
スリッパに手をかけて、脱がせたことも多々ありました。
でも、何度言ってもまったく直らないので、僕も諦めてしまいました。
最近では、さっちゃんには畳とフローリングの違いは無いかのような振る舞いが常態となってしまっています。

まあ、こんなことは僕がそれに慣れてしまって気にしなくなりさえすればいいことです。
でも、さっちゃんのスリッパに対するこんな扱いは本当に困りもの。
それは何かというと、さっちゃんはスリッパを履かなくても平気だということ。
僕はまったく潔癖症ではありませんから、毎日床を掃除するような几帳面さは持ち合わせていません。
むしろ他人様が見たならば、「もう少し頻繁に床掃除しろよ」と思うに違いありません。
スリッパさえ履いていれば床が少々汚れていても大丈夫、そんな考えに馴染みを抱く僕の方がちょっと変なのかもしれませんがね。
スリッパをさっちゃんが履いていないと、僕としてはかなり気になるんですよ。

でも、さっちゃんがスリッパを履かないことが多くなるのには理由があるんです。
それはさっちゃんのスリッパの扱い方、スリッパに対してだけなんですが、どうも特別扱いしている風なんです。
自分のスリッパを脱ぎっ放しにするのではなく、揃えて持って枕元に置いたりするんです。
置く場所は枕元ばかりではありません。
布団の脇だったり、椅子の上だったり、タンスの上だったり、テーブルの上だったり、
衣服の上だったり、玄関で他の靴と並べて置いたり、・・・・本当にさまざま。

そのたびに僕は畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置きます。
僕もまだ、さっちゃんが畳の部屋へスリッパで入った際に「スリッパは脱いでね」と言うことがあります。
着替えさせたりする際はスリッパを履かれていては邪魔ですからね。
さっちゃんが自主的に畳の部屋に入ったところでスリッパを脱いで置くこともけっこうあります。
そんな時、スリッパは畳の上に揃えてあります。
僕はそれも畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置き直します。
畳の上にあったままでは、さっちゃんがフローリングの部屋へ移る際にスリッパを履き忘れてしまうからなんです。

さっちゃんのスリッパを畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置く作業を毎日10回以上してるはず。

また、トイレにはトイレ専用のスリッパがあるんですが、さっちゃんはそれを使いません。
自分のスリッパを履いたままトイレに入ります。
僕もトイレ内でさっちゃんの介助をする際には自分のスリッパを履いたままですから、トイレ用スリッパは必要ないかもしれませんね。
ずいぶん昔から、僕も自宅では座って小用を足していますから、お客様用スリッパしか必要ないのかもしれません。

さっちゃんが家にいる時に、もっとも手で持つことが多いモノがスリッパなんです。
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さっちゃんと二人でクリスマスケーキを食べました

2019-12-24 23:43:01 | 生活の一場面
今日のさっちゃんは朝から夕方までデイサービス。
今日はデイサービスではクリスマス会が催されたようですね。
先週はクリスマスリースを作りましたが、今日は小さなクリスマスケーキの飾り物を作ったようです。
デイサービスから帰って来た時の、今日のさっちゃんの顔はどこかキョトンとした感じ。
涙はありませんが、笑顔があるわけでもなく、8時間ぶりに会った僕の顔を見て、不思議に思ってるのでしょうか?
さっちゃんからクリスマス会の様子を聞くのはまったく無理ですから、送り迎えの短時間でスタッフさんから聞いた内容しか分かりません。

スタッフさんと別れて、部屋に戻り、さっちゃんにはおしっこをしてもらいます。
そしてすぐに、散歩に出かけました。
デイサービスでは多かれ少なかれストレスを抱えて帰って来てるはずですから、
さっちゃんの場合は、そんなストレスが歩くことによって解消というか、普段のさっちゃんに戻れるようなんです。
いつものコース、多摩川の土手を歩く1周30分くらいのお散歩コースです。
もう陽は沈んでいますから、家に戻るころは真っ暗でしょうね。

今日のデイサービスでは、さっちゃんはクリスマスケーキも食べたんだそうです。
それならもういいかな? 今年はクリスマスケーキを食べなくてもいいかな? と僕は考えていました。
でも、散歩しながら「やっぱり、さっちゃんと二人でクリスマスケーキを食べよう!」
そんな気持ちがたかまって来たんです。
昔はちゃんとしたケーキを買ったりしていました。
それを2、3日かけて食べてました。
まあ、そんなに大きなケーキは要りません、小さなケーキで十分。

散歩の帰り道、ちょっとコースからそれてコンビニに行きました。
コンビニで一番小さなクリスマスケーキを買いました。


▲コンビニで買ったタルトのクリスマスケーキ。


▲さっちゃんはクリスマスのことは理解できていません。笑顔も浮かびません。でも、この撮影の後、2枚のお皿に分けて、さっちゃんも美味しそうに食べていました。
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2016年の忘事録/さっちゃんはまだ、その日の出来事や家までの帰り道を覚えられたのですね

2019-12-22 23:52:41 | 2016年の忘事録
忘事録とは忘れた事の記録です
また思い出すこともあるでしょうが
忘れるよりも もっと
新しい思い出を
作ればいいのです


この忘事録カテゴリーの文章はほぼその日付当時メモした文章のままこのブログに載せています)

2016年1月12日

今年最初の書道の日、以前はバスで行っていたのだが、いまいち自信がないようで、電車にする。
しかし、乗る方向が逆で、それに気付いて降り、反対側の電車に乗ったようだ。何駅で乗り換えたかは覚えていない。
結果、書道には遅刻。あまり慣れていない先生なので、続けて行きたくなさそうな雰囲気。自己紹介をしたのか? 「どこから来てるのですか?」と聞かれ、答えることが出来ずに戸惑っていると、さっちゃんのことを知っている人が「H島です」と言ってくれたらしい。
帰りは長い距離を歩いて帰ったようだ。
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さっちゃんは朝早く起きられなくて、今日の山歩きは中止となりました

2019-12-21 23:57:55 | 山登り
今日は僕の山仲間のSS木さんが実に久し振りに山へ入ると知りました。
僕は下山後にSS木さんたちと合流しようと、近くの山域をさっちゃんと登る計画を立てたのです。
SS木さんは闘病生活中なんですが、普通にYYDの仲間と標高差1200mもあるコースを歩くのです、凄いですよね。
ここのところ僕とさっちゃんは青梅市街地の北部に広がる丘陵地帯(青梅丘陵)ばかりを歩いていました。
でも、そこはいちばん高い山でも500mありませんから、今日登る山はさっちゃんの体力で大丈夫かどうか心配でした。
まあ、時間や体力的に難しそうなら、無理せずに引き返してくるつもりではありましたがね。

今年5月に歩いたハンノキ尾根を登る予定だったのですが、その時ですら下山時刻は5時でした。
それから7ヶ月が経ち、さっちゃんの体力も徐々に落ちてきていますし、気力はもっと低下しているように感じます。
朝は同じスタート時間ですから、到底今の日没時間内には下山できそうにありません。
少なくともハンノキ尾根の稜線部に辿り着ければいいかな、と思っていました。

そんなこんなをいろいろ頭の中で巡らせながら、前の晩にさっちゃんと僕のザックの中身の準備をしました。
朝は5:30起床ですから、さっちゃんには出来る限り早く寝て欲しかったんですが、なかなか寝てくれません。
昨日はデイサービスの日ですから、朝は早かったですし、帰宅後もそれほど寝ているわけではありません。
5分だったり10分だったり30分だったりと、間隔は定まりませんが、布団に入ったと思ったらしばらくするとまた起きて出て来ます。
それが9時台10時台11時台と繰り返されます。
そのたびに僕はさっちゃんを再び布団に戻す算段を工夫しなくてはなりません。
僕自身も翌日の山歩きの準備やら家事やらを済まさなければなりませんし、さっちゃんと一緒に寝てあげる余裕はないのです。
さすがに僕もイライラして、さっちゃんに大きな声を浴びせてしまいます。
「早く寝なさい!」とか「寝ないんなら、起きてたら!」とか「僕は寝るから、いつまでも起きてな!」とか。

そして今朝、僕は5:30起床、さっちゃんを6時前には起こします。
さっちゃんは明らかに眠たそう。
1日に10~12時間は軽く寝ているさっちゃんにとって、6時間の睡眠は短か過ぎるのでしょうね。
普段なら一発で起き上がるさっちゃんがまた布団の上に倒れこみます。
二度目に何とか立ち上がらせました。
寝巻を脱がせ、山のアンダーウェア、中間着、ウールのシャツまで着せました。
すると、さっちゃんはそのまままたもや布団の中へ入ろうとします。
見るからに眠たくて仕方がない様子。
「山へは行かないの!?」とさっちゃんに強く問いかけます。
耳元で大きな声で「山へは行かないんだね!?」と再び問いかけます。
「行かない」、そんな意味の言葉を何やら言っているようですが、見るからに起きて駅まで歩いて行ける状態ではありません。

僕は諦めました。
着せた山の服を急いで脱がせ、寝巻を着せて、布団の中へ導きました。
山行中止を会に報告し、僕自身ももう一度寝ることにしました。

目覚めると、9時ころでした。
夜になって、SS木さんたちの山行写真を見ましたが、樹氷が美しかったんですね。
さっちゃんは睡眠不足のままで起きて行動するのは難しいということが分かりました。
そんな計画の場合には前日、前々日から睡眠不足にならないよう用意周到に準備しておかなければならないようですね。
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さっちゃんも僕も4ヶ月ぶりの岩トレ、そして山仲間との交流でした

2019-12-18 23:43:16 | クライミング
僕の所属する山岳会の若手ホープK野さんが、さっちゃんと僕とが一緒に参加できるように
天覧山での岩登りトレーニングを計画してくれました。
4ヶ月少し前には真夏の暑い盛りに僕は同じ天覧山での岩トレを計画し、K野さんも参加して手伝ってくれました。
冬場の岩トレシーズンに入って、僕も計画したいのは山々なんですが、さっちゃんのこともあるので安易には計画できません。
と言うのも、さっちゃんの堪え性がどんどん失われていっていますから、
退屈したり寒かったり気分が乗らなかったりするだけで、「帰ろうよ」と言い始めるからです。
それでは、岩トレのリーダーとしては責任を持っての計画ができません。

さっちゃんと僕ふたりだけなら、ゆっくりな計画を立てるんですが、やる気満々のK野さんですから、しばれる冬の朝なのに早い!
陽の上るずいぶん前に起床して、天覧山のある埼玉県飯能市に向かいました。
K野さんには前もってメールして、少し遅れて行くと言っておきました。
さっちゃんと僕が到着するころにはトレーニングがスタートしかけていましたね。
8月にも一緒にここで岩トレしたN村さんが「さっちゃん、おはようございます」と明るく挨拶してくれました。
さっちゃんはまだ状況が飲み込めていないようで、返事もせずにぼ~っとしています。

ザックを下ろして、僕たちは遅い朝食。
僕は時々立ち上がって、トレーニングしている初心者にアドバイスします。
今日の面子はK野さんとさっちゃんと僕の他は3人、岩登り初めての人が1人と2回目の人が2人といった構成。
僕は食べ終わると、この岩場のトラバースを1往復したり、自分なりにトレーニング。
このトラバースはRCCⅡグレードでなら5級でしょうか? デシマルなら5.7かな?


▲ずうっと岩場に背を向けて座っていたさっちゃんを立たせてみんなのトレーニングを見るようにしました。でも、すぐに飽きてしまうようで、そのうち「帰ろうよ」が始まりました。


▲K野さんに了解をもらって、重い登攀用具は置いて、隣りの山までハイキングに出かけました。


多峯主山(とうのすやま)山頂です。まだ笑顔はあんまりありませんが、少しずつ楽しい気持ちも芽生え始めているようですね。さっちゃんは歩くのが大好きです。


▲お昼過ぎて岩場に戻ってくると、少し昼食を食べてからさっちゃんも岩登りさせました。ハーネスを装着するときも、岩場の前に立たせたときも、不本意なんだっていう雰囲気で「自分は登ったりしない」っていうムード全開でした。でも、しぶしぶながら登り始めると、そのことに集中している様子。ただただ上へ攀って行きます。岩登り未経験者よりも下手になってるさっちゃんですが、魂の奥にはかつてのクライマーの熱い魂がまだまだ残ってるようですね。


▲N村さんがとってくれた写真です。さっちゃんは僕がすぐそばにいないと不安になってしまうようで、それにいろんな指示も言葉では伝わりませんから、僕が確保しながら同時に登っていくシステムを取らざるを得ません。数メートルの高さしかない天覧山だからできるやり方ですし、他のメンバーには「絶対にやってはいけない、顰蹙もののビレイだよ」と教えています。右が僕で左がさっちゃんですね。傾いたままなので、90°横にして見てください。

陽が西に傾いてくると、冬の寒さが急に身に沁み始めますから、いつもより早めにトレーニングを切り上げることに。
少しむずかり始めたさっちゃんの様子を見て、K野さんが気を利かしてくれたんだと思います。
いつもの蕎麦屋さんに入って、今日の岩トレの反省会(?)。
僕は地酒の『天覧山』、さっちゃんはオレンジジュース、他のメンバーはビールです(ほぼ下戸の方が1名)。
僕自身も山仲間と飲みながら山の話題に花を咲かせるのは8月以来のこと、実に楽しく、はしゃいだ気分になりました。
さっちゃんも笑顔がたくさん出ていましたね。
話題には付いて来れませんし、内容も理解できていないでしょうけれど、皆と一緒のこの雰囲気が楽しいんでしょうね。

帰宅して夜、布団の中のさっちゃんに「今日は楽しかった?」と聞くと、「楽しかったよ」と言ってました。
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