さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは朝早く起きられなくて、今日の山歩きは中止となりました

2019-12-21 23:57:55 | 山登り
今日は僕の山仲間のSS木さんが実に久し振りに山へ入ると知りました。
僕は下山後にSS木さんたちと合流しようと、近くの山域をさっちゃんと登る計画を立てたのです。
SS木さんは闘病生活中なんですが、普通にYYDの仲間と標高差1200mもあるコースを歩くのです、凄いですよね。
ここのところ僕とさっちゃんは青梅市街地の北部に広がる丘陵地帯(青梅丘陵)ばかりを歩いていました。
でも、そこはいちばん高い山でも500mありませんから、今日登る山はさっちゃんの体力で大丈夫かどうか心配でした。
まあ、時間や体力的に難しそうなら、無理せずに引き返してくるつもりではありましたがね。

今年5月に歩いたハンノキ尾根を登る予定だったのですが、その時ですら下山時刻は5時でした。
それから7ヶ月が経ち、さっちゃんの体力も徐々に落ちてきていますし、気力はもっと低下しているように感じます。
朝は同じスタート時間ですから、到底今の日没時間内には下山できそうにありません。
少なくともハンノキ尾根の稜線部に辿り着ければいいかな、と思っていました。

そんなこんなをいろいろ頭の中で巡らせながら、前の晩にさっちゃんと僕のザックの中身の準備をしました。
朝は5:30起床ですから、さっちゃんには出来る限り早く寝て欲しかったんですが、なかなか寝てくれません。
昨日はデイサービスの日ですから、朝は早かったですし、帰宅後もそれほど寝ているわけではありません。
5分だったり10分だったり30分だったりと、間隔は定まりませんが、布団に入ったと思ったらしばらくするとまた起きて出て来ます。
それが9時台10時台11時台と繰り返されます。
そのたびに僕はさっちゃんを再び布団に戻す算段を工夫しなくてはなりません。
僕自身も翌日の山歩きの準備やら家事やらを済まさなければなりませんし、さっちゃんと一緒に寝てあげる余裕はないのです。
さすがに僕もイライラして、さっちゃんに大きな声を浴びせてしまいます。
「早く寝なさい!」とか「寝ないんなら、起きてたら!」とか「僕は寝るから、いつまでも起きてな!」とか。

そして今朝、僕は5:30起床、さっちゃんを6時前には起こします。
さっちゃんは明らかに眠たそう。
1日に10~12時間は軽く寝ているさっちゃんにとって、6時間の睡眠は短か過ぎるのでしょうね。
普段なら一発で起き上がるさっちゃんがまた布団の上に倒れこみます。
二度目に何とか立ち上がらせました。
寝巻を脱がせ、山のアンダーウェア、中間着、ウールのシャツまで着せました。
すると、さっちゃんはそのまままたもや布団の中へ入ろうとします。
見るからに眠たくて仕方がない様子。
「山へは行かないの!?」とさっちゃんに強く問いかけます。
耳元で大きな声で「山へは行かないんだね!?」と再び問いかけます。
「行かない」、そんな意味の言葉を何やら言っているようですが、見るからに起きて駅まで歩いて行ける状態ではありません。

僕は諦めました。
着せた山の服を急いで脱がせ、寝巻を着せて、布団の中へ導きました。
山行中止を会に報告し、僕自身ももう一度寝ることにしました。

目覚めると、9時ころでした。
夜になって、SS木さんたちの山行写真を見ましたが、樹氷が美しかったんですね。
さっちゃんは睡眠不足のままで起きて行動するのは難しいということが分かりました。
そんな計画の場合には前日、前々日から睡眠不足にならないよう用意周到に準備しておかなければならないようですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする