さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんにとってスリッパはとても気になる存在のようです

2019-12-25 23:52:33 | 面白いこと
我が家では各自のスリッパを使っています。
畳の部屋がひと部屋あるんですが、そこ以外は板のフローリングなので、そこで履くためのスリッパなんです。
でも、さっちゃんはそんな区分けなんて気にしません。
どこへでもスリッパを履いて歩き回ります。
つまり、畳の部屋もスリッパを履いたまま歩くんです。
最初のころは僕はそんなさっちゃんに注意の言葉を投げかけていました。
スリッパに手をかけて、脱がせたことも多々ありました。
でも、何度言ってもまったく直らないので、僕も諦めてしまいました。
最近では、さっちゃんには畳とフローリングの違いは無いかのような振る舞いが常態となってしまっています。

まあ、こんなことは僕がそれに慣れてしまって気にしなくなりさえすればいいことです。
でも、さっちゃんのスリッパに対するこんな扱いは本当に困りもの。
それは何かというと、さっちゃんはスリッパを履かなくても平気だということ。
僕はまったく潔癖症ではありませんから、毎日床を掃除するような几帳面さは持ち合わせていません。
むしろ他人様が見たならば、「もう少し頻繁に床掃除しろよ」と思うに違いありません。
スリッパさえ履いていれば床が少々汚れていても大丈夫、そんな考えに馴染みを抱く僕の方がちょっと変なのかもしれませんがね。
スリッパをさっちゃんが履いていないと、僕としてはかなり気になるんですよ。

でも、さっちゃんがスリッパを履かないことが多くなるのには理由があるんです。
それはさっちゃんのスリッパの扱い方、スリッパに対してだけなんですが、どうも特別扱いしている風なんです。
自分のスリッパを脱ぎっ放しにするのではなく、揃えて持って枕元に置いたりするんです。
置く場所は枕元ばかりではありません。
布団の脇だったり、椅子の上だったり、タンスの上だったり、テーブルの上だったり、
衣服の上だったり、玄関で他の靴と並べて置いたり、・・・・本当にさまざま。

そのたびに僕は畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置きます。
僕もまだ、さっちゃんが畳の部屋へスリッパで入った際に「スリッパは脱いでね」と言うことがあります。
着替えさせたりする際はスリッパを履かれていては邪魔ですからね。
さっちゃんが自主的に畳の部屋に入ったところでスリッパを脱いで置くこともけっこうあります。
そんな時、スリッパは畳の上に揃えてあります。
僕はそれも畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置き直します。
畳の上にあったままでは、さっちゃんがフローリングの部屋へ移る際にスリッパを履き忘れてしまうからなんです。

さっちゃんのスリッパを畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置く作業を毎日10回以上してるはず。

また、トイレにはトイレ専用のスリッパがあるんですが、さっちゃんはそれを使いません。
自分のスリッパを履いたままトイレに入ります。
僕もトイレ内でさっちゃんの介助をする際には自分のスリッパを履いたままですから、トイレ用スリッパは必要ないかもしれませんね。
ずいぶん昔から、僕も自宅では座って小用を足していますから、お客様用スリッパしか必要ないのかもしれません。

さっちゃんが家にいる時に、もっとも手で持つことが多いモノがスリッパなんです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さっちゃんと二人でクリスマ... | トップ | さっちゃんとスター・ウォー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

面白いこと」カテゴリの最新記事