さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

日曜日にコロナワクチンを接種して来ました

2023-10-26 12:50:40 | 新型コロナウイルス

新型コロナが5類になってから、日本における感染状況が分かりにくくなっています。

でも、それなりに蔓延しているようです。

いま流行しているタイプのウイルスは重症化はしにくいのでしょうけれど、高齢者にとってはどうなんでしょうね?

どちらにしても、万が一コロナに感染するとさっちゃんとの面会に支障が生じます。

可能な限り感染しないに越したことはありません。

 

10月22日の日曜日、7回目の新型コロナワクチンを接種しました。

2年4ヶ月間で7回ですから、5~6ヶ月おきに接種して来たのですね。

(最初の2回は1ヶ月も空けないで接種しましたからね)

最初は熱も出たのですが、それ以降は倦怠感だけでした。

でも、動く気にならないほどの倦怠感で、翌日は毎回丸つぶれでしたね。

ところが今回は、倦怠感がさほどありません。

ほんの少し熱っぽい感じもあって、まったく快調というわけではありませんが、普通に生活できました。

 

最近気づいたのですが、自分の嗅覚が衰えているようです。

先日、金木犀の横を通ったのですが、満開の黄色い花がまったく匂わないのです。

一緒に歩いていたW科さんは「凄くいい香りがするよ」と言います。

僕にはまったく匂いません。

ちょっとショックでした。

コーヒーの焦げたような臭いは毎朝感じていたので、嗅覚が衰えていることに気付きませんでした。

いま、ワインを嗅いでみたのですが、あまりよく分からないですね。

高齢のせいでしょうか?

新型コロナワクチン接種の副作用なのかもしれません。

副作用ならいつか回復するのかもしれません。

 

嗅覚ついでに、他の感覚についてもまとめておきたいと思います。

視覚に関しては、緑内障がありますから、よく見えないことが多々ありますね。

聴覚ですが、高音が聴き取り辛いようです。

鳥の専門家と山へ行くと、彼が「今のあの鳴き声、聞こえる?」と言われても聞こえていないことがあります。

彼の鳥仲間の中にも、高齢のせいで高音で鳴く鳥の声が聞こえなくなったりするそうです。

面会前に、必ず体温を計るのですが、時間が来てピ~ピ~と鳴る体温計の音が僕には聞こえません。

いつも、体温計を渡してくれた事務の方が「もう鳴りましたよ」と教えてくれます。

高齢者向けの低音で鳴る体温計を販売してもらえると有難いですね。

味覚に関しては、まだ何も異常には気付いていません。

気付いていないだけで、衰えはあるんでしょうね。

 

嗅覚情報、視覚情報、聴覚情報、味覚情報、・・・・、さまざま自分に入って来る情報量が少なくなって来ると、脳への刺激が減ってしまうのでしょうね。

脳の活動量が減少すれば、脳の活性度も低下するんでしょうね。

認知症にもつながるのかもしれません。

可能な限り、脳にも刺激を与え続けたいと思っています。

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面会予定が急に決まりましたから、僕ひとりで面会に行って来ました

2023-10-21 21:35:55 | 面会

10月の前半は僕の左足大腿部のことでバタバタしていましたから、面会に行くことが出来ませんでした。

少し遅れましたが、19日の木曜日面会が出来るようになりました。

時間もこれまでよりは遅い16時からです。

それも前日に決まりましたから、僕ひとりでの面会になりました。

 

▲15:59。自身の贔屓目かもしれませんが、さっちゃんは目を大きく見開いて僕を見てくれます。僕と会っていない時のことは知らないのですが、「あ~う~」と僕に喋りかけてくれている気がします。

 

僕はさっちゃんの左手を持って、指で擦り続けます。

そして、「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん」と呼び続けます。

「元気にしてた~ぁ? 僕のこと覚えてる~ぅ?」など、様々喋りかけます。

さっちゃんのに僕のをくっつけたりします。

本当はキスをしたり、抱きしめたりしたいのですが、さすがにそこまでは出来ません。

僕の顔をさっちゃんに急接近させると、さっちゃんはびっくりしたような声をたてることもあります。

怖く感じたのか、目を瞑ることもあります。

あまり驚かさないように、ゆっくりと僕の顔を近づけることにしました。

 

▲16:00。この日はこれまでで一番遅い時間帯の面会でした。そのせいでしょうが、さっちゃんは夕食中でした。胃瘻を通じての栄養補給が行なわれている最中でした。

 

20分間くらいの短い面会時間です。

その時間はすぐに経過してしまいます。

さっちゃんは面会の時に何を感じているのでしょうね?

 

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僕の左足大腿部のこと

2023-10-18 00:02:34 | 粘液型脂肪肉腫

2023年10月11日(水)、H村整形外科に行きました。

この病院は一昨年くらいだったか、僕のテニス肘(テニスはしませんけども)を治療してもらった病院です。

 

整形外科病院で診てもらおうと思うに至った経緯ですが、1年前だか2年前だか、左大腿部の膨らみに気が付きました。

ただ、ずっとそれを筋肉の発達だと思っていました。

と言うのも、さっちゃんが1998年2月右足脛骨骨折の大怪我をし、1999年4月28日登山を再開するわけなんです。

そんなさっちゃんと僕は一緒に登山を続けてきました。

さっちゃんは右足が弱くなっていて、130度くらいまでしか膝も曲がりません。

ですから、僕はその後ずっと、さっちゃんが歩き易いように気遣いながら、歩き方を選んできていました。

さっちゃんの気持ちになって、弱い右足を庇いながら歩く習慣が知らず知らずのうちに僕も身に付いてしまっていました。

と言う訳ですから、僕の左足には右足以上の負荷がかかり続けるのです。

左足の筋肉が発達しても当然だと思っていたのです。

 

そして、1~2年前のある日、ふと左足太股を触ってみて、その膨らみに初めて気付きました。

ですから、そんな筋肉の膨らみがあっても全く異常だとは思いませんでした。

今年の7月末のこと、YYDの仲間の鍼灸師・H田さんに太股を触ってもらった時に、H田さんが「筋肉なのかな~?」って言ったんです。

僕はそれまで筋肉だとしか思っていませんでしたから、H田さんのその言葉はとても気になったんです。

それ以降、9月下旬から猛暑も終わり涼しい日も出始めたころからでしょうか?

何となく違和感も感じられるようになって、ネットで調べたりもしました。

軟部肉腫という「がん」の一種に調べが至り、これは診断を受けるしかないと思ったのです。

 

この日の午前中は眼科に行きましたから、午後になってH村整形外科に行きました。

俯せになって、最初に看護師さんが見ると、「凄く腫れてるわね~」と言います。

その後、お医者さんが診て、「これは大変だ」という雰囲気。

もちろん、医師ですからそんなことは発言しませんけれど、患者としては敏感になっていますから、容易に察知できます。

僕が「軟部肉腫の可能性もありますよね」と振ると、最近診た同病の患者さんのことを話してくれます。

短期間でその腫瘍が数倍に大きくなったそうです。

 

その後、レントゲン撮影をし、再度呼ばれて画像を見ての所見を語ってくれました。

軟部肉腫か否かは断言は出来ませんが、それらしき影が映っているようです。

さらには骨にものようなものが幾つかあって、「この腫れに圧迫されて出来たのかも」と言うことです。

MRI検査を行なうことになりました。

H野市の健診センターを翌12日の夕刻に予約してくれました。

車で自宅まで迎えに来てくれるそうです。

 

2023年10月12日(木)、お昼過ぎに入浴し、16時前に来てくれる予定の連絡を待っていました。

15時52分に電話が入り、すでに車はアパートの前に停まっているみたいです。

H野市の健診センターまで無料の車で出迎えてくれるとは、素晴らしいサービスですね。

国か都の予算が使われているのでしょうか?

 

健診センターに到着すると、紹介状と保険証を出し、問診票に記入します。

その後、医師の問診を受けましたが、これは形式的なもののようですね。

続いて、小部屋で検査着に着替えてから、MRIの撮影室に入りました。

撮影技師の方が「腫れているのはどこですか?」と聞くので、左足の太股を指します。

技師の方が左足太ももを触ると、「大きいね」と言います。

見る人、触る人、皆が「大きい」と言います。

あまり気持ちのいいものではありませんね。

 

MRIは初体験ですけれど、かなりうるさい音を立てるんですね。

ぐ~~~、が~~~、ぴ~~~、ご~~~、

ありとあらゆる騒音が並びます。

写真で見る白くてつるっとした筒状の先端機器というイメージとは真逆のうるささでした。

その騒音から耳を守るためのヘッドフォンも貸してくれました。

15分間ほどだそうですが、その間じっとしていなければなりません。

さほど苦痛ではありませんけれど、騒音を聞き続けるのは嫌ですね。

▲17:12。病院の用意している検査着に着替える小部屋に掛けられていました。他に、ロッカー、椅子、低い棚、ゴミ屑箱などがありました。

 

費用は5020円、やっぱりMRIとなると、高額ですね。

MRIの検査データ(CD‐ROM)も受け取っています。

H村整形外科に検査結果の報告も届くようですから、数日後に検査データを携えてH村整形外科に訪れなければなりません。

帰りも無料で送ってくれました。

来る時のように、ここの健診センターの車ではありませんでしたが、タクシーを呼んでくださって、タクシー券で送ってくれました。

 

14日(土)は天覧山で岩トレ、16日(月)は日和田で岩トレしました。

ですから、2023年10月17日(火)H村整形外科へ行きました。

待合室には多くの患者さんがいて、前回もそうでしたが、呼ばれるまでに1時間以上かかります。

午後に行きましたから、全部が終了して帰路に着いたのは今回も日没後でした。

 

やっと呼ばれて診察室に入ると、僕の左足大腿部の画像が3枚だったかPCに映し出されていました。

その画像を指し示しながら、MRI検査報告書に書かれている内容を説明してくださいました。

以下が、このMRI検査報告書の所見の文面です。

大腿二頭筋と半膜様筋の筋間に長径19cm弱の腫瘤性病変を認めます。

腫瘤はT1WIで筋肉より低信号、T2WIで著明な高信号を呈し内部に隔壁様構造が見られます。

脂肪抑制はされません。

隣接する筋肉などに異常信号は見られません。

粘液腫としては周囲に浮腫性変化が見られず、脂肪肉腫など悪性腫瘍としては均一な信号で拡散低下も目立ちません。

海綿状血管腫が考えやすい所見です。

診断:海綿状血管腫の疑い

▲とにかく患部のでっかいことに驚きますね。これの切除手術をするのでしょうか? それはそれで、大変そうですね。

 

とにかくホッとしました。

もちろん、この所見は疑いがあるという段階ですから、確定した訳ではありません。

生検もしなければならないと思います。

でも、取り敢えずは悪性腫瘍(=がん)だとの所見が出なくて、本当にホッとしました。

99%がんに違いない、と予想していましたから。

さっちゃんよりも僕の方が先に死ぬのかもと考え、その場合にはどんな準備やら手回しをしておかなければ、とか考え始めていました。

さっちゃんよりも先立つことだけは残念、無念な心持ちでしたね。

まあ、もう少しは生き延びられそうだと思えて、今はホッとしています。

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K子さんが面会に来てくれました

2023-10-08 14:12:09 | 面会

9月29日の金曜日、15時30分からさっちゃんとの面会に行って来ました。

妹のK子さんも来てくださいました。

その後、連日の用事が重なって、ブログへの記録が遅れてしまいました。

1週間以上たって、やっとその時のことを書いています。

 

▲15:39。さっちゃんの体はほんの少し手前が低く傾いているのですが、視線はしっかりとK子さんの方に向いています。何か言いたげなのは感じるのですが、一体何を言おうとしているのかは全く不明です。千分の一でもいいので、何かが通ずればと思うのですが。

 

いつものPT(理学療法士)さんが来て、月に1度のリハビリテーション実施計画書の説明をしてくれました。

さっちゃんに対して行なっていることは基本的には変わりません。

端坐位もほんの2、3分しか出来ないようですね。

それ以上すると苦しいのか、何かしら嫌な意思を訴えるそうです。

130度ほどに曲がったままの右膝も少し伸ばそうとすると、やっぱり痛がるようですね。

ベッドを15度とか20度くらいでしょうか、ほんの少し起こしたりするそうですが、それも時間が長くなると何かしら嫌だと訴えるそうです。

痛みや不快感などは嫌だと言うことを訴えられるようです。

体重が25.1kgになっていました。

最近は22kg前後だったと思うので、増えてますね。

これは体調が安定しているからなのでしょうか?

悪いことではないのだと思います。

PTさんとは他にもいろいろと話しました。

すると、どうやら15分間面会時間が終了したみたいです。

 

僕は慌ててもう一度最後にさっちゃんの顔を見に行って、「また来るからね」と喋りかけます。

すると、さっちゃんは僕に何やら喋りかけるような感じで「あ~う~」と言います。

まるで僕ともっと喋りたいような、別れを惜しむような、そんなさっちゃんの気持ちを感じさせてくれるような一瞬でした。

誤解でも妄想でもいいのです。

そんな風に感じられ、空想できることがあると、嬉しく幸せな想いに満たされます。

 

その後、PTさんとこんな件について話しました。

面会時間中にリハビリテーション実施計画書の説明等を行なうのは面会時間が奪われるようなものです。

今後は面会時間以外で説明の時間を持つようにして欲しいと、希望しました。

それは理解してもらえました。

今後は面会時間の前に説明等の時間を設けましょう、ということになりました。

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