さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

天覧山ひとり岩トレ№37では久し振りにトラバース岩に本気で挑戦しましたが、5往復で落下してしまいました

2021-12-29 18:00:18 | 僕の自由時間
ここのところ右肘の調子が悪かったんですが、この日は朝起きた時に、右肘にはほとんど痛みがありませんでした。
いつもは、朝起きた時に特に痛いんですよね。
もちろん万全ではないのですが、希望が持てる雰囲気の朝でした。


▲10:21。この日も無風快晴。天覧山の紅葉シーズンは完全に終了して、樹々の様子は写真の通りです。

最下部岩場に着いても、前の週は1往復+2往復しかしなかったのですが、やろうと思えば10往復できそうな気分です。
とは言え、10往復するとそれだけ右肘にもダメージになりますから、5往復だけやってみることに決めました。
事前に柔軟体操やストレッチもいつもに増して行ないました。


▲11:24。タイムトライアルするつもりは全くありませんでしたけれど、念のため時間だけは計ることにしました。両サイドでも数秒ずつは休んでいます。5往復するのに14分38秒13かかりました。ゆっくりとやった割には時間はかかりませんでしたね。1往復平均2分55秒626です。3分切っているので上出来です。

今後、次第にトラバース岩でのトレーニングが主になって来るでしょう。
ですから、最下部岩場のトラバースは5往復くらいに留めた方がいいのかもしれないと感じ始めています。


▲11:37。トラバース岩へ向かう途中にこの三段ハングが見えます。獅子岩のルートなんですが、昔30代のころ、僕がトラバース岩10往復を始めたのはこの三段ハングをリードしたいと思ったからなんです。グレードは5.11bだったかな? 何度も何度もトップロープではトライしていましたから、ノーテンションで3回続けて登攀することは出来ていました。でも、トップロープとリードでは大違いです。まず、要求される筋持久力がまったく桁違いです。その筋持久力を伸ばすために始めたのが、このトラバース岩10往復だったんです。毎回天覧山に来ると、最初にこのトラバース10往復をウォーミングアップとしてやっていました。三段ハングのリードもトライしましたが、2テンションくらいはかかっていたと思います。レッドポイントは出来ていません。(レッドポイントとは複数回のチャレンジの末、完璧なリードが出来ること)

今は、この三段ハングのことは頭の片隅にもありません。
もちろん、トップロープで登ってみたい気はありますけれど、リードしたいとも、リード出来るとも思っていません。
おそらく、今トップロープで登っても、1段目のハングを越えるのがやっとでしょうね。


▲11:43。トラバース岩に上がって来ました。この場での定位置がこの写真の場所。写真の右に見えている場所が、トラバースのスタート地点です。陽ざしのある冬の日、写真のように岩場にもたれかかると、体の前面はもちろん、温かな岩に触れている背中もポカポカして眠ってしまいそうです。

休み休みやれば、本来のこの日の目標である8往復半できそうな気分になって来ました。
ゆっくりゆっくり、両サイドでは長く休み、右肘のストレッチも交えながら、1往復、2往復、と進めました。
8往復半できそうに思えました。
3往復、4往復、5往復と、いつもの倍ほど時間はかけていますが、数を重ねて行きました。
そして、5往復半に向かう途中で落下。
ムーブを間違えて、間違えたムーブのまま進もうとしたので、足や手指にかかる負担に耐えられなくなったのです。
この日はこれで終了。


▲13:04。落下したのはやはりこのコーナーでした。写真では落下した時の間違ったムーブを再現しています。左から右へ進んでいます。この日僕は、右足をいつも置くスタンス(足場)に載せました。さらに右に移動しようと思った際に、あれっ? と感じました。次のムーブがぎこちないんです。あれっ? どうやるんだっけ? 戸惑っていると、足が滑って落下してしまいました。


▲13:14。正しいムーブはこれです。右足ではなく、左足をクロスさせるようにスタンスに載せるんです。こうすることによって、次の右足がスムーズに先に出せるんです。

この日は最下部岩場の5往復もそれなりのタイムで出来ましたし、トラバース岩も5往復できました。
右肘のテニス肘も痛みはまだありますけれど、今後上手に付き合って行けそうに思います。
肘のストレッチや予防のための筋トレもしておきたいと思っています。
4級+のオンサイト能力はもちろんですけれど、5.7くらいまでならリード出来るようにはしたいものですね。
(※RCCⅡの4級+はデシマルで5.5くらいかな? 5.7は5級でしょうか? 
RCCⅡは日本のグレード評価法で、デシマルはアメリカのグレード評価法)
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復活登山の第3弾は山仲間のT橋さんが計画してくれ、高水三山を歩きました

2021-12-28 17:13:01 | ザイルと焚火と焼酎と
僕の所属するYYDのT橋さんは、さっちゃんにも心砕いてくださっていた優しい山仲間です。
さっちゃんのためにも山行を何度か計画してくれて、一緒に山へ登ったこともあります。
そんなT橋さんが今度は僕のために山行計画を考えてくれました。
先月下旬にYYDの山仲間に僕自身の山行再開の話をしてから、最初に声を掛けてくれたのがT橋さんでした。
さっちゃんに対して易しい山の計画を立ててくれていた心持ちは理解できますけれど、僕に対してまでとなると、僕自身ですら理解困難です。
僕は単に高齢で、3年間ほどのブランクがあるだけなんですから。
自分でプラン立てて、山体力を元に近づける努力をすればいいだけでしょうから。
声を掛けてくれたときは、実に嬉しくて、感謝でした。

さっちゃん抜きでYYDの山仲間と歩いた以前の登山記録を確認すると、2018年に沢登りを10本ほど行なったのが最後ですね。
雪山も2017年GWに尾瀬からの平ヶ岳までを歩いています。
普通の縦走登山やハイキングはいつまでだったでしょうか?

その他は皆さっちゃんと歩いています。
さっちゃんと歩くと、YYDの山仲間とよりはペースが遅いので楽でしたけれど、2018年ころまではさっちゃんも結構しっかりと歩けていました。
2017年7月には2泊3日で北八ヶ岳、同じ年の10月には1泊2日で尾瀬にも行っています。
しかも、奥多摩ハイキングに限っても2018年には19回も歩いています。
2019年は奥多摩ハイキング16回、でもこの年からコースの距離や標高差が小さくなっています。
青梅丘陵に集中し始めたのもこの年の秋からでした。
2020年はコロナ禍の影響もあって、青梅丘陵を10回だけ。
2020年12月6日を最後にさっちゃんはどこも歩いていません。

奥多摩の沢歩きも、2016年に4回、2017年に1回、2018年に4回、2019年に3回行きましたが、それ以降は行っていません。
2019年には普通の流れの場所でも手を取って歩くような感じでしたから、沢歩きももう難しいなと思い始めていました。

僕も2018年ころまではYYDの仲間と沢登りにも行けていましたし、さっちゃんもまだそれなりに体力はありましたから、普通にハイキングしていました。
2019年くらいからですかね。
さっちゃんが留守番できなくなって来たので、僕はYYDの仲間と山へ行けなくなり、さっちゃんの体力の衰えも次第に顕著になって来たのは。

僕の泊りの沢も2016年が最後でしたし、泊りの雪山も2017年GWが最後です。
つまり、その頃から僕にとっての少しハードな山行は無いということですね。
さっちゃんと歩く体力的に楽な山行を除けば、2019年から2021年までの3年間は僕にとっての普通の山行がなかったのです。
全力近くを出し切る山行はもっと前からないわけですから、僕の山体力は急速に減退していたと思います。

その衰えきった山体力を取り戻す、僕の復活登山。
今回で3回目ですけれど、自分の衰えを見せつけられる山行になっていますね。
山体力の衰えを自覚しろ、と強烈に言われている気がします。

では、山行記録は『ザイルと焚火と焼酎と』を読んで見てください。
復活登山の第3弾は奥多摩の高水三山+下山ルートは地図読みバリエーション


▲12:15。この日の最高峰・岩茸石山から川苔山方面を眺める。

高水三山のコースには急登・急下降がありませんでしたから、体力的には楽でした。
T橋さんが意識的にゆっくり歩いてくれましたし、前2回の復活登山に比べると、楽でした。
ただ僕にとって楽なゆっくりペースを「ちょうどいいな」と感じて甘えてしまう自分がいました。
そんなことでは駄目ですね。
もう少し早いペースで歩きたい、と思うようにならなくちゃ。

帰宅後の肉体へのダメージもそれほどありませんでした。
もっとも、昔ならこの程度ではまったく影響なかったでしょうから、それに比べると随分ダメージもあるということですけどね。
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クリスマスに心温まるメールの交換が出来ました

2021-12-25 17:56:05 | 友達・知人・山仲間と
昨日はクリスマスイヴ、今日はクリスマス、家にはさっちゃんもおらず一人で過ごしていると、
ベツレヘムで誕生したイエス様に想いが引き寄せられてしまいます。
そんな中、さっちゃんのことでとてもお世話になっているSさんから、こんなメールが届きました。
Sさんには無断で掲載してしまって申し訳ありません。

今日は思わぬ病院の配慮で(リモートとはいえ)さっちゃんとご一緒に過ごされるお時間ができて良かったですね。奥様にとっても素敵なクリスマスプレゼントになりましたね。
昨日、ご夫妻の夢を見ました。横断歩道で奥様がなにやらお話しされていて(たぶん、「なんで渡っちゃいけないの?」とかだと思います)、ご主人様が「だって赤でしょ。危ないよ」と諭していらっしゃるシーンでした。
友人と歩いている私が見かけて、声をおかけしたところで目が覚めました。夢でもお会いできて嬉しかったですし、前と同じようにスタスタ歩いていらしていたお姿にホッとしました。
正夢になりますよう心から願っています。夢でお会いしたことをお伝えしたくてメールを差し上げました。明日はクリスマス。神様のご加護がご夫妻の上にありますように。(そういえば、聖フランシスコの平和の祈りは私も大好きです)


まさにこんなメールはクリスマスプレゼントですね。
一気に心がほっこりと温まりました。
最後の文面から、このSさんはクリスチャンなんだなと、理解しました。
そして、感謝の気持ちを込めて返信のメールを送らせてもらいました。

夢に見るまでさっちゃんに心寄せてくださって有難うございます。感謝の思いしかありません。
さっちゃんがいれば、小さなケーキでも買って食べるのでしょうが、男一人ではそれもなしです。静かに、イエス様の誕生を祝いたいと思います。
世間的には無宗教で、親族が集まる場では仏教徒、でも海外で強いて問われたとしたらキリスト教徒と答えたいと思っています。まったく根拠はないんですけどね。
内村鑑三だったか矢内原忠雄だったか、無教会主義の指導者が「大地は祭壇、天空は屋根」みたいなことを言っていました。ごちゃごちゃした教団や教派ごとの違いなどは捨て置いて、イエス様の自分の命を犠牲にして人を救う、という感覚は素晴らしいと感じます。日本人にも共感できる感覚です。
僕にとっては山が教会だと思います。ゴシック様式の教会ですかね。
祈りの場は世界中のすべてです。
声にも出しませんし、心の中で文章にもしませんし、キリストや聖霊の御名も通しませんし、アーメンとも言いません。でも、世界中の人々は祈っています。苦しみの中で、哀しみの中で、絶望の中で、不安の中で、無意識に本心で真摯に自然に、人々は祈っています。
また、子が親の愛情に打たれて、夫が妻の愛情に打たれて、男がその友の友情に打たれて、こみ上げて来る温かな溢れる想いの中で、人は悦びの祈りを捧げています。
それでいいんだと思います。そんな祈りに溢れる世界が来ればいいなと思います。
認知症のさっちゃんが僕にもたらしてくれたプレゼントはそのような祈りの心でした。僕の心の中にそのような祈りの心を多く芽生えさせてくれました。
知り合ってしばらくしてから、さっちゃんのことを尊敬すべき人間だと思うようになりましたが、認知症になってからのさっちゃんはそれ以上に僕に多くの素晴らしい心を与え続けてくれています。
イエス様や仏陀が人の前に乞食や病人や老人の姿で現われることがあります。そのような姿をした人こそが、人々に宝物のような心を育んでくれるんですね。
クリスマスイヴにちょっとセンチで宗教っぽい感慨にひたってしまいました。長々と済みません。


こんな気恥ずかしいメールを送ってしまった僕に、Sさんから返信のメールが届きました。
個人情報が含まれていましたから、かなり伏せて載せます。

クリスマスに心温まるお話をうかがえました。有難うございます。
さっちゃんはお幸せですね。昨年は、2つ並んだケーキのお写真を見せていただきましたね。
私は昔、S国に住んでいた時、S市の教会で洗礼を受けました。
でも、皆で仲良く会食だのバザーだのという日本の教会には馴染めず、殆ど教会には行きません。それでもクリスマスには毎年深夜ミサに行っていました。静かにクリスマスを迎えることができたからです。
それも、コロナのせいで(或いは、コロナにかこつけて)昨年からなくなりました。教会という箱がなくても祈ることはできますよね。○○さんのおっしゃる通り、祈りは自分の心から湧いてくるものですから。おやすみなさい。


Sさん、有難うございます。
思いがけず、心豊かなクリスマスを過ごすことが出来ました。

今日、さっちゃんにとてもよくしてくださった山仲間から悲しく辛い知らせも入りました。
さっちゃんのことを思う時、彼女のことも一緒に思い浮かべることにします。


▲16:00。日没前にひとりで散歩しました。とても気温が下がっていますね。車椅子だったらどうなるかな、とかも思いながら歩いています。
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12月、2回目のリモート面会へ行って来ました

2021-12-24 23:41:10 | 大腿骨転子部骨折
一昨日、A病院から電話がかかって来て、リモート面会が月1回から2回に規則変更されたことを知りました。
早速、今日は12月2回目のリモート面会に行って来ました。
天気も良く、風もありませんから、自転車で行きます。

病院で先月分の入院費の支払いを済ませ、少し早くリモート面会する部屋の前に行くと、すぐに部屋に通されました。
前の方たちも早く終わったようなんですね。
早くと言っても、予定では2時20分からだったのですが、2時15分と、5分早まっただけなんですけどね。

さっちゃんの姿が画面上に現われました。
さほど変化はないようです。
相変わらず目は閉じていて、寝てはいないようですが、覚醒レベルは低いのかな?
でも、車椅子に座っているような雰囲気ですね。

さっそく、さっちゃんに声を掛けます。
「さっちゃ~ん 目を開けてごら~ん」
「さっちゃ~ん こっちを見てごら~ん」

ちょっとうつむくと、
「さっちゃ~ん 顔を上げるんだよ」
ちょっと目を開けると、
「あっ、目が開いた。こっち見て~ さっちゃ~ん」
「あれ、もう閉じちゃった。目を開けてごら~ん」


僕は何度も何度も同じ言葉を掛け続けます。
さっちゃんはほとんど目を閉じっ放し。
一瞬開けても、すぐに閉じてしまいます。

「さっちゃ~ん ご飯食べてる~?」
「さっちゃ~ん よく寝てる~?」
「さっちゃ~ん リハビリ頑張ってる~?」
「さっちゃ~ん 自分で立てるの~?」

いろんなことを聞きます。
でも、返事はありません。


▲14:19。目を開ける時間が短いので、目が開いた写真は撮ることが出来ませんでした。髪が綺麗に梳かれていますね。

さっちゃんはリモート面会用の画面の存在を意識できていないんだと、僕は感じています。
その画面自体を注視することがないんだと思っています。
ですから、15分間の間ずうっと声を掛け続けるんです。
さっちゃんはその呼びかけにも意識が向いていないように思います。
でも、根気強く続けるしかありません。
前回のように、「はい」と返事をしてくれることがあるかもしれません。
画面に意識が向いて、誰だか男の人が映ってるなと思う瞬間があるかもしれません。
声に気付いて「さっちゃ~ん」と何度も言ってることに気付くかもしれません。
「さっちゃ~ん」が自分の名前だとは思わないかもしれませんが。

15分間で、目を開けていたのはトータルで20~30秒くらいだったと思います。
口をもにゃもにゃと動かして、何か喋っていたようなこともありましたが、これもトータルで10秒くらいだったでしょうか。
こんな感じで今日のリモート面会は終了しました。
後半にはさっちゃんのそばに居るリモート面会担当の女性が、さっちゃんの肩をポンポンと叩いたり擦ったりしてくださいました。
余りにも目を開けず、画面を見ず、僕に反応しないさっちゃんを起こして気持ちを僕に向けさせようとしてくださったのでしょう。
でも、そんなことくらいではさっちゃんは変わりません。


この日、リモート面会終了後、担当看護師が僕と話がしたいということで、面会室の外で待っていました。
男性看護師が来て、「さっちゃんの上の入れ歯が下顎の歯茎にぶつかって出血することがあるので、
歯医者に診てもらいたいのですが、いいでしょうか?」
と聞かれました。
当然、返答は「イエス」ですよね。
A病院の中には歯科もあるんだそうです。

僕はこの機会を利用して、さっちゃんのリハビリの様子について聞こうとしました。
でも、看護師さんは「私は看護師ですから」と、分からないとだけ言います。
それでもいろいろ聞くと、まだ自力では立てないようですね。
手を取ってなら立つことが出来るのでしょう。
僕がさっちゃんのリハビリの手伝いが出来ればどれだけ嬉しいでしょう!
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リモート面会の規則が変わりました! 月1回だったのが2回になりました。それでも辛いことには変わりありませんが、一歩前進です

2021-12-22 22:12:16 | 大腿骨転子部骨折
今日の11時55分、A病院から電話が入りました。
先日、リモート面会について意見を交わした男性職員からです。
医師や看護師ではありませんから、不安感は抱きませんでしたが、「いったい何だろう?」と思いました。
ひょっとしたらリモート面会についてかな? とチラッと期待が過ぎりました。

その期待は的中し、「リモート面会が月2回まで許されることになりました」と言います。
それで、「今週の金曜日にまだ1枠空いているので、予約しますか?」と聞くんです。
僕は一瞬、困ってしまいました。
金曜日はY山さんの計画で天覧山で岩トレすることになっていたからです。
「金曜日は所用が入っていまして、自分で自由にならないものですから。
その次の週の31日の金曜日はどうなんですか?」
と答えました。
男性職員は「31日は病院がお休みなんですよ」と、残念そうに言います。

この電話で、来月1月7日のリモート面会の予約もしました。
その後もリモート面会の更なる改正案などを話して、10分余電話で話していました。
最後に「月2回でもまだまだですけれど、増やしてくださって有難うございます」と言って、電話を切りました。

電話を切った瞬間から、僕は
「え~え! 金曜日、面会できないの!」
「Y山さんとの約束だから、やっぱり面会には行けないよな」
「でも、せっかく会えるチャンスなのに会わないってないよな!」

などと、心の中で叫びまくっていました。

続いて、少し冷静になって考えると、「そうだ。岩トレの日を変更してもらえばいいんだ」と気付きます。
Y山さんにメールしました。
「もし可能ならばでいいのですが、金曜日の岩トレを
23日(木)、25日(土)、26日(日)、27日(月)、28日(火)とかのどれかに変更できませんか?」

Y山さんは上記の日には予定が入っているそうです。
そして、このように言ってくださいました。
「中止でも大丈夫ですよ。遠慮なく言ってください」と。
僕の方の事情はまだ教えていなかったのに、ここまで言ってくれたY山さんに感謝ですね。
金曜日の天覧山は中止にしてもらって、24日にリモート面会の予約を入れることにしました。

12時29分に電話すると、男性職員は外出中でした。
1時2分、その男性職員から電話が入り、24日の予約が正式に取れました。
嬉しい!

僕は病院側がリモート面会の規則変更について考えてくれていることには疑いを抱いていました。
まあ、ちょっとぐらいは議題に上がったのかもしれないけれど、規則変更に踏み切るころにはコロナ禍も終焉してるんだろうなと、皮肉っぽく考えていました。
でも、患者の家族の気持ちに心寄せて考えてくださっていたんですね。
感謝です。
もちろん、月に1回が2回になっただけです。
患者や家族にとって残酷・非情な状況であることには変わりありません。
ただ、1回が2回になった、そんな些細な前進が今日はとっても嬉しく思えて仕方がないのです。
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担当医師から電話があって、さっちゃんの現況説明がありました

2021-12-21 19:00:58 | 大腿骨転子部骨折
本来ならこの記録は昨日の夜書くはずでした。
でも夕食後、ちょっとだけと思って布団に横になると、そのまま眠り込んでしまいました。
日曜日の山歩きの疲れが残っていたのでしょう。
目が覚めたら、夜中の1時を過ぎていました。

月曜日の2時15分、「A病院の医師Bですけれど、さっちゃんの旦那さんですか?」と、電話がかかって来ました。
一瞬、僕は嫌な想像を巡らせました。
ただ、B医師は淡々と「手術から2週間経過しましたので、さっちゃんの病状などを説明します」と続けます。
すぐに僕はホッとしました。
(後で入院診療計画書を確認すると、手術後2週間目「医師よりご家族へ病状、退院のめどの説明をします」とありました)

以下、B医師の説明です。
・体調は問題ありません。特に熱を出したりとかも。
・食事にムラがありますね。まったく食べない日もあれば、8割以上食べる日もあります。
・水分補給のために点滴をしていたことはありますが、最近はしていません。
・抜糸もしました。レントゲン検査でも順調です。貧血もありませんし。
・血液検査でも問題はありません。
・ただ炎症が少しあるようです。女性ならではの尿路〇〇(聞き取れず)かもしれません。(検査中のようです)
・リハビリですが、まだ自力では立てません。平行棒を使って立ったり、ベッドサイドに座ったり。
・怪我する前はしっかりと歩かれていたようですから、リハビリの目標もそのことを考慮しなければ。
・日常に関して、目をつむっていることが多いですね。
・リハビリ病棟のベッドが空き次第、そちらへ移る予定です。
・退院の目途についてですが、個人によって目標も違いますし、今後の動向も不明ですから、現段階ではまったく分かりません。


とのことでした。
7分間の説明でした。
リハビリに関して、「手を取ってでもどんどん立たせて、歩かせてやってください」と僕がお願いすると、
B医師は、ちょっと冷ややかな感じで「皆さんそう言われるんですよね」とおっしゃいます。
まあ、家族の願い通りにはなかなかいかないということは理解できますけれど、そんなにシニックに返事しなくてもいいのに。
「そうですね。リハビリ頑張って欲しいですね」くらい言ってくれてもいいのにな、と思いました。


さっちゃんが入院する前は、何かと用事があって、日々忙しく過ごしていました。
さっちゃんが家に居なくなると、実に暇です。
もちろん、暇と言ってもやることはたくさんあるのですが、気分的には本当に暇です。
何か仕事を見つけて働こうかなとも考えますが、さっちゃんの今後の予定が立ちませんから、それも出来ません。
家事の他には、さっちゃんと二人でいつも歩いていた散歩を一人になっても続けています。
昨日も散歩しました。


▲16:05。今は日没が16時半くらいです。この時刻になると、近くの丘陵に陽が沈んでいきます。


▲16:11。基本周回コースのここが道が河川敷に入る箇所です。ちょっとだけ河川敷の中を通って、左の土手の道に出て来るんです。

今日もまだ明るい時間帯に散歩しました。
基本周回コースを30分かけて歩きました。
さっちゃんとなら40分かかっていましたね。
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リモート面会が月に1回のみ、たったの15分間というのはあまりにも残酷

2021-12-18 22:31:59 | 大腿骨転子部骨折
コロナ禍ですから、さっちゃんとの面会は出来ません。
それは仕方ありません。
携帯電話に関しては各階に携帯電話コーナーを設けているということですから、利用できるようです。
インターネット接続環境は整えていないとのことですが、病室でメールやインターネットを利用しても構わないとされています。
つまり、スマホを使える患者さんなら電話もメールも、テレビ電話ですら可能だということのようです。
いま時ですから、多くの方がそのような方法で面会不可能な入院生活の寂しさを回避されているのでしょう。

でも、そういうことが出来る方ばかりではありません。
高齢者でスマホ等を扱えない方もおられますよね。
認知症の方なら尚更でしょう。
さっちゃんも当然使うことなんて出来っこありません。
病院側でもそういう方のためにリモート面会という方策を用意してくださっています。
12月3日に僕は初めてリモート面会してきました。
その時の様子は当日のブログに書いています。
今日、A病院で初めてのリモート面会をして来ました


この時は前日の木曜日に天覧山から電話をして予約を取りました。
何故なら、病院の方と電話でだか直接だったかは忘れましたが、
「前日の2時ころに電話をして、まだ予約枠が残っていれば面会できますよ」と聞いたからです。
さっちゃんの病棟のリモート面会の枠は金曜日に4枠あって、予約は木曜日の3時までと言うことになっているからです。
前日の予約締切ギリギリに電話して、枠が空いていれば大丈夫なんだ、そんな意識が強過ぎて、わざわざ天覧山から電話をしたんです。
冷静に考えれば、12月には1度もリモート面会していないわけですから、もっと早く家から予約の電話を入れても良かったんですよね。
しかも、天覧山から「予約枠はあと幾つ残っていますか?」とまで聞いています。
その時は4枠中2枠残っていました。

ところが、12月9日の木曜日、午後2時22分に電話すると、
「申し訳ございませんが、すでに1回リモート面会されていますよね」と言われました。
僕は「はい、先週させていただきました。
ただ、病院の方から、面会の枠が空いていれば大丈夫ですよ、と言われたものですから」
と伝えます。
「それは誰に言われました?」と聞かれましたが、僕にそんなことは分かりませんよね。
僕は言いました。
「妻は認知症で、スマホも持っていませんし、使えません。失語症でもありますから、話すことも出来ません」
「せめて画面ごしにでも、妻の顔を見て、妻に僕の顔を見てもらって、それだけが出来ることなんです」


応対してくださった男性職員の方は「そのお気持ちは重々お察し出来るのですが、なにぶん規則なものですから」と言います。
「規則が必要なことは理解できます。でも、リモート面会制度を作ってくださった病院側のお気持ちを推測するに、
せめて4枠分は面会可能にしてくださっても」
と、僕は言いました。
「リモート面会の埋まらなかった枠の時間は、別の仕事が職員には出来ますし」と男性職員は続けます。
「確かにそうでしょう。お忙しいのは分かります。
でも、この制度を決めた際に4枠分が埋まって、担当者がその仕事をするということであったはずです。
ですから、マンパワー的には4枠埋まっても大丈夫なように考えておられたはずでしょう?」

「う~ん。そうなんですけどね。規則ですから」と言います。
「では、その規則変更を検討してくださいませんか?」と僕は言いました。

文字に起こして書くと、二人が喧嘩をしているような、激しくぶつかっているような印象になりますけれど、決してそんなんじゃありません。
僕も出来る限り柔らかな口調で喋ってますし、男性職員の方も僕の気持ちはよく理解してくださっているのです。
彼としても、心情的には辛いけれど、「規則だから」と言わざるを得ないのでしょう。
男性職員の方は「病院としてどう対応するか検討してみます」と、おっしゃってはくれました。
14分間の長電話でした。

そして、一昨日の12月16日の木曜日、天覧山から早く帰って来た僕は2時43分にA病院に電話しました。
もちろん、翌日金曜日のリモート面会予約のためです。
リモート面会予約担当の部署の方とひと通り話をし、予約できそうな雰囲気で進行しました。
4枠ある内のどの時間枠にするかを決める際に、「明日は何枠決まっているのですか?」と聞くと、1枠だけのようです。
僕はその予約されている方がどの時間枠なのかを確認して、最後の時間の枠でしたから、その直前の枠をお願いしました。
リモート面会を担当される方がバラバラよりも2枠続けてあった方がいいだろうと思ったからです。

僕は内心、「気付かれずにうまくいきそうだな」と思っていました。
でも、電話している担当者の方が「ちょっと待ってくださいよ」と席を外し、何やら調べに行ったようで、不安になりました。
予感は的中し、「今月1度面会されていますよね」と言われました。
また、前の週と同じことの繰り返しです。
金曜日の4枠が1枠しか埋まっていないのに断られるなんて、なんて残酷な仕打ちなんでしょうか!

僕は訴えました。
「コロナ禍でなければ、毎日でも面会に行ってると思います。
それが月に1回、しかも画面越しでたったの15分間だけなんて、こんな状況、苦痛でしかありません」

二人で電話越しの話をするうちに、互いに話している相手が前の週の相手と同じだということが分かって来ました。
それで、その男性職員は「病院でもその件は検討を進めていますから」と言うのですが、まだ情報を集めている段階のようです。
僕としては、そんなにのんびりと構えられても困ります。
そんなにきついことは言いませんでしたけれど、僕からのお願いはしっかりと伝えました。
「何か決まったら連絡を差し上げますから」と言ってはくださるのですが、どうでしょうね。
何か前向きな方向で決まるでしょうかね?

何時まで話し合っても、ずっと並行線のまま。
僕があらゆる言葉で、「リモートは月に1回、たったの15分間の面会」とその非情さを訴えても、規則の前には無力です。
その規則変更を検討しますとは言ってくれるのですが、何時になることやら。
今月中にでも至急に規則変更して欲しいのに。

電話の最後で、その男性職員はさっちゃんの病棟に電話を繋げてくれました。
ナースステーションに繋げてくれたんだと思います。
さっちゃんを担当してくださっている看護師さんが応対してくれました。
病状について問うことは禁止されていますから、少しだけ質問しました。
「リハビリは始めていると思いますけれど、もう立つことは出来ましたか?」
まだ立てないようですね。
寝たままの状態で、脚を動かしたりしているのでしょう。
「笑顔を浮かべたりすることありますか?」
こんな質問には「あまり話されないので・・・・」との返答。
笑顔を浮かべることと話す話さないこととは別なんですけれどね。
これくらいしか聞けませんでした。
リハビリは順調なんでしょうかね?
リハビリが進むと、今いる病棟からリハビリ病棟へ移るんだそうです。
早くそうなって欲しいものです。
ここまでで27分間も電話していました。


今日、テレビでAIが「ハピネス」を唄っていました。
僕もどこかで聞き覚えのあるメロディーでした。
その曲を聞きながら涙ぐんでしまいました。
本当に最近は涙腺が緩い。
「君が笑えば この世界中に もっと もっと 幸せが広がる」という歌詞が繰り返し現われます。
さっちゃんの笑顔を思い浮かべながら歌を聞いていました。
リモート面会だって、さっちゃんの笑顔が見たいだけなのに・・・・
こんなこと書きながら、涙が溢れ、鼻水も流れます。
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天覧山ひとり岩トレ№36は肘痛のため最下部岩場2往復、トラバース岩1往復だけでした

2021-12-17 22:11:12 | 僕の自由時間
先週の木曜日は、肘痛に加えて、土曜日にY山さんの日和田岩トレに参加しようとも思っていましたから、天覧山ひとり岩トレは中止にしました。
昨日の木曜日ですが、まだ肘痛はあるものの先週ほどではなく、家でじっとしているのも退屈なので散歩がてら出かけることにしたのです。
ですから、肘が痛くなければ最下部岩場を10往復とトラバース岩8往復半が目標だったはずなんですが、目標はなしということに。

いつも通りの時間に最下部岩場に到着しましたが、いつも以上にのんびりと過ごします。
柔軟体操やストレッチもいつも以上に行ないます。
とりわけ肘のストレッチを丁寧に行ないました。

この日は指も岩も冬にしては、ほんの少しですが湿り気を帯びているように感じました。
凄く乾き切った日だと、岩と指の間がカサカサで簡単に滑ります。
でも、昨日はほんの僅かですけれどしっとり感があって、岩と指が離れにくい感じがしました。
指が滑りにくい安心感があると、前腕の筋肉にもあまり力を入れ過ぎることもなく、スムーズにトラバースが出来るんです。
「肘が痛くなければな~ぁ」と思いながらも、無理はしません。
まずは1往復、その後、最初から2往復して最下部岩場は終了としました。


▲11:34。天覧山のどこまでがそうなのかは知りませんが、少なくとも岩場のあるエリアは麓の能仁寺が所有・管理しているようです。ですから、僕も能仁寺にFAXでメンバー等を知らせています。そういう規則になっているんです。トイレ問題や生えている植物への養生などに気を遣うよう言われていますから、新しく打たれるボルト等はほとんど見かけません。クライマーにとっては残念なことですけれど、使用することをせっかく許可してくれているのですから、規則に従って大切に使わせていただこうと思います。写真は古いリングボルト。自由気儘に岩場を使えていた時代のモノですね。

トラバース岩まで上がって、そこで昼食にします。
スティックのミルクチャイと塩くるみパン。
いつも同じです。
いつも座っている岩場で、体を岩に倒して休みました。
冬の真昼の太陽を遮っている目の前の木の間から、キラキラした陽光が僕の眼に当たります。
昨日は晴れの予報ではありましたが、雲も多い日でした。
ちょうどこの頃だけ、南の空に青空が広がっていました。

この岩場でのトラバースは最下部岩場に比べると難しいんです。
と言うことは、肘への負担も大きくなります。
1往復だけ、ゆっくり丁寧に、ムーブを確かめるように行ないました。
それで終了。


▲12:30。僕が使っているチョークバッグ。トロールですね。でも、これはもともと僕のものではありません。さっちゃんが使っていたチョークバッグです。僕のが見つからないので、さっちゃんのを使わせてもらっています。それに、こっちの方が小さくて使い易いですし、色合いも好きなんです。

さっちゃんも昔このトラバースをやっていました。
でも、今僕がやっているルートのトラバースは出来ませんでした。
何故かと言うと、身長が低いので届かないのです。
それで、どうしていたかと言うと・・・・

このトラバース岩にはトラバースルートが大きく3ルートあるんです。
いま僕がやっているのは、いちばん易しいノーマルルート。
ノーマルルートよりも手で掴むホールドの位置が低いセカンドルート。
ホールドは胸から頭くらいの高さにあります。
さらに低く腰や腹あたりのホールドを使ってトラバースするのがサードルートなんです。

セカンドはノーマルより少し難しく、サードは凄く難しくなります。
さっちゃんはセカンドルートが出来ていましたね。
僕もセカンドは出来ていましたが、サードはまったく及びませんでした。

急げば間に合う電車もありましたが、時間も早いことですし、その次の電車で帰ることにして、ゆっくりと下山。


▲12:58。天覧山の楓の紅葉も終わっていました。いちばん艶やかな楓もこの写真程度でした。また来シーズンのお楽しみですね。

昨日はほとんど何もしなかったに等しい感じでしたけれど、外出して少しだけ体を動かすと気分的には前向きになれますね。
結果を追い求めず、地道に継続することが大切だと思います。
そして、ちょっとでも体を動かすことが。
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天地山登山の肉体的ダメージは大きくて、先日の土曜日は日和田岩トレに参加させてもらって、のんびりしてきました

2021-12-15 23:28:41 | ザイルと焚火と焼酎と
3年間のブランクが大きいのでしょうか?
それとも、自らの年齢のせいなんでしょうか?
恐らくは両方が影響しているのでしょうね。
若いころなら、もしも3年間それなりの登山をしていなかったとしても、そのブランクがこれほどまでに影響を残さなかったでしょう。
再始動すれば、肉体もすぐに元に戻っていたことでしょう。

天地山がそんなに大変な山行だったわけではありません。
普通レベルの登山です。
ただ、他の参加者の普通のペースにあわせると、僕にとっては速いペースになるのでした。
最初の単独での山行のペースを100とすると、120くらいのペースで歩き続けたわけです。
そのちょっと大きな負荷が僕の肉体には大きなダメージとして残り続けたのですね。
1週間では消えませんでした。

それで、山歩きは控えることにして、Y山さんが計画していた日和田での岩トレに参加させてもらうことにしました。
Y山さんとは初対面になります。
岩登り自体はまださほど上手ではないらしいのですが、教えるのが上手で、丁寧で、優しくて、熱心な方だと聞いていました。
基本はあまり何もせずにのんびりしようと思って参加しました。
少しだけでも、お手伝いできればとは思っていましたけれど。

岩トレの様子自体は『ザイルと焚火と焼酎と』を見てください。
日和田での岩トレに参加させてもらいました


▲13:44。1枚だけ写真を載せておきます。男岩南面の3段フェースルートです。RCCⅡで4級+。

前回は家の玄関に入った途端に倒れ込んで寝てしまいました。
でも、今回は肉体的ダメージはそれほどありませんし、アルコールも少しだけ控えましたから(日本酒3合)大丈夫でした。
ちゃんとお風呂に入って、寝巻きに着替えて寝ました。
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テレビの録画を観たり、一人で散歩したり・・・・

2021-12-13 22:47:29 | 今日一日の暮らしぶり
さっちゃんが家に居なくて、介護する必要がなくても、食事を作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたりは一緒です。
ただ、自分のためにだけするそんな家事は、何時やってもいいし、極端な話やらなくても構いません。
でも、さっちゃんも僕のすぐ側に居る、一緒に暮らしてる心持ちで暮らそうと思うので、さっちゃんが居る時と同じように家事もこなします。

介護の時間がゼロになったからと言って、モーニングとスピリッツとビックコミックオリジナルが余裕で読めるわけではありません。
毎日の新聞を読む時間が取れるわけではありません。
2年分近く溜まっている1000本ほどの録画番組をどんどんと視聴していける訳でもありません。
さっちゃんの介護をしながらの方が、より多くの家事はこなせていましたし、僕自身のためのこともやれていたように思います。
もちろん、登山や岩登りトレーニングは自由に出来ています。
週に2回、さっちゃんがデイサービスに行っている間に入っていた長風呂も、今は何時でも可能です。
さっちゃん中心に回っていた生活だったのに、突然その中心がなくなって、僕のペースも狂い気味です。


朝食を食べながら、NHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』を録画で観ます。
脚本は藤本有紀で、2007年の『ちりとてちん』も彼女の脚本でした。
毎回の放送分で必ず1回は涙腺が緩むシーンを作ってくれます。
優れた脚本家です。

その後、日曜日の夜に放送された『アンという名の少女3』の録画も観ました。
庭で開かれた復活祭のパーティーで「アシジのフランチェスコの平和の祈り」が朗読されました。
昔、映画『ブラザーサン シスタームーン』を観て以来、フランチェスコは僕の好きな尊敬する人物になりました。
少し長くなりますが、その「平和の祈り」を書き記しておこうと思います。
ああ主よ。
我をして 御身の 平和の道具と ならしめたまえ。
我をして 憎しみある所に 愛をもたらしめたまえ。
争いのある所に 許しを
分裂ある所に 一致を
疑いある所に 信仰を
誤りある所に 真理を
絶望ある所に 希望を
悲しみある所に 喜びを
闇ある所に 光をもたらしめたまえ。
ああ主よ。
我をして なぐさめらるるを求めずして なぐさむることを求めしめ
理解されることよりも 理解することを
愛されることよりも 愛することを 求めしめたまえ。
そは 我らは 与うるが故に 許され
おのが身を 捨てて 死するが故に
永遠の生命を 得るものなればなり



3時過ぎたころ、何もする用事がなくて、僕はひとりで散歩に行くことにしました。


▲15:16。昨日よりも奥多摩の山々がよく見えました。今週末はこの写真の中央付近の高水三山に山仲間から誘われています。


▲15:38。今日も湧水沿いの水辺にはがたくさんいました。子供たちが鴨に餌を投げ与えていました。この日も数を数えてみると27羽もいました。これまでの記録17羽を大幅に更新しています。念のため再度数え直しましたが、昨日の17羽の他に離れた場所に10羽のグループがいることが分かりました。

さっちゃんと再び一緒に散歩できる日が来るように祈りながら歩きました。
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