さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

『Life is Climbing』を観て来ました

2023-06-10 22:31:37 | 映画

さっちゃんと僕は一緒に山へ沢へ行くことになって、互いを深く知るようになりました。

登山が共通の趣味でしたから、登山や自然やクライミングにまつわる映画はよく一緒に観に行ったものです。

僕は今でもそんな映画が公開されると、観に行ってます。

 

昨日の金曜日はHTさんと天覧山で岩トレする予定だったのですが、岩場が濡れていますから中止にしました。

ですから、近所の映画館のHPを覗いてみると、なんと! 『ライフ・イズ・クライミング』という映画が上映中なんですね。

全盲のクライマー小林幸一郎(コバ)が彼のサイト(視覚)ガイド鈴木直也(ナオヤ)とともに繰り広げる冒険物語です。

すごく魅力的なテーマでしたから、すぐ観ることに決めました。

 

観ての感想ですが、素晴らしいドキュメンタリーでした。

大自然の中でのクライミングシーンが2場面あるのですが、そのシーンで2回とも泣いてしまいました。

クライミングの映画もたくさん観て来ましたが、クライミングシーンで泣いた映画は初めてです。

全盲のコバのクライミングシーンには、命を燃やし滾らせている喜びや、

哀しみの苦痛やどうしようもない怒りや無力感などの、ありとあらゆる感情が混ざり合い入りくんでそこに在るのです。

そんな容易には表現できないような感情の迸りを、コバのクライミングシーンを観ながら、こちらも共感するのです。

ほんの一部しか感じ取れていないんだとは思うのですが。

 

クライミングシーン以外も押しつけがましくなくて、ナチュラルでいいですね。

登場人物全員の心優しさがほんのりと感じられて、観ながらこちらも嬉しくなります。

ナオヤもこのドキュメンタリーの主役の一人です。

コバとの人間関係が友情にまで昇華されているようで、観ていて心地よいですね。

 

この映画と出会って、視覚障害者のフリークライミング世界大会があることを初めて知りました。

パラクライミングなんですね。

2028年のロサンゼルスパラリンピックで追加競技の候補になったそうです。

クライミングのゲレンデや沢登りで聴覚障害者のグループに会うことはありましたが、視覚障害者とはありませんでした。

クライミングは視覚に頼る部分が大きいですから、全盲のクライマーの存在自体が信じられないことですし、奇跡ですよね。

日本でもこの映画をきっかけにして、パラクライミングの存在がもっと知られるようになるといいですね。

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『鹿の王 ユナと約束の旅』を観てきました

2022-02-08 23:55:18 | 映画
久し振りに映画を観て来ました。
上橋菜穂子さんの原作を読んでいましたから、観に行ったんです。
原作では大きな感動を味わいましたけど、この2時間のアニメ作品にはちょっと物足りなさを感じてしまいました。
これは仕方がないことだと思います。
この壮大なファンタジー物語の舞台や歴史を理解するためにも、たっぷりな時間が必要だと思いますから。
作品で出て来る黒狼病に対する医学的、生物学的知識にしても、
原作の中ではその専門的情報が物語りの端々で語られ、読者は次第に理解が深まって行きます。
そんな奥深さがこの作品を単なるファンタジーではなく、人間観や生命観にまで読者を引きずり込むパワーを生んでいるのだと思います。

でもまあ、そんな小難しいことは別にすると、ビジュアルが美しく、引き付けられるアニメ作品に仕上がっています。
本当は、さっちゃんと観に行ければ良かったのですが、まだ入院中ですからね。
退院してもまだロングランしていたら、さっちゃんを連れて観に行ってもいいかなと思います。
でも、さっちゃんにはストーリー展開は全然理解できないでしょうね。
小さな女の子ユナや鹿や狼や馬が出て来ますから、それらを観ているだけでも楽しめると思います。

ただ、車椅子に乗ったまま観るとなると、その場所は最前列なんですね。
今日入った会場では、車椅子用スペースは最前列にしかありませんでした。
スクリーンから数メートルしか距離がありませんから、すごく見上げる格好になりますし、スクリーン自体が歪んだ四角形になってしまいます。
スクリーンから離れた座席はどうしても階段を上らなければなりませんから、現状のさっちゃんでは無理でしょうしね。

『鹿の王』公式ホームページ
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『MINAMATA ―ミナマタ―』を観てきました

2021-10-05 23:53:30 | 映画
映画『MIAMATA ―ミナマタ―』を観て来ました。
さっちゃんはデイサービスですから、僕ひとりでです。
これでワクチン接種後やりたかったことのひとつを実行することが出来ました。

この映画はその存在を知った瞬間から観たいと思いました。
観るべきと思いました。
子供のころからニュースでは水俣病のことは知っていましたが、九州の人間である僕にとっても、水俣自体はそれほど身近には感じていませんでした。

水俣をもっとも身近に感じたのはこんな時でした。
高校生のころ、僕はよくヒッチハイクをしていました。
鹿児島から岡山(多分)に向かっていた際、夜中に水俣市郊外で下ろされてしまいました。
僕は海岸線に沿って走る国道3号線で途方に暮れていました。
何故なら真冬の寒空の下、ほとんど車が通らないからです。
10分に1台ほど通る車に、必死になって手を振っても、どの車も停まってくれません。
僕は遠くに見える水俣市の街の灯りに向かってとぼとぼと歩き続けるしかありません。
ときおり後ろを振り返って車の灯りを探しますが、全然車はいません。
国道の端からは海が広がっています。
「あ~、これが水俣の海か・・・・」
この時、たった1回だけ水俣を身近に感じたんです。
真夜中ですから、漆黒の海ですが、波もなく穏やかな海でした。
この後、だいぶん経過して、1台のトラックが停まってくれました。
その運転手さんが教えてくれましたが、運送業者は年末も年末、大晦日なのですでに仕事は休んでるんだよ、とのことでした。

そう、九州の人間でも、水俣の悲惨さは頭では理解していても、遠い時代、遠い場所での悲惨のように感じていたんです。

ですから、この映画は観なくちゃいけない、と思いました。
さっちゃんをデイサービスに送り出してすぐに、近所のシネコンに自転車で向かいました。
平日の午前中ということもあるのでしょうか、観客は僕を含めてもたったの6名。

社会問題を扱った映画ですから、激しいアクションも心浮き立つロマンスもありません。
とっても地味な映画です。
でも、観客を飽きさせないように、ひとりのカメラマンの心の動きに共振して、観客の心も悩み苦しみ癒され覚悟し決心するように動いてしまいます。
僕は最近とても涙もろくなっていますが、映画後半部で堰を切ったように涙が溢れて来ました。
それは普通の涙ではなくて、嗚咽でした。
しゃくり上げるような感じで泣きました。
もちろん、声は出さずに泣きました。
場内の他の5人に聞こえたら恥ずかしいですからね。


夕方、さっちゃんはいつもより遅く4時50分ころ帰って来ました。
一度部屋に戻り、トイレへ行ってから散歩に向かいました。
今は日没が5時17分ですから、歩き始めたころには夕陽は山の端に沈んでしまっています。

散歩の途中で一人のおじさんが僕たちに声を掛けて来ました。
これまでも2、3回「いつもよく歩かれてますね」などと声を掛けてくれていた人です。
今日は立ち止まって、話しが始まりました。
さっちゃんに向かって「しっかりと歩かれていますね」などと誉めてくださいました。
その方は奥さんをすでに亡くされているようで、「夫婦一緒に歩かれていて羨ましい」と言っていました。
さっちゃんもしきりに喋っていましたが、もちろん伝わるはずもありません。
そんなさっちゃんの無茶苦茶な喋りを聞いてもその方は不可解な表情も浮かべず、さらにさっちゃんに話しかけてくれます。
「奥様はお幸せですね」
さっちゃんも自分が誉められていることが分かるんでしょうか?
2度ほど「有難うございます」と言いました。
もちろん、明瞭にその言葉が出ているわけではありませんが、そう言ったんだな、とは分かります。
前半部の「あ・り・が・と」4文字がそのように聞こえますから。
普通に話しかけてくださる方がいて、嬉しかったですね。


▲17:32。夕陽が沈んだ場所からは離れていますが、雲の色、空の色が綺麗でした。
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ミュージカル映画『Cats』を観てきました。さっちゃんはとっても楽しんでいたようですね

2020-02-16 23:26:26 | 映画
今日の日曜日は日和田へ行くつもりだったんですが、だったので映画を観ることにしました。
ちょうど『Cats』が上映中で、11時過ぎに家を出て観に行きました。

ミュージカルですし吹替え版も上映していたので、さっちゃんでも楽しめるのではと思い選んだ作品。
僕自身はさほど関心もなく、舞台ではあれほど長く公演が続いている作品なので一度くらいは観てもいいかなと思う程度。
案の定、映画が始まってしばらくは同じような曲が繰り返し流れ、ストーリー展開もさほどなくて、あまり面白くもありませんでしたね。
でも、少しずつストーリーが動き始め、それに呼応するようにいろんな曲が歌われ始めると、
だんだんと映画の世界にのめり込み始めたんです。

それはさっちゃんも同様のようで、横に座っているさっちゃんを見ると、少し前のめりな姿勢で見てるじゃないですか!
椅子から背中を離して、スクリーンを凝視しているんです。
さっちゃんがこんな姿勢で映画を観てるのは初めてですね。

さらに、さっちゃんの方から何やら歌う声が聞こえるんです。
今日は映画館の端っこの席でしたから、映画の音が壁に反射して聞こえてるのかな? と思ったりもしました。
でも、反射音にしても歌詞もなく「ら~~ら~ららら」と言うような音です。
幾度も聞き耳を立てて確かめた結果、それはさっちゃんが口ずさんでいる声だと分かったんです。
これまでも『ボヘミアン・ラプソディ』や『Yesterday』などの音楽映画で手拍子を打つことはありましたが、歌を口ずさんだのは初めて。

映画は名曲『メモリー』が歌われるクライマックスが訪れ、僕も思わず涙ぐんでしまいました。
さっちゃんが口ずさむので、僕もそばの人に聞こえない程度の声で口ずさみましたね。

家へ歩いて帰る途中、映画を観終わってから30分くらいは経っていたと思いますが、
「面白かった?」と聞くと、何となく猫が出てくる映画を観たことを覚えてるようでしたね。
映画館を出てすぐでも、映画を観たこと自体を忘れることもありますから、よほど印象に残ったんでしょうね。
チャンスがあれば字幕版で英語のままのミュージカルを聞くのもいいかもしれませんね。

ところでいつも心配なトイレ問題ですが、今回も問題なしでした。
朝早く小用を足したっきりだったんですが、午後2時過ぎの終演までもちました。
映画が終わってから映画館の多機能トイレで用を足すことが出来ました。
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『アナと雪の女王2』を熊本の桜町バスターミナルで観て来ました

2020-01-06 17:54:02 | 映画
今日、さっちゃんと僕、そして甥っ子の息子・K君の3人で『アナと雪の女王2』を観に行きました。
昨年の夏熊本に来た際にはまだオープンしていなかった桜町バスターミナル。
バス路線のセンターとしての役割以外に、一大商店街であり、映画館もあり、ホテルもあるという熊本市の新しい中心地なんです。
そこの映画館へ初めて行きました。
座席数はシネマコンプレックスとしては少なめなんではないでしょうか?
でも、傾斜が強いので前の人の頭が気にならないのはいいですね。

家を出かける前にトイレに行ったさっちゃんでしたが、直前には行きませんでしたからちょっと心配でした。
でも、多分大丈夫だろうとは思っていましたが。
音楽、歌が多いので、さっちゃんも楽しめたと思います。
映画が終わって座席を離れてすぐに「楽しい映画だったね」と僕が問うと、「よかった」と答えてくれました。
帰りのバスの中ではもう映画のことはあまり覚えていないようでしたがね。
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さっちゃんとスター・ウォーズ最新作を観てきました

2019-12-26 23:53:04 | 映画
さっちゃんには前から「観に行こうね」と伝えていた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を今日観てきました。
お昼ころ、さっちゃんに「今日は映画を観に行こうね」と言うと、
「嬉しい~!」と珍しくさっちゃんがはしゃいだ声で喜びました。
こんな反応があるとは予想してなかったので、僕もとっても嬉しくなってきます。

着替えをし、歯磨きをし、髪の毛を梳き、いちばん大切なトイレに入ります。
尿漏れパッドを使おうかとも考えましたが、トイレタイムを忘れずに取りさえすれば大丈夫と、普段のままで行くことにしました。

隣り駅なのですが、いつも歩いて行く映画館、40分ほどで到着しました。
入場するまでの待ち時間でちょっとした用事を済ませて映画館に戻ってくると、さっちゃんに聞きます。
「トイレに入る?」「おしっこする?」
僕としては念のために入って欲しかったんですが、さっちゃんの答えは明確なNO。
本編の上映時間だけでも2時間以上あるので心配なのは山々ですが、まあ何とかなるでしょう。

映画の内容自体がさっちゃんに理解できているとは思えないんですが、楽しめないことはないと思いますね。
その証拠に、最後までスクリーンに視線を送り続けていましたから。
映画に集中できなくなったりしたら、僕に話しかけてきたりするはずですからね。

映画が終わって、映画館の多機能トイレに二人で入りました。
さっちゃんよりむしろ僕の方がギリギリで我慢していました。

映画館を出て、歩きながら「今日の映画は面白かった?」と僕が聞くと、さっちゃんはキョトンとしています。
「いま、映画を観てきたでしょ?」と言うと、さっちゃんはきっぱりと「観てないよ」と。
もうすっかり映画を観たことを忘れたようですね。
でもまあいいです。
どうせ遅かれ早かれ忘れるのは確実ですから。
楽しく観ていたことは、恐らく確かだと思うんで、それだけで充分僕にとっては嬉しいこと。

すでに日没時刻は過ぎていましたから、今晩の食事は外食です。
この街でいつも入るネパール料理店『dio』でディナー。
ナンもおかずも食べたことのないメニューばかり注文しました。
中でも、スープモモは初めて知りました。
ネパールにもあるんでしょうかね? 
水餃子からヒントを得て工夫したんじゃないですかね?

さっちゃんも美味しそうに食べていました。
ストローの使い方をまたまた教えたり、マトンの炒め物はさっちゃんには硬かったようで、小さくナイフで切り分けたりしましたがね。
さっちゃんはラッシー、僕はインドワインをグラスで2杯、ふたりとも満腹になりました。
それで3400円でしたから、安いですよね!

帰りは暗い中を再び歩いて帰宅。
7時半くらいだったと思いますが、さっちゃんはすぐに布団の中へ。
そのままぐっすりと寝てしまいました。
僕はテレビを見たり、こまごまとした用事を片付けたりして、いま夜中。
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『Yesterday』を観てきました。ビートルズの歌を楽しんできました

2019-10-15 23:51:59 | 映画
さっちゃんがデイサービスから帰って来て、二人で映画を観に行きました。
ビートルズが存在しない世界に、ただ一人ビートルズを知っている男性のストーリー『Yesterday』。
ビートルズの歌がたくさん流れるはずですから、ビートルズを聴こうと観に行ったのです。

字幕スーパーですからストーリーは追えず、さっちゃんには理解できないでしょうけれど、
ビートルズの音楽は体に沁みこんでるはずですから、楽しめると思いました。

そんな狙いはばっちりと当たり、さっちゃんは手で拍子を取ったり、歌が終わると拍手したりしてました。
ある曲が終わった後なんか、さっちゃん、を滲ませてるような感じでしたね。
まあ、歌が途絶えて、科白だけが続くと、何やらブツブツと喋ったりしてましたけど。
GUEENの人生を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』は歌のない時間がもっと長くて、
さっちゃんにとっては今日よりもっと大変だったと思います。

さっちゃんにとってはまずまず楽しめた音楽映画だったと思います。
僕にとってはまあまあの映画、ビートルズの曲を楽しむための映画でしたね。
いちばん驚いたのは78歳のジョン・レノンが登場したこと。
ビートルズは存在しない世界なのですが、ジョン・レノンは生きていたんですね。
映画の中の老人ジョン・レノンがいかにもレノンらしい科白を語るんですよね。
ビートルズの曲ではないから仕方ありませんが、「イマジン」も聴きたかったですよね。
老人ジョン・レノンに歌って聴かせてあげたかったですよね。

映画『Yesterday』の公式サイトはこちらです。
https://yesterdaymovie.jp/


いつも心配するさっちゃんのトイレは大丈夫でした。
映画を観る前に、同じ階に多機能トイレがあることを確認しておきました。
家を出る際にさっちゃんは小用を足しましたから、少しは安心していたのもあります。
映画終了後に、その多機能トイレで用足ししました。

映画を観終わってからは、インネパ料理店『フルバリ』で夕食。
僕はワイン、さっちゃんはラッシーですが、さっちゃんは最近ストローでの飲み方を忘れています。
僕が実際に飲んで見せても、なかなかその通り出来ません。
でも、何かの拍子に出来たりしますし、またすぐに忘れたりもします。
箸使いも下手になっていますから、途中で手を使って食べたりもします。
汚れた手を手拭きのタオルで拭いてあげて、箸を右手に持たせてあげたりもします。

食事マナーにはちょっと問題のあるさっちゃんですが、まだまだ一緒に外食を楽しめますね。
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ドキュメンタリー映画『フリーソロ』を観てきました

2019-09-09 23:14:52 | 映画
日曜日、さっちゃんと二人で映画を観てきました。
アレックス・オノルドが2017年にヨセミテのエル・キャピタンを
フリーソロで登攀成功させるまでのドキュメンタリーです。
僅かな失敗、精神的ゆらぎが即、死につながる張り詰めた緊張感が終始漲っています。


タイトルは『フリーソロ』、僕がどうしても観たかった映画。
映画自体の内容は下を参考にしてください。
http://freesolo-jp.com/

さっちゃんもクライミングしていたとはいえ、今もこんな映画に興味を持つのか分かりません。
吹替えもありませんから、字幕スーパーだけ。
字幕は読めませんから、登場人物が何を喋ってるかまったく分かりません。
案の定、映画が始まってしばらくすると、さっちゃんが小声で何やら喋り始めました。
さっちゃんのすぐ左隣りの席に男性が座っていましたから、彼は少しだけ気が散ったかもしれませんね。

ちょっとだけそんなことがありましたが、さほど問題なく終了しました。
ホッ!
帰り道、「面白かった?」と聞きましたが、
いいとも悪いとも、返事はありませんでした。

四半世紀ほど昔に、さっちゃんと僕、もう一人の友人3人で、ヨセミテへ旅行したことなど忘れていますよね。
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小学5年生の甥っ子の息子とさっちゃんと3人で『天気の子』を観てきました

2019-08-25 00:01:17 | 映画
金曜日、さっちゃんと5年生のK君との3人で『天気の子』を観てきました。
東京で観てもよかったんですが、せっかくなのでK君と一緒に行ったんです。

心配事はいつもと同じ、さっちゃんのトイレ。
まあ、いつも大丈夫なんですが、やっぱり心配ですよね。

『君の名は』もさっちゃんと二人で観たんですが、
そのアニメと同様の雰囲気のアニメを予想していました。
でも、その予想はまったく外れましたね。
前作では自然の情景が多かったのに、今回は大都会東京。
前回は眩しい光溢れるシーンが多かったのに、今回は暗い雨のシーンばかり。
両作品とも人知を超えた神秘的な出来事を扱ってることは共通なんですが、
その周辺ドラマは今回のは暗い話や犯罪に絡むことばかり。

3分の2くらいストーリーが進んだあたりで、さっちゃんに変化が現れました。
何やらブツブツと喋り始めたんです。
他の観客の邪魔になるほどの声ではなかったと思いますけれど、
さっちゃんはどうやらストーリーの展開に追いついていけないみたいなんです。
ただでさえストーリーを理解するのは困難でしょうから、
さっちゃんを映像的に驚かせ続けたり、引き込み続けてくれなければ
さっちゃんは付いて行けなくなってしまいます。

東京に毎日毎日、連続して雨ばかりが降り続くシーンがこれでもかというほど続きましたから、
さっちゃんもそういった中で徐々に展開していくストーリーを追えなくなってしまったんですね。

10分ほどはブツブツと喋ってましたけれど、ラストに近づくにつれ、
映像の動きも激しくなりますし、雨雲の上空のシーンもあったりして、
さっちゃんの関心も強く引き寄せられたみたいですね。
まあ、楽しく観れたようです。

映画以上にさっちゃんが気になったのは一緒に行ったK君のようです。
K君は歩いていて、僕たちとちょっと離れても、
「ここで待っててね」とか「ここで落ち合おうね」とかの約束をしたときも、
まったく安心できます。
もちろん、さっちゃんよりも安心できるんですが、
さっちゃんは小さな男の子だからと、さっちゃんなりに心配するんですね。
僕がK君のことを離れていても心配しないし、ほったらかしにもするので、
さっちゃんは僕のことを凄く怒るんです。
3人で歩いていても、さっちゃんはK君のことばかり目で追って、大変です。
K君も男の子ですからふらふらと歩き回りますしね。
しっかりとこっちのことは見てますから、ほっといても大丈夫なんですけど、
さっちゃんにはそれが分かりません。
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一昨日の水曜日、さっちゃんと二人でゴジラ映画を観てきました

2019-06-28 10:28:38 | 映画
さっちゃんと観る映画には幾つか条件があります。
字幕スーパーの映画は無理でしょうね。
それでも、登山の映画なら映像だけでも楽しんでくれるかもしれません。
理屈っぽい映画もダメでしょうし、シリアスな映画もダメだと思います。
山の映画は昔からよく二人で観に行ったものです。
単館上映のようなマイナーなものも必ず観てましたね。

その他の映画はどうしても娯楽映画になってしまいます。
アニメやハリウッドなどの娯楽大作ですね。
大作ならほぼ確実に吹替え版もありますから。


というわけで、観た映画は『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。
映画自体は突っ込みどころ満載の超B級金満大作でしたが、楽しめました。
ゴジラのほかにもキングギドラ、モスラ、ラドンなどが登場します。
ひとつのストーリーに仕立て上げる無理矢理感も半端ないですけどね。
昔の日本の怪獣映画も同じようなノリだったんでしょうかね。
最初の『ゴジラ』くらいが重いテーマを掲げていたんでしょうね。

まあそんなことはともかくとして、映画館の多機能式トイレに観る前に入りました。
大昔の映画館のトイレ、薄暗くて、臭いがして、
他のお客さんとそこで顔を合わせることがどこか気恥ずかしいかった、
そんなトイレとは昔日の感ありますね。
助かります。

終了後、映画館の外でさっちゃんに「面白かった?」と聞くと、
「面白かったよ」と答えてくれました。

この日は言語リハビリの日、病院帰りはやっぱり疲れます。
家へ戻って、ぐた~っとして、映画館へ行こうかどうか迷いましたけれど、行くことに。
夜の部しかありませんでしたから、終わったのは夜8時。

それから、行き同様、帰りも家まで40分ほどかけて歩くのですが、
途中でインネパ料理店『dio ディオー』へ。
さっちゃんはラッシー、僕は赤ワイン。
ネパール風チキン炊き込みご飯、ネパール風ポーク炒め、
じゃがいものアツァール
(付け合せのようなおかず)を食べました。
赤ワインのお替りを少し多めに注いでくれたり、
食べきれなかった炊き込みご飯をドギーバッグに詰めてくれたりしました。
アツァールは僕も最近、大根のを作ったりしてますから、
ちょっと作り方を教えてもらったりしました。

梅雨の最中で山へも行けない日が続いています。
久し振りにさっちゃんと映画を楽しんだ日でした。
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