さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今日初めて口腔ケア用ウェットティッシュを使うことが出来ました

2021-09-11 23:54:49 | 口腔ケア
ずいぶん前のことですが、僕は口腔ケア用ウェットティッシュを買っていました。
100枚入りのです。
歯ブラシはもちろん、スポンジブラシも受け付けなくなっていたさっちゃんのための最終兵器のような感覚をそれに対して抱いていたのです。
僕が直接指を入れ、さっちゃんの口腔内を綺麗にするしかないとの思いでした。
さっちゃんが熟睡している間にすればいいと考えていました。

先々週の訪問リハビリでSTのY田先生が口腔ケアの指導をしてくださった時、買っておいた口腔ケア用ウェットティッシュを初めて使ったのです。
使い方を教わり、さっちゃんが寝ている時ではなくて起きている時に使えばいいでしょうと言われました。
すぐにでも使ってみようと思ってはいたのですが、いざ使うとなるとなかなか踏ん切りがつきません。
起きていて、機嫌も良くて、口の中に指を入れても怒らなさそうな時、そんな瞬間になんてなかなか出会えるものではありません。
チャンスに出会えないのと、実際にやってみる勇気が湧かないのとで、ずるずると2週間近く過ぎてしまいました。

そして今日、さっちゃんが遅い朝食を食べ、その2時間後くらいだったでしょうか?
さっちゃんが布団から出たり入ったりを繰り返していましたから、布団でゆったりと落ち着いて欲しいと思い僕も布団で横になりました。
布団の上に横になって、体を寄せ合い、睦み合います。
睦み合うと言っても、認知症の影響なのかさっちゃんからは性感は失われています。
夫婦の営みになど向かうはずもないのですが、さっちゃんの体を触ってあげたりします。
さっちゃんも時には僕の体を擦(さす)ってくれたりします。

ただ不思議なんですが、キスに対してはさっちゃんも唇や舌が反応して僕に同調して動かしてくれます。
この時、あっ! 今がチャンスだ! と思ったんです。
キスに続いて、僕はさっちゃんの唇を指で触り始めました。
唇を触られることをさっちゃんは嫌がっていません。
僕はさらに、指を唇よりも内部に侵入させました。
指で歯や歯茎に優しく触りました。
さっちゃんからは何ら抵抗がありません。

僕は口腔ケア用ウェットティッシュを布団の横まで持って来て、左手の人差指にウェットティッシュを巻きつけました。
先々週、Y田先生から教わった通りに巻きつけました。
さっきまで僕の指をさっちゃんの口の中に入れていたのですから、ウェットティッシュを巻いた指が入ってもさっちゃんは特に嫌がったりはしません。
僕はさっちゃんの下顎の歯茎をあまり力を入れないようにして擦(こす)りました。
舌の下も少しですが、撫ぜるように擦りました。

さっちゃんが抵抗なしに受け入れてくれていますから、このチャンスに上顎の入れ歯も外してみることにしました。
普通ならとても嫌がるはずなんですが、入れ歯に指を掛けてもさほど嫌がりません。
入れ歯は上顎にピッタシと密着しているようですぐには外れませんでした。
それでも何とか外すと、洗面所で洗い、パーシャルデントに浸けておきます。

僕は再びさっちゃんの横に寝転びました。
そして、左手人差し指にまた口腔ケア用ウェットティッシュを巻きつけ、さっちゃんの上顎の歯茎や口蓋を擦って綺麗にしました。
これで口腔内のほぼすべてを口腔ケア用ウェットティッシュで擦って綺麗にすることが出来ました。
僕としては初めての試みで初めての成功です。
次回も今回同様スムーズにいくかどうかは分かりません。
普通なら指を口の中に入れると嫌がるはずですし、入れ歯を外そうとすると抵抗するはずです。
今日はたまたま上手くいったんだと思います。
2度目、3度目の実践が重要だと思いました。
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これまでほったらかし気味だった口腔ケアをこれからはもう少し考えたいと思います

2021-04-06 23:57:38 | 口腔ケア
さっちゃんと僕との間では、これまで様々な事柄でぶつかり合いがありました。
些細なことなんですが、僕がストレスを溜めこんだ末、爆発させる結果になることが多かったと思います。
大声を上げたり、壁や柱を叩き付けたり、ドアや戸を思いっ切り閉めて大きな音を立てたり、
さっちゃんを押したり、倒したり、叩いたりしたこともありました。


今から思うと、その全ては僕の未熟さから来ていたんだということが今なら分かります。
(その時だって、だいたい分かってはいたんですが)
でも、未熟な時にはその未熟さをある程度は発散して出すことも大切だと、僕は思っています。

そんな中、さっちゃんと僕との間で完全に対立しているのに、その対立があまり顕在化しない事柄があります。
それは口腔ケアです。
もちろん、歯磨き等の口腔ケアにさっちゃんが全然協力してくれなくて、僕が頭に来て何かに当たることはありました。
でも、この口腔ケアに関しては「歯磨きしなくても死ぬわけじゃなし」と、簡単に諦める傾向があったんです。


僕も少しは大人になって、ある程度の感情コントロールも出来るようになりました。
(こんなことを言っておきながら、明日、感情爆発があるかもしれませんがね)
食事の量も相変わらず(これは昔から)小食なさっちゃんですが、一時期よりはずっとましになっています。
も飲んでもらえるようになりました。
便秘なのは変わりませんが、それによるさっちゃんの苦しみは回避されるようになっています。
おしっこの心配も完全なおむつ生活になってしまってからは、ほぼなくなりました
こんな安定した状況がいつまで続くか分かりませんが、今こそ上記の口腔ケアを真剣に考えるべきだと、最近よく思うんです。

課題は3つです。
1.食後の口腔ケア
2.入れ歯のケア
3.下顎の入れ歯の修繕
それぞれ長くなりますから、今日は項目を提示するだけにしておきます。
ブログに書くことで問題点を明確にし、解決のためにどうすればいいのか考えていこうと思います。
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記憶にないくらい久し振りに口腔ケアが出来ました

2020-09-28 23:55:48 | 口腔ケア
さっちゃんの口腔ケアについては常に常に気になっています。
口腔ケアはほとんど出来ていない状態がずうっと続いています。
さっちゃんの口臭ですが、臭(くさ)いというよりも酸っぱい臭いがします。
単に口腔ケアと言うだけでなく、健康面で影響が出るんじゃないかとヒヤヒヤしてもいます。

口腔ケアが出来ていない原因の大きなひとつが、口を開けてくれないこと。
口を開けてくれなければ、入れ歯を外したり戻したりも出来ませんし、歯茎を綺麗にも出来ません。
機を見ては洗面所で入れ歯を外してもらおうとしたり、スポンジブラシで歯茎をこすってみようとするんですが、駄目なんです。
口を強く閉ざしたままです。
夕食後はすぐに寝てしまうことが多いので、トライすることすらほとんどないのですが、昼間に口腔ケアにトライしても失敗続き。
せいぜい、水で口を漱ぐくらいなら何とか出来てはいました。
それも漱ぐのではなくて、飲み込んでしまうことも多かったですね。

今月の中旬ころだったでしょうか?
朝起きてさっちゃんを見ると、顔の横に入れ歯が落ちていました。
こんなことは初めてですが、寝てる間に自然に外れたのか、寝ぼけて外したのか、どちらかなんでしょうね。
ですから、その時は久し振りに入れ歯をパーシャルデントに浸けることが出来ました。

ちなみに下の入れ歯は何ヶ月間も嵌めていません。
下の残っている4本の歯並びが変化したので入らなくなっているのです。
歯医者さんに行かなければならないのですが、さっちゃんが診療に応じてくれるとは思えません。
それに、コロナ禍ということもあって、今のところ何となく足が遠ざかっているんです。
下の入れ歯を入れなくても、食事は普通に摂れていますから「まあいっか」と、ほったらかしているんです。
それが良くないことだとは分かっているんですけどね。


ところで、今日のこと。
ブランチ前にトイレへ行き、おしっこが出たんですが、その後洗面所で手を洗ってもらうついでで、口を「あ~~ん」と開けてもらったんです。
すると、開けてくれるじゃありませんか!
僕は急いで入れ歯に指をかけ、抵抗するさっちゃんに打ち勝って、何とか入れ歯を外すことが出来ました。
入れ歯用のブラシで綺麗に磨き、さっちゃんの口に戻そうとしますが、今度は口を開けてくれません。
そうなると絶対に口は開けないさっちゃんですから、入れ歯を戻すのは諦めました。
その代わりに入れ歯をぬるま湯に浸け、パーシャルデントを投入しました。

ブランチ(ほとんど昼でしたが、メニューは朝食と同じ)は入れ歯なしでしたが、ちゃんと食べてくれました。

時は流れて、夕方。
さっちゃんと一緒に、スーパーへ買い物に行こうと思いました。
ずうっとマスクをしていてくれれば、入れ歯が入っていなくても大丈夫なんでしょうが、さっちゃんはマスクをすぐに外そうとします。
ですから、買い物に行く前に入れ歯を戻してあげたいと思いました。

でも、その前に歯茎を綺麗にしてあげたい。
スポンジブラシを手に、「あ~~んと口開けて」と頼むと、口を開けてくれるじゃありませんか!
僕は喜んでスポンジブラシを口に入れ、下の歯茎をこすりました。
さっちゃんはすぐに僕の腕を掴んで止めさせようとします。
ところが、続けて「あ~~んと口開けて」と頼むと、再び開けてくれるんです。
前の残っている歯の歯茎や上顎の歯茎もスポンジブラシでこすることが出来ました。
3回目上顎もこすることが出来ました。
もちろん、十分に出来たわけではありません。
少しずつなんですが、万遍なく出来ました。
最後に、水で口を漱ぐことも出来ました。
「ぐじゅぐじゅぺっ、てしてね」と、僕の実演付きでお願いすると、その通りやってくれました。

これで後は入れ歯を戻すだけ。
パーシャルデントの薬品のヌルヌルを綺麗に洗い流します。
「口をあ~~んと開けて」と言うと、ちゃんと開けてくれます。
僕は左手でさっちゃんの口の右端を掴んで広げて、入れ歯を口の中に入れようとします。
口の右側を広げても、左側には入れ歯はぶつかります。
ねじ込むように、無理やりにでも入れないと入ってくれません。
さっちゃんに入れようとする意志があれば、問題なく入るんでしょうが、
さっちゃんにとっては、何故だか僕が無理やり異物を口の中に押し込もうとしている、と感じているはずです。
僕も必死です。
ここで最初の1回を失敗すると、さっちゃんの警戒心はMAXとなって、2回目からは協力してくれません。
口を開けてくれた今、最後まで完遂するしかありません。
口の左の端は何とか入ってくれました。
最後に入れ歯を阻むのはさっちゃんの上唇なんです。
口を大きく開けてくれているわけではありませんから、さっちゃんの上唇全部が入れ歯が入るのを邪魔しているんです。
このことは僕には経験がありますから、もう無理やりにでも押し込みました。
上唇全体を内側にめくれ込むようにしながら、入れ歯を中に押し込みます。
そんなに力技で押し込んでも、さっちゃんはどこも痛くないことは経験済みなので、僕は思いっ切り押し込みました。
上唇が外側に戻って来ました。
入れ歯が口の中に完全に入ったんです。
口の中に入りさえすれば、入れ歯は自然とピタッと嵌るようになってるみたいですね。
これで終了!
さっちゃんも一瞬腹立たしいような表情を浮かべましたが、痛い訳でも辛い訳でもないからでしょう、すぐに普段の表情に戻りました。

今日は一日を通して、さっちゃんはとっても機嫌が良かった日でした。
笑顔も多く浮かぶ日でした。
そういうことも、今日口腔ケアが上手くいった理由のひとつかもしれません。
今日のことは僕にとってもちょっと自信になりました。
これまで僕を諦めムードが支配していたんですが、きちんと口腔ケア出来ることもあると教えてくれました。
これからはその頻度を上げる努力をすればいいのです。


口腔ケアとは別問題ですが、ここのところ気をもんでいるのは、さっちゃんの便秘。
今日で18日目だったんですが、兆候さえありません。
本人は苦しんでいなさそうなんですが、これでいいんでしょうかね?
僕にはまったく想像もつかない世界です。
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さっちゃんは昨晩から入れ歯をはめてくれません

2020-02-28 23:20:15 | 口腔ケア
さっちゃんは夕食後すぐに布団の中に入ってしまうことが多いんです。
ですから、夕食後の薬が1種類あるんですが、それを飲んでもらうタイミングが難しいんです。
歯磨きのタイミングもそうなんですが、食後すぐはまず無理でしょうね。

ただ、いったん布団の中に入っても、しばらくすると起き出してくることがほとんどなんです。
まあ、必ずではありませんから、起き出してこないときはそのまま朝まで歯磨きもせずに着た切り雀で寝ちゃうことになりますが。

昨晩もよくあるパターンで途中起き出してきたさっちゃんを洗面所に連れて行って歯磨きしました。
順調に歯磨きは進行したんですが、最後の入れ歯を口に戻す場面で拒否されてしまいました。
二晩連続でした。
こんな時には無理して入れてもらわないことにしています。
ひと晩、入れ歯洗浄剤を入れたお湯に漬けておいたりします。
ただ、その後の寝巻きへの着替えは順調に進みました。

翌朝のこと、今日はデイサービスの日ですからさっちゃんには色んなことを手際よくこなしてもらわなくちゃなりません。
外出着への着替え、トイレ(そろそろ大)、朝食、薬を飲む(4種類)、歯を磨く、髪を梳く、・・・・
でも、今日は朝食の前に入れ歯を入れてもらわなければなりません。

ところが、さっちゃん、それを拒否。
朝食にもいっさい手を付けません、見向きすらしません。
当然薬は飲めず、歯を磨くなどありえません。
布団にもぐっちゃいましたから、眠り込む前に起こして、外に連れ出しました。
今日のデイサービスは玄関まで迎えに来てくださるんですが、車が停まる場所まで降りて行きました。

デイサービスのスタッフさんに、入れ歯の事情を話し、上下の入れ歯を渡しました。
便秘の周期でそろそろ排便があってもいい頃だということも報告しておきました。

1時前に帰って来たさっちゃん、今朝とは違って機嫌は良さそうです。
上の入れ歯は入ったようですが、下の入れ歯は痛がって駄目だったよう。
その後も、夕食の前を最後に時々下の入れ歯を入れるようさっちゃんに言うんですが、毎回拒否。

今日は一日中さっちゃんと僕の関係は冷え切った感じでしたから、それも影響していたのかもしれませんね。
さっちゃんは僕に対して険悪な文句を言い続けますし、僕はさっちゃんを冷ややかに無視し続けました。

例えば、僕は自分のお昼にラーメンを作ったんですね。
さっちゃんはデイサービスで昼食を食べては来てるんですが、食べたことは忘れてしまってるでしょう。
そんなさっちゃんの目の前で僕はラーメンを食べますから、一応「食べな」と、さっちゃんの前にラーメンを押し出すんです。
少しでも食べてくれれば割とその場は和むんですが、今日はさっちゃんまったく手を付けなかったんです。
それどころか、何が不快なのか何やら僕への文句をずうっと言い続けています。
僕はそんなさっちゃんの文句を完全無視。
さっちゃんは時々「こっちを見なさいよ」とか「聞きなさい」とか大きな声で言うんですが(多分)、僕は完無視。
録画していた朝ドラを観ていたので、さっちゃんの大声で聞こえませんから、ボリュームをすごく大きくして対抗します。

お昼を食べ終え、僕はこんな無意味な対立に嫌気がさして、布団の中にもぐり込みます。
さっちゃんは毛布を引き剥がそうとしましたが、僕は離しません。
さっちゃん、ブツブツブツブツ言いながら家の中を歩き回っています。
スリッパを履いているので、その音がよく聞こえるんです。
玄関の方へ行く音がすると、僕はちょっと注意深く聞き取ろうとします。
トイレに入るんだったら、僕も行かなくちゃなりませんから。

さっちゃんもなかなか布団の中に入って来ません。
普段ならすぐ一緒に布団の中なんですが、今日は冷えた関係性をさっちゃんも自覚してるんでしょうね。
やっと入って来たと思ったら、何故だかすぐに起き出して出て行きます。

そんなことを昼食後に繰り返していて、2時間ほどが経過しました。
その間には、悦ばしいことにさっちゃんの排便もありました。
さっちゃんは僕への文句を言うんですが、僕は淡々と排便後の処理をしてあげました。

4時ころ、さっちゃんと買い物に出かけました。
僕の冷たい気持ちはそのままだったので、階段を降りる際にさっちゃんと手をつなぎませんでした。
でも、1階分の階段を降りてから、考え直して、さっちゃんと手をつなぎました。
スーパーへの行き帰り、さっちゃんと手はつなぎましたが、ほとんど会話はゼロ。
さっちゃんはいつもより口数は少なかったんですが話していました。
僕が話さなかったんですね。
僕からの返事がないと、さっちゃんは怒りますから、必要最低限のうなづき程度はしましたが。

今日のことはおそらく全部、僕が悪いんです。
さっちゃんを責めたところでしようがありませんからね。
でも、そうやってストレスが溜まっていくような気も。
さっちゃんが僕にぶつける様々な僕に対するマイナスな感情。
憎悪や敵対心、嫌悪感・・・・、そんな相手の心を破壊するようなものでないことは分かります。
夫婦喧嘩で互いにぶつけ合うような感情だとは分かるんですが、今のさっちゃんとはそれが一方通行なんです。
反論の余地がない。
去年だか一昨年だかまではそんな感情のぶつかり合いの後にはお互いに「さっきはご免ね」と謝り合ったものです。
でも、今のさっちゃんにはそれは求められません。
この一方的な忍耐を何かしら喜びに変換できないものなんでしょうか?
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さっちゃんの下の入れ歯が完成しました

2019-12-13 23:47:44 | 口腔ケア
一昨日の水曜日に出来上がって来た入れ歯を微調整し、実際に生活で使ってみての更なる調整を今日しました。
丸二日間さっちゃんは「痛い」とか「何か変」とか言わずに過ごせていましたから、僕から先生に「とくに問題はないみたいでした」と。
下顎の歯茎の様子を先生が診て、ほんの少しだけ調整しただけで終了。
今後、何か問題が発生しない限り、さっちゃんの下の入れ歯作りは終了です。

以前の入れ歯は真ん中でぽっきりと折れてしまいました。
下顎の歯は前歯4本だけ残っているので、その接続部分がどうしても弱くなってしまうんですね。
今度の入れ歯はその部分にコイル状の針金が入っているようです。

今回も先生はさっちゃんには苦労させられていましたね。
「は~い、お口を開けてね」「今度はしっかり噛んでみてね~」とか言葉で指示してもさっちゃんには伝わりません。
結局、半分強引に力ずくみたいになってしまいますよね。
もちろん、そんなに激しく力は入れないようですけど。
いちばん大切なこと、歯茎と入れ歯とがピタッとしてるかどうか、それをさっちゃんに聞いても答えは期待できませんから、
接触面の様子を可視化する白いクリームのようなものを塗って、それで判断するしかなかったようです。

さっちゃんも最初のころは先生が入れ歯を外そうと触っただけで「痛い、痛い」と呻いていました。
でも、実際はそんなに痛いはずもありませんし、だんだん何度か繰り返すうちに、同じことをしても「痛い」とは言わなくなりましたね。

思いのほか早く(4回通っただけ)、費用もかからずに完成しました。
この入れ歯が長く使えるように、前歯4本を大切にしなければなりませんね。
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最近の歯磨き事情、そして新しい入れ歯作成中

2019-11-28 23:21:00 | 口腔ケア
前回の歯磨きカテゴリーブログは3ヶ月前の8月でした。
そのころの歯磨き事情と入れ歯ポッキリ事件のことが書かれていますね。
興味のある方は目を通してみてください。

さっちゃん、入れ歯を洗面台に投げつけて真っ二つ!

最近の歯磨き事情も上記ブログのころと同様かんばしいものではありません。
1日に1回、歯磨きできればまずまずといった感じですね。
本当は夜寝る前の歯磨きは確実に行いたいんですが、なかなかそうもいきません。
さっちゃんは食後すぐに眠くなってしまって、布団の中に直行してしまうことが多いいんです。
布団直行直前に引き止めても、嫌がることは確実。
その後、起き出して来たら洗面所に誘い出して、運が良ければ歯磨きに至ることもあるのですが・・・・

朝とか昼とか、思い立ったら洗面所に誘い出して、歯磨きにいざないます。

前から気になっていたことがあります。
さっちゃんの口臭と歯茎のマッサージ。
歯磨きをすれば口臭は少し弱まりますが、歯磨きだけでは改善できない口臭もあるのかな、と思ったりもしています。
歯ブラシを口中に入れて歯磨きしようとすると、さっちゃんは嫌がって口を開けてくれない、と前に書いたように思いますが、
最近、久し振りに歯ブラシを使ってみたのですが、抵抗することなく口中に入れることが出来たんです!
もちろん、歯ブラシで磨くというよりも、歯ブラシでなぜるといった感じで柔らかく優しくしてあげています。
それでも、まったく使わないよりはましかな? と思いますよね。
という訳で、最近の歯磨きパターンを書いておきますね。

1.洗面所に来る
2.下の入れ歯を外す
3.上の入れ歯を外す
4.希釈したガム・デンタルリンス液で口を漱ぐ
5.シュミテクトをほんの少量のせた歯ブラシで歯茎をなぜる
6.水で漱いで口内をさっぱりと
7.下の入れ歯を戻す
8.上の入れ歯を戻す


ちなみに今日は、昼ごろに上記パターンを完成できました。
今晩は、さっちゃん寝てしまってますから駄目でしょうね。

ところで、先週に歯医者さんへ行って、下の入れ歯を新しく作り始めました。
8月に折れてしまった今の下の入れ歯がかなり痛んでいるとのことで、新調した方がいいですよと言われていたんです。
明日も行きます、2回目です。
年内には出来ると思います。
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さっちゃん、入れ歯を洗面台に投げつけて真っ二つ!

2019-08-27 23:44:20 | 口腔ケア
さっちゃんは歯磨きと言うか、口腔内の衛生管理を自分ではまったくしなくなりました。
僕が「歯磨きしようね」と洗面所に手を引いて、
「あ~ん」「口を開けてごらん」と、開けてもらい、
まずは下の入れ歯から外し、
「もう一回、あ~ん、ね」と、上の入れ歯を外します。

以前は歯ブラシに練り歯磨きをのせて渡していたんですが、
さっちゃん、ほんの数秒、口の中を2、3往復させるだけなんです。
それで、僕が使ってる液体歯磨きのリステリンを水で倍ほどに薄めて口を漱いでもらうようにしました。
本当は歯ブラシでブラッシングをしなければならないそうなんですが、
歯も少ないことですし、3~4回に分けて口を漱ぐ方が効果的かなと思ったわけです。

まとめると、
1.洗面所に来る
2.下の入れ歯を外す
3.上の入れ歯を外す
4.希釈したリステリン液で口を漱ぐ
5.水で漱いで口内をさっぱりと
6.下の入れ歯を戻す
7.上の入れ歯を戻す

こんな7つの段階に分かれているんですね。

これまで五割近い確率で、すべての段階をクリアできていると思います。
でも、先週の土曜日の晩からさっちゃんはまったく非協力的。
3や4、6や7で拒絶される場合も多いんですが、
この三日間は1や2で拒絶されていました。

それが熊本から帰ってきた昨日の夜は、2まで行ったのです。
久し振りにきちんと歯磨きできるかな、と期待も膨らんだんですけど
3で拒絶。
そんな場合は、3をすっ飛ばして4からやってもらえるケースもあるんですが、
昨晩は3以降、すべてストップ。

そんな状況下での今朝でした。
今日は2週間ぶりのデイサービス。
それだけでもハードルは高いのですが、
朝食後に歯磨きをしてくれるかどうかが大問題。
でも、やっぱり3以降はやってくれません。
さっちゃんが勝手に水で口だけは漱いでいましたが。

で、昨晩から外したままの下の入れ歯をはめてもらおうと渡したんです。
すると、バーンと投げつけるじゃあないですか!
洗面台に当たった入れ歯がパッカ~ンと真っ二つ!

これには僕も怒り心頭!
内心、プルプルと震えました。
でも、さっちゃんにはぶつけません。
洗面所の遠い側の壁に頭を押し付け、怒りをぶつけながらも、頭を冷やします。

そして、すでにテーブルへ戻っていたさっちゃんの元へ行き、こう言いました。
「僕のことを怒ったり、叩いたりするのはいいよ。
でも、自分の入れ歯を投げて壊しちゃ駄目でしょ。
ほら、さっちゃんが投げつけたから壊れちゃったでしょ」

さっちゃんは「そんなことしてない」風なことをブツブツと喋ってます。
それには怒る気すらしません。
さっちゃんは自分がやったこととその結果を結び付けられないのかもしれません。
単純に投げつけたこと自体を忘れてしまっているのかもしれませんから。

その後、何とかデイサービスへ出かけ、
いつもより笑顔少なく、デイサービスから帰って来ました。

さっちゃんがデイサービスに行ってる間に、歯医者さんに電話。
今日の夕方、対応してくれることになりました。
「修理には時間がかかるから」とその日最後の時間帯に入れてくれたんですが、
真っ二つになった入れ歯でも修理で対応出来るんでしょうか?

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

夕方、歯医者さんに行きました。
結論から話すと、修理してくれました。
別れた二つを針金で補強もしながらくっつけてくれたんです。
でも、以前にも壊れた形跡があるようで、壊れ易くなっている模様。
今のが使える間に、新調した方がいいみたいですね。

直してもらった入れ歯を実際に使ってみて、不具合があれば直してもらいますが、
具合良くなっている状況下で、新しい入れ歯を作った方が良さそうです。

とりあえずは、大事にならずにホッとしました。
しかも今晩は、一筋縄ではいかなかったものの、
7つの段階をすべてクリアできました!
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さっちゃんの最近の歯磨き事情。そして、昨晩は・・・・

2019-06-23 13:59:56 | 口腔ケア
さっちゃんは下顎の前歯4本しか残っていません。
上下とも入れ歯を使用しています。
おそらくは敗戦直後の食糧不足が、
さっちゃんの食の好き嫌いの激しさに加速されたんだと思います。
それがいちばん顕著に歯に来たようですね。

その歯磨きなんですが、いつ頃までだったでしょう?
多分昨年の中頃までだったでしょうか?
歯ブラシに練り歯磨きを付けて渡してました。

でも、さっちゃんは入れ歯をしたまま磨くことがほとんどでした。
それで、入れ歯を外してもらって、僕が入れ歯を磨くようになったんです。
そのうち、さっちゃんが自分で入れ歯を外すこともしなくなって、僕が外すようになりました。
最初のころは僕の外し方が悪いのでしょう、さっちゃんが嫌がって拒否することも多かったんです。
ただ、外し方はだんだんと上達しますよね。

僕が入れ歯を入れ歯専用の歯ブラシで磨いてる間、
練り歯磨きを付けた普通の歯ブラシをさっちゃんに渡します。
さっちゃん、磨くには磨くんですけれど、5秒程度、長くても10秒くらいなんです。
口内が綺麗になってるとはとても思えません。

そこで思いついたのが僕が使っているリステリン。
口に含んで、30秒間くらいクチュクチュと口内あちこちに行き渡るように漱ぎます。
さっちゃんにはそんなきちんとした方法を求めることは出来ません。
ですから、リステリンを3倍くらいに薄め、その水溶液が無くなるまで3、4回漱いでもらうんです。

これなら入れ歯は僕が綺麗に磨きますし、口内はリステリンで洗浄するのでいいのかな? っと。

昨晩も同様でした。
ただ、入れ歯をさっちゃんに渡して、さっちゃんが自分ではめるんですけれど、
時々、何故そうなるのかは分からないのですが、入れ歯の受け取りを拒否することがあるんです。
以前はそんな際に僕は、ただただ悲しくなって怒りを裡に留めるだけだったんですけれど、
最近では、何とも感じなくなりました。
というのも、時間をおけば、さっちゃんが拒否したことなんか忘れて受け取ることが分かったから。
それが就寝直前なら、入れ歯をぬるま湯に浸けて、パーシャルデントでひと晩洗浄するんです。

翌朝になると、つまり今朝もなんですが、いつもと変わらず、普通に受け取って口にはめてくれます。
ですから、今の時点では歯磨きの心配はないですね。
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さっちゃんとは歯磨きをめぐって毎日闘争中!

2019-01-27 23:52:17 | 口腔ケア
僕は昔から普通に毎食後歯磨きをする方でした。
でも、さっちゃんはそれほどでもなかったですね。
起床してすぐと夜寝る前に磨いていたんじゃあないでしょうか。

認知症になってからは、毎食後(なかなかすぐにとはいきませんが)一緒に磨くように誘っています。

今日のお昼、と言っても遅い朝食後なんですが、
いつものようにさっちゃんの手を引いて洗面所に行きます。
コップの水で口を漱ぎます。
練り歯磨きを付けた歯ブラシをさっちゃんに渡します。
あれっ? 受け取ってくれません。
夜、寝る前には眠たくてぐずることも多いんですが、今は昼。
なぜ、歯ブラシを手にしないんでしょう。
さっちゃん、何か怒りながら喋ってます。
手渡された歯ブラシをコップの中に投げ捨てようとします。

その歯ブラシを僕が取って、再度さっちゃんに手渡そうとします。
でも、受け取ってくれません。
洗面所から出て行ってしまいました。
お昼なのにこんなことって、今まで一度もありませんでした。

僕の心はズタズタ!
叫びたい。
拳で壁を叩きたい。
扉や戸をバタ~ン! と大きな音を立てて閉めてやりたい。

でも、踏みとどまって何もしませんでした。
その代わり、ベランダに出て、独り言。
何を言ったかは忘れましたが、笑うことにしました。
「歯なんて磨かなくても大したことじゃない」
そう自分自身に言い聞かせたんです。

夜。

夕食後は急に眠たくなるようで、いつもすぐに布団の中へ。
でも、しばらくすると大概起き出します。
今晩もそう。
その時を狙って、洗面所に連れて行きます。
ちょっと前には、不機嫌な表情で洗面所に行くことを拒否したことなんて忘れてます。
これは認知症のポジティヴポイントですね。

この時は、さっちゃんの入れ歯もちゃんと出してくれました。
最近はそれも拒絶することが多かったんです。

久し振りにパーフェクトな歯磨きをすることが出来ました。
僕も少し成長した一日でした。
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