面会が再開されてから2週目。
日曜祝日が続き、面会できない火曜日も続きましたから、5日ぶりの面会です。
8月13日(水)
予報よりは雨雲が近くを何度も通り、自転車で買い物に出るのも結局やめてしまいました。
雨の止んだ時を選んだので、僕の面会としては早い時間に病院へ出かけました。
▲13:41。病室に入ると、バイタルのメーターがあることに驚きました。100は心拍数でしょうね。102/88は血圧、20は呼吸数でしょうか? 呼吸数は写真を撮る瞬間に20になりましたが、16や17くらいなことが多かったですね。
すぐ後に来られた看護師さんに聞くと、体調悪化のせいで設置したわけではないそうです。
腕に巻いたりして計る、通常の血圧計では計るのが難しくなったので、これを使っているのとことでした。
▲13:44。おしっこを溜める袋が付いていました。オシメを日に何度か交換するそうですが、全然おしっこが出てないことがよくあるそうなんです。なので、おしっこの出方をチェックする意味でこれを設置して記録しているそうです。
▲13:45。さっちゃんは薄目を開けていました。でも、起きてはいない感じです。
▲13:45。顔は左側です。首の下、胸の上部に心拍数を計る(多分)センサーが貼り付けられていました。
▲13:53。ブドウ糖加乳酸維持液ハルトマン‐G3です。500mlですね。
8月13日(水)17:05、K川病院から電話が入りました。
ちょうど電車に乗っていましたから、出ることが出来ません。
少し経って、電車の乗換駅で僕は折り返し電話を掛けました。
さっちゃんの容態が悪化して、すぐに病院へ行かなければならないかも、と思いながら。
その時、僕は山の仲間に誘われて室内クライミングジムに向かっていたのです。
「今日はクライミング練習は出来ないな」と、覚悟していました。
ところが、病院からの呼び出しではありませんでした。
またまた、面会中止になったとの連絡でした。
面会再開になってから、まだ10日しか経っていません。
今回はコロナの感染者が出たそうです。
ところが、続いてこんなことを言います。
「さっちゃんはこのような状況なので、特別に今まで通り面会できることになります」
「当日の午前中に電話して、予約してください」
あまり枠を広げたくないみたいで、面会できるのは僕だけのようです。
妹さん達は無理みたいですね。
8月14日(木)
午前中に電話して、2時ころから面会できることになりました。
新型コロナ感染者が出たと言っても、それほど物々しい感じは無く、いつもと変わらない様子です。
ただ、同室の方のベッド周りのカーテンはしっかりと閉められていました。
▲14:11。さっちゃんは寝ていました。目を瞑ったままです。
▲14:11。おしっこを溜めるバッグです。前日の際も気になりましたが、おしっこの色が濃く、しかも赤みがかっています。量も少ない。
▲14:11。心拍数が116なのは多いですね。呼吸数も21は多いです。
看護師さんが来られて、「点滴の針が打てずに、今は点滴していません」と言います。
ついに、そのような事態が実際に訪れました。
このまま点滴が出来なければ、最期は近いでしょう。
でも、この時の僕は「そのうち出来るだろう」と楽観的でした。