さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

多摩川の土手の桜並木でお花見を楽しみました

2018-03-28 21:35:50 | お出かけ
僕たちが毎年出かけるお花見スポットは福生市の多摩川土手の桜並木です。
2、3日前は五分咲きくらいでしたから、今日は絶対に満開だ! と思って、出かけました。
途中のスーパーで昼食を購入。
ちゃっかりカップ酒も。

多摩川緑地福生南公園の桜の木の下で昼食。
目の前の広々とした芝生の広場で小さな子供たちが元気に飛び回っています。
さっちゃんはそんな姿を微笑みながら見ています。

昼食後は、土手の桜並木へ。
満開です!
緩やかにカーブした土手に沿って白く桜色に花のモフモフが続きます。

いつも二人で行く絶景が眺められるスポットにも行きました。

【閑話休題】
昨日のデイサービスは福生でのお花見だったそうです。
さっちゃんは場所を忘れてしまっていましたが、たぶん同じ場所だと思います。
昨日の午後はさっちゃんと買い物へ行っていた途中で
さっちゃんのケアマネージャーさんと偶然ばったり!


▲南公園の桜の花の下で昼食。


▲満開の桜をバックにさっちゃんをパチリ!


▲少し高い場所から多摩川土手の桜並木を俯瞰します。僕もさっちゃんもここからの眺めが大好きです。
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今シーズン初めての雪山登山でしたが、翌日にはきれいさっぱり忘れたようです

2018-03-26 23:21:50 | 山登り
日曜日、谷川岳の南端、水上駅前の今倉山~湯蔵山~高倉山を目指しました。
でも、湯蔵山の直下まで行って、さっちゃんの疲労具合と時間を考慮した結果、引き返すことに。

谷川連峰は群馬県の最北、新潟県との県境にありますから、
自宅を早朝の4時25分に出発。
服装やザックの荷物はそのすべてを前日に僕が揃えておきました。
電車は高麗川駅と高崎駅で乗り換えます。
さっちゃんは何度も何度も「どこに行くの?」と聞きます。
「谷川に雪山を登りに行くんだよ」とそのたびに答えます。
さっちゃんは自分が山登りに行くこと自体も忘れてしまいます。
近くの奥多摩へ登りに行く際にはないことですね。
多分、遠くて時間がかかるからでしょうね。

山へ入っても、どこまで行くのかをよく聞きます。
「湯蔵山までは行きたいな~ぁ。本当は高倉山まで行きたいんだけど、無理だろうな。多分、途中で引き返すことになると思うよ」
休憩するたびに、地図を見せて、現在位置やこの先の予定を話してあげます。
全部忘れてしまうことは分かってるんですけどね。

予想通り、湯蔵山には到達できず、そのすぐ手前から引き返すことになりました。
それを告げると、さっちゃん「なんでここまで来たのに引き返すの? 行かないの?」と。
はっきりと不満な表情で訴えます。
珍しいこと。
このまま進むと、湯蔵山には何時ころ、その先の高倉山にも何時ころ、
それに、さっちゃんもだいぶん疲労してるみたいだから、もっと時間がかかるかもしれないでしょ。
きちんと説明します。
さっちゃんは少し、腰が痛くなりかけていましたし、脚も一度攣ったりしたのです。
理解してくれました。

下山していると、今度はまた自分が何をしてるか分からなくなります。
「どこに行くの?」と聞きます。
「下山して、水上駅に向かってるんだよ」と。

それは無事下山して、帰りの電車に乗っても同じでした。
「どこに行ってるの?」と心配そうに聞きます。
「家に帰ってるんだよ」と僕。
そんな問答を何度も。

地元の馴染みの居酒屋さんで二人で打ち上げ。
帰宅してすぐに入浴。
さっちゃんはすぐに就寝。

翌日の午後、さっちゃんに話しました。
「昨日はよく頑張って歩いたね」
「どこ歩いたかしら?」
「谷川の雪山に行ったじゃん」
「そうだっけ?」
さっちゃん、前日の大変だった雪山登山を忘れちゃったみたいですね。
でも、脚や腰は覚えてるようで、筋肉痛、疲労痛がいつもよりずっと酷いようです。


▲湯蔵山の手前です。もう少し進んで、引き返すことにしました。さっちゃんと8年前にも同じコースを歩きましたが、その時よりも80分以上遅れていますね。
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さっちゃんは歯ブラシで髪を梳こうとします

2018-03-24 20:37:47 | 今日のビックリ
洗面所に行くと、さっちゃんが歯ブラシで髪を梳いていました。
僕はそれほどはびっくりしません。
さっちゃんに「髪の毛はこっちの櫛を使いな」
と、近くに置いてある櫛を手渡します。

物の名前を忘れていることは、さっちゃんにとってはごく普通のこと。
忘れるということは、「物」と「名前」とが結びついてないということですよね。
でも、さっちゃんが歯ブラシで髪を梳こうとするのは
「物」と「用途」も結びついていないということですよね。

結局、「名前」と「用途」も結びついてないでしょうね。

とは言え、「名前」と「用途」の結び付きよりは
「物」と「用途」の結び付きの方が少しは強い気がします。
さっちゃんに櫛を見せて手渡せば、髪を梳き始めるかもしれませんが、
「櫛がそこにあるから、それを使いな」とさっちゃんに言っても
櫛が髪を梳くためのものとすぐにピンとはこないでしょうし、
目の前にあっても、どれが櫛だかも分からないでしょう。

まあ、理屈をこねてもあまり意味ないですよね。

シャツをズボンのように穿こうとしたり、
台所のスポンジで食器を拭こうとしたり、
食事の乾杯で相手のジョッキを持とうとしたり、

他にも小さなビックリはたくさんあります。

僕がそれぞれを結び付ける役割を果たせばいいと思ってます。
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さっちゃんにはもっと携帯を活用してほしいんだけど・・・・

2018-03-20 11:56:13 | 生活の一場面
さっちゃんは僕と同機種の携帯を持ってます。
でも、ほとんど誰からもかかってきませんし、メールも届きません。
もともと女性としては人としゃべることが少なかったですし、あまり好きではなかったようです。
本当はさっちゃんから電話して、いろんな友達としゃべったりして欲しいんですけど、無理でしょうね。

ですから、たま~に僕から電話するくらいです。
その僕ともいつも一緒にいますから、僕からの電話もほとんどありません。

ところで、僕はポケットWiFiを使ってます。
動画とかはあまり見ませんから、最低基準の月に7GBで何とかやってます。
でも、写真をクラウドに保存したりとかの作業をすると、すぐに容量オーバーになってしまうんですね。
それで、どうしてるかと言うと、近所のスーパーのフードコートでするんです。
さっちゃんもついて来ますが、本と眼鏡を持ってきて読書をします。
さっちゃんの読書の様子を詳細にはチェックしてません。
どこまで読み進んだかを分かるようにしてないみたいですし、
毎回、最初のあたりばかり読んでるみたいですね。
そもそも、読み終わったとこまでの内容を記憶なんて出来ないでしょうから。

そんな感じの読書ですから、すぐに厭きるみたいです。
しばらくすると、「まだなの?」と聞きます。
「帰る」と言うこともありました。
買い物にも来てますから、「ちょっと待ってね。すぐに終わるから」と答えて、
早めに終わらせることも多かったです。

でも、最近はさっちゃんの厭きてしまうまでの時間が短くなってしまったんでしょうか?
僕の感じ方かな?
すぐに終わることも出来ないので、「もうちょっと待って」と言うのですが、
さっちゃんは我慢して待てません。
「二階に行ってくる」と言うのです。
一人で行かせるのは、すごく不安。
さっちゃんはもう立ち上がってますし、
仕方なく、せめて携帯だけでも持たせようとするのですが、
何故だか、さっちゃん、持ちたがりません。
しばらく押し問答。
あんまり押しつけがましいことを言うのは僕も嫌なんですが、
携帯も持たせずにひとり行かせるのは心配でたまりません。

そんなことが最近2回続けてありました。
1回目は僕を振り切って、何も持たずに行ってしまいました。
2回目は何とかポケットに携帯を入れることに成功しました。
1回目もちゃんと戻ってきてくれました。
2回目は僕が電話を鳴らして(出てはくれません)、すぐに戻ってくれました。


「電話鳴るの聞こえた?」と聞いても、答えてくれません。
さっちゃん、携帯のことではとっても不機嫌なんです。
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さっちゃん、念のための超音波検査をしてきました

2018-03-19 22:26:37 | 病気やら体調やら
先月あたり、その前もですが、時々「右脇腹が痛い」と言うことがありました。
いつもだいたい同じ場所なので、念のための検査を今日やってきました。
超音波のエコー検査と血液、そして尿です。

エコーの方は明瞭に出なかったようで、でも、大丈夫でしょうと。
血液の方は10日ほど先に結果が出てくるそうです。

ところで、最後の尿ですけれど、
病院に来る前には可能な限り「トイレには行かないように」とは言われていました。
とは言っても、さっちゃんに「トイレに行くな」と言っても無理ですよね。
さっちゃん、家を出る前にトイレに行ってしまいました。
紙コップをもらって、さっちゃんはどうしていいか分かりませんから
僕も一緒にトイレに入ります。
紙コップをこーしてあーしてと、教えますが、
肝心のおしっこが出ません。
ただ、本当に一滴だけ、何故か入っています。
一滴だけって、どうすれば出てくるんでしょうね?

どうやらそれでも最低限の検査は出来たらしく、
蛋白が[2+]、潜血[1+]となってしまいました。

でも、やっぱり正式にちゃんと尿を採って、もう一度検査することに。

病院が終わると、ついでに秋川ファーマーズセンターに行ってきました。
いつもより早い時間だったせいでしょうか? 
それとも、野菜不足が解消されたせいでしょうか?
野菜がたくさん棚に乗ってました。
とは言っても、のらぼう菜とほうれん草がほとんどでしたけれど。

今日の買い物は
ほうれん草、セロリ、のらぼう菜、キャベツ、葉玉ねぎ、ぶなしめじ、しょうが、餅、金山寺味噌

今晩は早速、葉玉ねぎとミミガーのぬた、そして、のらぼう菜と豚肉の醤油炒めを作って食べました。
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また、天覧山の岩場で遊んできました

2018-03-18 23:05:32 | クライミング
前回はさっちゃんと二人でしたが、今回は僕の所属している会のS上さんも含めて3人で行きました。
登る予定だった岩場は新宿駅並みの混雑で、僕たちのスペースはありません。
プロガイドが講習会をしていたんです。
それにしても、あんなに多くだと一人の練習量はほんのちょっとになってしまいますよね。

ですから、誰もまず登らないような別の場所で、トップロープを張って練習開始。
よ~く知っているゲレンデなので、工夫は何とかできます。
そんな風にして、易しい岩場での練習は何とか出来ました。

ですから、さっちゃんもクライミングを楽しむことが出来ます。
さっちゃんには少し苦労するルートでしたけれど。

昼食後は、だんだん困難なルートになります。
そのあたりからはさっちゃんはトライをやめてしまいます。
登れっこないルートには取り付こうとはしません。

その後、さらに上部にあるトラバースルートへ移動。
ここも昔はさっちゃんは見事な登り(? トラバースですが)を見せていました。
でも、今日はチャレンジしようともしません。

ただ、二人だけで行っていたら、すぐに「わたし帰る」と言いそうな時でも
今日は言いません。
それはS上さんがいるおかげだと思います。
彼女がいろいろとさっちゃんにも気を遣ってくださって、声をかけてくれるから。

これからもどんどん登れなくなるでしょうけれど、
可能な限りさっちゃんと一緒に楽しみたいですね。


▲天覧山の易しいルートを登るさっちゃん。昔はよく大きなアオダイショウが日向ぼっこをしていたので、この岩は「蛇岩」と呼ばれていました。
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さっちゃんは自分の名前が言えません

2018-03-16 21:31:44 | 忘れる
さっちゃんは極めて健康体。

昔は胃潰瘍もありましたし、低血圧だったり、貧血だったり、・・・・
僕の目の前で吐血したり・・・・
怪我もしょっちゅうしてました。
捻挫は何回も、脛骨上部の骨折では計9ヵ月も入院、2回の手術をしました。
手首を骨折した時には、しばらく針金が突き出していましたね。
肩の脱臼は二度あったような・・・・

今は認知症の他はどこも悪くありません。
白内障も一昨年手術して、今では僕よりも目がいいのではないでしょうか。

そんなさっちゃんは、ほぼ一ヵ月に一回だけ病院に行きます。
アリセプト錠をもらいに行くのです。
一日一錠5mg飲みます。

今日も病院に行きました。
血圧を計り、聴診器で胸と背中の音を聴きます。

そして今日は幾つか簡単な質問を受けました。
「お名前は?」
「・・・・」
しばらく黙っていましたが、姓は何とか言うことが出来ました。
これには僕がびっくり!
でも、自分の下の名前が言えません。
「さっちゃんだよ」と僕が教えてあげました。

続いて、
「生まれたのは何年、何月、何日?」
「・・・・」
これは分かりそうにありません。
僕が教えてあげました。
「いま何歳?」
「・・・・」

これも分かりっこないので、僕が教えてあげました。

さっちゃん、お医者さんに「済みません」と謝ります。
お医者さんも恐縮して、
「難しいこと聞いたからね」と。
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初夏のような暖かさの中、奥武蔵を歩いてきました

2018-03-15 12:13:46 | 山登り
僕とさっちゃんのホームグラウンドの山域は奥多摩なんですが、たまには奥武蔵にも行きます。
交通の便からいうと、奥多摩とさほど変わりません。
全体としては近いでしょう。
奥多摩は広くて奥行きもありますから。

以前から気になっていた岩場があります。
阿寺の岩場といって、最近開拓された岩登りのゲレンデなんです。
そこの偵察を兼ねて、さっちゃんと昨日行ってきました。
朝からとっても暖かい日で、服装も一気に冬仕様から春仕様へ。

奥武蔵は標高もさほど高くなく、舗装道路や土の林道が縦横無尽にあります。
それも奥武蔵にはあまり通わない理由のひとつですね。
昨日も全コースの7~8割は道路や林道だったんじゃないでしょうか?

今朝はしっかりと家で朝食も食べました。
急いで作らなければなりませんから、そんな時は僕が作ってしまいます。
登山用の服装も僕が準備して、着せてあげます。
さっちゃんのザックの中に持ち物も前の晩に入れておきます。

さっちゃんは根っからの山好きですし、
僕もさっちゃんと山にいると心地いいですから、
いつまでも一緒に山へ行こうと思います。



▲ついでにと言ってはこの山に悪いですけど、越上山(おがみやま)にも登ってきました。他の登山道からは離れている山なので、今後行くこともない山だとは思いますが、意外と岩っぽくていい山でした。さっちゃんは岩っぽい山が大好きです。

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さっちゃんは山を降りるとすぐに、登ったことを忘れてしまうようです

2018-03-11 22:57:35 | 山登り
土曜日は奥多摩の藪山を歩いてきました。
先日、ご夫婦でさっちゃんと僕を誘ってくださったT橋Kさんも参加です。

登りの舟子尾根は問題ありません。
のんびりとたっぷり休憩を取りながら進みました。
8:30くらいから歩き始め、12:30くらいには刈寄山山頂に到着。

この日の核心はここからなのです。
刈寄山山頂から北に延びる篠八窪尾根を下降するのですが、
この尾根はその七合目から八合目付近で尾根が消滅?してるんです!
採石場の掘削が進んで尾根を削り取ってしまったんです!
ですから、最後まで下ることが出来ずに、途中で左に下ります。

でも、左側は斜面が急で大変そう。
ただ、591m標高点からの支尾根なら少しは傾斜がなだらかです。
それでも平均斜度は35度くらいあるんではないでしょうか?

591mの小ピークを目指して下って行ったのですが・・・・・
ガ~~~ン!!!
そのピークも削り取られていました!

仕方なく、そこまでで比較的傾斜がなだらかな斜面に戻って、下降スタート。
そこからさっちゃんがもう大変。
さっちゃんのすぐ下に僕が立って、手を持って一歩ずつ下らせます。
平均斜度40度はありそうです。
植林の中ですから木は次から次へとあります。
そこへ向かってずり落ちるように進んでも大丈夫なんですが、さっちゃんはそれが怖い。
ですから、超慎重な降り方しかできません。
僕だけなら10分で降りてしまいそうな斜面だと思いますが、結局50分ほどかかってしまいました。

しかも、降りた場所は沢の中。
小沢ですが、水も流れていますし、滝もあります。
591m標高点からなら林道終点付近に下降できたはずなんですが。
林道までどのくらい沢を下降しなければならないんでしょうか?
僕はいつも、ハイキングの時ですら、20mロープとシュリンゲやカラビナは持ってます。
この沢(石仁田沢)も大昔、さっちゃんとも一緒に遡行したことがあります。
ですから、大きな滝がないことは知ってます。

少し下ると、がありました。
滝の右側を偵察に行きました。
僕ならそのまま滝の中をクライムダウン出来そうなんですが、
さっちゃんやT橋Kさんには無理でしょう。
ロープを出すことにしました。
さっちゃんには簡易ハーネス(これもいつも携行してます)を装着することに。

ところが、さっちゃんがここで主張!
(僕が滝の様子を見に行った間にT橋Kさんに語ったようなんです)
「反対側からなら楽に下れるんじゃないの?」と。
というわけで、僕が念のためそちらを見に行ってみると、それが大正解!
さっちゃんにとって、すごく楽と言うわけでもありませんでしたけれど、
ロープは出さずに済みましたし、
ラッキーなことに、対岸の林道終点が遠目に発見できてしまいました。

さっちゃん、大手柄ですね!

無事に林道に出て、林道を歩いてバス停まで戻ることが出来ました。
林道を歩きながら、さっちゃんに
「今日は大変だったね?」と聞くと、
「えっ? そうだったっけ?」といった様子。
きょとんとしています。
「最後の急な下り、大変だったでしょ? 怖かったんじゃないの?」と問うと、
それでもピンとこない様子でした。
とは言え、「今日は楽しかったよ」と話します。

翌日になって、前日の山の話をしても、
昨日は山へ行ったっけ? ってな調子。
記憶もうっすらとしているようですね。


▲舟子尾根は長閑ないい尾根でした。今年初めての馬酔木が咲いていました。


▲急な下り。必死の形相なさっちゃん。
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山の仲間たちの協力やご好意でさっちゃんもつづら岩へ行きました

2018-03-04 22:43:47 | クライミング
昨日は奥多摩の馬頭刈(まずかり)尾根にあるつづら岩に行きました。
僕とさっちゃん、他に山仲間が4名です。
みんなさっちゃんが認知症だと知ってくれていますし、受け入れてくれてます。

僕の山仲間で僕の所属するYYDの会員ではないのですが、Y根君も参加してくれました。
彼は僕とは比べ物にならないほどの5.13クライマー。
野球に例えれば、プロの一軍選手と中高年の草野球選手ほどの違いがあります。

尾根上にあるつづら岩へは林道終点から1時間の急登で着くのですが、
さっちゃんは休憩込みで2時間ほどかかります。
それは一ヵ月半ほど前に実際にここを歩いてみて分かっていました。
全員で一緒に登ると、みんなの練習時間が1時間減ってしまうのです。

そこでY根君の登場!
Y根君に他の3人を任せて、4人を先行させました。
僕とさっちゃんが到着すると、4人のトレーニングはすでに始まっていました。
Y根君に本当に感謝です。

さっちゃんは途中で一回だけ「帰る」とつぶやきましたが、
時々、クライミングにチャレンジしましたから、ご機嫌でした。

今日、「昨日は楽しかった?」と聞くと、
最初は「昨日どこ行ったっけ?」と言ってましたが、
思い出させるような話をすると、
「楽しかったよ」と答えてくれました。


▲無風快晴の暖かな天候の下、楽しく充実したトレーニングが出来ました。さっちゃんが右下に写っています。つづら岩南面右端のクラックルート(4級)。写真中央にも今日の仲間が写っています。
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