さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは子猫みたいに箱にスッポリはまって、眠っていました

2021-08-15 23:04:51 | 面白いこと
昨日の土曜日のこと、夕食の準備でさっちゃんに構ってあげられない僕と構って欲しいさっちゃんとの関係は少し険悪になりかけていました。
でも、この日のさっちゃんは僕に対してあまりしつこく纏わり付いては来ませんでした。
早々に僕から離れて行きました。
普通なら寝室に行き、布団に横たわるのですが、昨日は違いました。

しばらくして、僕の手が少し空いた時に、寝室を見てみるとさっちゃんが居ません。
ブログにはほとんど出て来ないもうひとつの部屋、旧・僕の書斎兼仕事部屋があるのです。
今では半分は物置部屋のようになってしまっています。
その部屋を見に行きました。
すると、こんな光景が・・・・


▲19:01。まるで子猫のようですね。大きな段ボール箱にスッポリはまって寝てました。さっちゃんのお尻の下にはパッドとリハパンの大きな袋が3つ入っているので、柔らかくて寝心地はいいのでしょうね。

さっちゃんに聞いてみました。
「ここがいいの?」
さっちゃんは「いいの」と返答しているようでした。
確かに、膝裏がちょっと痛いような気もしますが、それ以外は心地よさそうな様子ですよね。

さっちゃんはこれまでも意外な場所に座ったりすることがよくありました。
置かれている物の上に座ることが多いのですが、その物が潰れたり壊れたりする可能性もあります。
ただ、さっちゃんは体重が軽いのでこれまでは物は無事でした。
これからも多分大丈夫でしょうね。

8時前からさっちゃんの夕食がスタートしました。
さっちゃんを起こしに行きました。
気持ち良さそうに箱の中で寝てました。
1時間ほど箱の中で寝ていたんですね。

さっちゃんを箱からどうやって出そうかと考えていました。
膝裏に力がかかると痛いでしょうから、その点を第一に考えました。
結局、箱全体をさっちゃんの前の方に倒して、さっちゃんの足を床に付けるようにしました。
足が床に付いてから、両脇を抱えて立ってもらいました。

夕食時に機嫌が悪いのは4日間連続で続いていました。
昨日は僕の食事介助を嫌がりました。
ですから、さっちゃんが自分で食べることの出来るおかずだけを食べました。
まあ、これはこれで構わないと思います。
喧嘩して、夕食を食べないよりはましですからね。
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さっちゃんが人の歌の真似をしてると言うんですが、あり得なさ過ぎて、信じられません。もしそうなら、楽しくて、不思議です!

2021-05-20 23:20:23 | 面白いこと
今日の夕方、デイサービスの車で送ってもらって、その時にスタッフさんとほんの短時間話をして得た僅かな情報です。
あまりにも信じ難い内容なので、客観的には信じられませんが、主観的には信じたくてたまらない内容でした。
スタッフさんから聞いた話だけなので、今日のブログは短いです。

どれくらい前からだったでしょうか?
今年に入ってからだったとは思いますが、何月くらいからだったかは覚えていません。
でも、今月や先月からと言えるほど最近でもありません。

さっちゃんが妙な節回しで、唸る? 喚く? 謡う? ・・・・ようになったのです。
いつもの声の大きさの5割増しや倍くらいの音量で発声するのです。
うぉ~ぶりゅぶりゅわ~ぉ、うぇ~りゅぶりゅばら~・・・・
録音でもして聞いてもらわないと、その雰囲気はまったく伝わりませんね。
文字にしてみましたが、毎回変わりますし、文字では何も伝わりませんね。
文字にもし難いですしね。
大抵の場合、最初は低い音程から始まり、音量も控えめ。
だんだん進行するにつれ、音程も高低幅が少しだけ広がって来て、音量も増します。
10秒とか20秒で終わるのですが、前触れから次第に盛り上がって来て、クライマックスを迎えると突然終わるパターンです。

僕に対してそんな謡い(そう言うのがふさわしい気がして来ました)を発声した最初のころは、さっちゃんと僕が喧嘩をしている時が多かったんです。
ですから、その謡いは僕に対する威嚇のように僕には聞こえました。
いつもより大きな声で喚いているように思えたんです。
僕がそんな受け止め方をしていましたから、さっちゃんはただ喚いただけで終わる結果が続きました。

でもある時、喧嘩状況の険悪さを何とか改善しなくちゃと僕は思います。
何度か聞いていると、単なる悪態を付いて喚いているわけではなさそうです。
節回しがあるようなないような、メロディーもあるようなないような・・・・
思い切りよく、いつもより大きな声で発声していることは確かですから、僕はその発声があった時に拍手してあげたんです。
すると、不機嫌だったはずのさっちゃんがケラケラ笑うんですよ!
それで、これは喚いたり唸ったりしているんじゃないということは分かったんです。
その後も、そんな発声があったら僕は拍手したり喜んで誉めてあげたりしました。
すると、さっちゃんにはいつも笑顔が浮かび、乗りも良くなって、再度謡うこともよくあったんです。

その謡い(あえてこう言うことにします)を今日の夕方、スタッフさんの前でもしたんです。
すると、スタッフさんが「これね、ある人の真似なんですよ」と言うじゃないですか!
スタッフさんなのか、多分通所者さんの誰かだと思いますが、どなたかの歌真似なんだそうです。
その方の歌を一度聴いてみたいものです。
どれくらい特徴を掴んでいるんでしょうかね?

すると、スタッフさんの口からまたまた驚くべき発言が!
「社長さんが来られると、社長さんの真似もするんですよ」
え~~~え!!!
喋り方の真似なのか、歌真似なのかは聞き忘れましたが、どっちであっても凄いことです!

さっちゃんはデイサービスで、僕の知らない一面を出しているのですね。
嬉しいですね。

夕方からはが降り出しましたから、散歩には行きませんでした。
二人とも布団に入って、6時ころまで仲よく睦み合っていました。
(さっちゃんには男女の感情はないようですが、普遍的な優しさや労わりや親しみのような感情はあると感じます)
その後、僕は台所で夕食の準備を始めました。
それからのさっちゃんは僕に対して腹を立て、怒っていました。
あのままずうっと一緒に布団の中にいて欲しかったんでしょうかね。
怒りが収まらないさっちゃんは晩ご飯を食べることを拒否して、寝室から出て来なくなりました。
そのまま眠ってしまったみたいです。
(途中1回起こそうとしましたが、怒りを向けられただけでした)
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さっちゃんにとってスリッパはとても気になる存在のようです

2019-12-25 23:52:33 | 面白いこと
我が家では各自のスリッパを使っています。
畳の部屋がひと部屋あるんですが、そこ以外は板のフローリングなので、そこで履くためのスリッパなんです。
でも、さっちゃんはそんな区分けなんて気にしません。
どこへでもスリッパを履いて歩き回ります。
つまり、畳の部屋もスリッパを履いたまま歩くんです。
最初のころは僕はそんなさっちゃんに注意の言葉を投げかけていました。
スリッパに手をかけて、脱がせたことも多々ありました。
でも、何度言ってもまったく直らないので、僕も諦めてしまいました。
最近では、さっちゃんには畳とフローリングの違いは無いかのような振る舞いが常態となってしまっています。

まあ、こんなことは僕がそれに慣れてしまって気にしなくなりさえすればいいことです。
でも、さっちゃんのスリッパに対するこんな扱いは本当に困りもの。
それは何かというと、さっちゃんはスリッパを履かなくても平気だということ。
僕はまったく潔癖症ではありませんから、毎日床を掃除するような几帳面さは持ち合わせていません。
むしろ他人様が見たならば、「もう少し頻繁に床掃除しろよ」と思うに違いありません。
スリッパさえ履いていれば床が少々汚れていても大丈夫、そんな考えに馴染みを抱く僕の方がちょっと変なのかもしれませんがね。
スリッパをさっちゃんが履いていないと、僕としてはかなり気になるんですよ。

でも、さっちゃんがスリッパを履かないことが多くなるのには理由があるんです。
それはさっちゃんのスリッパの扱い方、スリッパに対してだけなんですが、どうも特別扱いしている風なんです。
自分のスリッパを脱ぎっ放しにするのではなく、揃えて持って枕元に置いたりするんです。
置く場所は枕元ばかりではありません。
布団の脇だったり、椅子の上だったり、タンスの上だったり、テーブルの上だったり、
衣服の上だったり、玄関で他の靴と並べて置いたり、・・・・本当にさまざま。

そのたびに僕は畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置きます。
僕もまだ、さっちゃんが畳の部屋へスリッパで入った際に「スリッパは脱いでね」と言うことがあります。
着替えさせたりする際はスリッパを履かれていては邪魔ですからね。
さっちゃんが自主的に畳の部屋に入ったところでスリッパを脱いで置くこともけっこうあります。
そんな時、スリッパは畳の上に揃えてあります。
僕はそれも畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置き直します。
畳の上にあったままでは、さっちゃんがフローリングの部屋へ移る際にスリッパを履き忘れてしまうからなんです。

さっちゃんのスリッパを畳の部屋から出たところのフローリングの上に揃えて置く作業を毎日10回以上してるはず。

また、トイレにはトイレ専用のスリッパがあるんですが、さっちゃんはそれを使いません。
自分のスリッパを履いたままトイレに入ります。
僕もトイレ内でさっちゃんの介助をする際には自分のスリッパを履いたままですから、トイレ用スリッパは必要ないかもしれませんね。
ずいぶん昔から、僕も自宅では座って小用を足していますから、お客様用スリッパしか必要ないのかもしれません。

さっちゃんが家にいる時に、もっとも手で持つことが多いモノがスリッパなんです。
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さっちゃんが靴下をはこうとしてましたが・・・・

2019-04-25 11:21:20 | 面白いこと
重い話題が2回続きましたから、ちょっと軽めの話題も。

ブログに書き残しておきたい出来事は日々いくつも発生!
僕の時間がないので、ほんの一部しか書き残せませんね。

ある日のお昼、さっちゃんに部屋着の白い靴下をはくように言いました。
その白い靴下を手渡して、僕はその場を離れます。
(洗濯でもしていたのかしら?)

戻ってくると、左足にちゃんとはいています。
でも、さっちゃんが「もうひとつがない」って言ってます。
僕も探しましたが、どこにもありません。
さっちゃんはいろんな物を思いもよらない場所に仕舞ってしまいますから、
僕は周りをぐるりと見まわして、探そうとしました。

その時、あれっ? ちょっと変? 気付いたんです!
左足の靴下がなんだか厚ぼったい!
さっちゃんの左足をチェックすると、靴下を2枚重ねてはいてました。

さっちゃん、不思議な顔をして、「あっ、あった」
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どんな思考回路からそんな言葉が出てくるんだろう?

2017-11-15 23:12:16 | 面白いこと
一ヵ月近く前、我が家の炊飯器がいきなり故障しました。
とりあえず鍋でご飯は炊けますから、不便ではありません。
それに3合を週に2回ほど炊くだけですし。

それでも今日、ついに買いに行きました。
福生のコジマまで行きました。
我が家の交通手段は徒歩と自転車だけ。
往きは多摩川の土手の道をさっちゃんを乗せて行きます。
もちろん街中の一般道では自転車から降りて歩きます。

店に到着。
3合炊きから5合、1升炊きまで。
家では3合しか炊いたことはありませんから、3合炊きを見ます。
その後、店員さんにお薦めを聞きます。
その中で「へぇ~!」ってな驚きの(僕だけ知らなかったのかも)情報が。
「3合炊きでは2合を炊くといちばん美味しく、5合炊きでは3合を炊くといちばん美味しい」
と言うわけで、5合炊きを購入することに。
価格はそれほど変わりませんしね。
ちょっと奮発して、2万円台のを買いました。

帰りは自転車の荷台に炊飯器の箱をくくりつけて、さっちゃんと二人、歩いて帰ります。
背負っていたデイパックは自転車の前のかごの中。
そのザックを見て、さっちゃんのひと言。
「重いでしょ。持とうか?」
「いや、いいよ。かごの中だし」と僕。

しばらく歩いて、ふたたびさっちゃん。
「重いんじゃない? 持とうか?」
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