さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

連日、さっちゃんと面会できるのが嬉しいですね

2024-05-14 13:17:40 | 肺炎

5月7日(火)は、本来ならばI老健でS田さんと面談を行なう日でした。

入院すると、いったん退所扱いになるようで、入所者ではありませんから面談もありません。

そればかりか、さっちゃんの持ち物を全部持って帰らなければならないんです。

まあでも、持ち物のほとんどは入院生活で必要なものでしょうから、どうせ運ばなくてはならないのですけれどね。

 

この日は午後から雨が降りやすくなる予報でしたから、雨の予報と睨めっこしながら、自転車で出かけました。

100リットルの登山用ザックを持って行きます。

I老健に着くと、さっちゃんの荷物が手押しの荷台に載せられて大きな段ボール箱に入っていました。

たいした量はなくて、70か80リットルくらいの量で収まりました。

そして、病院へ自転車を走らせます。

さっちゃんの居る病棟のNSへ行くと、面会の手続きをします。

荷物は適当に備え付けの箪笥に入れればいいとのこと。

5月7日14:39。さっちゃんは窓際のベッドにいました。マスクはしてなくて、酸素チューブは鼻に入っています。頭の下にはアイスノンのようなものがあります。勿論いろんなセンサーや点滴も。

 

写真の右端にちょっとだけ見えているのが箪笥です。

細長くて、容量はほんの少しです。

そこに衣類や口腔ケア用のもの、入院中に必要そうなものを入れました。

寒い時用の膝掛のようなもの等は持って帰ることにします。

 

荷物整理が終わると、さっちゃんのそばへ。

「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん」

「大変だったね~」

「目を開けてごらん」

と語りかけます。

老健での面会と違うのは、さっちゃんが目の前に居ること。

さっちゃんの手を持ち、時々顔を撫でたり出来ることです。

さっちゃんはどう思い、感じているんでしょう?

解熱剤も投与しているでしょうから、この時はさほど熱は高くありませんでした。

そして、ほんの時にですけれど、目を見開いてくれます。

うっすらと半分ほど見開くだけですけれど、僕を見てくれます。

僕のことを分かってくれているかどうかは分かりません。

でも、その一瞬だけでも見てくれれば、ほんのちょっとは幸せな気分になれます。

 

5月8日14:53。酸素チューブが鼻から外れましたね。それだけ容態は良くなっているのだと思います。この日はあまり目を開けてくれませんでした。でも、この写真では左目が少しだけ空いてますね。

 

ティッシュがなかったので、家から持って来ました。

前日は病院の用意した寝巻きを着ていましたが、この日はさっちゃん自身の寝巻きでした。

看護師さんは浴衣タイプの方がいいと言っていましたが、着ているのはパジャマタイプのでした。

看護師さんが来たので、「今日は熱が下がって来たようですね」と僕が言うと、

「でも、朝は40度ちかくあったんですよ」とのこと。

痰の吸引も2時間おきに行なっているそうです。

 

5月9日15:59。ほんの時々、うっすらと目を開けてくれるさっちゃんです。この日は左目だけでなくて、右目も一緒に開けてくれることがありました。この写真も、右目が本当にうっすらと開いてるように見えますね。

 

この日はなかなか目を開けてくれませんでした。

と言うか、完全に寝ている様子でした。

それでも、「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん、目を開けてごらん」と呼びかけ続けました。

だいぶん経って、声を発するようになり、目をうっすらと開けてくれました。

しかも、両目を。

まあ、すぐに目は閉じるんですけどね。

さっちゃんの両手はかなり拘縮していて、胸の前で組んだ状態になっています。

指も握った状態になっています。

その握られた左手の指の中に、僕の指を差し込みます。

僕はさっちゃんの指を擦り、手の平を擦ります。

さっちゃんは赤ん坊のように僕の指をちょっと強く握るように持つんです。

赤ん坊と同様の反射反応なのでしょうかね?

 

箪笥に紙が貼られていて、オムツチェックの記録(多分)が記されていました。

尿と便の記録が+と-で記されています。

尿は常に+、便は全部-でした。

看護師さんが来たので、さっちゃんが便秘気味だと話すと、

「まだ食事をしていませんからね」と言います。

胃瘻からの食事をしていないので、排便が無いのが普通だと言うことでしょう。

栄養も水分も今は点滴を通じて摂っているんですね。

看護師さんに、家からタオルとバスタオルを持って来たことを告げました。

 

5月10日、病棟のNSへ行くと、

「今、1階で検査してますから、しばらくデイルームで待っていてください」と言われました。

で、待っていると、事務の女性が

「4時半くらいに検査が終了するそうです」

「エレベーターで上がって来ますから、来たら一緒に病室に向かってください」

と伝えに来てくれました。

5月10日16:46。検査帰りなのでマスクをしていますね。出かけていたので、意識がはっきりしているようです。目もしっかり開けてくれています。声も出ていました。

 

洗濯は僕がすることにしています。

「分かり易い所に置いておきます」とのことだったのですが、探しても見つかりません。

帰り際、事務の女性にそのことを話すと、病室に行って探してくれました。

見つかりました。

そして、僕を病室に連れて行って、置いてあった場所を教えてくれます。

箪笥の中に、ビニール袋を固く縛って「洗濯物」と書いて置いてあったそうです。

ちょっと分かりにくい場所でしたが、こんな所に置くことがあると分かったので、次からは大丈夫でしょう。

 

5月11日は手術して退院後、初めて沢登りに行きました。会の仲間3人が僕をサポートしてくれました。小さな易しい沢を登ることが出来ました。本当に嬉しいことです。山仲間の優しさに感謝! 写真はこの沢の核心部の滝を登っている僕です。ザイルで確保してもらっています。

 

この日は面会は出来ませんでした。

夕方5時までしか面会できません。

 

5月12日16:19。入院してから、この日が一番パッチリと目を開けてくれていました。声もよく出ていて、高音の声を発してくれていました。

 

金曜日に受け取った洗濯物を12日の日曜日に洗濯しました。

まず、さっちゃんの服を洗濯し、干します。

続いて、僕が沢登りで汗まみれになった服を洗濯しました。

この日は陽はあまり照りませんでしたけれど、風があって、洗濯物はよく乾きました。

ですから、面会の時に持って行くことが出来ました。

 

5月13日(月)の9時24分、さっちゃんが入院している病院から電話が入りました。

さっちゃんが急変でもしたのかと、ドッキリします。

すぐに、そんな Bad News でないことが分かってホッとします。

さっちゃんの容態が安定しているので、この先転院するか同じ病院の療養病棟に移るかの可能性があるとの話でした。

以前もそうでしたが、肺炎自体が収まって来ていても、痰の吸引がまだ必要なんです。

夜も2度3度、痰の吸引をしなければなりませんから、I老健ではまだ受け入れられないのです。

I老健には看護師さんがいますが、せいぜい夜に1度の痰の吸引が出来る程度の体制なんだそうです。

 

この日はでした。

僕は病院まで歩いて向かいます。

5月13日16:25。前日ほどはパッチリとは目が開いていませんが、よく僕の方を見てくれています。時々、視線もよく動いていました。

 

看護師さんが来て、痰の吸引をしてくれました。

からだけしていました。

カテーテルを鼻から入れると、さっちゃんは嫌だと言う声を発します。

嫌に決まってますよね。

僕も自分でカテーテルを鼻から入れてみたことがありますが、実に不快です。

口から喉へは、いったん入れると少し慣れて、あまり不快には感じなくなります。

でも、鼻は違います。

慣れません。

不快極まる感じが続きます。

痰の吸引も2時間おきだったのが、今では2~3時間おきになったそうです。

そして、この日から胃瘻を使い始めたそうです。

もちろん、まだだけだそうですけれどね。

すぐに栄養を入れると、胃がビックリしてしまうので、最初は慣らすことから始めるようです。

箪笥に貼ってある、さっちゃんの排尿と排便の記録を見ると、前々日から排便の欄に「+」が記されています。

栄養はほとんど摂っていないそうですから、宿便か何かなんでしょうかね?

少しずつ胃腸も活動し始めているということなんでしょうね。

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