さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんはズボンの穿き方を忘れてしまうことがあります

2020-02-20 23:38:50 | 衣服
さっちゃんの服を脱いだり着たりには僕が必ず介助します。
例えば朝、寝巻きから着替える際に上下の下着やシャツやズボンだけをポイっと渡しても駄目。
何時までたっても着替えられないでしょう。
服の前後とか裏表とか分からないでしょうし、着る順番とか、着る場所とかも分からないこともあります。
例えば、下着のシャツをズボンのように穿こうとすることもあります。

なので、必ず僕が手伝ってあげるのですが、どこまで手伝うかは悩むところです。
靴下を穿く際に、1足はさっちゃんに手渡します。
もちろん裏表はきちんと確認してからです。
さっちゃんはどこから足を入れればいいのか、分からないこともあります。
そんな時は、「ここから入れな」と教えてあげます。
かかとの位置が正反対になっているとさすがに最初から「違うよ。こうだよ」と訂正します。
まあでも、少しのずれならそのまま穿かせて、後で僕が少しずらしてあげますね。
もう1足ですが、最近は僕が穿かせてあげてます。

下着のシャツとか、ボタンで前をとめる上着のシャツとか、それぞれに介助の程度やコツがあります。

今日はズボンを穿く際にひと悶着ありました。
僕がズボンの前後ろを確認したうえで、靴下を穿いたばっかりで布団の端に座っているさっちゃんに穿きやすいように置きます。
さっちゃんは右足をズボンに足の指先が出るくらいにまで差し込みます。
今度は左足を右足同様にすればいいのですが、さっちゃんが意外な行動を。
左足を差し込むところが、股下あたりまで上がっているからなんでしょうね。
さっちゃん、左足をズボンの下の口(穿き終わったら足首がある場所)から差し込もうとするんです。
「さっちゃん、違うよ」と言っても改めようとしません。
左足を元に戻そうとすると、激しく反発します。
それでも左足を直してから、正しい場所から差し込ませようとすると、なんだかんだ僕に文句を並べて抵抗。
僕に対して怒っているさっちゃんの手伝いをする気にはなりません。
「勝手にしな。自分で穿いてみればいいよ」と、僕はその場から離れました。

しばらくすると、さっちゃんが左足を変なところに突っ込んだまま、僕の方へ来ました。
何やら怒っています。
どうやら僕が何にも手伝わないこと、手伝いどころか「あなた自身の仕事をなぜしないんだ」くらいの剣幕で怒ってるんです。
腹は立ちますけれど、可哀想でもあり、買い物へ出かける出発時刻が遅くなることも確かですから、手伝わないわけにもいきません。
左足はかなり奥まで違う場所に突っ込まれていました。
脱がすのにもかなり力が必要。
外出用の靴下もいつのまにか1足脱げていて、あちこち探しても見つかりません。
仕方なく別の靴下を出して穿いてもらいました。
そして、改めてズボンを穿かせます。
今度は右足も左足も最初から均等に突っ込ませました。
ようやく成功。

ズボンだけでもこんな感じです。
着替えにまつわるこの程度のドラマが毎日毎日繰り返されています。
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洗濯をして、衣替え第二弾をしました。ただ、行方不明の洗濯ものも・・・・

2018-01-19 22:27:16 | 衣服
昨日、さっちゃんと二人で奥多摩を山歩きしてきたこともあって、今朝は洗濯をしました。
洗濯する前に、ソックスはソックス同士、パンツはパンツ同士、タオルはタオル同士、といった具合に
洗濯用の網の布袋に小分けするのですが、
さっちゃんは「なんでそんなことするの?」と不満顔。
もともとさっちゃんがやっていたことなのに、僕がそうしようと言うと、反対します。
何とか説得して、いつも通りにスタート。

遅い昼食後、さっちゃんの衣替えをしました。
自分の衣服のことはだいたい分かってますから、僕の衣替えはほぼ終了していたんですが、
さっちゃんの服のことは僕にはさっぱりですから、とりあえず最低限の冬用衣服だけを出していたんです。
3年前くらいまではさっちゃんが一人で丸一日かけて格闘するように衣替えをしてくれていましたから、
僕はノータッチだったんです。

今日、さっちゃんの衣替えをやってみて、さっちゃんの服の多さに驚きました。
ただ、これは僕と比べてのことですから、女性としてはさっちゃんの服の量はとても少ない方だと想像します。
それにしても、予想外にいろいろといい服をさっちゃん持ってたんですね。

陽が傾き始めたころ、さっちゃんは洗濯ものを取り込みます。
でも、僕の膝用サポーターが片方ありません。
いくら探しても見つかりません。
あっちこっち探しましたが、見つかりません。
さっちゃんは「洗濯しなかったんじゃないの?」と言いますが、
「ちゃんと自分でふたつ干したんだから」と言い返します。
僕の返事の内容はすぐに忘れてしまいますから、同様の応答が幾度か繰り返されます。

僕が「もういいよ。きっといつかどこかから出てくるから」と言っても、
さっちゃんは気になり続けて、探し続けます。
「何色か知ってるの?」「黒だよ」と教えてあげても、
しばらくすると、さっちゃんは何を探しいて、それが何色なのか、分からなくなってしまいます。
さっちゃんそれでも探すことをやめません。

サポーターはまだ見つかっていません。
どこで見つかるか、楽しみですね。
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少しだけ衣類の整理をしました

2017-10-25 16:44:36 | 衣服
今日も一日じゅう雨です。

ちょっと時間が空いたので、さっちゃんの衣類整理をしてみました。
衣装箪笥の小物入れ一個分に下着類をぎゅうぎゅうに詰め込んでいたのですが、
詰め込み過ぎは整理がしにくいですし、ソックスも散乱しているので、その整理もしたかったのです。

小物入れの引き出しは3つあります。
あとふたつあったわけですが、ほとんど使わないものばかりが入っていました。
何が入っていたかというと、ほとんどがエプロン。
さっちゃんはいろんなエプロンをたくさん持っていたんですね。
驚きました。
その他にも、風呂敷二枚に、座布団カバー一枚。
何用か不明の四角い布がありました。
それらをまとめて箱に入れ、押し入れに仕舞います。

今日のところは、パンティー、ブラジャー、キャミソール、タンクトップ、ソックスを引き出しふたつに仕舞いました。
あとひとつ、空のまま空いてますけど、何を入れようかなぁ?
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今ごろ衣替え?

2017-07-26 22:52:22 | 衣服
これまではさっちゃんが僕の服も含めて管理してくれていました。
少~しルースにはなってきつつありましたけれど、なんとか大丈夫でした。
でも、この夏はもう僕がやるしかありませんね。
僕のTシャツもたくさんあるはずなのに、外出用は2枚くらいしかないのです。それを交互に着ていたというわけ。
さっちゃんもこれまでは丸一日かけて衣替えをしていたようでしたから、その大変さは想像つきます。
なので、少しずつ片付けることにしました。ほとんど開けることのなかった衣装ケースを今日はふたつ片付けました。
二人の夏用寝間着とさっちゃんのTシャツ類がたくさんありました。
今晩から二人とも夏の寝間着を着ています。
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