さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

金曜日は病院巡りの1日になってしまいました

2020-10-31 23:56:17 | 今日一日の暮らしぶり
昨日は金曜日としては初めての丸1日デイサービスの日でした。
だからと言う訳ではないのですが、今日は偶然3つの病院へ行くことになってしまったのです。

まず最初は僕の歯医者さん。
2ヶ月前に予約を入れていたものです。
何年か前に、何度も繰り返し歯茎が腫れたので、それ以来、定期的に歯医者に通うようになったのです。
C1やC2段階のまだ神経にまで達していない虫歯も少しずつ直して、今は1本も虫歯はありません。
歯茎が腫れる原因のひとつだった奥に空洞がある(らしい)親知らずも今年になって抜歯しました。
昨日もそうですが、今は歯全体の健康具合を2ヶ月おきにチェックしているのです。
もっと良い状態になれば、3ヶ月おきとか半年おきとかになるんだと思います。

いつもは歩いて行く歯医者さんですが、この日は自転車で行きました。
そして、そのまま眼医者さんに行きます。
ちょうど目薬が1種類なくなりましたから。
行ったついでに眼圧と視力を検査します。
眼圧13で正常、視力は右は1.2で左が0.9、もちろん度付の眼鏡をかけてです。
左眼は中央付近の視野が欠損していますから、視力検査の一部が欠けたあの黒い輪を見つけるのがひと苦労なんです。
いつものこの二つの検査に加えて、昨日は眼底検査もしました。
それに関しては先生から何か言われたのですが、忘れました。
まあ、忘れてしまう程度のことですから、大して酷くはないのでしょう。

金曜日のデイサービスが半日だった先週までなら、病院をふたつも行くのは無理だったでしょう。
時間が読めませんから、眼科には行けなかったと思います。
眼科終了後はパン屋さんとスーパーで買い物をして帰りました。
帰宅すると1時でした。
以前なら、さっちゃんの帰りを迎える時刻には完全に遅れてしまっていますね。

昼ご飯を食べてからも、午後はちょっと遠い酒屋さんと別のスーパーでお買い物。
酒屋さんでは芋焼酎『三岳』とワインを購入。
その後に行ったスーパーですが、豚バラブロックが安いんです。
他にもついでに鶏肉と牛すじ肉を買いました。
肉類は1回の料理分に切り分けてから、冷凍しておきます。


それだけいろいろと用事を済ますと、もうさっちゃんの帰って来る時間はすぐです。
さっちゃんが帰って来ました。
今日は穏やかに過ごせたようですね。
お昼ご飯は「3分の2くらい食べたでしょうか」とのこと。
おしっこも2回したようです。
家でも、念のためトイレに入りました。
でも、おしっこは出ませんでしたね。

いよいよ3つめの病院です。
さっちゃんの掛かり付けのお医者さんです。
薬が来週の頭にはなくなるので、薬を処方してもらいに行きました。
前日か前々日には多摩川河川敷の近所の公園が1年ぶりに通れるようになっていました。
去年の台風で被害を受け、公園内が荒れてしまっていたからです。
優先順位が低かったせいなんでしょうね、なかなか工事が着手されず、1年以上経ってしまいました。
その公園を通って散歩がてら行きます。
病院までは公園が通れるようになったので、少し近くなりました。
徒歩30分ほどです。
時折、満月前夜の月を愛でながらの散歩でした。

お医者さんには最近になって朝食と夕食のメニューを変えて、食事介助をするようになったりしたので、薬が飲めていることを報告。
飲んでもらうのを諦めていたエパデール900も飲めていますと言うと、「素晴らしいね」と喜んでくれました。
経腸栄養剤も最初は1ヶ月に14パック出してくれましたが、デイサービスで週に2パックはほぼ確実に飲めそうなので、20パックに増えました。
最後に「水分をしっかり摂ってね」と言われました。

帰りの公園は真っ暗。
月も雲に隠れてしまっていましたし、公園内には街灯はありませんから。
帰宅して、夕食の準備をしました。
でも、さっちゃんは夕食を食べようとしません。
僕はさっちゃんの食べることを拒否する態度に腹を立ててしまいます。
「もう食べなくていい!」と、さっちゃんを食卓から引き剥がすように、布団まで引っ張って行って無理やり寝かせてしまいました。
ちょっと時間が経つと、僕は自分の取った行動を反省し始めます。
さっちゃんは多分疲れてしまって、眠気も強かったんでしょうね。
そのまますぐに眠りに落ちてしまいました。
でも、あの時は食べ物を大切に扱わないさっちゃんの行動が許せなかったんです。

このように、この日1日が過ぎていきました。
1日で出来ることって、本当に少ないんですね。
もともと僕はいい加減で、家事の類は面倒くさがるタイプの男です。
今日しなくていいものを明日以降に回すことには、まったく躊躇がありません。
切羽詰まらないとしないタイプなんです。
まだまだ、どうしようもなく、これまでの僕のままですが、今のさっちゃんとの暮らしの中で僕自身の変革を強烈に迫られていますね。
これは喜ぶべき状況なんだろうと思いますね。
新しい自分自身を創りだすことを楽しまなくちゃと決めました。
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今日の言語リハビリは途中で中断することなく、最後までかかわる気持ちが切れなかったようです

2020-10-28 23:54:52 | 言語リハビリ
今日、水曜日は言語リハビリの日。
STのT田先生のお仕事の都合で、10月に入ってからは午後1時から行なっています。
午後からなのでバタバタと慌てずに出発できるかと思いきや、やっぱり同じようにバタバタしてしまいますね。

最近の言語リハビリ中のさっちゃんですが、必ず途中で「帰りたいモード」になってしまっていました。
自分で椅子から立ち上がって、4畳半くらいの言語リハビリ用ルームから出て行こうとするんです。
こうなると、さっちゃんを無理やり引き留めても益々抵抗が激しくなるだけですから、先生も僕も一緒に外に出るんです。
PTのリハビリ(トレーニング?)ルームを通り抜けて同じ階にある屋上のような場所まで行くんです。
歩いて、外を眺めて、先生と会話して、さっちゃんに気分を変えてもらいます。
再びSTのリハビリルームへ戻って、リハビリ再スタート。

リハビリと言っても、T田先生が望むメニューをさっちゃんはほとんど全て行なってくれません。
歌だけは本当に小さな声で口ずさんでくれる程度です。

それが今日は、珍しく1回も「帰りたいモード」を発現させませんでした。
先生のやりたいことをしてないのは相変わらずですけれど、いつもよりはほんの少し先生の方へ心が近づいていたような気がしました。
マイペースで喋り続けるのではなくて、先生のことも聞いているのでしょう、一瞬の沈黙が幾度もありました。
「ふじの山」を歌ったんですが、相変わらずやっと聞こえる程度の小声ですが、歌詞にそって歌ってるように聞き取れました。
曲名の「ふじの山」のことも、紙に書かれた文字を見て、声に出していました。

先生もそのことに気付いたのでしょう。
絵とひらがなのカードを取り出して、ゲームのように先生とさっちゃん交互に読みっこを始めました。
ひらがなで「りす」と書かれている楕円のカードの裏には可愛いリスの絵が描かれています。
さっちゃんの番になってもなかなか発声してくれませんが、そんな時は先生が代わりに読みます。
そんなこんなでたくさんのカードをめくりました。
何枚だったかは分かりませんが、おそらく数枚のカードをさっちゃんは読みました。
「ほし」とか「きりん」とかなんですが、「◎※ほし▲$」とか「&◆きりの※▽」のように発声します。
でも、これで十分ですよね。
さっちゃんはひらがなは読めるんですね。
脳の言語野のどこかの部分が委縮してその機能を発揮できないでいるんでしょう。
まだ大丈夫な脳の他の箇所でこの衰えている機能を代替してくれないものなんでしょうかね?

先生も最後におっしゃっていました。
「今日は最近の中では一番よく出来ましたね」と。
最後の最後になって、ちょっとだけ「帰りたいモード」が出かけましたが、すでにもう終了です。


話は変わって、帰宅後のことです。

今日の夕食は珍しく完食し、まだ食べたそうだったので、ヨーグルト(75g)も1カップぺろりと食べました。
それからいつも通り、すぐに寝てしまいました。
このまま朝まで寝るのかなと思っていたら、11時ころに起き出して来ます。
僕はまずトイレに連れて行きましたが、おしっこは出ません。
続いて、入れ歯を外し、口腔ケアをスポンジブラシでほんの少し行なえました。
本当はもっと時間をかけて念入りにスポンジブラシで口腔内のネバネバしたものを取りたいのですが、さっちゃんはすぐに口を開けてくれなくなります。
今晩は水で漱いでもくれませんでした。
水を含んでもらおうと、コップを口に近づけるんですが、口を固く結んで開けてくれません。
まあ、こればかりは仕方ありませんね。
入れ歯はよく洗って、ぬるま湯に浸けてパーシャルデントを入れておきます。
最後に寝巻きに着替えてもらって、今晩はほぼ完璧な就寝ですね。

毎晩このように出来ればいいのですが、出来ないことの方が多いんです。
出来たのが珍しくてブログにも書いているので、出来ない日の方が圧倒的に多いということですよね。
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天覧山最下部岩場のトラバース9往復達成しました。麓には発酵食品のテーマパークのようなものがオープンしています

2020-10-27 23:50:43 | 僕の自由時間
さっちゃんが目覚める前に僕は自分の朝食を済ませてしまいました。
それからさっちゃんを起こします。
トイレに連れて行き、おしっこをしてもらいます。
昨晩は入れ歯を外して、パーシャルデントに浸けておきました。
スポンジブラシで入れ歯の入っていない口腔を軽くなぜました。
さっちゃんはあまり抵抗しません。
こんな風に出来たのは久し振りのことです。
そして、入れ歯を半ば強引に押し込みます。
この時もさっちゃんはあまり抵抗しませんでした。

それから朝食。
すでに昨日作っておいたオートミールをチンします。
2分の1袋分です。
スプーンにすくったオートミールの中にを紛れ込ませます。
大きめの錠剤は2つや3つに切り分けます。
飲むべき薬も全部飲んでもらえました。

今日から経腸栄養剤もスタッフさんに渡して、デイサービスで飲ませてもらうことにしました。
このデイサービスでは上手に水分を摂らせてくださるので、この栄養剤もきっと飲ませてくれるでしょう。
僕がやると1パック(200cc)を2日ほどかかっていましたが、きっと1日で飲ませてくれると期待しています。

僕は予定通りに出発。


▲天覧山最下部の岩場です。一番高いところまで8mほどでしょうか。ときおり陽があたると岩場が大きめの木漏れ日で水玉模様に飾られます。

今日もいつもと同様のメニュー。
・1往復のトラバース
・2往復のトラバース
・9往復のトラバース

もちろん最初と最後、それぞれの間では柔軟体操やストレッチも行います。
先々週より1つ増やした9往復でしたが、余裕を持って成功させることが出来ました。


▲岩場の左端部分の核心部に入ったあたりです。右から左へ移動中。


▲前の写真ではそれほど難しくは感じないと思いますが、じっさいはこの写真のように岩場が少し前傾しています。腕や指にかなり力が加わるので難しくなるのです。まあ、難しいといってもRCCⅡグレードで5級くらいでしょうけどね。

このまま帰ればいつもと同じ電車に乗れますが、今日はちょっと寄り道をします。
天覧山の麓に発酵食品の販売店、レストラン、カフェなどが出来て、10日ほど前にオープンしたのです。
詳しくはここを見てください。
OH!!! https://oh-hanno.jp/


▲これはレストラン。入り口まで行ってみると、今日のランチは予約で満席とのこと。ランチと言っても高いのは5000円以上します。


▲この円形の店はカフェ。この日はちょうどお休みでした。


▲これは発酵食品中心の販売店です。


▲その内部はこんな感じ。ひと通りさあ~っと見る時間しかなかったので、結局購入したのは、白菜キムチ、沖縄伊江島の黒糖、サツマイモ、里芋でした。発酵食品はキムチだけですよね。野菜や果物も置いてありましたよ。

帰宅後、小1時間ゆっくりとお風呂に入りました。
さっちゃんも帰って来ました。
さっちゃんは今日は調子が良かったようですね。
お昼ご飯もしっかりと食べ、経腸栄養剤も1パック全部飲んだそうです。

帰宅後すぐに散歩に出かけました。
散歩から帰って、小さなケーキを食べたのですが、お腹にたまり過ぎたようですね。
2時間後くらいに夕飯だったんですが、さっちゃんは食べる気ゼロ。
起こそうとしても、起きてくれませんでした。
10時半くらいに起きて来たので、トイレへ連れて行くと、おしっこが出ました。
口を水で漱ぎ、スポンジブラシで下顎を少しだけこすりました。
そして、寝巻きに着替え。

さっちゃんとしては今日はよく食べたと思います。
僕も十分に体を動かしました。
両脚、両肩、右腕の筋肉疲労感がたっぷりあります。
精神的には本当に心地いいですね。
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さっちゃんは階段を使うことをまったく嫌がりません

2020-10-26 23:11:53 | 生活の一場面
さっちゃんも僕も登山を趣味とし、沢登りや岩登り、雪山、冬の岩稜登攀(は少し)などを楽しんで来ました。
そんな山屋の常として、日頃の都会生活の中では可能な限り歩くことを心がけていました。
歩いて20、30分なら歩く。
時間的に余裕のある時には1時間かかる距離でも歩く。
エスカレーターやエレベーターは出来るだけ使わずに、階段を歩く。
その階段も出来れば2段おきに上ったり、つま先だけ使って上る。
さっちゃんが階段で日常的にどのようなトレーニングをしていたかは知りませんが、さっちゃんも歩くのが好きだったことだけは確かです。

さっちゃんの今はどうでしょう?
僕が見る限りでは、今でもさっちゃんは歩くことが苦ではなく、好きなようです。
階段を上り降りすることも別段なんとも思っていないようです。
エスカレーターがあって、その横の階段を僕が選んでも、文句を言ったり、エスカレーターの方がいいのになぁ、との雰囲気は見せません。
最寄りの駅では、50段ほどの階段を上って、また50段ほどの階段を降りて、やっとホームに到着します。
我が家のアパートでも35段の階段があります。
さっちゃんは階段の上り降りはまったく苦痛ではないみたいですね。

気持ちの上では苦痛に感じなくても、肉体的には徐々に苦痛と言うか、大変にはなって来ているようです。
高齢の影響があるでしょうし、それと同じくらい認知症の影響もあるでしょう。
今年になってから、それまでにはなかった階段での行動が見られるようになってきました。

そのひとつは、手すりを使うことが多くなったことです。
これは脚の筋力だけでは上り降り出来なくなった、もしくは不安になったと言うことでしょう。
また、原因は同様で脚力の低下だと思われますが、上りのときに前傾姿勢になってしまいます。

もうひとつ、これは最近になって気付くようになった点です。
階段の上りで現われる現象ですが、階段を踏み外すんです。
それほどしょっちゅうではありません。
横で見ていて、恐らくさっちゃん自身も階段を踏み外さないように注意しているんだと思います。
ですから、ほんの時折しか起きません。
原因は二つあります。

ひとつは水平方向、歩幅が短くなっているせいです。
1段目では足の裏全体が階段に乗っていたのに、2段目、3段目、4段目と上るにつれ、つま先だけで階段を踏むようになるんです。
そしてついに、上げた足が次の階段まで届かない、そんな事態が発生するんです。

もうひとつは垂直方向、足上げの高さが低くなってきているせいで踏み外すんです。
これがどのように発生しているのかは、まだ僕にはよく分かっていません。
ただ、上げた足が次の段の高さにまで届かなくて、階段の手前につま先をぶつけてしまうんです。
その時、手前の足がどの位置にあるかなどは、まだ気付けていません。


ところで、今日散歩をしてきましたが、その後、35段の階段を上っている時のことです。
昨日は山歩きで少々ハードな体験をさっちゃんはしました。
その疲れが残っているはずと思いきや、さっちゃんは35段をまったく手すりには触ろうともせずに上りきりました。
無論、最後あたりでは体が前傾姿勢にはなっていましたけどね。
ハイキングの疲労よりは、ハイキングの筋肉強化運動の成果が現われているような気がして、嬉しかったですね。
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青梅駅をスタートして青梅駅へ戻る超ショートコースでしたが、思いの外シビアなところもあって・・・・

2020-10-25 23:56:32 | 山登り
10月になると秋晴れが多くなるものですが、今年は雨天曇天が多かったように思います。
天候のせいばかりではありませんが、1ヶ月ぶりの山歩き。
さっちゃんは体重も減り、筋肉量も減っているでしょうから、脚力の衰えも痛感している今日この頃です。
どのくらい歩けるのか分かりませんから、まずは短いコースを設定してみました。

可能ならば朝食を食べてから家を出ようと、6時半にアラームをセットしておいたのですが、あえなく二度寝。
目が覚めたのは7時半過ぎのこと。
何やかやとさっちゃんの出発の準備には時間がたっぷりかかります。
予定していた9時前の出発は叶わず、9時過ぎになってしまいました。
バナナ1本とヨーグルト(75g)を二人で分けて食べました。


▲10:12。今日は本当に雲ひとつない快晴、秋晴れです! これから青梅駅を西へ向かいます。


▲10:21。青梅線に沿った住宅街の道路を歩きます。


▲10:28。青梅坂トンネルで青梅丘陵の北へ向かっている道路を渡ってから100mほどで、この住宅街の中の十字路です。2万5000地形図によると、ここを右へ行くと山道が出て来るはずです。


▲10:28。青梅線に架かる橋がすぐにありました。


▲10:30。橋の上から青梅駅方面を眺めました。


▲10:36。住宅街はすぐに終わり、小さな沢沿いに登って行きました。しっかりしたハイキングコースのような山道はなく、踏み跡程度の山道がありました。さっちゃんにとってはかなりハードな山道。小沢へは急な斜面で落ち込んでいますから、脚を滑らせたりすると滑落していきます。さっちゃんは僕と手を取り合っていないと進みません。さっちゃんが滑落すると、僕にもしっかりした足場や掴める木があるわけではありませんから、僕にとっても緊張する山道でした。


▲10:47。沢沿いの踏み跡から離れて、小尾根の方へ登って行きました。急斜面からは離れますから、少し安心します。


▲10:51。小尾根に出ると、山道も良くなってきました。


▲10:54。それでも、さっちゃんにとってはまだまだ大変です。写真では手を繋いでいる姿は撮れていませんが、ここでも常に手を繋ぐことをさっちゃんは要求します。


▲11:00。さっちゃんが僕の後ろで倒れたまま動かないので、何事かと思ったら、登山靴が脱げかかっていました。街場では靴の紐をゆるゆるにしておくのですが、今日は最初から嫌らしい山道になったので、靴紐をきちんと結ぶ余裕も場所もなかったんです。登山靴の踵の上に茶色の靴紐が見えると思います。この後、山道が良くなってから靴紐を結び直しました。あ~あ! 僕の失敗でした。


▲11:01。小尾根もなだらかな場所があります。


▲11:01。石碑が建っていました。神社の跡を示す石碑のようですね。


▲11:11。山では最初の食事です。


▲11:29。石碑からはさらにいい山道が続くようになりました。


▲11:34。青梅丘陵主稜線が見えてきました。


▲11:36。霧久保橋ということは、石碑の上部から東へ下る山道のことを指しているようですね。今度はそっちを歩いてみたいと思います。


▲11:37。太陽聖髪塔と呼ばれているそうですが、仏塔のそばに出て来ました。


▲11:42。さっちゃんの先に見えている橋が叢雨橋。青梅坂トンネルの上にあるんですね。


▲11:59。のんびりと広いハイキング道を歩いて行きます。ここでもさっちゃんは手繋ぎを求めます。


▲12:00。写真中央部に富士山が見えるのですが、分かりませんよね。ここは青梅市民の散歩コースなんです。

写真は撮れませんでしたけれど、途中でカモシカがいました。
3人ほどの方が見ていて、「カモシカだ」と言っています。
林の中なので、カモシカが動いて遠ざかる時になって、僕はやっと見ることが出来ました。
もっと奥の奥多摩ではよく見かけますが、青梅市のこんな市街地の裏山でカモシカがいるとは!


▲12:03。ふたりのおじさんが「柿だ。甘いかな?」「渋いよ」とか言い合いながら、長い棒で小さな柿の実を落としていました。ちょうど通りかかった僕に1個くれたので、齧ってみると強烈に渋い! でも、渋抜きしたら美味しいと思います。


▲12:20。2度目の休憩をしました。甘いスティックミルクコーヒーをさっちゃんにしてはよく飲みましたね。


▲12:29。休憩場所を出ると、すぐ駐車場でした。ハイキングコースはここで終了です。


▲12:48。青梅市のあちこちに昔の映画看板が飾られています。この写真は青梅駅の地下通路。


▲12:50。青梅駅ホームから青梅丘陵を眺めています。青梅駅自体の標高が200m近くありますから、駅の裏山までの標高差は100mとありません。青梅丘陵は西へ行くほど標高を上げ、最高峰の雷電山494mです。


電車に乗って、家へ帰り着いたのは2時過ぎ。
あまり汗もかきませんでしたから、シャワーだけ浴びましたけれど、相変わらずさっちゃんはシャワーを嫌がります。
夕方、ちょっとだけさっちゃんの隣りで横になったのですが、目が覚めると7時過ぎていました。
夕食を作るつもりでしたが、冷凍しておいたおかずを解凍し温めて食べました。
 

さっちゃんは登りでの脚力が明らかに衰えていますね。
笑顔は浮かびませんが、文句も言わず不満も漏らさずに淡々と歩いています。
緊張すべき、少し危険な箇所では、用心深く歩いているようですから、山歩きののようなものは残っているんでしょうね。
下山して、「楽しかった?」と聞いても、反応はありませんけれど、きっと楽しんでくれているんだと思います。
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僕の晩酌のこと

2020-10-24 23:55:59 | 食事・食器
さっちゃんも僕もお酒は大好きでした。
ですから、夕食時には必ずふたりして晩酌を嗜みました。
通常は芋焼酎、食事内容に合わせて日本酒にしたり、ワインにしたり。
暑い季節には黒糖焼酎をロックで飲んだりもしていました。
どのお酒もそれほど高価なのは飲めません。
例えばワインなら、1本1000円前後くらいのものです。
日本酒なら純米酒や原酒ならあまり外れはありませんね。

芋焼酎ですが、屋久島産の『三岳』を飲んでいました。
『三岳』を飲むようになったのには思い出深い出逢いがあるのです。


屋久島が世界自然遺産になる前に、さっちゃんと僕は屋久島を南北縦断しに行きました。
フェリーで渡り、初日は民宿に泊まったんですが、夕食では『三岳』が出ました。
その時はまださほど強い印象は抱きませんでした。
島の北の港あたりから歩き始め、縄文杉の近くでテントを張りました。
現在のように縄文杉は眺めるだけではなくて、近づいて行って触ることも出来ていました。
さらに、宮之浦岳を越えて、デー太郎岩屋では2泊しました。
淀川(よどごう)の遡行もしました。
ザイルを使うこともない、易しい沢ですが、屋久島らしい綺麗な沢です。

そして最終日、島の南端の平内海中温泉に出て来ました。
満潮になると海に沈んでしまう露天風呂なんですが、ギリギリ間に合いました。
林の中にテントを張り、夜中近く干潮にあわせて再び露天風呂に入ったんです。
その時です。
同じく露天風呂に入っていた方から、『三岳』を勧められました。
その時の『三岳』の旨かったこと!
ほんのり甘くて、芋っぽい。
素朴な田舎っぽい味と香り。
これこそ焼酎だ! 芋焼酎だ!
 と感激しました。
で、それ以来、『三岳』ひと筋なんです。
だんだん芋っぽさや田舎っぽさは失なわれていきましたが、それでも『三岳』のファンなんです。

『三岳』を手に入れるために、屋久島の酒屋さんから半ダース送ってもらったり、
福岡市のデパートで扱っているという情報を得て、そこから送ってもらったりしていました。
でも、その後焼酎ブームが到来し、値段は高騰、入手困難になってしまいました。
本来、島では一升瓶で1400円くらいだったのが、4、5千円はざらでした。
到底買えません。
ところが近所の酒屋さんで2300円ほどで販売していることが分かりました。
ブームで高騰する以前から取引していたので、変わらない価格で仕入れが出来ているのだそうです。
『三岳』の話で、思わず脱線してしまいましたね。


さっちゃんの認知症の症状が進むにつれ、さっちゃんのアルコール離れが進みました。
昨年のいつ頃くらいからだったでしょうか? まったくアルコールは受け付けなくなりました。

ですから、晩酌は僕ひとりです。
ひとりで晩酌するようになって気付いたことですが、「旨い酒を飲みたい」という願望が弱まるんですね。
旨い酒を飲みたいのは当然なんですが、それ以上に相手(さっちゃん)にも旨い酒を飲んで欲しいという気持ちがあったのですね。
自分一人の晩酌だとさほど旨くなくても、そこそこ飲める酒ならそれでいい、そんな気持ちになってしまうんです。

そんなこんなで、僕の晩酌は安ワインになりました。
1本500円くらいのワイン、これを2日か3日で開けるんです。

ところで、最近になってさっちゃんの右隣りに座って、食事介助もするようになりました。
食事介助中は僕に晩酌をする余裕はありません。
さっちゃんの夕食が終わって、僕ひとりでまだ残っている自分のおかずを食べるようになってから、晩酌を始めるんです。
従って、アルコール量も減ります。
食事介助が終わって、少しホッとした解放的気分に浸りながら食べていますから、美味しい酒を飲みたい心持ちが生まれてきました。
今は、以前購入していた『獺祭 焼酎』を飲んでいます。
独特過ぎる味わいの焼酎です。
お湯割りにして飲むのですが、幸福な気持ちになりますね。
4合瓶ですが、10日はもちそうです。

これからもずっとひとり晩酌ですが、安ワインではなくて、旨い酒を飲もうと思うようになりました。
安ワインだと翌朝ちょっと頭が痛かったりしますしね。
以前通っていた酒屋さんで『三岳』を買ってこようと思います。
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運動主体の半日のデイサービスは今日で最後となりました

2020-10-23 22:57:48 | デイサービスや介護
今週の月曜日、19日にケアマネさんが我が家を訪れました。
月に1回の定例の家庭訪問です。
その時にテーマとなったひとつが、金曜日に行っている運動主体の半日のデイサービスの件でした。


2016年3月認知症との診断を受けてから、しばらくはさっちゃんも僕も生活の様子は以前と変わることはありませんでした。
僕も仕事を続けていましたし、さっちゃんは家事をきちんと行なってくれていました。
2016年5月には市役所へ行き、介護サービスを受けられるよう手続きをしました。
まださほど緊急性は感じていなかったのですが、お医者さんの勧めもあって、とりあえず手続きした感じでした。
その後の進展もゆっくりでした。
でも、さっちゃんの出来なくなることも徐々に増え、遅ればせながら介護サービスの利用を考え始めたのです。
地域包括支援センターへ行き、ケアマネージャーさんを決めたのです。

実は今のケアマネさんをお願いする際にちょっとしたハプニングがありました。
いただいた資料を見ながら、我が家に近い事業所に電話をかけたつもりだったのですが、間違えてひとつ上の欄の事業所にかけてしまったのです。
結果的にいい方が担当してくださることになったので、これも神様の悪戯のようなものなんでしょうね。

それ以降も、ゆっくりのんびりと、ケアマネさんのアドバイスのもと、幾つものデイサービスの見学を繰り返しました。
そして、最終的に運動主体の半日のデイサービスに辿り着いたわけです。
その当時にはもう、さっちゃんは手作業やら言葉遊びの類はとても苦手になっていましたから、それらが主体のデイサービスは除外せざるを得ませんでした。
さっちゃんにとって無二の趣味である山歩きを出来る限り何時までも続けられるよう、運動能力を維持するためのデイサービスを選択したのです。


このデイサービスに通い始めたのが2017年11月のこと。
連絡帳の初日のコメント欄には次のように記されていました。
「本日、初回利用です。
職員の話をしっかりと聞きながらラジオ体操・マシントレーニングを実施しました。
ゆっくり慣れていただければいいな・・・と思います。
ニコニコされる笑顔がとても素敵ですね。」

翌年の2月からは週2回になりました。
2019年11月までは週2回、それ以降は1回となり、その代わりに丸1日の別のデイサービスへも通うことになりました。

そして、今日で運動主体の半日のデイサービスは終えることとなりました。
来週からは金曜日も火曜日と同じ1日のデイサービスへ通うことになります。
連絡帳の最後のコメントは次のように書かれていました。
「週末の土日はお天気がよさそうですよ。
さっちゃんのお好きな山登りが出来るといいですね。
今日でデイサービス最後になってしまいましたが、どうかお元気でお過ごしください。
ちょっと寂しいです。
ありがとうございました。」

最後に家まで送ってくださったスタッフさんも「また会おうね」とお別れの挨拶をしてくださいました。

ところで、今朝のことですが、デイサービスからのプレゼントもいただきました。
3年間撮りためた写真16ページの小さなアルバムにまとめてくださったんです。
さっちゃんの笑顔が溢れた写真満載。
ただ、いちばん最近の写真からは笑顔が消えていますけどね。
顔の表情もだんだん乏しくなってきていますから。

アルバムの最後に職員一同からの言葉が添えられていました。
「さっちゃんとは3年間のお付き合いでした。
小柄なのに筋肉質で歩く速さ、体力はデイサービスでぴかいち☆彡でした。
笑顔がとても可愛らしく、とても愛らしいさっちゃんは職員のアイドルでした。
これからも優しいご主人と仲良くお過ごしください。 職員一同」



最初に通うようになったこのデイサービスは、さっちゃんにとって本当に幸せな出会いだったと思います。
スタッフの方々の優しさや明るさがさっちゃんや僕を何度も助けてくれました。
このまま続けられればいちばんいいのですが、さっちゃんはマシントレーニングが一切できていません。
ここのデイサービスの本来の機能を活用できなくなっていますから、致し方ない判断だと思います。
コロナの心配がなくなったら、お礼がてらもう一度訪ねてみたいと思っています。


《インフルエンザ予防接種のこと》
今日の午前中に、早速近くの指定医療機関に電話してみました。
駅近くの最近できたクリニックです。
なんと! 一発でOK!
当日予約だということで、今日の午後インフルエンザ予防接種完了!
さっちゃんも「イタッ!」とは小声で叫んでましたが、腕を押さえてもいましたから、無事終了。
今年は市の補助に都の補助も加わって無料で接種できました。
これからも毎年無料ならいいのですがね。
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インフルエンザの予防接種を今日は受けられませんでした

2020-10-22 23:21:11 | 新型コロナウイルス
今日の午後、インフルエンザの予防接種を受けようと、近所のクリニックに行って来ました。
この病院はインフルエンザ予防接種の指定医療機関にもなっているようですし。
さっちゃんの掛かり付け医は今のところに引っ越してくる前からお世話になっている隣りの市のお医者さんなんです。
掛かり付け医の病院は違う市にあるので、自治体からの補助を活用するには住んでいる市の病院に行かなくてはなりません。

ごくたまには行くこともあるこのクリニックですが、入口の扉に貼り紙があります。
読んでみると、インフルエンザの予防接種を受けるには必ず予約をしてください、と書いてありました。
ありゃりゃ!
予約が必要といった話もどこかで聞いたような気もします。
扉の中に入って、受付で確認してみると、予約なしではやっぱり無理。
「いま予約していいですか?」と僕が言うと、
「もう予約は出来ません」との予期せぬ答えが返って来ました。
「11月の◎日以降に改めてお電話ください」と言うんです。

僕はその返事に納得できませんから、その理由を聞いてみました。
すると、「予約でいっぱいで、すでに薬がないんです」と言います。
どうやらこのクリニックに分担されているワクチンの数に予約数が達してしまっているようなんです。
そして多分、次回のワクチン分担の期日や数量が今の段階では明確になっていないのでしょう。

さっちゃんと僕は仕方なくクリニックを去りました。
そのままさっちゃんと散歩に出かけ、結局トータルで1時間以上は歩きました。
帰宅後、比較的近い指定医療機関に電話してみましたが、5時を少し過ぎていたせいなのか、どの病院とも繋がらず。
明日にでも、幾つかの病院に電話してみて、予約を確保しようと思っています。

それにしても今年は皆さんの意識が異常(これが正常かな?)に高まっているんですね。
さっちゃんも僕も近年は必ず予防接種を受けるようにしていましたが、フラ~ッと行ってもすぐに注射してもらえたんですけどね。
これだけみんなが予防接種を受ければ、例え受けていなくても感染の危険は例年よりもかなり低そうではありますけどね。
今年は東京都の補助もあって無料で受けられますから尚更なんでしょうね。
予約が確保できれば、ブログにも書いておこうと思います。


話し変わって、さっちゃんの便秘との戦いですが、どうやら一昨日の20日目で終了していたみたいですね。
昨日の朝、ほんの少しだけリハパンが便で汚れていました。
その次も気にならないほど少しは汚れていましたが、それ以降はまったく汚れがありません。
念のために今もリハパンを穿いていますけれど、明朝からは普通のパンツに戻ることが出来ると思います。
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防水シーツを購入し、使ってみることにしました

2020-10-21 23:53:27 | 僕の対策
敷布団とあわせて使う「防水シーツ」なるものがあることは、他の方のブログを読んだりして知ってはいました。
でも、まだまだ他人事のように思っていました。
ところが先々週にさっちゃんがおねしょをすると、どうしようもなく自分事になってしまいました。
先週、病院の売店で見てみたのですが、使い捨てタイプのが1点と比較的狭い範囲をカバーするタイプのが2点置いてあっただけでした。

もうちょっといろいろなタイプを見てから決めたいと思いましたから、介護用品の販売店に行ってみることにしたのです。
昨日の火曜日、毎週通っている天覧山での岩トレをキャンセルして、買い物へ出かけることにしました。
雲ひとつない快晴の秋晴れでしたが、前日の雨で岩場はまだ乾いていないでしょうから、中止にしたのです。

グーグルマップで介護用品販売店を調べ、病院の売店以外で比較的近い店を選びました。
運動も兼ねて自転車で行きます。
距離的にはいつも自転車で行っている立川の中心街よりも手前ですから、30分くらい漕げば行けるでしょう。
地図と睨めっこしながら近くまで来たのですが、お店らしきものは見当たりません。
介護用品を卸したりする事務所があったので、そこから出て来た方に聞いてみました。
「◎◎というお店を探してるんですけど」
すると、「その店はもうやめて、今はこの会社なんです」と言います。
じゃあ販売はしていないんだ、と思ったのですが、
「販売しているものも少しならありますよ」とこちらの気持ちを察して言ってくれました。

防水シーツでは今販売できる商品は1種類だけのようです。
とりあえずその商品の説明を受けましたが、どうしたもんでしょうね。
いろんな種類も見たくて販売店を訪れたのに、1点しか見ることが出来ないなんて。
まあ、それでもいいや・・・・
とりあえず、使ってみよう。


そういうわけで購入した防水シーツがウェルファンの「綿混パイル防水シーツ」。
サイズは90×145、表地は綿80%ポリエステル20%、裏地はポリウレタンフィルム。
2枚セットでしか販売していないと言うので、2枚を4000円で購入しました。
実際に手に取って見て驚いたのは、実に薄い生地だということ。
表地は吸水素材だと思っていたので、紙おむつほどの分厚さでなくても、それに近い生地をイメージしていました。
分厚さ的には普通の綿の敷布団シーツと変わりはありません。

家に帰って、さっそく敷いてみました。
本当は(普通は)一番上に敷いて、直接寝るようなんですが、それだとめくれてしまいそうですから、いま使っているシーツの下に敷くことにしました。
さっちゃんと僕が寝ている敷布団はセミダブルサイズですから、縦に敷くか横に敷くかでも悩みます。
それぞれに長短あるのですが、とりあえず縦に敷いてみることにしました。
さっちゃんがおねしょをしないと、この効果のほどは不明ですが、安心感だけは与えてくれますね。

この敷布団(マットと言った方がいいのかな?)にはさっちゃんのゲロや液状便などが少しずつですが含まれています。
おねしょも1回分含まれましたから、これが2回3回となると、さすがに使い続けることは出来ないでしょうね。
例え買い替えたとしても、防水シーツで守る必要があることには変わりません。
僕が今考えている理想のシステムはこうです。
敷布団全体を覆う防水主体のシーツ、そして吸水力抜群のシーツを腰部分に敷く。
今のところは、さっちゃんの次回のおねしょが何時になるのかも分かりません。
明日かもしれませんし、半年後かもしれません。
ですから、今のところは今回購入した防水シーツでいいと思っています。


ところで、便秘との戦いその後ですが、便秘が解消したのか否か、まだよく分かりません。
今朝のリハパンには便の汚れがほんの少しですが付いていました。
ですから、リハパンを交換しています。
便秘自体は解消したのだけれど、ほんの少し残った便があるのかもしれません。
明日も様子見ですが、公式見解(笑)としては昨日の20日目で便秘解消とみていいでしょうね。
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さっちゃんの今回の便秘ですが、今現在のところ3日間の苦闘が続いています

2020-10-20 23:46:59 | トイレ・排泄
前回の便秘解消の日は月末の9月30日でした。
10月に入って排便のない日が続き、10月7日(7日目)10月10日(10日目)も何ら音沙汰なし。
10月13日(13日目)、14日(14日目)、15日(15日目)と今回も当り前のように2週間を突破してしまいました。
でも、やっと予兆16日(16日目)17日(17日目)に現れたのです。
トレペに便の汚れがほんの僅かですが付いたのです。

本当は18日の日曜日には青梅丘陵を歩いて来たかったんです。
でも、いよいよ便秘との本格的な戦いが始まる可能性が強まって来ましたから、家にいることにしました。


◆10月18日(18日目)

●4時15分~6時40分

まだ暗い中、さっちゃんが起き出しました。
僕も目を覚ましますが、さっちゃんの様子がトイレっぽいのですぐにトイレへ連れて行きました。
トイレへは入りましたが、さっちゃんは自分が何をするためにここにいるのか分かっていないような感じ。
おしっこかな~? と最初は思っていましたが、おしっこはなかなか出て来ません。
最近はトイレに入っても、すぐにおしっこが出るわけではありません。
1分とか、時には数分たってから前触れなしに出るんです。

それにしても相当時間が経ちましたから、今回は空振りかと諦めて、念のためにトレペで拭いておくことにしたんです。
すると、肛門付近が膨らんでいます。
トレペにも便の汚れが付きました。
この瞬間に、排便が始まった! と確信したんです。

それからの2時間超、トイレの中ではさっちゃんと僕との壮絶な戦いが展開されました。
さっちゃんはどういう訳だか、便座から立ち上がってトイレから出ようとするんです。
僕はと言うと、まだ排便が続いていると思っていますから、トイレに留めようとします。
しかも、15分とか20分おきにトレペで拭いてみるのですが、一向にトレペの汚れは収まりません。
そんな状態でさっちゃんをトイレから出すわけにはいかないのです。

さっちゃんはトイレの介助用手すりを掴んで立ち上がろうとします。
僕はそんなさっちゃんの腰を押さえ付けて便座に戻そうとします。
腰で駄目なら、僕は立ちあがってさっちゃんの両肩を掴んで押さえつけるんです。
こんな時のさっちゃんは意外と力があって、僕も全力で立ち向かわないとかないません。
手すりを掴んだらすぐに手すりから指を引き剥がそうとするんですが、それも全力でしないと、さっちゃんの指は離れません。
手すり以外にも、便座を両掌で押して立ち上がろうともします。

結局、僕はさっちゃんの両腕を掴んでおくことにしました。
当然、さっちゃんは嫌がって僕の手を振り解こうとします。
もちろん、ずうっと腕を掴んでいるわけにもいきません。
トレペで拭くときもありますし、他にも用は多々あるんです。
自由になった腕でさっちゃんは僕に抵抗の牙をむき出しにします。
僕の頭を叩いたり(痛くありません)、僕を外に押し出そうとしたりします。

いろんなことが繰り返されました。
暗かった外が何となく白んで来ていました。
2時間25分、トイレの中にいたのですが、争いだけしていた訳ではありません。
途中で4粒の排便がありました。
それぞれの排便シーンも独特なんですが、今回は割愛させてもらいます。

さっちゃんがこれほどまでに僕と争って、トイレから出たがったのには訳があると思います。
今回、さっちゃんはとても苦しそうに排便を行なっていました。
これまでより痛いんだと思います。
なので、その痛みから逃れようとする気持ちが、トイレから出る行動につながっているんだと思います。

これで今回の便秘が解消されたとは到底思えませんから、リハパンを穿いてもらうことにしました。


●14時45分~15時5分

さっちゃんが下腹部をおさえるので、排便だ~っ! と思ってトイレへ連れて行きました。
でも、何事もなく空振り。
トイレの中での闘争だけは継続。
穿いていたリハパンは汚れていたので新しいものに交換。


●夕食前

念のためにトイレに入りました。
何もないので、汚れていたリハパンだけを交換。


●21時15分~21時25分

空振り。
リハパンはほとんど汚れていなかったのでそのまま継続。


●21時35分~21時45分

さっちゃんに排便がありそうな雰囲気があったのでトイレへ連れて行ったのに、空振り。
リハパンも汚れなく継続。
ただし、さっちゃんと僕との闘争は激しさを増してくる。


●22時30分~22時45分

さっちゃんと僕との闘争だけは激しいまま。
つまり、さっちゃんの苦悶が続いているということ。
この時も空振りで、何も出ませんでしたが、痛みだけはあったのだと思う。

この時さっちゃんは僕の左の頬をぶったんです。
この時はちょっと痛かったですね。
僕は一瞬自制の鍵が外れてしまったみたいで、思わず直後にさっちゃんの右頬をパチ~ンと叩いてしまいました。
もう、すぐに謝り倒します。
「ごめん、ごめんね。本当にごめんなさい」
本当に思わず反射的に叩いてしまいました。
さほど痛くはなかったと思いますけれど、パチ~ンと実にいい音がしました。
さっちゃんにぶたれた僕の左頬を触ると、手にが付きました。
トレペで拭くと、さらに鮮やかにが付着しています。
どうやらさっちゃんの爪でも当たって顔の皮膚が切れたようですね。
僕はさっちゃんに大袈裟にその血を見せて、自分の大変さをアピールしましたが、さっちゃんには伝わらないみたいですね。

リハパンは交換しました。


◆10月19日(19日目)

●12時20分~12時25分

さっちゃんの様子が急に変わりました。
トイレのようです。
慌てて連れて行ったんですが、何もなし。
「何だったんだよ!」って思いますよね。
リハパンは汚れていたので交換。


●13時20分~13時35分

さっちゃんと僕との闘争は続いていますが、少し大人しめでしたね。
この時は便がひと粒だけ出ました。
この日はこのひと粒だけ。
リハパンは継続。


◆10月20日(20日目)

●6時30分~7時10分

この日はデイサービスの日ですから、アラームを6時半にセットしてあります。
さっちゃんが起き出した気配で僕は目を覚ましましたが、アラームが直後に鳴り始めました。
アラームを止め、トイレへ急ぎました。

この時の朝も、さっちゃんと僕との闘争は激しかったですね。
さっちゃんはすぐに立ち上がろうとします。
僕は全力で押さえつけて、便座に座らせようとします。
だって、お尻はまだ汚れたままですから。

立ち上がろうとするさっちゃんの腕を掴んでいて、その状態のままトレペで拭くのは不可能です。
さっちゃんのたぎった感情が少しでも和らぐ瞬間がありますから、そんな時を見計らって拭くんです。
すると、トレペを通じて太い便の感触が伝わって来ます。
硬くて太い便なんですね。
だから、痛いんでしょう。
僕は便を掴んで左右前後にゆっくりと揺らしながらポキッと折り取るような感じで外すんです。
その便を区切りとして、この回は収まったようです。
リハパンは交換しいました。
ひと晩を過ごした割には酷くは汚れていませんでした。


●デイサービスで

この日はデイサービスです。
一昨日からの状況をスタッフさんに説明して、ザックの中にリハパンも2つ入れてありますと説明。
帰って来た際に今日の様子を聞きました。
1本だけ出たそうです。
まだ出切ってないと思う、ともおっしゃってました。
入れておいたリハパンは2つとも使用したようです。

帰宅後はリハパンの交換はなし。
夕食後、さっちゃんはすぐに寝てしまい、そのまま起きることもありませんでしたから、リハパンは継続中ですね。


◎雑記

さっちゃんと僕との闘争の中で、さっちゃんは便座の前後によく動くことになります。
後ろへ行き過ぎたりした際に、便座カバーが汚れるんですね。
この3日間で2つ汚れました。


◎終わりに

さっちゃんの便秘との戦いが終了したのかしていないのかは、明日の様子を見ないと判断できません。
でも、この3日間のさっちゃんは便秘と一生懸命戦っていました。
強く息むことも多くありました。
痛みを何とかしたくてなんでしょうが、トイレから出ようとするのだけは勘弁ですね。
僕も最初のうちはトイレから出ようとするさっちゃんに腹を立てるだけでしたけれど、次第に同情出来るようになりましたね。
同情しても、僕がやることは同じですけどね。
僕にとっても、大変な3日間でした。
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