さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃん、「出かけようよ」と僕を誘いました

2018-05-30 21:01:29 | 買い物
今日は正午くらいから小雨が降ったり止んだり。
買い物しなくちゃならないモノもとくにありません。
ですから、今日はどこへも出かけるつもりはありません。

午後も3時過ぎたころ、さっちゃんがなにやらぶつぶつ。
最初は何のことだか分かりませんでしたけれど、
さっちゃんの雰囲気から何となく理解できました。
「外に出かけたいの?」と聞くと、
さっちゃん「うん」と頷きます。

まあ、行けば買っておきたいものもありますから、いつものスーパーへ行くことに。
歩く時間は往復でせいぜい40~50分ですが、さっちゃんは満足したようです。
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石鹸でもシャンプーでも、さっちゃんは顔を洗いました

2018-05-25 23:11:14 | 風呂
今日はいろいろとこのブログに書きたいことが多かったですね。
今日の第三弾はお風呂場でのこと。

さっちゃん、タオルに石鹸で泡立て体を洗います。
そのタオルで顔もこすって洗ってしまいました。
まあ、これはこれで構いませんがね。

いつもなら次に洗顔フォームで顔を洗ってもらうんですが、今日はそれはいいことに。
で、手のひらにシャンプーを出して、次は洗髪です。
僕は「ここを洗うんだよ」と、頭を触ります。
なのに、さっちゃんシャンプーを手のひらで泡立てて顔を洗い始めました。

あらあら、二度目の洗顔。
まあ、これも構いませんけどね。

シャワーで顔のシャンプーを洗い流して、もう一度同じことを。
今度はきちんと洗髪してくれました。

さっちゃんと一緒にお風呂に入っていると楽しいことがたくさんあります!
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リハビリも兼ねて、久し振りの秋川ファーマーズセンター

2018-05-25 22:40:47 | 買い物
GWの尾瀬の影響がしつこく残っているさっちゃん。
週単位で少しずつ回復しています。

で、リハビリを兼ねてちょっと長めの散歩をしてみようと、
今日、秋川ファーマーズセンターへ野菜を買いに行きました。
片道1時間20分歩きます。
帰路は少しは重くなったザックを背負って同じ距離を歩きます。

買い物は期待していたベビーコーンがちょうど売り切れていて残念。
いろんな種類のレタスがたくさんありました。
しかも、大きくて安い!
でも、前日にスーパーで買ったばっかりでした。
残念!

今日、購入したのは
大根(葉付き)、小松菜、セロリ、ブロッコリー、かぶ(あやめ雪)、つる菜、インゲン、カリフラワー(巨大なのに200円)、リンゴカレールー、大福餅

帰り道、「腰はどう?」と聞きました。
すると、「ちょっとは痛いよ」
でも、だいぶ良くなってきましたね。
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朝食の時、コーヒーを入れようとしたのは・・・・

2018-05-25 22:08:16 | 食事・食器
今朝もさっちゃんと一緒に朝食を作りました。
一緒と言っても、さっちゃんにはひとつひとつの動作を細かく指示しなければなりませんが。

出来上がったものをテーブルに並べ、
さっちゃんに「コーヒーを入れて」と頼みます。
さっちゃんはどうすればいいのかが分かりません。
ですから、コーヒーの入ったポットを示して、
「このコーヒーをこのカップに入れるんだよ」
と、僕のコーヒーカップを指し示しながら言います。
さっちゃんは僕のコーヒーカップにコーヒーを注(つ)いでくれました。

これでさっちゃんのコーヒーカップにも同じように注ぐだろうと思っていたら、
「あ~! あっ~! ああ~!」「ダメダメ! ストップ!」
と、僕は突然叫ばなくちゃあならない羽目に。

さっちゃんがそそぎ始めたのは、皿にのった焼いてマーガリンがぬられているイギリスパン!
僕がすぐに叫んだので、パンはべちょべちょにはなりませんでした。
あ~あ、びっくりした。
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先週に引き続き、さっちゃんに留守番をしてもらいました

2018-05-21 22:46:30 | 留守番
初夏になると、僕にとっては沢登りのシーズン。
まだ少し筋肉痛が残っていることもあって、さっちゃんの留守番は決定!
でも、納得してもらったうえでの留守番でないと僕も決定できません。

で、木曜日くらいから「日曜日は沢へ行くからね」「さっちゃんは留守番ね」
と、少しずつ繰り返し許可をもらうことにしました。
最初はあまり面白くないような口ぶりでしたが、
金曜・土曜あたりでは、僕だけが山へ行くことを当然かのように納得してくれていました。

ところが、日曜日の早朝、布団の中で目覚めているさっちゃんはすごく不機嫌そう。
「あなただけ、勝手に行ってくればいいでしょ」みたいな雰囲気が漂ってます。
何度かさっちゃんに静かに語りかけました。
さっちゃんは黙ってます。
今から中止にするわけにもいきません。

出かける前、さっちゃんにそっと語りかけます。
「行ってくるよ。留守番しててね。早く帰ってくるから、夕食は一緒に食べようね」
さっちゃん、優しくうなずいてくれます。

これで安心して僕は沢登りに出かけられます。

・・・・・・

予定よりも早く下山でき、帰宅したのはまだ陽も高い4時台でした。
さっちゃん、昼の間じゅう寝ていたようです。
でも、僕が早く帰宅したこともあって、寂しさを感じることも少なかったのでは・・・・
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ネパール・インド料理店でホットチャイを飲みました

2018-05-16 22:57:09 | 食事・食器
今日は久し振りに立川へ出て、銀行めぐりとお買い物。
そんな際、僕たちは必ず行く店があります。
それは『ネパール・インド料理店 フルバリ』。
僕もさっちゃんもインド料理も好きなんですが、
より素朴で庶民的なネパール料理がもっと好き。

今日もいつもと同じようにランチを頼みます。
今日はさっちゃんがチキンカレー、僕はマトンカレー。
ちょっと割増しなチーズナンと普通のナン。
食後にホットチャイを頼みました。
それで(サラダも付きます)二人分が1950円。
お腹一杯になって、その日の夕食はいつもより少なめで十分なんです。

まあ、それはそうとして、さっちゃんはいろんなものの食べ方を忘れてぎこちなくなってしまってます。
サラダをフォークでなでるように触りますが、それでは口元に運べません。
チーズナンもフォークで食べようとしますが、それじゃあ難しいよ、さっちゃん!
チーズナンばかりを食べ続けてますから、
「ナンとカレーを交互に食べるんだよ」と教えてあげます。
でも、その程度のことは些細なことですから、さっちゃんは楽しく食事をしました。

食後にホットチャイが運ばれてきました。
小さめの細い筒状の紙袋に砂糖が入っています。
紙を破って砂糖をチャイに入れスプーンでかき混ぜます。

さっちゃん、それが出来ません。
そもそも紙袋の中に何が入っているのか分かりません。
「砂糖だよ」と言っても、砂糖が何だか分かりません。
「紙を破ってごらん」と言うと、破ることは出来ました。
「入れてごらん」と言うと、口のそばに近寄せて、飲もうとします。
「いやいや、そうじゃなくて、チャイに入れるんだよ」と僕。
でも、どうやって入れるんだか分かりません。
それで、僕はさっちゃんの砂糖を渡してもらって、チャイのカップに入れてあげました。
すると、さっちゃん、「すごい!」と驚きます。
ちっちゃな子供のような純真な驚きように、僕もなんだかほんのりと感動しちゃいました。

さっちゃんはだんだん子供になって行きます。
さっちゃんはだんだん赤ん坊になって行きます。

通常の赤ん坊とは逆向きの変化なので、対応にはちょっと戸惑いますが、
今から心楽しもうと思います。
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しばらく行かなかったので思い出せないようですね

2018-05-15 12:12:20 | 忘れる
昨日は久し振りにさっちゃんと二人で買い物に出かけました。
近くのスーパーマーケットで歩いて25分くらいかかります。

出かける前に、さっちゃんに声をかけました。
「スーパー行くけど一緒に行く?」
筋肉痛で脚とか腰とかが痛いようですから、家で待ってた方がいいのかな? と思う気持ちが僕にはあります。
ですから、「待ってる?」と続いて聞きます。
ところが、さっちゃんはどうも僕の言っている状況が分からないみたい。
「行ったことないから」と、さっちゃん。
「いつも買い物に行ってるスーパーだよ」と言うと、
「?」といった感じ。
さっちゃん、いつものスーパーのことを忘れてしまってる様子。

「じゃあ、行ってみて確かめてみようか」
とりあえず、出かけてみることにしました。

さっちゃん、いつもの道をスーパーに進み始めると、
案外早めに思い出したようです。
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8日ぶりにお風呂に入りました

2018-05-14 22:28:36 | 風呂
さっちゃん、尾瀬では3日間よく頑張って歩きました。
滑って尻もちもたくさん搗きましたし、
薄くなった雪も数え切れないほど踏み抜きました。

そんな様々な条件が重なってるんでしょう。
翌日から脚、腰、お尻が筋肉痛。
少しずつ酷くなり、水・木・金あたりが筋肉痛のピーク。
その後も痛みは急には収まりません。
今日もまだまだ大変です。

とは言え、今日の昼、さっちゃん8日ぶりにやっとお風呂に入りました。
ここまでは「痛い」とか「眠い」とかで、なかなか無理に入ってもらうことも出来ませんでしたから。

しばらく入浴していなかったので、
さっちゃん、入浴の要領を少し忘れてしまってます。
まあ、やってるうちに思い出しては来ますけど、
タオルに石鹸をぬりつけることなんか、なかなか思い出すことが出来ませんでしたね。
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さっちゃん、今年初めてのお留守番

2018-05-12 20:57:35 | 留守番
今日は僕がYYDの仲間と沢登りに行きました。
さっちゃんには無理なレベルの沢ですから、当然お留守番です。
2、3日前から、何度も何度も「土曜日は僕は沢に行くから、さっちゃんは留守番だよ。いいね」と言い続けました。
そうしないと、土曜日の朝に「そんなこと聞いてないよ」とむくれてしまいそうですから。

その甲斐あってか、今日の朝は何も問題はありませんでした。
僕が今日沢に行くこと、さっちゃんは留守番をすること、理解していたようです。

奥多摩駅から乗ったバスを降りた場所でさっちゃんに電話しました。
下山してからも電話しました。
全部で7回ほど電話したんですが、さっちゃん出てくれません。
携帯を手にして、耳に当てれば会話できるところまでは2回ほど行ったと思ったんですが、
さっちゃんは携帯の使い方を忘れてしまっていますね。
時々、練習しなければなりませんね。

僕はYYDの仲間との下山後の打ち上げを遠慮して、すぐに家路へ。
まだ、明るい時間に帰宅できました。
すぐにシャワーを浴びて、昨晩作ってまだ残っていたカレーを温めました。

さっちゃんに聞いてみました。
「僕がいなくて、一人だけで寂しかった?」
すると、さっちゃんは即座にこう答えてくれました。
「当たり前でしょ!」
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GW後半、山仲間が計画してくれて、僕とさっちゃんは尾瀬を歩いて来ました

2018-05-07 22:20:49 | 山登り
5月4~6日、僕とさっちゃんは尾瀬を歩いて来ました。
僕が所属するYYDのSS木さんがさっちゃんも歩けるような計画を立ててくれたのです。

今年の尾瀬に雪が少ないことは分かっていました。
でも、想像以上に少なくて、予定していた景鶴山は登れませんでした。
雪が積もっている時だけに登れる山ですから、雪が消えていると無理なのです。
その代わりに、鳩待峠~尾瀬ヶ原~尾瀬沼~大清水という、尾瀬のメインルートを歩くことが出来ました。
40年ほど昔、僕が初めて尾瀬を歩いた時以来のコースです。

SS木さんはテントも背負ってくれましたから、重量は20kg以上。
僕は18kgくらいでさっちゃんは5kgほど。
「重荷を背負うトレーニングだから」と、SS木さんは分担を譲りません。
感謝です。

さっちゃんも数年ぶりのGWの尾瀬。
3日間通じて、笑顔を絶やさずに歩き続けました。
濡れた木道では何回も何回も尻もちをついたり、
踏み抜きやすい薄い雪のある箇所では、SS木さんの「気を付けて」のアドバイスにもかかわらず、
引き込まれるようにズボッと落ちること数知れず・・・・
でも、笑って楽しんでました。

テントを張るときには手伝ってくれようとします。
「じゃあ、この紐をここから出してね」と頼むと、
別の紐をなにやら手にしてどうしていいか分からない様子。
「それじゃなくてね、この紐をね、こうしてね、この穴からね引き出すんだよ」
と、結局僕がやってしまいます。

テントを撤収し、僕自身の荷物をザックにパッキングする際は、
「これはどうするの?」と僕の雨具を手にして持ってきて聞きます。
「あっ! それはね、元の場所に置いといて」と、答えます。
パッキングするにも順番がありますから、僕の頭の中で「何はどこに置いてある」と分かっていないと、予定が狂ってしまうんです。
置いてあったはずの場所にないと、また探さないといけませんから。
続けて、さっちゃん「これどうするの?」と僕のシュラフカバーを手にして聞きます。
「あっ! それはね・・・・」
何回もそんなことを繰り返します。

二泊目のテントの中では、脚やお尻や腰が「痛い痛い」ときつそうでした。
眠くて眠くてシュラフにも入らずに寝てしまおうとします。
無理やりにでもシュラフの中に入れないと、雪の残っている尾瀬の夜の寒さには耐えられません。
ちょっと力づくになってしまいましたが、強引にシュラフに入れてしまいました。
そんなでしたが、翌朝はケロッとしてます。
(でも、家に帰った翌日も腰やお尻中心に痛がってますから、いつもの登山の何倍もダメージがあるみたい)

SS木さんは本当にさっちゃんに対して尽くしてくれます。
認知症患者に対する接し方がきちんと出来ていて、さっちゃんも心を開いているようです。
SS木さんがいてくれたので、トイレも安心でした。
下山後の入浴も安心してお願いできました。
SS木さんがいなければ、下山後の入浴もなかったでしょうね。
さっちゃん、お風呂でもやらかしたようです。
石鹸で泡だらけにした手拭いをSS木さんがさっちゃんに渡したら、
さっちゃん、その手拭いをお湯につけてしまったそう。
通常のカランと、シャワーが出るのと、どっちがどっちか覚えられず、
とりわけ、間違えてシャワーを出してびっくりすることが多かったよう。

そんなこんなが笑い話として楽しめるのも、SS木さんがいてくれたから。
本当に有り難いことです。


▲今年の尾瀬ヶ原は超・異常! この時季、尾瀬ヶ原全体がまだ深い雪に覆われているのが普通なのに、雪が融けてミズバショウが咲いています! 歩き人はさっちゃん。


▲二日目は尾瀬ヶ原の見晴から尾瀬沼に向かいました。途中の美しい湿原(と言っても雪で覆われて真っ白ですけど)に到着しました。


尾瀬沼の湖畔を歩きます。本来なら尾瀬沼も雪で覆われて真っ白のはず。尾瀬沼の上を歩けるはずなんです。でも、今年は水面が見えていますね。左がSS木さん、右がさっちゃん。


▲尾瀬沼のキャンプ場は立派な木の台でした。平らですし、暖かい。さっちゃんがテントに入ろうとしています。


▲着いた日には見ることが出来なかった逆さ燧ヶ岳を翌朝には望むことが出来ました。風のない朝だったからです。


三平峠への最後の急登を行くSS木さんとさっちゃん。
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