さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

3月15日、天覧山の岩トレに参加しましたが、さっちゃんは多峯主山までのハイキングをしました

2020-03-21 23:57:01 | クライミング
K野さんが天覧山での岩登りトレーニングを計画してくれたので、さっちゃんとともに参加することにしました。
しかも、遅れての参加も許可してもらいました。
デイサービスのある日などと同じ時間に起床、朝ご飯も同様に食べて、いつも通り家を出る。
そんな風に家を出発すると、みんなの集合時間より1時間半ほど遅れることになるんです。
さらにこれはいつものことなんですが、さっちゃんはすぐに帰りたがりますから、周辺の山を歩きに行くことも許してもらいます。
そんなこんなで僕とさっちゃんは11時ころに天覧山最下部の岩場に到着。
でも、実際は最下部までは行かずに、そのすぐ上の鏡岩と蛇岩へ行きました。
というのも、最下部の岩場にはプロガイドの講習会らしきグループでいっぱいだったからです。
親切な方たちだったみたいで、スペースを開けてくれて、最下部の岩場でも基礎練習は出来たようですね。


▲11:08。天覧山にはボルダーチックな岩場が多いのですが、その中でも易しい岩がこの鏡岩。写真の女性はホールド、スタンス豊富な部分を登っていますが、本来の鏡岩はその手前(右)で、デシマルグレードで5.7。僕にとっては昔通いこんだ岩場ですから、ちょっとだけでもアドバイスだけは出来ます。


▲11:29。鏡岩の左上にある蛇岩にもトップロープが張られていました。鏡岩が小さなホールド、スタンスを使いこなす課題なのに対して、この蛇岩は全身でのバランスの取り方が要求される垂壁です。グレードは5.8。名前の由来ですが、この岩場に青大将が棲んでいて、よくこの岩場で日向ぼっこをしていたからです。僕もその青大将を見たことがありますが、最近は見かけないですね。

さっちゃんにいきなりこんなグレードの岩を登らせるのは無理ですし、
平らな場所は狭くて、周囲は崖になっていますから、さっちゃんに長居はさせられません。
というわけで、早々に山歩きに行くことにしました。


▲11:36。登山道に戻って、ちょっと歩くと天覧山の山頂です。今日は多峯主山(とうのすやま)まで歩いてくる予定です。


▲11:42。天覧山山頂からは北西面の長い木の階段を降りて行きます。途中、椿の花が足元に多く落ちていました。少し上を見上げると、まだまだ多くの椿が咲いていました。


▲12:01。麓の湿地を越えたあたりで、そのまま多峯主山方向へ進むのですが、時間にも余裕がありますから、右側の高麗峠方面への登山道を歩くことにしました。すると、奇妙なオブジェが。1mほどの高さの切り株を彫ったものです。何を表現しているのかはさっぱり分かりませんね。


▲12:02。まだ3月中旬だというのに、モミジイチゴ(キイチゴ)の花が咲いていました。しかも、あちこちにたくさん。少し早過ぎるような気がします。


▲12:08。高麗峠はもう少し先のようなので(帰って地図を見ると、1時間以上先にあるんですね)、気持ちのいい広場にベンチがたくさん並んでいましたから、お昼をいただきました。ここからは少し戻って多峯主山へ向かいました。


▲12:30。冬枯れの林に春の日差しがたっぷりと入り込んで、最適な暖かさの日和でした。登攀用具は僕のザックの中に置いてきましたから、さっちゃんのザックを僕が背負って、さっちゃんは空身です。


▲12:24。キブシの花が咲き始めていて、花穂がたくさん垂れていました。僕はキブシの花の咲く雰囲気が大好きです。とりわけ、キブシには光が当たって、背景が暗い森とかだと最高に美しいですよね。


▲12:51。多峯主山が近づいてくると、階段の急坂が長く続きます。石の階段が現れると山頂もあと僅か。


▲12:55。多峯主山270.7mです。割と広い山頂にはハイカーがたくさんいました。

ここまでの道すがらもそうなんですが、さっちゃんはすれ違うハイカーによく挨拶をします。
まあ、この時間ですから「こんにちは」なんですけれど、何やら意味不明な外国語のような挨拶を投げかけることが多いですね。
もちろん、1回だけですが正しく「こんにちは」と言えた時もありました。
ちっちゃな子供が歩いていると、そんな子供に語りかけることも多いですね。
おそらく「可愛いねぇ」とか「頑張って歩いてね」とか声をかけてるんでしょう。
声をかけられたハイカーは一瞬「えっ?」と不思議な気分になるんじゃあないでしょうか?

この山頂でも、さっちゃんは一人の女性に話しかけていました。
僕にもさっちゃんがどんな内容のことを話しかけているのか、想像がつきません。
話しかけられたその女性はなおさらでしょうね。
女性がどう対応すればいいのか困っている様子でしたから、僕は彼女に「認知症なんですよ」と告げました。

認知症になる以前のさっちゃんは人見知りで、知らない人に気楽に話しかけることが絶対に出来ないタイプでした。
認知症になってそんな人見知りな性格は変わったようですね。
この変化は良い変化だと僕は思っています。

山頂は人が多いので、休憩せずに早々に立ち退くことにしました。


▲13:30。山頂直下のトイレに寄りましたが、おしっこはせず。さっちゃんは家でして以降、一度もおしっこをしていません。雨乞池のほとりに建つ東屋で休憩しました。


▲13:55。再び天覧山麓の湿地に戻って来ました。


▲14:02。この木の階段を登ると、天覧山山頂です。


▲14:09。天覧山山頂を南側に下ります。獅子岩の天辺が見えて来ました。この仕切られている鎖を潜って右へ入り、下っていくと、鏡岩や蛇岩です。

みんなのところへ戻ると、僕とさっちゃんはハーネスを装着しました。
さっちゃんはうろうろすると崖から落っこちてしまいそうですから、長めのシュリンゲでセルフビレイを取っておきました。
さっちゃんのことをよく理解してくれている山仲間がそばに付いていてもくれます。
そんな中で、僕も鏡岩を1本、蛇岩を2本攀らせてもらいました。
なんとかギリギリ登ることが出来ましたけれど、クライミング能力の低下は目も当てられませんね。


▲15:56。プロガイドの講習会も終了したので、僕たちは空いた最下部岩場へ移動しました。その中央部の小ハングルート4級+にみんなでチャレンジ。


▲最下部岩場のトラバースにもチャレンジ。20代の新人青年はムーヴを教えると、すぐに出来てしまいますね。(K野さんが撮影し、会員に公開した写真をコピーさせていただきました)

この後、一瞬小雨がぱらついたりして(その時だけでしたが)、時間もちょうどいいのでこの日のトレーニングは終了。
さっちゃんにも最下部の岩場を1回くらいは登らせてあげたかったんですが、登らずに終了。


▲17:25。まだ居酒屋さんが開く時間ではなかったので、いつもの蕎麦屋に入りました。そこでみんなの写真をパチリ。Y根君が気を利かして撮ってくれました。左からK野さん、W泉さん、S野さん、S藤さん、S上さん、さっちゃん、僕。

Y根君はここのところ毎回手伝ってくれています。
そこまで熱心に手伝ってくれなくてもいいのですが、これが彼の性格なんでしょうね。
本当にいい奴です。
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日和田へ岩登りトレーニングしに行ったはずなんですが、結局登らずに山歩きしてました

2020-02-09 23:58:05 | クライミング
2月1日の土曜日の記録です。

K野さんが再び日和田での岩トレを計画してくれました。
前回は駅へも到着せず、4時間もうろうろとさ迷っただけでしたが、今回は無事に高麗駅まで到着できました。
K野さんともう一人の参加者S藤さんとは別行動で、僕とさっちゃんは岩場へ向かいます。
まあ、一緒ではさっちゃんがあまりに遅いので申し訳ないというのもありますし、ちょっと寄り道もしたかったからです。

岩場に向かう山道に入ってしばらくすると、右の尾根へと登る道が分かれています。
さっちゃんと僕はその山道を通って岩場を目指すことにしました


▲女岩のすぐ上部にある見晴らしの丘に着きました。ここで朝食をいただきました。


▲男岩の方へ降りると、そこには1パーティー3人しかいませんでした。この写真の人たちです。普通ならこの時間(10:30)にはザイルが簾のように垂れているはずなんです。30年以上日和田には通っていますけれど、土日でこんなことは初めてですね。奇跡のような少なさ!


▲女岩へ行くと、K野さんとS藤さんが練習していました。女岩の上は山腹の地面と平らにつながっていますから、すぐに行けます。富士山や奥多摩の大岳山もよく見えました。


▲女岩南面の易しいルートを登って、これからその右の少し難しいルートにトライするようです。


▲続いて女岩西面のチムニールート。難しくはないのですが、体がつっかえて、なかなか上へ行きにくいんです。S藤さんも苦労してました。


▲僕はすぐそばでアドバイスしたり見物したりですが、さっちゃんは少し離れたベンチに座っていました。クライミングは見ているだけでも楽しいものなんですが、さっちゃんにはそんな感覚はなくなっているようです。だから、だんだん退屈になるんでしょうね。


男岩西面に移って、上部クラックをレイバックで抜けるルートにK野さんがチャレンジ。出来れば僕もこのルートをリードしたかったんですが、さっちゃんはまだクライミングする気分になっていません。確保するS藤さんの横でさっちゃんにも見物してもらいますが、逆光で眩しくてよく見えなかったようですね。


▲K野さんが核心部手前に到着。このあたりから少々苦労しています。この直後からさっちゃんに変化があって、登れたかどうか見ることが出来ませんでした。(大変だったようですが、登れたそうです)

さっちゃんは2時間ほどK野さんたちのクライミングを見物していました
見物と言えるほど、楽しく関心を持って見ていたわけではないようですから、退屈してしまったんでしょうね。

いきなり岩場から離れると、「私は帰る」と言って山道を下り始めます。
僕は山道をふさいで降りないようにはしましたが、さっちゃんは横の山道を女岩の方へ行ってしまいます。
でも、女岩方向の山道は急で岩っぽいですから戻って来ざるを得ないでしょう。
「そっちは岩だらけで危ないから降りておいで」と僕はさっちゃんに言います。
最初はそんな僕の言葉にも反発していたさっちゃんですが、結局聞き入れて降りて来るしかありません。

ザックを置いていた場所まで戻り、さっちゃんにザックを背負わせますが、僕のザックを整理する間もなくさっちゃんが下山し始めてしまいました。
今回は山道をふさぐ余裕もなく、僕はザックも背負わずにさっちゃんを追いかけることに。
このまま里まで下山してしまっても、そこから再び別ルートから日和田山のハイキングをすればいいと考えました。
でも、僕のザックを置いたままなので、食料も飲み物もありません。
もちろん、財布も携帯も。

出来れば里までは降りずに、すぐ近くの山道分岐を左に登って、朝食を食べた見晴らしの丘に行きたいものです。
僕はさっちゃんの前を歩き、その分岐を左へ進みました。
さっちゃんは「そっちじゃないよ、こっちだよ」と言ってるようですが、僕は「いや、こっちだ」とゆずりません。
さっちゃんも山では今でも僕の言うことをよく聞いてくれますから、結局僕の後から付いて来ます。
見晴らしの丘にはすぐ着きましたけど、このまますぐに岩場へ戻る雰囲気ではありません。
そのまま上へと進みます。
下山するつもりだったさっちゃんでしたから、何か変だな? とは感じているようでしたが、
そんなことにはお構いなしに、僕は山道を登って行きました。


▲日和田山への男坂に合流し、金比羅神社下の岩場に来ました。さっちゃんはルートファインディングは出来ませんが、これくらいはスイスイと登って行きます。


▲金比羅神社前の広場からは都心のビル群がよく見えました。スカイツリーも見えています。


▲鳥居の間には巾着田が広がっていました。ちょうど川がΩの形に蛇行しているんです。


▲僕としてはそろそろ岩場へ戻る算段をしたいので、金比羅神社の左の山道に入りました。日和田山へは登らずに、反時計回りに山道を回って岩場へ戻るつもりです。

1時間20分ほど岩場周辺の山道をぐるっと反時計回りに回って来ました。


▲戻ってくると、K野さんは男岩西面の5級ルートをリードしていました。頑張ってますね。


▲続いて、S藤さんが男岩南面の凹角からクラックに抜けるルートのリードにチャレンジ。このルートならさっちゃんにもチャレンジして欲しいな、と思ったんですけど・・・・

さっちゃんと僕もS藤さんのリードを見物していました。
すると突然、「さっちゃんが行っちゃいましたよ」とK野さん。
振り返ると、さっちゃんが下に降りて行ってます。
僕も慌ててさっちゃんを追いかけます。

さっきみたいな「帰りたい」モード全開という訳ではありませんでしたから、今度は僕もザックを背負う余裕がありました。
さっちゃんには「じゃあ、ちょっと山を歩いてから下山しようね」と言ってあります。
K野さんには「しょうへいで合流しましょう」と言っておきました
「しょうへい」はいつも下山後に反省会をするうどん屋さんです。


▲さっきと同じコースを逆回りで金比羅神社まで歩きました。


▲金比羅神社からは岩場の多い男坂ではなく女坂から下山しました。写真は女坂を降りきった一の鳥居のある場所です。この写真の場所で男坂と女坂に分かれます。さっちゃんにも今日初めての笑顔が浮かびました。


▲お店が開く10分ほど前に着くと、K野さんとS藤さんが先に着いて待っていました。「しょうへい」は5時きっかりにならないと絶対に開きません。

さっちゃんは一切アルコールは飲まなくなりました。
ホットカルピスを頼んだんですが、それも半分くらいしか飲んでなかったですね。
でも、さっちゃんも楽しそうに過ごしていました。
話しには参加しませんし、話題になってることも理解できないでしょうけれど、雰囲気が好きなんでしょうね。
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岩トレに出かけたんですが、4時間経過して結局電車にも乗れませんでした

2020-01-25 14:58:57 | クライミング
今日の土曜日、K野さんが先々週に続いて日和田での岩トレを計画してくれました。
もちろんさっちゃんと僕も参加することにしました。
昨日からさっちゃんには「明日は日和田へ行こうね。山を歩いて、岩も登るからね」と言っておきます。
さっちゃんは「私も行く」と言って、その気になってくれていました。
日和田がどこで、具体的に何をするのかまでは分かっていないと思いますが。
先々週と同じ場所だと言っても、分かっているはずもありませんが。

今朝、僕は6時半起床、まずは自分の準備を片付けておきます。
7時過ぎてからさっちゃんを起こします。
素直に起きました。
尿漏れパッドを付けた専用パンツを穿いてもらい、山の衣服を身に付けます。
予定時刻よりは5分遅れましたが、順調に出発。

ですが、駅までの3分の1ほど歩いたところで、さっちゃん「私は帰る」と言い始めます。
寒いこととか、ザックがいつもより重いことなどが気分を低下させている理由なのかもしれません。
「せっかくここまで歩いたんだから、駅まで行こうよ」と説得を試みますが、気持ちは変わらないみたい。
つないでいた手もつないでくれなくなり、さっちゃんは勝手に歩いて行きます。
でも、何故だか進んでいるのは駅の方向。
そのまま前になり後ろになりしながら歩いて行くと、さっちゃんは駅への階段を上らずに左へと進んで行きます。
「駅はこっちだよ」と言っても、駅からも家からも遠い方へと歩いて行きます。

僕は予定の電車に乗ることは諦めました。
さっちゃんの手を引こうとすると、さっちゃんはすごく怒りますから、さっちゃんの進みたい方向へ行かせるしかありません。
K野さんには予定の電車に乗れなかったことをメール。
さっちゃんには行きたい場所があるわけではありませんから、途中立ち止まったりしながら悩みつつ進んでいます。
僕が前を歩いたら付いて来ることもあるので、そうしてみると、今日は付いて来ません。
むしろ、僕とは逆の方向を選びます。
さっちゃんの姿を1回は見失って慌てたり、道路の真ん中を歩くさっちゃんが車に轢かれそうになって肝を冷やしたりしました。

さっちゃんもあてどもなく町をさ迷っていますから、次第に心細くなったのでしょうか?
ずうっと僕には付いて来ようとしなかったのに、付いて来るようになりました。
僕は駅へ向かい、さっちゃんも駅に来たんですが、依然として「家へ帰る」気持ちは強いままです。
強引に駅のホームまで連れて行っても、次の電車まで30分近くありますから、さっちゃんをホームに留めておくのは至難の業。
9時過ぎたころ、いったん家に戻ることを僕は決めました。
そのことをK野さんにもメール、その後の返信には「すでに岩場」とありました。

家まではまずまず順調に帰って来ました。
僕の10mほど後ろを付いて歩いて来ました。
帰宅すると、僕は朝食を作ります。
朝食を食べ、気分も変わると、さっちゃんがまた日和田へ行く気になるかもしれません。
その狙いは的中し、さっちゃんと再度出かけることになりました。
僕のザックをひとつ大きなのに替え、さっちゃんのザックの重さを4kgから2.5kgに減らしました。
さっちゃんにはクライミングシュ-ズとヘルメットを僕の分まで持ってもらってたんです。

12時ころの電車に乗れば、1時半くらいには岩場に着くはず。
家を出て少しのところで、さっちゃんは靴の違和感を訴えました。
先々週もこの靴だったのですが、さっきもちょっとそんなことがありましたから、家に戻って履き替えることにします。
戻りながら、車の運転手さんの何が腹立たしかったのか不明ですが、大声で文句を言ったり、
近所の幼稚園では子供たちがはしゃいでいる声が気に障ったのか、子供たちに大きな声で文句を言ったりします。
さっちゃんは最近怒りっぽくなってますから、これは前頭側頭葉変性症の特徴的傾向かな、と思ったりもしています。
起きる症状のひとつに人格の変化があったりしますから。

家の玄関先で靴を普段履いている運動靴に履き替え、再度駅へ向かいます。
ところが、幼稚園を過ぎてすぐ、さっちゃんが転倒!
僕と手をつないでいましたから、路面に激突することはなかったのですが、「痛い! 痛い!」と叫んでいます。
痛いんでしょうけれど、骨とかにはまったく影響はなさそう。
でも、正午の電車には乗れない可能性もありますから、岩場到着が2時過ぎるかもしれません。
少し考えて、今日はもう諦めることにしました。

家に戻り、山の服を着替えさせ、さっちゃんは布団の中。
足は軽い打撲はあるようですが、大丈夫そうです。
最初に家を出てからすでに4時間が経過していました。

他の登山者はどうだかは知りませんが、山へ行く当日の朝、家を出るまでの気持ちは結構重苦しいものです。
面倒くさかったり、もう出かけるのを止めたくなったりもします。
でも、家を出て歩き始めた途端に身も心も軽くなるんですよね。
これから山で過ごす時間を想像すると、実に楽しく思えてくるんです。
さっちゃんも昨年くらいまではこんな感じがあったように思います。
山で過ごす時間を想像して楽しくなる、そんな気分を味わえていたような気がします。
でも、最近はそれが出来なくなっているような・・・・
山に実際に入れば楽しめているんですが、そこへ向かう前の段階ではその楽しさを想像できていないようなんです。
だから駅へ向かう途中、電車で山に近づいている途中、次第に高揚する気分が分からなくなってるようなんです。

家を出る瞬間まで僕が持つこともある重い気分を、さっちゃんは山に実際に入るまでずうっと持ち続けてるみたいなんですね。
山での楽しさを想像できるので、朝早く眠くても、ザックが重くても、冬の朝身を切るような寒さでも、耐えられるんですよね。
さっちゃんにはそれが想像できなくなっているのだと思います。
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さっちゃんと二人で岩トレに参加させてもらいました。でも、山歩きがほとんどで岩登りは1本ずつでした

2020-01-20 23:53:18 | クライミング
1年くらい前までは僕の所属する山岳会で僕も岩登りトレーニングを企画実践していました。
昨シーズンも参加者にはみっちりとしたトレーニングをさせてあげられなかったんですが、最近はほぼ無理な状態になっています。
というのも、さっちゃんがその場からすぐに帰りたがるからなんです。
もちろん、岩をどしどし登ればそんなことはないでしょうが、登る意欲もないですし、登るとしても僕が密着していないと登れません。
僕はさっちゃんから離れて行動することは出来ないんです。

ですから、今シーズンはさっちゃんと僕がこういう状況なので、K野さんがリーダーになって計画してくれと頼んだんです。
K野さんが天覧山、日和田と計画してくれ、さっちゃんと僕は気楽に参加させてもらっているんです。

1月11日の土曜日、日和田での岩トレが計画されました。
僕とさっちゃんも参加させてもらいます。
K野さんにお願いして、僕たちだけ朝の集合も遅くしてもらいました。
後の電車で行って、岩場での現地集合を許してもらったんです。
さっちゃんは朝が早いと気分が沈む傾向がありますし、何かしらのアクシデントで予定した電車に乗れないことも考えられるからです。

実際は他のメンバーが乗った電車の1本後の電車に乗れました。
岩場ではすでにザイルを垂らして、トップロープで練習してました。
さっちゃんと僕は岩場の下で朝食。
朝食後も、さっちゃんの気分がどうも岩登りへ向いていないようなので、周辺の山を散歩してくることにしました。


▲日和田の岩場は日和田山305mの中腹にあります。多くのハイカーに親しまれている山で、コースもたくさんあります。岩場周辺にも多くのコースがめぐらされていて、さっちゃんと僕は何も持たずにちょっと散歩をしてきました。写真は日和田の女岩のすぐ上の方にある「見晴らしの丘」。


▲「見晴らしの丘」から岩場に戻ると、仲間たちは男岩南面左端のカンテ沿いのルートを登っていました。写真左の橙色のザイルがそれです。しばらく見学して、みんなと一緒に昼食。この日は風もなく比較的暖かな日でした。

さっちゃんは昼食後も岩を登る雰囲気ではありません。


▲それで、再び山を歩いてくることに。今度はちゃんとザックも背負って(登攀用具は置いて行きました)出かけます。先ほどの「見晴らしの丘」に直接行き、そこから今度は日和田山を目指しました。途中、神社直下の登山道は岩場が続きますが、さっちゃんは軽快に登って行きました。


▲多くのハイカーとすれ違ったり、抜かれたりしながら、日和田山山頂に到着。写真には写っていませんが、山頂はハイカーがいっぱいいます。僕たちは休憩もせずに山頂を後にしました。


▲岩場へ戻る周回コースへの分岐を最初は行き過ぎてしまいました。山頂からすぐだったので、こんなに近かったかな? と思って、少し先まで歩いたんです。なかなかそれらしき分岐も出て来ないので、ちょっとだけ休憩をとって、先ほどの分岐まで戻りました。その山道に入ると、写真のような立派な標識が。「こんな標識あったかなぁ?」。写真を見て気付いたんですけど、僕も他のクライマーたちも「おとこいわ・おんないわ」とずっと呼んできましたが、正式名称は「おいわ・めいわ」なんでしょうかね? そんな呼び方してる人ひとりも知りませんが・・・・・

軽いハイキングから岩場に戻って来たのは14:40ころでしたから、せめて1本はさっちゃんに登ってもらおうと思いました。
仲間たちは男岩南面の右側、僕が「3段フェース」と呼んでいる4級プラスの難しいルートをトップロープで挑戦中!
僕もそこを登らせてもらいましたが、何とかテンションかからずに(ロープにぶら下がることなく)登れました。
最近自分の岩トレが出来ていませんから、こんな登りじゃあリードは無理でしょうね。
何とか登攀能力を維持し続けなきゃ!


▲続いて、さっちゃんの番です。もちろん僕が登ったルートは無理ですから、さらに右隣りに僕が急いでトップロープをセットしました。そして、仲間の女性に確保を頼み、さっちゃんに登ってもらいます。RCCⅡで3級レベルのザイルの長さで20mほどの傾斜の緩い易しいルート。でも、上部で少し工夫が必要です。このルートは岩場のすぐ右を歩いて登ってアドバイスできますから、僕は常にさっちゃんのそばに居てあげられるんです。さっちゃんは登り始めると、そのことに集中します。クライマーだった頃の感覚が残ってるんですね。上部のちょっと難しい箇所も僕のアドバイスで登り切りました。写真はまだ中間部の易しい箇所ですね。


▲さっちゃんが登り終わった時には時刻はもう16時を過ぎていましたから、今日の練習はこれで終了となりました。さっちゃんと僕は1本ずつしか登りませんでしたけれど、仲間たちは腕を心地よくパンプさせたようです。さっちゃんも最後には笑顔を浮かべていました。

下山して、いつものうどん屋さんで反省会という名の打ち上げをします。
この日のさっちゃんはお酒を一滴も飲まないのに随分ご機嫌でした。
メンバーの顔なんだか発言なんだか、二度三度とさっちゃんの笑いのツボにはまったようで、ケラケラとよく笑ってました。
こんなことは初めてではないでしょうか?
僕も嬉しくなってしまいますね。
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さっちゃんも僕も4ヶ月ぶりの岩トレ、そして山仲間との交流でした

2019-12-18 23:43:16 | クライミング
僕の所属する山岳会の若手ホープK野さんが、さっちゃんと僕とが一緒に参加できるように
天覧山での岩登りトレーニングを計画してくれました。
4ヶ月少し前には真夏の暑い盛りに僕は同じ天覧山での岩トレを計画し、K野さんも参加して手伝ってくれました。
冬場の岩トレシーズンに入って、僕も計画したいのは山々なんですが、さっちゃんのこともあるので安易には計画できません。
と言うのも、さっちゃんの堪え性がどんどん失われていっていますから、
退屈したり寒かったり気分が乗らなかったりするだけで、「帰ろうよ」と言い始めるからです。
それでは、岩トレのリーダーとしては責任を持っての計画ができません。

さっちゃんと僕ふたりだけなら、ゆっくりな計画を立てるんですが、やる気満々のK野さんですから、しばれる冬の朝なのに早い!
陽の上るずいぶん前に起床して、天覧山のある埼玉県飯能市に向かいました。
K野さんには前もってメールして、少し遅れて行くと言っておきました。
さっちゃんと僕が到着するころにはトレーニングがスタートしかけていましたね。
8月にも一緒にここで岩トレしたN村さんが「さっちゃん、おはようございます」と明るく挨拶してくれました。
さっちゃんはまだ状況が飲み込めていないようで、返事もせずにぼ~っとしています。

ザックを下ろして、僕たちは遅い朝食。
僕は時々立ち上がって、トレーニングしている初心者にアドバイスします。
今日の面子はK野さんとさっちゃんと僕の他は3人、岩登り初めての人が1人と2回目の人が2人といった構成。
僕は食べ終わると、この岩場のトラバースを1往復したり、自分なりにトレーニング。
このトラバースはRCCⅡグレードでなら5級でしょうか? デシマルなら5.7かな?


▲ずうっと岩場に背を向けて座っていたさっちゃんを立たせてみんなのトレーニングを見るようにしました。でも、すぐに飽きてしまうようで、そのうち「帰ろうよ」が始まりました。


▲K野さんに了解をもらって、重い登攀用具は置いて、隣りの山までハイキングに出かけました。


多峯主山(とうのすやま)山頂です。まだ笑顔はあんまりありませんが、少しずつ楽しい気持ちも芽生え始めているようですね。さっちゃんは歩くのが大好きです。


▲お昼過ぎて岩場に戻ってくると、少し昼食を食べてからさっちゃんも岩登りさせました。ハーネスを装着するときも、岩場の前に立たせたときも、不本意なんだっていう雰囲気で「自分は登ったりしない」っていうムード全開でした。でも、しぶしぶながら登り始めると、そのことに集中している様子。ただただ上へ攀って行きます。岩登り未経験者よりも下手になってるさっちゃんですが、魂の奥にはかつてのクライマーの熱い魂がまだまだ残ってるようですね。


▲N村さんがとってくれた写真です。さっちゃんは僕がすぐそばにいないと不安になってしまうようで、それにいろんな指示も言葉では伝わりませんから、僕が確保しながら同時に登っていくシステムを取らざるを得ません。数メートルの高さしかない天覧山だからできるやり方ですし、他のメンバーには「絶対にやってはいけない、顰蹙もののビレイだよ」と教えています。右が僕で左がさっちゃんですね。傾いたままなので、90°横にして見てください。

陽が西に傾いてくると、冬の寒さが急に身に沁み始めますから、いつもより早めにトレーニングを切り上げることに。
少しむずかり始めたさっちゃんの様子を見て、K野さんが気を利かしてくれたんだと思います。
いつもの蕎麦屋さんに入って、今日の岩トレの反省会(?)。
僕は地酒の『天覧山』、さっちゃんはオレンジジュース、他のメンバーはビールです(ほぼ下戸の方が1名)。
僕自身も山仲間と飲みながら山の話題に花を咲かせるのは8月以来のこと、実に楽しく、はしゃいだ気分になりました。
さっちゃんも笑顔がたくさん出ていましたね。
話題には付いて来れませんし、内容も理解できていないでしょうけれど、皆と一緒のこの雰囲気が楽しいんでしょうね。

帰宅して夜、布団の中のさっちゃんに「今日は楽しかった?」と聞くと、「楽しかったよ」と言ってました。
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猛暑の天覧山で岩トレしました。当り前ですが、暑い!

2019-08-11 23:28:24 | クライミング
僕が所属している山岳会YYDのN村さんから「岩トレして欲しい」とリクエストがありました。
計画を発表すると、O田さんも参加することになりました。
二人とも岩登りの練習は初めてです。
こういう人たちのやる気は嬉しいですね。
さっちゃんにとっても僕以外の人たちと過ごすことはいい刺激になると僕は思っています。

さらに頼りになるK野さんとSRさんも参加してくれることになりました。

この8月3日も天覧山のある埼玉県飯能市は猛暑日予報。
朝の9時くらいから30℃を越えてしまうみたいなので、飯能駅集合は7時半くらいでした。


▲僕がトラバースするその前に、K野さんがN村さんとO田さんにトラバースを教えてあげています。基本の3点確保の練習も兼ねているようですね。

僕もウォーミングアップとしてトラバースを始めました。
天覧山も二ヶ月ぶりなので、少々なまっているとは思いましたが、
前回同様5往復は出来ると思っていました。
ところがどっこい、たったの2往復半でダウン。
二ヶ月のブランクを思い知らされました。


▲さっちゃんにもハーネスを装着してあげ、ヘルメットをかぶせてあげて、登ってもらいました。暑い中、待ってじっとしていても大変だったと思います。「帰ろうよ」とかも早めに口から出ていましたが、岩を登るとそんな気分も解消されたようですね。でも、さっちゃんは2度登って、3度目は登る気持ちが失せてしまっていましたから、半分も登らずに降りました。


▲天覧山最下部の岩場でいちばん難しいルートがこの写真でO田さんが登っているルート。最上部が小ハングになっているんです。腰を岩側に入れて、体全体で腕に負担をかけないようにバランスを取らなければなりません。なんと! なんと! 岩登り初体験のO田さんが初トライで登ってしまいました! それに刺激を受けたのか、やはり岩登り初体験のN村さんも2トライ目で見事完登! 素晴らしいですね。

このルートは4級+くらいですから、昔は当然さっちゃんもリード出来ていました。
大怪我をして以降はリードはしなくなったものの、トップロープでは簡単に登っていました。
(もちろん、認知症になってからは登れなくなりましたが)
さっちゃんが簡単に登るのを見て、悔しがってクライミングに熱が入った男性もいます。

ですから、N村さんとO田さんも仲間たちに刺激を与える存在になって欲しいですね。

僕ももう一度トラバースしましたけれど、1往復半でダウン。
続けていないと駄目ですね。

何時ころだったでしょう? 1時ころかな?
僕たちは早めに岩トレ終了としました。
飯能の市街地をさっちゃんに日傘を差してあげながら駅へ向かいました。
途中の何度か入ったことのある蕎麦屋さんで反省会。
飲んだ日本酒は『天覧山』、僕の好きな飯能の地酒です。
クーラーも強烈に効いていて汗もすぐに引きました。

山仲間同士の会話は楽しいですね。
さっちゃんも会話には入って来れませんが、楽しそうな表情でした。
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前回より2時間早くスタート、気温もさほど高くありませんでした。でも、人でいっぱい!

2019-06-03 12:49:15 | クライミング
いよいよ始まる暑い夏に備えて、前回より2時間早く家を出ました。
駅までの歩きはまだ涼しくて、快適でした。
東飯能駅からはすでに少々暑くなってきていましたが、耐えられないほどではありません。

天覧山の山道に入って日陰が多くなると、気持ちの良い気温です。
最下部の岩場が見下ろせる場所に来ると、もう人がいっぱいいます!
下まで降りると、どうやら講習会のよう。
10人くらいはいますね。
岩場の中央と右にザイルを張っています。
僕たちは左の中央寄りに張ることとしました。

ザイルを張る前に、僕はトラバースをします。
今日の目標は4往復+3往復。
その4往復を割と楽に実行。

少しこのトラバースにも慣れて来たようです。
とはいえ、息は弾みますね

トップロープを張って、さっちゃんに登ってもらいます。
運動靴(とは言ってもハイキング用です)で登り始めたんですが、なかなか登れません。
今日のルートは運動靴ではちょっと難しいかな?
半分も登らないで、降りてもらって、クライミングシューズに履き替えます。
さっちゃん、なかなか上手に登っていきました。
やっぱり、運動靴では立てないスタンスに、クライミングシューズでは立てますからね。

1本目は好きに登ってもらいましたが、2本目はその少し右を。
それぞれ登った後はロワーダウン。
さっちゃんはザイルに自分の身を預け、確保している僕が徐々に降ろしてあげるんです。
これが毎回毎回大変、すぐそばで手を掴んで岩から離させなければなりません。
下から言葉だけで説明しても絶対に出来ません。
それで、確保しながら一緒に登れる低い岩場で練習せざるを得ないんです。

ここでキツキツのクライミングシューズで足が痛いので、運動靴に履き替えました。
で、3本目はさらに右の易しいルートを。
さすがにこのルートではザイルに体重を預けることなくスムースに登れましたね。

今日の最初には、登りたくないようなことをグズグズと言っていたさっちゃんでしたが、
ハーネスを装着し、ザイルをセットすると、楽しそうに登ってましたね。

お昼前には他の講習会のようなグループがやはり10人くらい来ました。
みんな暑いのによく来ますよね。


▲この日はデジカメを忘れたので、僕のガラケーで撮りました。向きを変えて見てくださいね。2つも講習会が重なると、たった2人のパーティーは肩身が狭くなります。

さっちゃんと僕はそろそろ帰ろうと思っています。
お昼を食べたら、僕は残ったトラバース3往復をして終わらせるつもりでした。
でも、後から来たグループが岩場のすぐ下でなにやら練習し始めました。
常に一人は岩場の下部で登ったり降りたりトラバースしたりしています。
これではトラバースは出来ません。

ここでのトラバースは早々に諦めました。
代わりに登山道沿いにあるトラバース専用岩場へ。


▲さっちゃんの横にある岩場がトラバース専用岩場。
この岩場まで登って来て、僕がクライミングシューズを履くと、さっちゃんの様子が変!
これはどうやらトイレのようです。
僕はいま履いたクライミングシューズを急いで脱ぎ、運動靴に履き替えます。
さっちゃんの手を引いて、中腹広場にあるトイレへ連れて行こうとします。
でも、さっちゃんは「もうここでする」と主張してる風。
ハイカーも引っ切り無しに通りますし、トイレまではすぐです。
立ち止まろうとするさっちゃんを反感を抱かれない程度に強く引っ張って、
なだめすかしながら何とかトイレまで連れて行きました。
男性用トイレにギリギリセーフで飛び込みます。
(ほんの少しは漏らしてしまいましたが)

僕は改めて、クライミングシューズを履き、トラバース開始。
ここにはトラバースの課題が幾つもあります。
主だったものは易しいルートから、ノーマル⇒セカンド⇒サード。
僕も30代のころはセカンドまでは出来ていました。
さっちゃんもセカンドは出来ていましたが、ノーマルは身長不足で不可能でしたね。
僕は最盛期にはノーマルルートを朝一で10往復するのがウォーミングアップでした。
でも、その後どんどん退化して、とりわけ腕や指の筋持久力がほとんど無くなりましたね。
せめて半分くらいにまでは戻した~い!

今日の目標はノーマルルートの片道を完成させること。
これだけでも最下部岩場の3往復よりもきついでしょう。
2度3度、4度5度、落下した場所で正しいムーブを見つけ出し、確認します。
左端からスタートし、何度も何度も落ちては再トライ。
でも、思いのほか早く完成させることが出来ました。

やっぱりこっちのトラバースは難しい分、面白いですね。
次回はこちらもしよっと!
今度は右から左へのトラバースも完成させたいですね。

飯能のガストでお昼を食べようと思ったんですが、3組も待っていて諦めました。
地元まで戻って、「庄屋」で昼食。
ランチをしている居酒屋さんも多いので、ここもそうだと思って入ったんですが、ランチは無し。
そのまま出るのもなんなんで、焼きそばとチャーハンを頼みました。
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真夏日の天覧山岩トレ、やっぱり暑いですね!

2019-05-26 23:15:13 | クライミング
土曜日はさっちゃんと二人、天覧山へ。
珍しく、家にいる時から出かけたくない雰囲気がありました。
この日は二人だけなので中止にしたって構わないのですが、
YYDの仲間がいる場合もあるので、そう簡単には中止に出来ません。
それに、さっちゃんはいったん外に出ると、気分が乗ってくるはずですから。

冬と同様、この日ものんびりスタート、9時に家を出ます。
駅へ向かう道すがら、さっちゃん何度も「もう帰ろう」と。
外に出たのにこんなこと言うさっちゃんは珍しいです。
そんな風に言う理由のひとつに、この暑さがあるでしょうね。
9時過ぎにして、何たる暑さ!

何とか電車に乗るまでさっちゃんを引っ張って、東飯能駅で下車。
ここまで来ると、さっちゃんもいつもと同じように楽しみ始めている様子。
ただ、飯能の街もいちだんと暑くて、出来る限りさっちゃんを日陰に入れるようにして歩きます。

天覧山の登山口に到着してからは、それほど暑苦しさは感じなくてすみます。
樹々の木陰がたっぷりあるから。
天覧山最下部の岩場も南向きなんですが、植林のせいで日陰が多くあります。
涼しいとまでは言えるはずもありませんが、暑苦しくはありませんね。

この日は「好日山荘」の講習会が開かれていました。
でも、岩登りはせずに、ロープの結び方やツエルトの張り方、怪我人の背負い方などを教えていました。
僕たちは岩場の右端にトップロープをセットして、さっちゃんひとり、トレーニングしました。
僕はと言えば、トラバース。
前回、2往復を3回したので、この日は3往復を2回。
けっこう、息が上がりますね。
次回は4往復と3往復の予定です。


▲好日山荘グループは昼食中。さっちゃん、黙々と登り続けています。なにせ、登るのはさっちゃんだけですから。

この日は前々回よりも早く終了することに。
東飯能駅までの帰路もまだまだ強烈に暑いです。

という訳で、僕は考えました。
真夏日の天覧山は朝活がふさわしい!
これからは早朝に天覧山へ来て、昼には帰ろうと思います。
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夏日の天覧山でさっちゃんも岩トレ。日陰で大丈夫でしたが、虫が五月蠅いですね

2019-05-13 12:51:40 | クライミング
一昨日の土曜日、夏日でしたが天覧山へ行ってきました。
この日はYYDのK端さんも参加してくれました。
今後、真夏日になっても続けていけるよう、頑張らないことが肝要!


▲11時前に天覧山最下部の岩場に着いても、すぐにはザイルを張ったりはしません。僕はハーネスも付けずに、まずはトラバース。前回同様、2往復をまず実行します。それを見て、K端さんも熱心にやり始めました。さっちゃんにも「ここに来な」「こっちへ行こうね」とさせようとしましたが、この日は乗り気ゼロ。


▲50mシングルザイルをM字に張ります。これで2ヵ所のトップロープで練習できます。岩トレ1回、沢登り1回しか経験のないK端さんに、まずは易しいルートで練習してもらいました。ロワーダウンにクライムダウンも。続いて、さっちゃん。さっちゃんも先週に続いて繰り返し登っていると、僕の贔屓目かもしれませんが、少しは上達しているような・・・・


▲K端さんがさっちゃんが登ってる写真を撮ってくれました。横向きに見てくださいね。スタンスやホールド等、指示したり、ロワーダウンのやり方をその場で手取り足取りで教えなければなりませんから、僕も確保しながら一緒に登っています。セルフビレイも取りますが、危険ですので真似はしないでください。

昼食前に、中腹広場のトイレに行きました。
帰ってきて、昼食。
そして、僕はこの日2回目のトラバース2往復。

午後は昼食前より少し難しいルートで同様の練習。
でも、3級~3級+くらいでしょうか?
K端さんにもATCによる確保を練習してもらいましたから、僕もちょっとは登れました。


▲終了直前に僕はこの日3回目のトラバース2往復。その様子をK端さんが僕のカメラで写真に撮ってくれました。さっちゃんにはいくら教えても、撮ることは出来ませんから。この写真のあたりがトラバースの左端で核心部。

さっちゃんと二人だけなら3時くらいにはお仕舞いにしたでしょうけれど、
K端さんも来てくれたので、4時くらいまで練習してました。
誰か参加してくれると、いろいろと出来て楽しいですね。


▲天覧山山頂です。

この後、K端さんと3人で飯能駅近くの居酒屋さんへ。
いろいろと話しも弾んで楽しいひと時を過ごせました。
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さっちゃんと二人で天覧山での岩登りトレーニング

2019-05-04 22:12:02 | クライミング
さっちゃんを留守番させないで、僕と二人でする山行の形態を模索中!
そのひとつの形が、岩登りトレーニングです。
それもボルダリング的なショートルートが多い岩場で。
地面から少ししか離れないトラバース(横移動する)ルートがあることも重要です。
もちろん、さっちゃんも登れる易しいルートがあること。

天覧山は僕がクライミングを始めたころに一時は毎週のように通っだ岩場。
5.7~5.9のルート中心に徹底的に登り込んだものです。
元来が沢屋さん(沢登り愛好者)ですから、
クライミングに一年を通じて打ち込んだのは天覧山くらいですね。
フリークライミングの能力はこの天覧山に通っていた1、2年間のころが最高だったかもしれません。

そのころは簡単に出来ていたことが、今はまったく出来なくなっています。
当時の実力とまではいかなくても、その半分くらいには再び成長したいものです。
そんな夢を僕自身も抱きながら、これならさっちゃんと訪れることが僕の夢とも重なりそうです。

そんな想いを確かめるためのこの日の天覧山。


▲さっちゃんが登れる岩場は天覧山に幾つもある岩場のうち、最下部の岩場だけ。まずは岩場の下をトラバースすることから始めました。この日の僕の目標は端から端までのトラバースを2往復、しかもそれを一日に2回。なんと! 2往復はしょっぱなに出来ちゃいました! さっちゃんにもその易しい部分だけをトライしてもらいました。昼食後に僕はもう1回トライしましたが、成功! この日の目標達成しました。


トップロープをセットして、さっちゃんに登ってもらいます。3級-のごく易しいルート。さっちゃん、これくらいは大丈夫。


▲昼食後に、天覧山中腹にあるトイレへ行きました。今日はハイカーが大勢来ています。さっちゃんを男性用トイレへ連れて行きました。さっちゃんは用足しで来ている他の男性のことなどお構いなしに一緒にトイレの個室の中にいる僕に話しかけてきます。


ロワーダウン(ロープにぶら下がって降りること)するさっちゃん。さっちゃんはロワーダウンを忘れています。ですから、「手を岩から離して!」「体を後ろに倒して!」と何度も何度も叫んで、時には僕がさっちゃんの手を掴んで岩場から引き剥がさないといけない場合もあります。でも、1回目よりは2回目、それよりは3回目、4回目と、繰り返すたびに少しは早くその態勢に入れるようになります。


▲昼食前の2回は運動靴で登りましたけれど、その後はクライミングシューズで登りました。小さなスタンス(足場)にもこの方が立つことが出来ます。


▲天覧山の登山道沿いにはたくさんのツツジが植えられています。ちょうど満開でとっても綺麗でした。

この日は出発も遅かったんですが、帰宅もとっても早かったですね。
6時前には家に着いていました。
前日から作り始めていた「豚足の煮もの」を完成させ、
作る過程で出来た「豚足の煮汁」でラーメンを作りました。
あとは冷凍枝豆を少しだけ。

こんな感じで続けたいのですが、夏の暑さと蚊など虫の攻勢が問題ですね。
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