晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0617 越後の山 八海山

2023-03-24 12:45:53 | 登山

        白河岳を下り釈迦岳へ登り返す 


期日 :  2006年9月10日
参加者 : 単独 

コースタイム、天気 晴れ時々曇り  
 ロープウェイ山麓駅7:30~8:00=山頂駅8:09―女人堂8:50~9:00―薬師岳9:27―千本檜小屋 9:35―八ツ峰、地蔵岳1P10:10―不動岳10:16―七曜岳3P10:40―白河岳10:47―釈迦岳5P―迂回路分岐 10:52―摩利支岳6P11:00―剣ヶ峰7P―大日岳8P11:10~15―大日岳下11:20―迂回路11:30―月ノ池11:40~45―千本檜小屋12:05~25―女人堂12:58―山頂駅13:40=山麓駅13:50=五十沢温泉14:10~15:30=湯沢IC 16:40
時間、登り3:01、下り2:25、距離8.4km、標高差 1770-1155=615m、累積標高差+963m



    八海山ルート


        八海山八ツ峰ルート


        八海山ルート標高


        八海山八ツ峰 山名


記録及び感想
 八海山は越後駒ヶ岳と中ノとあわせて越後三山と呼ばれ、修験道の山だ。六日町の象徴ともいえる八海山は古くから山岳信仰の山として多くの信者が登ってきた霊山。2009年の大河ドラマ「天地人」のオープニング映像で地蔵岳(八海山山頂(八ツ峰))からのシーンが使用された。今回は2003年9月15日に次いで二回目。

 昨日に続き今日も良い天気。でも天気予報では、午後に雨か降るとの予報。コンビニでオニギリを買って六日町の八海山ロープウェイ乗場に行く。ゴンドラで800mを稼ぐ。八時始発に乗る。
山麓駅で登山届出し搭乗。9分で山頂駅に着く。
 到着後すぐに登り出す。階段を登ると避難小屋があった。その裏に遥拝場がある。少し下って木道を行きこぎ池付近から登りになる。今日も暑く汗がダラダラ。急な登りになって女人堂に到着。

 下山してくる人によると、昨日は良い天気で新潟方面の明かりが見えたとの事。ここから見上げる薬師岳は大きく、また途中の沢には雪が残っていた。ゆるく下っていくと急な登りになり岩の段を登ると祓川(はらいかわ)。水場でおいしい水が飲めた。さらに急な坂を登っていくと梯子が出てくる。最後にやや急な鎖場を登りきると薬師岳に到着。鐘や祠が多数ある。眺めはすばらしいが駒ヶ岳や中ノ岳方面は雲がかかってきた。



        女人堂と八海山大神の碑 後ろは薬師岳


        薬師岳

 千本檜小屋で少し休んでいよいよ八ツ峰に挑む。迂回路を少し行くと左の地蔵岳と不動岳の分岐。
 カメラとストックをザックにしまう。始めは14mのクサリ場。結構手がかりがあるが鎖を使用して登る。すぐに稜線に出て、左は地蔵岳1Pで右は不動岳2P。地蔵岳に立ちなんだあっけないと思いった。この峰から千本檜小屋が良く見えた。楽勝気分で不動岳2Pのゆるい尾根を登っていく。不動岳2Pからは巻機山が良く見えた。ここを越すとやがて本格的な鎖場。始めは5m下りの鎖、その後10m下りのかなり長い鎖で緊張する。ここから不動岳2P方面を振り返るとなかなかの高度感がある。



        千本檜小屋と地蔵岳1P


        千本檜小屋の八つ峰案内板


       地蔵岳1P山頂


        地蔵岳から巻機山


        地蔵岳から不動岳(右上)2Pと七曜岳3P 


        不動岳2P山頂  


 岩を登ると七曜岳(五大岳)3P、白河岳4Pの岩峰が見えた。ここから4m下りの鎖場。緊張が続く。次は白河岳4Pのトラバースの登り。鎖につかまりながら横に移動して登る。白河岳4P山頂からは摩利支岳6の尖った岩峰と丸い御月山が見えた。釈迦岳へのギャップを見ながら下って登ると白川岳の石碑が立っていた。これは釈迦岳5Pの間違えて建てられたとの事。釈迦岳(白川岳)5pの山頂から北西方面は、七曜岳3P、不動岳2P、地蔵岳1Pの岩峰が見え、人が登ってくるのが良く見えた。


        不動岳を下り岩の鎖場を登り返すと七曜岳(五大岳)3P山頂と後ろに白河岳4Pピーク


       七曜岳3Pを下って登り返すと白河岳山頂4Pと摩利支岳ピーク6P


        白川岳から七曜岳3P、不動岳2P方面を振り返る ロープウエイも見えた

 行く手にはまだ鋭い岩峰がそびえている。釈迦岳5Pの7mの長い急な下りは高度感があり、結構きつい。下から見ると角度がある。この崖を下りたところが月ノ池の迂回路への道。行く手には摩利支岳6Pの梯子が待っている。二つの大岩のクボミにかけられているきつい登りだ。でも梯子は鎖よりはるかに登りやすい。前方には剣ヶ峰7Pの岩峰。摩利支岳6Pの下りも切り立った崖。8mの鎖を使って下る。
 その後7mの急な岩を登り、崖の脇をトラバースして道がない剣ヶ峰7Pを巻き、垂直の梯子と鎖を登ると大日山岳頂8P。石柱や不動明王、祠が立っていた。少し行って下を見たら前に来た時登った崖であった。ようやく緊張が取れてきた。この頂上付近から急にガスがかかり始めて見通しが利かなくなってきた。予報どおり午後から雨が降りそうだ。天気がよければ、入道岳まで行こうかと思っていたのに残念。早々に15mの崖を、鎖を使って下る。鎖が大きく掴みづらい。スタンスも少なく腕力にも頼って下りる。崖の下に下るともうガスで上が霞んできた。



        白河岳4Pを下り釈迦岳(白川岳)5Pへ登り返す


        岩の間の梯子を登ると摩利支岳6Pの山頂


        摩利支岳山頂6Pと剣ヶ峰7P


       剣ヶ峰7Pは道がなく登れない 横伝の鎖で移動


      摩利支岳6Pより釈迦岳5Pと白河岳4Pを振り返る


       大日岳8Pへの垂直な梯子と鎖の登り


        大日岳8P山頂 天照大神と八海山大神が祀られていた


        大日岳8Pから15mの鎖で巻道へ下りる

 八ツ峰は緊張したが結構楽しかった。満足感に満たされ誇らしい気持ちで迂回路の長い三段の梯子を下りる。その先は左側が崖のへつり。鎖が付いている所もある。全体として道が細くやっぱり厳しい。10分程で月ノ池に到着。見上げると摩利支岳の岩峰がそびえていた。写真に収めようとしたらガスがかかり聳え立つ岩峰は隠れてしまった。迂回路を通り25分で千本檜小屋に到着。たくさんの人が食事をしていた。ベンチを譲ってもらい昼食にする。満足、満足。段々ガスが多く霞んできたので急いでロープウェイ山頂駅まで下った。薬師岳の鎖場は大混雑。順番に下る。
 この下まで降りるとまだガスはかかっていなかった。下に女人堂、ロープウエィ山頂駅が小さく見えた。
行者装束の二人ずれの後を離れずについていく。1時間10分で山頂駅に着いた。出発まぢかのロープウェイに乗り今回の山旅は終わった。充実した二日間であった。

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