晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

尾瀬、燧ヶ岳 2011年9月17~18日

2011-09-26 19:51:15 | 登山
燧ヶ岳より熊沢田代に下る


   御池より燧裏林道を通り三条ノ滝、平滑ノ滝を見学して見晴キャンプ場でテントを張る。おいしい夕食で盛り上がる。
   翌日は見晴新道を燧ヶ岳に登った。至仏山、尾瀬ヶ原、尾瀬沼が良く見えた。俎から熊沢田代 上田代御池へと下った。熊沢田代の眺めは素晴らしかった。

   
     御池駐車場を出発


     御池田代


     上田代


     裏燧橋


     段吉新道分岐


     三条ノ滝


     平ナメノ滝  (落差71m)


見晴への道で


18日 見晴キャンプ場を出発


     見晴新道分岐 右は尾瀬沼


     1800m付近の急坂

    
     尾根の大岩


     もすぐ頂上 2300m


     柴安より尾瀬沼を望む


     尾瀬ヶ原を望む


     俎と尾瀬沼を望む


     柴安を下る


     俎より柴安を望む


     爼


     女峰山と尾瀬沼を望む

 
     熊沢田代と会津駒ヶ岳


     熊沢田代


     熊沢田代より平ヶ岳、中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳を望む


     爼を振り返る


     広沢田代にて


     御池田代の木道に出て ホッとする


     尾瀬 燧ヶ岳ル―ト    


コースタイム・天気   
9月17日 雨後曇
東名用賀5:53==東北道(川口JC)6:57==羽生SA 7:30~7:45==西那須野塩原IC 8:51==道の駅坦島9:45~9:53==御池駐車場11:00~11:50――上田代(昼食)12:25~12:45――裏燧橋13:34――段吉新道分岐14:22――三条ノ滝分岐14:50――三条ノ滝展望台15:00~15:10――三条ノ滝分岐15:16――平滑ノ滝15:50――尾瀬ヶ原温泉休憩所16:10~16:20――見晴テント場16:50
                                     歩行時間4:30
9月18日 晴
起床4:00、発5:45――(休憩6:35~6:40、7:20~7:30、8:50~8:55)――柴安(昼食)9:55~10:20――俎10:50~11:00――熊沢田代12:12~12:30――広沢田代13:20――(休憩13:45~13:55)――御池駐車場14:25==燧ノ湯15:00~16:15==道の駅坦島17:20~17:40==西那須野IC 18:30==横浜町田IC 22:30 登り4:05、 下り3:35

記録       
9月17日
  東京を抜けて北上すると段々天気が悪くなり、塩原付近はドシャ降りであったが、御池では青空も見えてきた。うれしい。晴れ男が勝ったようだ。しかし段々黒い雲が多くなってきてパラッと降りだしたがやみそうな気配。カッパを着けて歩きだす。
  皆ザックが大きく今夜はおいしい夕食に期待が集まる。駐車場はやや車が少ないようだ。樹林帯を過ぎ御池田代、姫田代と歩いて行く。まだ草紅葉には早いようだ。上田代では傾斜湿原の上に平ヶ岳が見えると言うが今回は残念ながら見えない。すれ違う人も少なく、静かな樹林帯をのんびり歩いて行く。裏燧橋、段吉新道分岐を過ぎ、岩の道を下ると三条ノ滝展望台に着いた。

  落差100m幅30mあると言われている豪快な滝だ。木が茂って下が良く見えないが落差といい幅と言い、豪快な滝だ。上から見ても迫力があるのに下から見ることができたならもっとすごいだろう。木の階段や岩ゴロの道を登り返し平滑ノ滝に行く。与作岳の溶岩流が押し出されてできたスラブ滝という。上から見ると平に見えるが、落差は70mmもあるという。下から撮った写真を見ると迫力があり下から一度登ってみたいと思った。
  尾瀬ヶ原温泉休憩所で休んで歩きなれた道を通り見晴キャンプ場に着いた。テントではみんなで乾杯した後おいしい食事をいただいた。焚火ができないのが残念であった。

9月18日
  ほぼ予定の時間に出発準備ができた。今日は予報が外れて天気が良くなりそうだ。尾瀬沼への立派な木道から見晴新道に入り沢状の樹林帯の道を登って行く。1800m付近より大岩が出てくると急坂になり肩のザックが重くなってきた。2130m付近で振り返ると尾瀬ヶ原と至仏山が見えるようになってきた。左の結構高い大岩を過ぎると沢道から尾根道となり尾瀬ヶ原が良く見えるようになってきた。

  中学生の一団に遭遇する。空身であるが結構きついという。女性陣は荷物が多いせいか結構つらそうであった。
  頂上(柴安)や尾瀬沼が見えてからは元気が出てきて一気に頂上(柴安)に着いた。雲が大分出てきたが、平ヶ岳、景鶴山、会津駒ヶ岳、女峰山などが見えた。眼下に見える尾瀬ヶ原は草紅葉にはまだ早かった。重いザックを背負って燧ヶ岳に登ることができて皆満足そう。

  急な岩の道を下りてまた登ると爼に到着。三角点はこちらにある。再度展望を満喫して熊沢田代へと下った。岩ゴロの道は歩きづらい。
  一時間で熊沢田代に到着。木道の両側に地塘がありすばらしい眺め。青い池の上に平ヶ岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、荒沢岳が見えた。ここでテントを張りのんびりしたいと思った。さらに急な滑りやすい岩ゴロの道を下って広沢田代から御池田代の木道に着いた。歩きやすい道になりホッとした。
  温泉かけ流しの燧の湯につかり汗を流して帰った。三連休であるが東北道は思いのほか渋滞は少なかった。

感想
心に沁みる光景  Y.H
  柴安目前で返り見た尾瀬ヶ原から至仏にかけての眺望・・・俎から見下ろした尾瀬沼の輝き・・・喘ぎ登り喘ぎ下って熊沢田代から見上げた湿原から山頂部の広大さ、穏やかさ・・・目に沁み・肌に沁み・心に沁みる光景でした。
  本当に久し振りに荷を背負い、時間を掛けて山に入りましたが、やはり山はそれだけのことを返してくれるものだ・・・と山の良さが蘇りました。
  今回が入会後の初(本格)山行。足慣らし山行で膝にきて足腰の衰えを痛感させられ、非常に不安な気持で臨みましたが、アドバイスや励ましを戴いた事前山行のメンバーや今回同行のメンバーの皆さんに助けられ、また“天”も味方してくれて、無事終えることが出来ました。
  これからも皆さんと山行を重ね、素晴らしい情景を心に残していきたいと改めて思っています。
  それにしても山の天気は入ってみないと解らない。日が近づくにつれ天気予報は悪くなり、道中は豪雨で、気が滅入る有様でした。ところが、テントは濡れることなく、翌日は超快晴。14名のメンバー全員が晴れ男・晴れ女に違いないと、(今後の為に)皆さんの顔を記憶に刻ませてもらいました。(笑)

重いザック  K.T
  「えー、こんな重いんだ」ザックの重量14.6kg。今まで担いだのは7kg。「倍だよ。どうしよう大丈夫かな」みんなに迷惑かけずに歩けるかな。不安先行の幕開け。しかも起きたらすごい降り。幸い家を出るときはやんでいた。集合時間10分前に全員乗車しいざ出発。
  高速を降り桧枝岐に向かう途中降り出す。雨が激しくなる。リーダー「民宿泊まって登れたら明日登るか。」決めたならそのとおり実行すると思いこんでいたので、心の中で「賛成。」しかし福島に入ると雨やむ。御池から歩きだす時怪しくなり全員雨具着用。雨に濡れずに汗にまみれて行進。休憩で雨具をとり生き返る。予定の見晴のテント場に着き設営、食事準備、夕食。互い違いのめざし状態で就寝。

  翌日は天が昨日のことを詫びるかのように晴天。燧ケ岳登って尾瀬ヶ原見下ろし、尾瀬沼に「うっとり」最高の一日。
  こんなプレゼントくれたリーダー、サブリーダー、担当の方、山行管理の方、ご一緒した皆様、山の会の皆様に「感謝!」「感謝!!」ありがとうございました。

費用     
 ガソリン代 720÷8×140×3=37800円    高速代 6600×3=19800円
駐車代   1000×3=3000円        テント場所代 800円/1人   その他 4800円
車両使用料 3000円/人          入浴代500円/人        計9000円/1人

メンバー: 14人
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯檜曽川本谷(沢登り)  2011年9月8~9日 

2011-09-21 12:34:47 | 登山
     
十字峡抱返り沢50m滝


  あこがれの上越湯檜曽川本谷にチャレンジ。7日夜に仮眠し土合橋駐車場に車を置く。新道を歩き武能沢より湯檜曽川に下り遡行開始。
  魚止ノ滝を越すとウナギ淵。ヘツッたり渡渉したりして行く。左に曲がると30m大ナメ滝。ここのヒョングリの滝は迫力があり素晴らしい。十字峡は、前から抱き返り沢、右から大倉沢が流入。抱返り沢の50mの滝は大迫力ですばらしい。
  次の抱き返り滝二段20mは左より巻く。3mナメ滝やナメを行くと三条10m滝。続く七ツ小屋沢出合より本流は右に曲がり、時間がなくなったので送電線の下の広場でテント泊。
  翌日10m垂直の滝を右壁から斜上バンドに沿って水流中左壁へ移り直登。このコースのハイライト二段40m大滝はテラスまで登り左に移動して水流脇を登った。
  予定した朝日岳までは時間が足りないため、遡行を中止し送電線巡視路に入り清水峠まで出て土合橋まで下った。足並みがそろわず朝日岳まで行けなかったが、明るくスケールの大きい沢を登ることができて満足した。


     魚止ノ滝のゴルジュ


     魚止ノ滝


     白樺沢を過ぎた3m滝


     ウナギ淵


     ウナギ淵(上流より振り返る)


     向うに三段30m大ナメ滝が見えてきた


     三段30m大ナメ滝のヒョングリノ滝


     十字峡 抱返り沢の50m滝


     十字峡(左より抱返り沢、右より大倉沢が流入)


8mチムニー状滝


抱き返り滝二段20m (左より高巻き右にトラバースして落ち口の上へ)


     三条10m滝(左のルンゼより)


     前は七ツ小屋沢、右は4m滝本谷(右の本谷へ)


     時間切れで送電線の下の広場でテントを張り、その下で夕食 (平らな所がなく厳しい)


     10m垂直滝 右壁から斜上バンドに沿って水流中を左壁に移り左壁を登った


     二段12m滝 右から高巻く


      二段40m大滝 下段は階段状をテラスまで登り、バンドを左に移り水流キワを登る


     大滝上部 草付きのバンドを登る


     峠ノ沢出合より左の巡視路を登り清水峠へ 新道を通り土合橋まで下山



記録

9月8日
  谷川岳ロープウェイ駅で仮眠する。土合橋駐車場まで戻り車を置いて新道を歩く。一ノ倉沢、芝倉沢で厳しい岸壁を見上げる。途中で大学生に抜かれる。沢は水が多そうだ。2時間15分で武能沢に到着。装備を着けて下降し、湯檜曽川に入る。すぐにゴルジユになる。水がきれいで気持ちが良い、左岸の岩を歩いて行くと、魚止ノ滝。残置のスリングにつかまり滝の上に出て少しヘツリ河原に出た。

  ナメ滝、3m+3m滝を越えると左より小沢が流入しウナギ淵。この所は、泳いでさかのぼる人もいるが、寒いため右側の岩の上を歩いたり渡渉したりして行く。直角に曲って4mの滝を登ると3段30m大ナメ滝(ヒョングリノ滝)が見えてきた。ナメ滝であるが、水が上に向かって飛び出しており迫力がすばらしい。
  3mナメ滝を登ると右から大倉沢、前に抱返り沢50m滝が流入する十字峡。大迫力で圧倒される。しばし見とれる。ゴルジュの左側をヘツルと8mチムニー状滝。左側を登る。
  ゴルジュが終わった所が、迫力がある2段20m抱返り滝。ここは下段の左側水流脇を登り上段は巻くのが正解らしいが、流量が多くハーケンもないため断念。左下の岩を越し大きく高巻いた。登りすぎて崖の下まで行ってしまい、そこから戻って途中から右にトラバースして沢状の所を沢へと下った。迷ったため時間使ってしまった。

  この後は穏やかなナメとなり楽しみながら登る。40分程で3条10m滝。迫力十分。左の溝を登る。すぐに七ツ小屋出合となり右側から本流が流入する。この後予定していたテント場の二俣までかなり時間がかかるため草原でテントを張ることになった。上には送電線が走っている所だ。斜めになった岩の上で食事をしていると平衡感覚がおかしくなりそうであった。焚火もできないため早く寝た。

9月9日
  出発してすぐ4m滝を登る。寒くてまだ体が硬いが、徐々に暖かくなった。8m滝は左の溝から登った。
  3m滝と10m垂直の滝が出てきた。垂直の滝は、左壁は難しく断念。右壁はトラバースが厳しそう。ガイドにあるように右壁から斜上バンドに沿って水流の裏側を左壁へ移り左壁を登った。水に入り、始めの手がかりが細かく体を引き上げるのに手間取ってしまった。滝水の圧力はそれほどでもなかった。カッパを着ていたため寒くはなかった。


  この後2段12m赤壁の滝は、下段は左から上段は右から登れるらしいが、左岸の草付きを巻いた。しばらく歩くと本日のクライマックス2段40m大滝に着いた。近づくとすごい迫力。リーダーが最初に登る。真ん中の階段状岩をテラスまで登る。上からの水はすごい迫力。残置ピトンで確保し、右側を探るが滑るため小バンドを左に移動して少し上のピトンにスリングをかけて左側を登る。上の灌木に残置スリングがあったのでこれで確保し後続が登る。
ここから小バンドを行き大滝の上に出た。テラスで待っている時は少し寒かったが登り終えてホッとした。

  大滝を登った時点で11時を過ぎてしまった。この後まだ時間がかかることが予想されたため、残念だが峠ノ沢を登り稜線に出ることにした。偵察した所上には滝があり釜が深く登れないため、左の送電線巡視路を登り清水峠に出た。このあたりでかなり疲れた人もいたようだ。清水峠からは朝日岳まではまだかなりあった。
  ここから新道をヨレヨレになりながらもなんとか下った。下山が長く6時間もかかった
上越の沢はスケールが大きく明るい沢で豪快である。白毛門沢に引き続き、谷川連峰を代表する名渓の沢をなんとか登ることができて満足した。
  リードしてくださったUリーダーありがとうございました。

コースタイム、天気
9月7日 晴
  日の出IC 23:40=水上IC 24:55=谷川岳ロープウエィ駅1:30
9月8日 晴
  谷川岳ロ―プウエィ駅5:55=土合橋駐車場6:00~10―武能沢8:25~45―武能沢出合8:55―魚止ノ滝9:00~45―ウナギ淵10:55―三段30m大ナメ滝11:40―十字峡11:50―8mチムニー状滝12:05―二段20m抱返り滝12:20~14:10―三条10m滝14:49―七ツ小屋沢出合15:00―送電線下広場(泊)15:20
                                      沢登り6:35
9月9日 晴
  送電線下広場6:30―8m滝6:50―10m垂直滝7:01~8:10―二段12m滝8:50―二段40m大滝10:00~11:15―峠ノ沢出合11:40~55―稜線12:45―清水峠13:00~10―武能沢16:55~17:00―土合橋駐車場19:20~35=湯テルメ谷川19:50~20:35=水上IC 20:45=あきる野IC 22:55
             沢登り6:05、下り6:10

メンバー : 5人





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯檜曽川 東黒沢白毛門沢(沢登り)  2011年8月27~28日

2011-09-01 14:23:53 | 登山
   
標高1120m付近の大岩


   白毛門沢は、初級者でも快活なナメと爽快なスラブを楽しめる沢と言われている。
   27日に水上道の駅で仮眠して28日朝に土合橋駐車場に車を置き、装備を着けて東黒沢の左岸を歩き堰堤の上より入渓した。


     駐車場北の分岐を右に入り、堰堤を越えて東黒沢に入る 


     始めのナメ滝


     20mハナゲノ滝下部


     20mハナゲの滝上部 右側を登って行く 上部は結構傾斜があある


     白毛門沢出合 左の白毛門沢に入る


     4mトイ状滝 左を小さく巻く


     5m二段トイ状滝 左を巻く


     5mトイ状滝 右側を登る


     5mナメ滝


     F1 二段11m滝 右の岩壁を登る


     8m滝右壁を登る 巻き道もある


     F3 -15m大滝タラタラのセン下5m滝 水線左壁を登れるとあるが、左側に急な巻き道がある。
     左側を巻き二本の小沢を渡り、ピンクリボンの所から滝の落ち口の上に出る。


     F3-15m大滝タラタラのセン 巻き道より


     小沢を横切り落ち口の上へトラバース  ピンクの布あり


     すぐ上の5m滝 右側より巻く


     F4-20m大ナメ滝下の4m滝 右から小さく巻いて大ナメ滝を登る


     F4-20m大ナメ滝 結構傾斜がある  右側から登り途中のバンドで左側へトラバース


     20m大ナメ滝の上にある林家三平に似た大岩
     

     大岩の左側を通り少し行くと6mの滝がある


     標高1180m二俣を直進


     6m二段滝


     標高1240m二俣を右俣へ


     スラブのツメがきつくなってくる


     草つきになると、もうすぐ頂上 下に白毛門沢と土合が見えた 


     白毛門頂上に到着 だんだん曇ってきた


     頂上より臨む谷川岳と一ノ倉岳 一ノ倉沢
       


記録
 27日の夜は小雨が降ってきたので、道の駅水上にテントを張り仮眠。増水したら沢登りはできないのではと心配したが、28日朝に道の駅脇の利根川を見たら水は増水しておらず登れると判断した。

  土合橋駐車場に車を止めて装備を着けて出発。既に他の4グループほどが準備して出発していった。
沢登りの車が多く人気の沢なんだと実感した。
  駐車場のすぐ北の分岐を東黒沢に向かい、堰堤を越した所から沢に入った。始めはゴーロの河原歩きであるがすぐにハナゲの滝の一枚岩のナメになり気持ち良く歩いて行く。水はやや多いようだ。
  二番目のナメが徐々に急になってきた所から右側を慎重にコースを選びながら登って行き白毛門沢出合に着いた。ナメの上から下を見ると水が多く結構迫力があった。左の白毛門沢のナメに入る。階段状の滝やナメ、トイ状の滝を登り、5mナメ滝を登るとF1二段11mの滝。上部は少し急に思われた。右側の岩壁を慎重に登る。結構手掛かりがあった。
  次のF2-8mくの字状滝は難しそうであったが右側の岩壁を登った。右側に巻き道があった。

  ここを登るとこの沢一番の大滝F3タラタラのセン15m滝が見えた。左側に巻き道があり、急な登りを木につかまりながら踏み跡を探して登って行く。一本目の小沢を越えると大滝が見える所があった。二条の滝で横から見ても迫力があった。さらに踏み跡を登り二本目の小沢を横切ると対岸にピンクの布があり、少し下り大滝の上へ出た。
  すぐに5m滝があり右側を巻いて沢に下りると、F4-20m大ナメ滝が出現した。下の4m滝を右側から巻き大ナメの下に出ると写真で見るよりもやや急な大ナメ滝である。右側のステップ状の窪みを慎重に登り、上部のバンドを左へ横切った。流れが不安な人にはリーダーよりお助け紐が出された。みんな楽しそう。緩くなったナメ滝を登ると大岩があった。一部のwebで言われているように林屋三平の顔に似ていた。

  大岩の左を通り沢に出て、始めの二俣(標高1180m)に出た。ここを直進して6m滝の右側を登ると赤茶けたスラブのナメになったので、ナルミズ沢の天国のツメのようにこのまま稜線まで続くと期待して登って行った。次の標高1240mの二俣を右俣に入りルンルン気分で登って行く。彼方の稜線にはジジ岩が見えてきた。
  だんだん岩ゴロの沢になってきてついにはやや急なスラブの岩登りになってしまった。登りやすいルートを見定めて登って行く。ようやく草付きになり草をつかみながら登った。女性もヨレヨレにならず元気に登ってきた。前の二人のグループに追いついて傾斜がゆるくなったと思ったら頂上に着いた。
  
  正面には谷川岳、一ノ倉沢、茂倉岳が見えて長い沢を登った達成感で感激した。ハナゲノ滝や20m大ナメ滝、タラタラのセンなどの大滝を有する丹沢にはないスケールの大きい沢で楽しめた沢であった。
  初級の沢であるが体力的にはややきつい沢であったが、女性陣も元気に楽しみながら登ったようだ。
適切にお助け紐を出してくださったリーダーありがとうございました。


コースタイム・天気  
8月27日 曇後小雨
   あきる野IC 20:00=水上IC 22:02=道の駅水上(テント泊)22:15
8月28日 曇後晴後曇
   道の駅6:00=土合橋駐車場6:20~45―ハナゲノ滝7:00―白毛門沢出合8:05―F1-二段11m 9:10―F3タラタラのセン下5m滝9:35―F4-20m大ナメ下4m滝10:10―大岩10:25―1180m二俣10:40―1240m二俣(昼食)11:00~15―1540m休憩12:05~15―白毛門頂上12:45~13:30―松木沢ノ頭14:15―駐車場16:10~30=湯テルメ谷川16:45~18:00=水上IC 18:15=あきる野IC 21:15                    登り6:00、下り2:40

メンバー: 6人
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする