晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

1354   飯豊連峰 石転び沢から北股岳

2024-07-18 13:37:13 | 登山

          石転び沢出合  標高 860m       左の石転び沢へ進む

期日  :   2013年6月6~8日

メンバー :  L, Yashii、T.Ogawa 、Akky

 

コースタイム・天気 

6月6日       曇後晴

 高尾山IC10:00=吉井IC 11:15―Y宅―藤岡IC 13:00=中条IC 16:20=小国町=飯豊山荘Ⓟ(テント泊)18:00

6月7日      曇後一時雨

   飯豊山荘Ⓟ(標高406m)6:00―温身平6:20―石転び沢出合8:25―石転び沢―黒滝10:06―梅花皮小屋(泊)11:25

6月8日 曇

   梅花皮小屋5:00―北股岳5:25~40―門内岳6:20~35―門内小屋―扇ノ地紙7:00~15―梶川峰7:50―滝見場9:05~20―湯沢峰9:50―飯豊山荘Ⓟ11:15~30=川入荘(入浴)11:40~13:05=荒川胎内IC 14:00=藤岡IC 17:10=Y宅18:10~25―吉井IC 18:30=高尾山IC 20:00

  時間 11:40(5:25+6:15)、距離17.8km、標高差2025-406=1619m、累積標高差+1820m、-2230m

            石転び沢ルート1

        石転び沢ルート2

       石転び沢、梶川尾根ルート標高

 

記録及び感想

 6月6日

    新町駅でTさんと待ち合わせて出発。すいている高速道路をスイスイ走り中条ICに到着。車はほとんど走っておらず北海道の様。スーパーで弁当を購入して一路飯豊山荘へ。

 飯豊山荘Ⓟはまだオープン前で車は一台しか停まっていなかった。テントを張っているそばからブヨがまとわりつく。テントの中で夕食。三シーズン用シュラフでは暑いくらい。玉川は雪解け水がゴウゴウと流れていた。沢の音を聞き地球のエネルギーはすごいなと思いながらいつの間にか眠ってしまった。 

6月7日

 天狗平のゲートを通り温見平までブナの快適な道を行く。温身平では彼方に石転び沢と北股岳が見えた。倒木が横たわっている所や、一部崩れた登山道、崖のヘツリの厳しい道を歩き標高630m付近より雪渓に下りた。暑かった体が冷たい風に当たり気持ちが良い。雪渓に下りて歩きやすくなりなり、ゆったりと梅花皮沢を登って行く。

     天狗平のゲート、梶川尾根登山口

    温身平、沢に出る 右折すると石転び沢が見えた

          石転び沢のアップ

        カタクリの兄弟

    梅花皮沢へ下りる  標高630m(いわすげ沢下流)

         左いわすげ沢出合 標高640m 直進

         右  梶川出合  標高690m  直進

     石転び沢出合 標高860m    左の石転び沢へ 右は門内沢

   石転び沢(標高860m)に入ると急な雪渓が稜線まで見えた。かなりの急傾斜だ。30度位あろうか。ほん石転び沢(標高1210m)付近からは石が雪渓の上に現れた。黒滝付近は多数の石が転がっていた。草付き下の大岩の陰で休憩。ここから雪渓が急になり40度位になるとの事。地形図からは35度と算出。ここまでは幸い落石には遭遇していない。

    ここから急斜面を休まずリーダの踏み跡について一気に登ると雪渓がゆるくなり梅花皮小屋に到着。予定した時間より早い。 

    左がほん石転び沢  標高1230m   直進

         左がほん石転び沢  直進

                        草付き付近の大岩 標高1490m

       急斜面を登る  下を見ると怖い  踏み跡をたどる

      梅花皮岳小屋が見えて来た

      最後は左にトラバースして小屋に上がる

   小屋付近はハクサンイチゲやハクサンコザクラなどのお花畑。近くの治二清水に行き喉を潤す。雷が鳴って、夕方に雨が降るとの予報から本日は梅花皮小屋に泊まることになった。我々三人の貸し切りでザックの中身を広げてくつろいだ。

       小屋から梅花皮岳を望む

        小屋近くの水場 治二清水

        お花畑  ハクサンコザクラ

        ツクモグサ

6月8日

 朝起きると雨が降っていたが天気予報は雨が上がるとのことで安心してyYashiiさん特製の卵入りオジヤをいただく。

    雨が小ぶりになり予定通り北股岳に向けて出発。雪渓の際を登り頂上に着いた。雨も上がって展望が良くなってきた。南東には飯豊本山、南には大日岳が残雪のまだら模様のきれいな姿を見せていた。北西には二王子岳や二つ峰が見えた。北には門内岳と門内小屋、その北には本日下る梶川尾根が見えた。

              北股岳山頂

        山頂から飯豊本山など

            大日岳

       二王子岳、二ツ峰、一ツ峰、滝沢峰

            門内岳方面

          北股岳山頂

     門内岳と門内小屋

          門内岳山頂

   門内岳山頂から地紙山、胎内山、扇の地紙

    門内岳山頂より本山、梅花皮岳、北股岳

    扇の地紙から地神山、朳差岳方面

    ミネ桜やお花畑を見ながら門内岳を通り扇ノ地紙に到着。柱はあるが道標はなかった。天気が良くなり蒜場山や二王子岳がくっきりしてきた。

         扇ノ地紙

             扇ノ地紙より地神山、朳差岳

        扇ノ地紙より梶川尾根に入る

    梶川尾根から梅花皮岳と北股岳

    ここから雪渓を下り梶川峰に到着。付近にはムラサキヤシオやイワウチワが咲いていた。急斜面を下ると緩い雪渓の道となり滝見場に到着。南には7段270mと言われる梅花皮滝が見えた。南西には急斜面の石転び沢が見えた。ここから見ると角度が45度あると言うのは納得できる。

 しばらくしてガラガラゴ―と言う雪崩と落石の音がした。やはり石転び沢は怖い所だ。

          梶川峰に到着

       ナイフリッジの尾根  滝見場上

   滝見場より梅花皮滝  7段270m

 

         滝見場より石転び沢と避難小屋  かなり急坂

      標高950m鞍部より湯沢峰へ登り返し

           湯沢峰 標高1021m

    さらに急斜面を下るとピンクのかわいらしいヒメサユリが咲いていた。下るにつれて多くなり、登山道近くにもかなりの数が咲いていた。なかなか見られない花に出会えて感激した。

    あちらにもこちらにも咲いていていつの間にか天狗平ゲートの下山口に到着した。駐車場には行く時なかった車がたくさん停まっていた。改めて人気の山であると実感した。

            ヒメサユリ

          ヒメサユリ

      最後の急坂を下る

       梶川尾根登山口に着いた

        天狗平のゲートに無事戻った

 川入荘で露天風呂に入り、おいしい蕎麦を食べて帰路に着いた。

 

 

 

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0921  飯豊連峰・胎内口から、北股岳2025m、梅花皮(かいらぎ)小屋、杁差岳

2024-07-05 17:11:59 | ハイキング

         地神山から頼母木小屋(小さく見える)、朳差岳(右上)

期日 : 2009年8月11~12日

メンバー:   Akky 単独 

コースタイム・天気

8月11日  曇り後雨

 新潟市4:07=奥胎内ヒュッテ駐車場5:17~50(マイクロバス)=足の松尾根登山口(467m)6:00~10―姫子ノ峰(6:50―滝見場7:40―イチジ峰8:45~55―大石山9:40~45―頼母木小屋(昼食)10:10~11:00―頼母木山(1720m)11:23―地神山11:58―胎内山12:23~32―門内岳、門内小屋12:45~13:00―北股岳(2025m)13:30~40―梅花皮(かいらぎ)小屋14:10

8月12日  曇り

 梅花皮小屋5:15―北股岳5:40~50―門内岳(ブロッケン)6:30―地神山7:25~30―頼母木山8:05―頼母木小屋8:10~20―大石山8:50~9:00―鉾立峰9:30~35―杁差岳10:00~25―鉾立峰10:54~57―大石山(昼食)11:25~12:07―水場上12:55~13:05―姫子ノ峰14:00~10―登山口14:40―奥胎内ヒュッテ15:20~45=クワハウス胎内16:20~17:00=新潟市16:04

  時間16:33(7:10,9:23)、距離30.5km 累積標高差+2770m  標高差2025-350m=1635m

                         足ノ松尾根登口から朳差岳、地神山ルート_1

                   地神山から北股岳、梅花皮小屋ルート_2

         奥胎内ヒュッテから朳差岳、北股岳、梅花皮小屋ルート標高

 

記録及び感想

8月11日 曇後雨

 10日から山に登る予定であったが、天気が悪く一日遅らせた。11日の予報は、晴れ後曇りとのことでいさんで出かけた。奥胎内ヒュッテには予定より早く5時17分に着いた。5時頃に静岡で地震があり自宅は震度4とのことで問題ないとして登った。

 奥胎内ヒュッテからマイクロバスに乗せてもらって足の松尾根登山口まで送ってもらう。

         足の松尾根登山口

 登山口から5分程ブナ平の道を行くといきなり木の根っこの出た急坂に差しかかる。暑くて汗がふき出てきた。先に行った人か鈴を鳴らしながら登っていく。姫子ノ峰で休み大石山方面を振り返るとガスが掛かり見えない。今日も天気予報ははずれとがっかりする。

  ブナの根っこの最初の急坂

 

 両脇が切れ落ちた岩場を通り、滝見場に着くとようやくゆるい登りになってきた。この辺からパラパラ小雨が降ってきた。ここで引き返すか考えたが半分登ったので登ることにした。イチジ峰で雨が上がった。しかし暑い。汗がボトボト落ちる。山が低いせいか暑さは変わらない。西峰の後にすぐ大石山に着いた。ガイドブックのコースタイム5:00の所3:43であった。しかし周りはまったく見えない。

        一回目の岩越え

       姫子ノ峰  アップダウンが始まる

      二つ目の岩場 岩渡り

        イチジ峰  大石山まで300m登る

       大石山稜線に出た

    大石山にて (この後天気が悪いので11日は写真はない)

 

 頼母木小屋までマツムシソウ、イブキトラノオなどの高山植物を見ながら歩く。又雨が降ってきた。

 地神山、門内岳、北股岳と雨の中歩くだけで展望もなくつまらない。門内小屋に12:45に着いたが早すぎるため北股岳を越して梅花皮山荘まで歩いた。ここでは石転び沢の雪渓が見えるはずであるが何も見えない。雨が本降りになってきたので時間は早いが、梅花皮山荘に泊まることにした。晴れていれば、御西小屋まで行けたのに残念である。

 

8月12日   曇り

 梅花皮山荘宿泊者は8人で、地元山形の人は、春に冬虫夏草を採取して一回で10万円程儲けたとのこと。趣味と実益を兼ねての山登りは羨ましい。

 本日は奥胎内ヒュッテまで戻る。雨は降っていないが相変わらずガスで見えない。北股岳の急な登りをヒメシヤジンなどの高山植物を見ながら登っていく。ようやく少しずつ晴れてきた。北股岳山頂では大きな虹とブロッケンが見えたが周りの展望はない。残念。

   朝7:17      梅花皮小屋より北股岳山頂を目指して出発

       梅花皮小屋より北股岳を望む

       北股岳山頂直下より石転び沢方面

    北股岳山頂  虹が出て来た

    北股岳山頂からブロッケンが見えた お花畑も見える

 緩い稜線を下ると門内岳。ここもガスでも展望がない。梶川尾根分岐(扇の地紙)でようやく少し見えるようになってきた。地神山南より北股岳方面と頼母木小屋方面も見えるようになってきた。なだらかな稜線である。頼母木山でこんこんと流れる水をいただく。おいしい水である。

    門内岳山頂   祠と鳥居があった

        地神山より門内岳、北股岳方面を振り返る

   地神山南から頼母木小屋方面、右上は鉾立峰と朳差岳

    タカネマツムシソウ 頼母木山付近

        貴重なイイデリンドウ

     飯豊のオアシス 頼母木小屋

          大石山付近のお花畑

     大石山付近の御花畑 マツムシソウとハクサンイチゲ

 大石山にザックを置き一緒に歩いてきたSさんと杁差岳を往復する。140m下り、また150m程登り返すと鉾立峰だ。疲れたがさらに80m下り登り返すと杁差避難小屋が見えてきた。北海道の牧場のようなかわいらしい小屋である。タカネナデシコ、マツムシソウ、イブキトラノオ、マルハタケブキ、ギホボウシ、トリカブトがここでも咲いていた。昨年からの念願であった杁差岳に着いた。ここでも展望はきかなかった。又来年来いということであろうか。

           鉾立峰にて

           朳差岳に登る

     朳差岳のお花畑

     シラネニンジン、タカネナデシコ

       タカネマツムシソウ

 梅花皮小屋から一緒だった佐々木さんは最後に予定していなかった杁差岳に来ることができたので感動していた。きつい鉾立峰と大石山を登り返した。山を降りるときになって天気が回復してきて熱くなってきた。

 

 

          朳差岳にて

        朳差岳山頂から

   鞍部より帰りの帰りの鉾立峰を望む

     お花畑 マルハタケブキ

 滝見場、姫子ノ峰と急な松の根っこの急坂を下った。足の松尾根は登りも疲れるが下りも急で緊張して降りなければならない。

     足の松尾根登山の下り 下は急坂 慎重に下る

     イチジ峰より大石山を望む

     滝見場より  大きな滝

     姫子ノ峰より大石山

      頼母木大橋から

 胎内のロイヤルパークホテルの露天風呂が終了していたためクアハウス胎内で風呂に入って帰った。

 来年の天気が良い日に最高峰大日岳まで往復してみたい。

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