石転び沢出合 標高 860m 左の石転び沢へ進む
期日 : 2013年6月6~8日
メンバー : L, Yashii、T.Ogawa 、Akky
コースタイム・天気
6月6日 曇後晴
高尾山IC10:00=吉井IC 11:15―Y宅―藤岡IC 13:00=中条IC 16:20=小国町=飯豊山荘Ⓟ(テント泊)18:00
6月7日 曇後一時雨
飯豊山荘Ⓟ(標高406m)6:00―温身平6:20―石転び沢出合8:25―石転び沢―黒滝10:06―梅花皮小屋(泊)11:25
6月8日 曇
梅花皮小屋5:00―北股岳5:25~40―門内岳6:20~35―門内小屋―扇ノ地紙7:00~15―梶川峰7:50―滝見場9:05~20―湯沢峰9:50―飯豊山荘Ⓟ11:15~30=川入荘(入浴)11:40~13:05=荒川胎内IC 14:00=藤岡IC 17:10=Y宅18:10~25―吉井IC 18:30=高尾山IC 20:00
時間 11:40(5:25+6:15)、距離17.8km、標高差2025-406=1619m、累積標高差+1820m、-2230m
石転び沢ルート1
石転び沢ルート2
石転び沢、梶川尾根ルート標高
記録及び感想
6月6日
新町駅でTさんと待ち合わせて出発。すいている高速道路をスイスイ走り中条ICに到着。車はほとんど走っておらず北海道の様。スーパーで弁当を購入して一路飯豊山荘へ。
飯豊山荘Ⓟはまだオープン前で車は一台しか停まっていなかった。テントを張っているそばからブヨがまとわりつく。テントの中で夕食。三シーズン用シュラフでは暑いくらい。玉川は雪解け水がゴウゴウと流れていた。沢の音を聞き地球のエネルギーはすごいなと思いながらいつの間にか眠ってしまった。
6月7日
天狗平のゲートを通り温見平までブナの快適な道を行く。温身平では彼方に石転び沢と北股岳が見えた。倒木が横たわっている所や、一部崩れた登山道、崖のヘツリの厳しい道を歩き標高630m付近より雪渓に下りた。暑かった体が冷たい風に当たり気持ちが良い。雪渓に下りて歩きやすくなりなり、ゆったりと梅花皮沢を登って行く。
天狗平のゲート、梶川尾根登山口
温身平、沢に出る 右折すると石転び沢が見えた
石転び沢のアップ
カタクリの兄弟
梅花皮沢へ下りる 標高630m(いわすげ沢下流)
左いわすげ沢出合 標高640m 直進
右 梶川出合 標高690m 直進
石転び沢出合 標高860m 左の石転び沢へ 右は門内沢
石転び沢(標高860m)に入ると急な雪渓が稜線まで見えた。かなりの急傾斜だ。30度位あろうか。ほん石転び沢(標高1210m)付近からは石が雪渓の上に現れた。黒滝付近は多数の石が転がっていた。草付き下の大岩の陰で休憩。ここから雪渓が急になり40度位になるとの事。地形図からは35度と算出。ここまでは幸い落石には遭遇していない。
ここから急斜面を休まずリーダの踏み跡について一気に登ると雪渓がゆるくなり梅花皮小屋に到着。予定した時間より早い。
左がほん石転び沢 標高1230m 直進
左がほん石転び沢 直進
草付き付近の大岩 標高1490m
急斜面を登る 下を見ると怖い 踏み跡をたどる
梅花皮岳小屋が見えて来た
最後は左にトラバースして小屋に上がる
小屋付近はハクサンイチゲやハクサンコザクラなどのお花畑。近くの治二清水に行き喉を潤す。雷が鳴って、夕方に雨が降るとの予報から本日は梅花皮小屋に泊まることになった。我々三人の貸し切りでザックの中身を広げてくつろいだ。
小屋から梅花皮岳を望む
小屋近くの水場 治二清水
お花畑 ハクサンコザクラ
ツクモグサ
6月8日
朝起きると雨が降っていたが天気予報は雨が上がるとのことで安心してyYashiiさん特製の卵入りオジヤをいただく。
雨が小ぶりになり予定通り北股岳に向けて出発。雪渓の際を登り頂上に着いた。雨も上がって展望が良くなってきた。南東には飯豊本山、南には大日岳が残雪のまだら模様のきれいな姿を見せていた。北西には二王子岳や二つ峰が見えた。北には門内岳と門内小屋、その北には本日下る梶川尾根が見えた。
北股岳山頂
山頂から飯豊本山など
大日岳
二王子岳、二ツ峰、一ツ峰、滝沢峰
門内岳方面
北股岳山頂
門内岳と門内小屋
門内岳山頂
門内岳山頂から地紙山、胎内山、扇の地紙
門内岳山頂より本山、梅花皮岳、北股岳
扇の地紙から地神山、朳差岳方面
ミネ桜やお花畑を見ながら門内岳を通り扇ノ地紙に到着。柱はあるが道標はなかった。天気が良くなり蒜場山や二王子岳がくっきりしてきた。
扇ノ地紙
扇ノ地紙より地神山、朳差岳
扇ノ地紙より梶川尾根に入る
梶川尾根から梅花皮岳と北股岳
ここから雪渓を下り梶川峰に到着。付近にはムラサキヤシオやイワウチワが咲いていた。急斜面を下ると緩い雪渓の道となり滝見場に到着。南には7段270mと言われる梅花皮滝が見えた。南西には急斜面の石転び沢が見えた。ここから見ると角度が45度あると言うのは納得できる。
しばらくしてガラガラゴ―と言う雪崩と落石の音がした。やはり石転び沢は怖い所だ。
梶川峰に到着
ナイフリッジの尾根 滝見場上
滝見場より梅花皮滝 7段270m
滝見場より石転び沢と避難小屋 かなり急坂
標高950m鞍部より湯沢峰へ登り返し
湯沢峰 標高1021m
さらに急斜面を下るとピンクのかわいらしいヒメサユリが咲いていた。下るにつれて多くなり、登山道近くにもかなりの数が咲いていた。なかなか見られない花に出会えて感激した。
あちらにもこちらにも咲いていていつの間にか天狗平ゲートの下山口に到着した。駐車場には行く時なかった車がたくさん停まっていた。改めて人気の山であると実感した。
ヒメサユリ
ヒメサユリ
最後の急坂を下る
梶川尾根登山口に着いた
天狗平のゲートに無事戻った
川入荘で露天風呂に入り、おいしい蕎麦を食べて帰路に着いた。