晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

那須 苦土川 井戸沢(紅葉の沢登り) 2011年10月19~20日 

2011-10-23 23:50:02 | 登山
    
15m末広の滝


  板室温泉から深山ダムを通り大川林道のゲート前に車を置く。三斗小屋宿跡を通り、堰堤から沢に入る。堰堤のような3m滝を過ぎると紅葉がすばらしい15m末広の滝。続いて7m二条滝、15m二段滝、10m逆「く」字滝、階段状18m滝を慎重に登る。
  やがて6m緑滝 1、5m緑滝 2 、5m二段滝を楽しみながら登る。標高1400m二俣下のナメ滝を過ぎると紅葉の二俣に到着。右側に入り10mナメ滝、5mトイ状の滝を登ると沢も終わりとなり笹のツメとなる。
  あえぎながら笹の踏み跡を登ると流石山の登山道に出た。時折ガスが晴れて紅葉の旭岳が見えた。大峠から三斗小屋温泉方面に下り、会津中街道分岐より三斗小屋宿跡に戻った。ゲート前広場に戻り、板室温泉で汗を流して帰路についた。
  紅葉がすばらしく、沢も難しくなく楽しめる沢であった。7月中旬はキスゲがすばらしいという。その時期に再度来たい。


     三斗小屋宿跡


     堰堤より沢に入る 標高1140m


     堰堤のようなF1-3m滝


     続いてはF2-15m末広の滝 紅葉がすばらしい 右側リッジを登る


     F3-7mナメ二条滝


     F4-5m滝 左から巻く


     F5-10m曲り滝


     F7-15m二段滝 標高1255m 右より登る


     10m滝 標高1270m  左よりまく


     10m逆「く」字ナメ滝下部 


     10m逆「く」の字ナメ滝 標高1280m ぬめるので左側を登る


     階段状滝18m ぬめるので左を慎重に登る


     6m緑滝 1 標高1325m


     5m緑滝 2 標高1340m


     5m二段緑滝 3 標高1380m


     二俣下のナメ滝 稜線が見えてきた


     標高1400m二俣を右へ


     10mナメ滝 標高1450m


     5mトイ状滝 標高1520m 水が涸れる


     沢も終わり


     笹の急なツメをあえぎながら登る


     流石山への登山道に出る


     流石山頂上 ガスで展望はないが時折紅葉が見えた


     大峠 三斗小屋温泉方面へ下る


     大峠から三斗小屋温泉への紅葉


     三斗小屋温泉分岐より会津中街道を三斗小屋宿跡へ下る


     那須 苦土川 井戸沢ルート軌跡

記録
深山ダムを過ぎ細い大川林道を慎重に運転して林道ゲート前広場に到着。テントで仮眠。暖かく眠られた。
  林道ゲート前広場に車を置き紅葉の道を、赤い落ち葉を踏みしめながら歩いて行く。三斗小屋宿の跡はカエデが多くまるで赤い絨毯を敷き詰めたようだ。灯篭や石像、白湯山鳥居などを眺め昔の暮らしをしのびながら歩く。

  会津中街道の標識を過ぎて木でおおわれた堰堤より井戸沢に入る。堰堤を渡り右岸に行き沢に下りる。10分程歩くとまるで堰堤のような3m滝。上には赤いモミジ。きれいだ。すぐに15m末広滝。滝はきれいだがどこを登るのかと思ってよく見ると、右側のリッジの上の切り立った岩に残置シュリンゲがあった。安全のためロープが出された。シュリンゲの上から左に笹の中の踏み跡をたどり滝の上へ抜けた。今回の難しい所をクリア。振り返るとモミジが美しかった。

  すぐにモミジを散らした7mナメ滝。右側を滑らないように登ると続いて5m直滝と10m曲り滝。連続して出てきて楽しい所。次に15m二段滝。右側の流れの際を登る。結構手掛かりがある。続いての10m直滝は左から巻いた。小滝を登るとすぐに10m逆「く」字のナメ滝。ヌメって滑りそうなので左を登る。続いて18m階段状の滝。左側を慎重に登る。

  3m小滝や6m緑の滝、5m緑滝2、5m二段緑滝3を楽しく越えて行く。稜線が見えてきて紅葉がきれいな二俣に到着。空が青く、紅葉がすばらしかった米子沢を思い出した。谷が広くなり笹原の岩ゴロを歩き10mナメ滝や5mトイ状の滝を越えて行く。水がなくなり大岩が出てくると笹原の急なツメとなり踏み跡を笹をつかんで喘ぎながら登って行った。段々坂がゆるくなり流石山への山道に出た。両側が笹原になっており、初夏はニッコウキスゲが咲き競う所らしい。残念ながらガスがかかり周りは見渡せない。
  流石山からの大峠への下りでは少しガスが晴れて旭岳が見えた。青空と紅葉が対比してすばらしかった。大峠からは会津中街道を下った。途中の三ヶ所の渡渉は、水の中に入って渡った。紅葉を見ながら歩き林道ゲートに戻った。
  帰りは、板室温泉グリーングリーンで汗を流した。500円の所割引の200円で入浴できた。
  リーダー及び一緒に歩いてくださった皆様、楽しい沢登りでした。ありがとうございました。
  林道歩きが長いが、沢に入ると連続して滝が出てきて楽しい沢であった。紅葉がすばらしく水は冷たくなかった。



コースタイム・天気 
10月19日 晴
  厚木IC 15:40―用賀料金所16:15―浦和料金所17:05―黒磯板室IC 19:10―深山ダム19:45―大川林道ゲート(仮眠)20:15
10月20日 晴後曇
  林道ゲート5:50―三斗小屋宿跡6:50―井戸沢出合7:00―堰堤7:10~30―F2-15m末広滝7:50~8:20―F3-7mナメ滝8:25―F4-5m8:28―F5-10m曲り滝8:35―F7-15m二段滝8:40―10m滝9:00―10m逆く字滝9:10―18m階段状滝9:17―6m緑滝9:38―5m緑滝2 9:42―5m二段滝9:46―二俣9:55―10mナメ滝9:05―5mトイ状滝10:25―休憩10:30~40―登山道11:15―流石山11:30~50―大峠12:30―渡渉12:50―三斗小屋温泉分岐12:55―渡渉13:20―渡渉13:45―三斗小屋宿跡13:50―大川林道ゲート14:50~15:10―板室温泉グリーングリ―ン15:40~16:45―ガーデンアウトレット17:25~18:00―黒磯板室IC 18:05―厚木IC 21:30


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中ノ岳、兎岳、丹後山より十字峡 2011年10月7~9日

2011-10-14 12:34:35 | 登山
   
小兎岳より紅葉の中ノ岳を望む


  十字峡登山口より日向山、池ノ段(中ノ岳稜線分岐点)、中ノ岳、中ノ岳避難小屋へと歩いた。日向山(五合目)までは急な登りの連続である。日向山から厳しい八海山の稜線が見える。六合目上より又急坂が続く。ようやく池ノ段について中ノ岳を目指して歩く。避難小屋は立派で快適である。
  次の日は小兎岳、兎岳、大水上山、丹後山と縦走し、巻機山分岐点から栃ノ木橋登山口に下り、十字峡駐車場へ戻った。



     十字峡トンネル入り口前の駐車場に止める


     落合橋を渡り崩壊地を越えて登山口へ


     中ノ岳 登山口 始めから急坂


     日向山(五合目)から中ノ岳


     五合目の池塘


     兎岳大水上山、丹後山、十字峡の稜線を望む


     池ノ段(中ノ岳、十字峡分岐点)より日向山、十字峡方面を振り返る


     ようやく池ノ段に到着


     中ノ岳山頂に到着


     快適な中ノ岳避難小屋 雨水が利用できる


     避難小屋より荒沢岳からの日の出を望む


     避難小屋より八海山と越後駒を望む


     中ノ岳頂上より避難小屋方面を望む


     中ノ岳頂上にて


     池ノ段より中ノ岳を望む 北側斜面は氷で削られて厳しい


     池ノ段より日向山、十字峡方面を望む 厳しかった登りが思い出される


     池ノ段より兎岳方面 岩のヘツリに注意


     1769mピークより中ノ岳


     小兎岳より中ノ岳を望む


     兎岳、荒沢岳分岐より荒沢岳方面  立派な道があり一般登山道となっている


     兎岳頂上


     兎岳頂上より中ノ岳方面


     大水上山頂上


     利根川水源の碑 ここから笹が高くなる


     笹漕ぎの道


     丹後山手前より中ノ岳を望む


     丹後山手前より中ノ岳、大水上山方面 2


     丹後山より大水上山方面


     丹後山避難小屋 立派な小屋


     十字峡、巻機山分岐点 巻機山方面へは道標があるが笹ヤブで道はない


     丹後山下の獅子岩上より丹後山を望む


     獅子岩付近(八合目)より中ノ岳と稜線を望む 


     獅子岩付近の紅葉


     五合目付近の紅葉


     五合目 標高1440m ジャコ平 


     栃ノ木橋登山口(登山口は橋より50m上流にあるので注意)

  
コースタイム、天気
10月7日 晴
  あきる野IC 20:30―小出IC23:30―道の駅ゆのたに(仮眠)11:35
10月8日 晴
  道の駅ゆのたに6:30―十字峡トンネル駐車場7:20~40―道間違い7:55―十字峡小屋8:45~55―日向山12:30~13:00―七合目14:00―池ノ段15:15~25―中ノ岳15:40~45―避難小屋(泊)15:50
                          登り6:30 標高差1645m
10月9日 晴
  避難小屋6:00―中ノ岳6:25―小兎岳8:15―兎岳8:55~9:05―大水上山9:35~45―利根川水源の碑10:00―丹後山10:25―避難小屋10:25~11:00―巻機山分岐11:15―二合目13:10―栃ノ木橋登山口14:30~40―十字峡トンネル駐車場15:25~40―湯沢町駒子の湯16:40~17:40―そば屋(しんばし)17:50~18:50―湯沢IC 19:10―あきる野IC 21:40


 
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吾妻連峰 中津川(沢登り) 2011年9月27~30日

2011-10-06 17:23:13 | 登山
     
最後の大滝 朱滝60m 少し戻り左の沢を利用して高巻く





     白滑八丁 二段ナメ滝


     白滑八丁 厳しい所


     標高880m付近 きれいな休憩地


     魚止滝滝15m


     東電取水口


     銚子口  右よりヘツル


     大釜 5m滝


     観音滝20m


     観音滝手前のビバーク地


     右より流入する権現滝30m


     神楽滝40m 右から高巻く


     夫婦滝10m


     静滝12m


     熊落滝10m


     筋滝20m


     朱滝60m 戻って左の沢より高巻く ヘツリも厳しい


     標高1550m付近の2日目のテント場 
    

     Uさんが釣り上げたイワナ  おいしかった


     岩ゴロの沢となりヤケノママへ


     沢から池塘へ


     池塘から大凹の登山道へ到達 沢登り終了


コースタイム
9月27日
   厚木IC 10:30=東名・首都高・東北道・磐越道猪苗代磐梯高原IC=グランデコスキー場(車中泊) 16:20
9月28日
   グランデコスキー場7:00=(タクシー)=レークライン中津川橋7:25―中津川レストハウス7:30~50―中津川入渓8:00―白滑八丁8:25―魚止め滝15m11:20―取水口13:15―銚子口13:40―大釜の5m滝14:45―観音滝20m15:30―テント場(ツェルト泊) 15:30
9月29日
   テント場6:30―権現沢出合8:55―神楽滝40m9:00―夫婦滝10m10:00―静滝12m10:25―熊落滝15m11:15―筋滝13:10―朱滝14:10~16:15―テント場(ツェルト泊) 16:20
9月30日
   テント場6:30―ヤケノママ6:55―稜線登山道10:45―大凹水場10:50―梵天岩11:25―西吾妻山11:50―西吾妻山避難小屋12:00~30―西大巓13:10―グランデコスキー場山頂駅14:40=(ゴンドラ)=グランデコスキー場15:10=裏磐梯休暇村(入浴)16:00~17:00=猪苗代磐梯高原IC 18:00=厚木IC

記録
9月28日
   グランデコスキー場に車を置き、タクシーでレークライン中津川橋へ。中津川レストハウスで装備をつけ入渓。25分程ゴロを歩くと白滑八丁に到着。八丁は870mに相当するから長いナメだ。凝灰岩のU字渓谷を沢靴のフリクションを聞かせて歩いて行く。白い岩と青い水が美しい。結構水が多く、所々沢を横切る際には腿の辺りまで濡れた。2段のナメ滝を過ぎると両側が立ってきた。安全のためロープが出された。所々滑ったりして厳しいヘツリがあったが、大きな岩が出てくると終りである。無事通過。

   この時期ドボンは避けたい。美しいゴロを歩いて行くと魚止滝15m。チョックストーンの両側より水を落しており豪快。右側のルンゼ状を登り道のような所に出た。昔の森林鉄道の軌道跡らしい。右に行き少し登って沢に下りた。ゴルジュ帯をヘツって行くと東電取水口に到着。取水は行われていないため下流の白滑は水が多い事を納得した。
   ゴルジュを行き、大釜5m滝を登ると観音滝20mに遭遇。右側手前の岩棚でツェルトを張れる所があったのでここで一泊。窪地に石を入れて平にする。uconさんはテント設営後イワナを釣るがヒットしない。時間が遅くなったためであろうか。薪を拾い火を焚いてご飯を炊く。
   Mさんが高巻きの途中で見つけたミズと切干大根のサラダがおいしい。空は満天の星で飛行機が飛んでいく。明日も晴天のようだ。

9月29日
  幕営地のすぐ上を登り高巻く。小滝や岩ゴロを越していくと右より権現滝30mを有する沢が流入。すぐに前には神楽滝40m。いずれの滝も大きく圧倒される。右から高巻きルンゼを下り沢に下りると夫婦滝10mの下に出た。左側を登る。次は静滝12m。滝の手前を小さく巻く。しばらくすると切りたった岩壁の下に豪快な四条の滝が見えた。音もゴウゴウと大きくミストも飛んでくる。熊落滝15mだ。この滝の上は直角に曲っていてさらに60mの滝があるとの事。ここからは見ることができない。少し戻り右を巻く。巻き道も厳しい。
   下りた所には線状の滝が流入し美しい。次の筋滝20mは右側を登る。左から流入する線状の滝を見たりナメを登ると最後の滝である朱滝60mが現れた。近づくと美しさと大きさに圧倒される。ここは少し戻って左の沢を登り、途中で北に少し登りトラバースして尾根状の所に出た。トラバースする所が厳しくロープが出された。ほぼ水平に歩いて朱滝の上の沢に出た。

   下りてすぐの小さい広場でツェルトを張った。大滝が終了してホッとした。U さんは、さっそくイワナ釣り。二匹釣れたが、三匹目は逃げられたという。暗くなってきたので終了。Mさん特製の三色丼と共にいただく。卵はスープに入れられた。すばらしくおいしく忘れられない味であった。

9月30日
  大滝は全て越えたのでリラックスして小滝やナメを登って行く。少しして雨が降ってきた。稜線に出るまで持ってほしいと思ったが残念。しばらく岩ゴロやナメを登ると谷が開けて、硫黄の臭いがするヤケノママに着いた。所々にガスが出ていた。崩壊地を二ヶ所ほど越えて藤十郎への登山道を過ぎると笹が出て来て小川になりすぐに池塘に出た。西に向かって進むと予定した大凹の登山道に出た。

 風が強く寒い登山道を登り梵天岩、西吾妻山を通り西吾妻小屋に着いた。ここで装備をはずし、寒さを防ぐためカッパの下をはき西大巓からグランデコスキー場へと下った。今回使用した沢靴は下りの岩ゴロの道でもしっかり歩くことができた。14:20にゴンドラに乗って長かった沢登りも終了した。
大高巻きなどの難しい道をしっかりと見つけて歩いてくださったUリーダー本当にありがとうございました。

費用
タクシー(グランデコスキー場~中津川橋) 6,170円
グランデコスキー場ゴンドラ代      1,000円
裏磐梯休暇村(入浴料) 500円

メンバー : 4人




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