晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0515  残雪期のニ王子岳 (1420m)

2024-06-17 18:01:01 | ハイキング

                 麓の加治川から眺めた二王子岳

 

期日 : 2005年 5月 3日  晴  

メンバー :  Akky 単独

コースタイム  

 新潟6:20=ニ王子神社駐車場 300m, 7:19~25―ニ王子神社7:30―神子石―二合目水場8:05 ―三合目, 一王子避難小屋 8:18―四合目―五合目,定高山(電柱)8:52―鴨池(今回は雪の下)急坂上9:12―六合目9:17―七合目油こぼし1260m,9:32―ポール(三王子石祠)9:45―奥ノ院跡―山頂1420m,10:04~11:10―六合目11:46―定高山(電柱)11:54―一王子避難小屋12:14―二合目12:34ーニ王子神社12:50—駐車場13:00~10=ニ王子温泉13:30~14:00=新潟15:15 

 時間4:15(登り2:34、下り1:40)(標準4:00+2:30) 距離11.0km 標高差1420-300=1120m 累積標高差+1150m

                       二王子岳ルート

          二王子岳ルート標高

記録  

 五月の連休に新潟に帰省する。一日目は田植えの手伝いをし、二日目は手伝いを免除してもらって飯豊山展望の山ニ王子岳に登った。5時半に起きて苗を車に積む手伝いをした後、地図を見てカーナビに中田屋付近を入力して出発。

 新潟バイパスを新発田入口で降りればよかったのだが、東港でおり、旧7号線を北上する。新発田駅前を左折し五十嵐野公園付近を通り中田屋付近に到着。近くにいた農家の人にニ王子神社を尋ねて登山口に到着。カーナビには道が載っていない。

    登山口駐車場は既にいっぱいの状況。端に止めて出発。二王寺神社は本日祭りとのことで車は入れない。神社に登山の無事をお祈りして出発。神社にはまだ雪があるが、新緑の若葉がきれい。

               二王子神社駐車場

          二王子神社 本日はお祭り

 ちょうど通りかかった人と一緒に神社の脇の杉林の中の沢伝いに登る。途中二ヶ所沢を渡る。雪が解けたせいか道はグチャグチャ。一合目から少し急になり、二合目の水場に到着。

 だんだん急になり、粟ヶ岳や飯豊山の登りを思い出す。回りには可憐なイワウチワの花が咲いていた。大きな石の間を通ると雪が少しずつ出てきた。雪になり歩きやすくなった。少し急な坂を倒れた木の枝をくぐると三合目、一王子避難小屋に着いた。北西の方向に平野が見えた。新発田の町かな。 北には雪が解けた湿原があり水芭蕉が咲いていた。

       二合目に咲いていたイワウチワ

           三合目(一王子避難小屋)

      一王子避難小屋の上を登る 新発田の町が見えた

 右側が坂になったヘツリの道を登っていく。坂を登ると電柱が立っていた。なんだろうと思って近づくと積雪の高さを図る柱であった。本日は、1mの残雪である。定高山と判明。

           定高山への登り

         五合目定高山994m

        定高山上の急坂を登る  1040m

            急坂上の1090m付近 坂が緩くなった

 ゆるい坂を登ると吹雪の時の目印でである5m程のポールが立っていた。左側には、雪の山が見えた。五頭山(南西)、蒜場山(南)と思われる。西側には、平野と海(東港)が見えた。右側には少し高いこぶが見えた。右に曲がってこの坂を登る。かなり急な坂であるが、前の人がつけてくれたステップを登っていく。アイゼンは、いらない。

 坂の上は平らになっており、右側(南)には蒜場山が今度はきれいに見えた。またゆるい坂を登ると六合目であった。

       六合目から五合目方面を振り返る

       新発田聖篭方面、佐渡島、淡島ははっきり見えない 

 少し下ると急な坂が表れた。しっかり踏み跡付いている。ステップを登ると七合目油こぼしの標識があった。

     七合目 油こぼし 標高1260m

        油こぼしの急坂

       油こぼしを登り切った稜線1270m付近

 藪を過ぎると平らな丘に到着。ここで休んでいる人の脇に行き一緒に休む。話を聞くと15分くらいで頂上につくとのこと。よく見れば左の上の山の上に黄色い小屋が見える。ゆるい雪の坂を快調に登っていく。しばらくすると左に夏道が出てきた。でもトレースは雪の坂をまっすぐ登っていく。トレースをたどっていくと少し右側の雪が無くなり狭くなってきたので左の藪に入り気象観測装置に着いた。目の前に山頂の黄色い小屋と青春の鐘が見えた。ゆるい雪道でアイゼンもいらず楽しい山登りであった。

    三王子神社(標高1330m)から山頂小屋を望む(小さな赤い点)

        山頂避難小屋

 頂上に着くと胎内川をはさんで (右から)大日岳、北股岳、飯豊本山、烏帽子岳、北股岳、地神山、鉾立峰、朳差岳、前朳差岳が見えた。少し霞んでいるがすばらしい展望だ。夏には朳差岳に登ってみたい。

 鐘の下の雪原に降りて俵屋で買ってきた岩海苔のおにぎりを食べる。普通の海苔と違っていい香りがする、しかもおいしい。やはり海の幸は新潟がおいしい。南には、二本木山、北には胎内ヒュッテに下る道が見えた。いつかはここを下りたい。

       山頂の青春の鐘と飯豊連峰 展望盤

 名残惜しい飯豊山に別れを告げて下り始める。山スキーの人も同時に滑り出す。スキーの靴で登ってくるのは大変だろう。でも滑るのを見ていると少しやってみたくなった。帰りは雪の下り坂をスイスイ下る。油こぼしの急坂では少し慎重になった。地元の人はなれているのか下るのが早い。

     北東の1304m峰と前杁差岳 飯豊連峰の展望

         前杁差岳から地神山

         地神山から大日岳

      大日岳から二本木山(南方向)

       二本木山から蒜場山  11:10から下山開始

 中にはカッパのズボンをつけてシリセードで下る人もいた。こちらは、滑りが悪いが登山靴のスキーだ。どうやら雪の坂になれてきたようた。順調に下ってニ王子神社についた。祭りの吹流しがはためいていた。キャンプ場にはバーベキュウをしている人もいた。

          六合目 標高1160m

         一王子避難小屋付近まで下りた

            二合目水場

        二王子神社まで戻った。

 ニ王子温泉に入り帰路についた。帰るとき見たニ王子岳は白く耀く白銀の山であった。

    

                加治川から見た二王子岳

              加治川の桜と二王子岳

 

 

 


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