4m末広滝を登る
期日:2016年7月2日(土)
メンバー : AKI(L)、TAGU、MATHUNAGA
コースタイム・天候 曇り時々晴れ
笠根橋路肩8:26(入渓)―スリバナ沢出合9:31―稜線12:01―笠ヶ岳分岐(昼食)12:23~45―笠ヶ岳12:51―片藤沼13:18―スリバナ沢出合15:43―笠根橋16:39
登り3:35、下り3:21、 歩行距離9.1km
記録
昨年、笠科川タル沢ワル沢を遡行し井戸沢を下降した際、ナメがきれいでへつりやナメ滝の登りも楽しくこんなに素晴らしい沢があったのかと思い知られた。今年はスナバリ沢を遡行し、時間短縮のため本流下降を計画した。上り下りとも難しい滝はない。
昨年工事中であった笠根橋はすっかり工事が終了して立派な橋になっていたが、橋の銘板はなかった。橋を渡って右岸から入渓。大岩ゴーロを登っていくと4mナメ滝や、2mナメ滝が出てきて楽しく登っていく。タル沢を分けると3m+2mナメ滝。これも易しい。やがて大釜を持った3m滝。大釜の左側を落ちないようにへつって上がる。次も大釜を持った3m滝。釜の右側を笹につかまって通過。苔が生えていて滑りそう。
右岸から枝沢が出合う釜を持った3m滝と2m滝も楽しく越えていく。いずれの滝もマイナスイオンを浴びて気持ちがいい。
新しくなった笠根橋から入渓
4m倒木のあるナメ滝
3m+2mナメ滝
大釜を持った3m滝
大釜を持った二条3m滝
3m滝大釜の上部
気持ちの良いナメ床が続く
3m滝 右からへつる
二条2mナメ滝 左奥に枝沢が流入
二条2m滝を登る
3m滝
標高(A)1500mのスリバナ沢出合に到着。水流の少ない右俣に入ると10mS字滝。ナメ滝なので流れの中を登っていく。ゴツゴツしているので滑らない。水も少なくなってきて4m末広の滝。上で別れて三条になって美しい。傾斜が急であるが右側にスタンスがありロープなしで登ることができる。次の5×6m滝もホールドが多く楽に登れる。
標高1500mスリバナ沢出合 右俣に入る
10ms字ナメ滝
2mナメ滝
二段4m+4m滝 下段
上段4m末広の滝
これ以降小滝の連段となりどれも簡単に登れるので楽しい。A1740m付近から沢も小さくなりボサがかかってきたのでこれを潜りながら進む。A1880m付近から水もなくなりいよいよ根曲り笹のヤブ漕ぎ。両手でかき分けながら進むが、耳に枝が入ったり鼻を傷つけたりして厳しい。ゴーグルやサングラスが必須条件だ。
笹の薄い所を狙って方向を外さないようにし尾根に出てようやく登山道に出た。30分もかかってしまった。登山道は楽に歩けてまるで高速道路のようだ。
5×6mナメ滝 小滝が続く
二条小滝
3m滝
3m滝
二段トイ状滝と八ノ字滝
倒木の滝
1880mより水がなくなる ここから沢形を登り最後は笹のやぶ漕ぎ
ようやく登山道に出た
湯の小屋温泉方面へ登山道を歩くと岩山の笠ヶ岳が見えてきた。ニッコウキスゲやヨツバシオガマなどがすでに咲いていた。分岐より笠ヶ岳に登る。岩の急な登りで堪える。6分で頂上。昨年秋のヘイズル沢以来二回目。武尊山、苗場山、ならまた湖、至仏山、燧岳、白根山などが見えた。南の鞍部にはこれから下る片藤沼が見えた。
登山道から笠ヶ岳が見えてきた
湯ノ小屋方面と笠ヶ岳の分岐 彼方に武尊山が見える
急な岩の登山道を登ると頂上
頂上から武尊山を望む
悪沢岳、小至仏山、至仏山
片藤沼方面を望む
分岐に戻り片藤沼に向けて出発。本流を下るため、片藤沼に出て沼の脇を行こうと思ったがハイマツの藪で行けない。やむを得ず少し下って薄いところから藪に入る。足を笹にとられながらようやく斜面に到達し沢形に出て楽に下れるようになった。A1910m付近には熊が削ったと思われるブナがあった。まだ新しく怖い。熊対策として鈴を鳴らしながら下った。
片藤沼より
1925mにあった赤テープ ヤブをこいで本流へ
1880m付近よりはっきりした沢形になった
A1630m付近より沢が開けてきて水が出てきた。2m小滝、8m三段滝、2mトイ状滝などを尻のフリクションを使ったりして下るとスリバナ沢出合。50分程集中力を切らさないように歩いて笠根橋に戻った。
花咲の湯につかり、おいしい蕎麦を食べて帰った。
2m小滝
3m直滝
2mナメ滝
8m三段滝 上段4mと中段2m
スリバナ沢出合に戻った
笠根橋に到着 下りは長く感じられた
スリバナ沢GPSトラック