晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

110310 雪の大山北尾根

2011-03-22 16:24:28 | 登山
期日2011年3月10日

煤ヶ谷から物見峠、一ノ沢峠、ミズヒノ頭、大山、蓑毛と歩いた。650mピーク付近にはヒバや松の大木が茂る楽しい道であった。雪が残っており、木の枝にも雪が付き一面に白く雪山の気分が味わえた。トレースもなく地図読みルートとしても面白かった。


煤ヶ谷の正住寺登山口


三峰山と物見峠トラバース道の分岐


物見峠でアイゼンを着ける


物見峠から物見隧道へ下りる


唐沢林道から一ノ沢峠への登り口


一ノ沢峠より北尾根の稜線方向


650mピークとヒバ大木


800mピークの大木


913mピークにて


16号鉄塔からミズヒの頭


ミズヒの頭


1094m西沢ノ頭


西沢の頭からのヤセ尾根


1160mネクタイ尾根分岐



大山頂上より江の島方向


蓑毛へ下山


記録 
 大山北尾根は、雑誌に載るほど有名なコースとなってしまった。地図読みとしては、下りの方が面白いが、今回はトレーニングを兼ねて登りとして計画された。
 長い時間電車とバスに乗り、ようやく煤ヶ谷に到着した。正住寺脇の登山道から歩き始める。
 鹿柵を通り堰堤の前の橋を渡り杉林を抜け、日当たりの良く気持ちの良い道を登って行く。雪を付けた三峰山がきれいに見えた。
 物見峠のトラバース道は荒れているとの情報があったので「三峰山-物見峠分岐」まで登りそこから物見峠まで下った。雪が出てきたので物見峠からの急な階段はアイゼンを着けて唐沢林道まで下りた。
 所どころ凍っている長い唐沢林道を歩き、送電線の下を通り一ノ沢峠登り口で昼食にした。天気が良く風もなくみんなおいしそうであった。近くには、黒岩からの道が上がってきている。物見峠からは物見沢の反対側に登山道がある。いつか物見峠トラバース道とともに歩いてみたい。
 急な階段を登り一ノ沢峠に着いた。雪は少ししかない。大山への道は結構広く良く歩かれていると思われた。
 650mピーク付近からはヒバや松などの大木が生い茂る楽しい尾根道であった。752mピーク付近より徐々に雪が多くなってきて30cmくらいになった。少し歩きづらくなってきたけれど急坂は、キックステップで足場ができて比較的容易に登れるようになってきた。
 標高800m付近では、17号鉄塔と三峰山が左手に見えた。疲れたので先頭を交代していただき、急坂を登り913mピークに到着。ここは昨年ヒルに脅かされながら歩いた地獄沢右岸尾根が上がってきている。ここから見る16号鉄塔は大きい。
 昨年はなかった「境沢ノ頭」のテープがあった。地図読みとしては面白さがなくなるためこういうテープはないほうが良い。
 雪は40cmと少し多くなってきたがみんな元気である。少し下ってミズヒノ頭に着いた。大山頂上まではまだ遠い。ここにも大きな標識が新たに設置されていた。右側に崩壊地と塔ノ岳や三ノ塔を見ながら西沢ノ頭まで緩い坂道を登って行く。
 木の枝にも雪が付き一面に白くなり本格的な雪山らしくなってきた。小雪もちらついてきた。
 ここで南東方向に進路を変更する。トレースがなく地図読みルートらしくなってきた。以前には気にならなかったが、ここから下った所はヤセ尾根になっており、木につかまりながら慎重に歩いた。
 急坂は、下が凍っているため雪があるのに滑る所もあった。1090mピークからは大山の頂上が見えてきた。
 少し登るとモノレールが出てきてネクタイ尾根分岐に着いた。この辺も雪が多く40から50cmあった。湿った雪で重い。
 広くなった尾根のモノレールの脇を登り、鹿柵を脚立で越えて頂上に着いた。下は晴れており横浜から真鶴半島の方向がかなりきれいに見えた。
 予定より1時間程遅れ、下社からのケーブルカーの最終便には間に合わないので、坂が緩い蓑毛に下ることにした。下りは安全のためアイゼンを着けたが、このコースは雪が少なく岩が出ており歩きづらい。慎重に下る。
 雪がなくなったので6時ころにアイゼンをはずしヘッドランプを着けた。樹林帯は月の明かりが入らず暗かった。空にはオリオンと冬の大三角形が輝いていた。下方には、秦野や伊勢原の明かりが宝石のように輝いていた。慎重に歩き、蓑毛のバス停に到着した。
 新たに降った雪で、雪山と地図読みの両方が楽しめた大山北尾根も終了した。
 少し予定より遅れ暗くなってしまったが楽しい尾根歩きであった。

コースタイム・天気 晴時々雪
 本厚木駅7:36~40=煤ヶ谷8:20~40―三峰山と物見峠分岐10:10~20―物見峠10:30~40―物見隧道10:50~55―唐沢林道一ノ沢分岐11:55~12:20― 一ノ沢峠12:40―913mピーク14:00~10―西沢ノ頭15:25―大山頂上16:40~17:05―蓑毛バス停19:20~45=秦野駅20:05

メンバー: 5人 
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110306 書策新道から大山、源次郎尾根

2011-03-20 18:12:34 | 登山
期日: 2011年3月6日

戸沢山荘から書策新道を登り、白竜ノ滝を見て稜線に出た。烏尾山、三ノ塔が美しい。塔ノ岳まで登り、花立山荘の少し上から左の尾根道にはいり藪を回り込んで下の草原に出た。南東に方向を合わせて下った。1070m付近の尾根分岐では南に良い道があるが源次郎沢に落ち込む危険な道であるから注意が必要。杉林の緑の岩を確認して尾根を下ると書策新道に出た。


橋を渡り書策新道入り口へ


本谷沢標高870mの道標


1100m付近の道


小さな沢を越えて


不明の石積み


セドノ沢の大岩の脇をを登ると


白竜の滝


書策小屋下の尾根をトラバース


書策小屋跡へ出る


書策小屋跡から三ノ塔を望む


塔ノ岳下より頂上を望む


塔ノ岳頂上より南アルプス方面


源次郎尾根への分岐に入る


1140m付近の下の草原にて


1070mの尾根分岐を左に下り990mの緑岩を右に見て下る


標高720付近にて源次郎尾根から書策新道へ下る


書策新道から大山、源次郎尾根登山コース


記録
 戸沢山荘に車を置き、橋を渡り堰堤の下で沢を横切り、源次郎沢入り口の道標より書策新道に入る。
本谷沢に沿った杉林の脇の道を登って行くと崩壊地に出あう。設置されたロープにつかまり谷を越して本谷沢に下りて沢を横切る広い所に出た。
沢には「書策小屋1時間、海抜870m」の道標があった。ここより急登を登ると尾根へのトラバース道となる。尾根にはホソノ尾根へのしっかりした踏み跡があった。
小さな沢を越えると石積みの平地に出た。堰堤の一部なのだろうか。ここを過ぎて矢印の岩を登るとセドノ沢左俣に出た。沢を登って行くと右側に大岩があり、その上に左側から滝が落ちていた。一部の岩は凍ってツララが下がっている。これが白竜ノ滝である。水が少なく迫力はないがきれいな滝だ。
滝の下で沢を渡りもう一本涸れ沢を渡り対岸のトラバース道を行き急な階段の尾根道を登って行く。
トラバース道は日陰で雪があり、軽アイゼンを着けて登る。坂がゆるくなると草地となり稜線に出た。
書策小屋は取り払われてない。烏尾山、三ノ塔の眺めがすばらしい。
アイゼンをはずし、快適な尾根道を歩いて行く。行く先には塔ノ岳の左側に笠雲をかぶった富士山が見えてきた。天気は下り坂であろう。
塔ノ岳では比較的展望が良く南アルプスや八ヶ岳も見えた。風があり寒いため一段低い窪みに腰をおろして昼食にした。三ノ塔、大山方面の展望がすばらしい。
  金冷しの下の登山道右側の崩壊地を過ぎた1330mから左の尾根道に入る。しっかりした踏み跡があった。1240mの崩れた所を迂回し南東に進んで行くと薮に出た。薮の右側を回り込みなおも南東方向に下ると草原状の所に出た。良く知られた下の草原(1140m)である。灌木帯から杉林に入る。1070m付近では前方(南方向)にきれいな踏み跡があり、木に付いた古いテープもひらひらして誘っている。ここをそのまま下ると源次郎沢に落ち込む危険な道である。
この分岐(1070m)で、しっかり南東に方向を定めて杉林と広葉樹林の境界に沿って下って行く。
しばらくすると杉林の中に緑の岩が見えてきた。この緑岩が源次郎尾根に正しく乗っている目印である。尾根筋をどんどん下ると720mで広い登山道に出た。無事に書策新道に出たのだ。まちがわずに源次郎尾根を下ることができてうれしかった。

コースタイム・天気 晴 
 渋沢駅7:21~30=戸沢山荘7:55~8:05―本谷沢9:09―白竜ノ滝10:02―書策小屋跡10:45~11:00―塔ノ岳11:55~12:30―花立上の分岐13:10―草地13:40―書策新道14:40―戸沢山荘14:55~15:15=渋沢駅15:35

メンバー: 3人
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