晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

1377   東北吾妻連峰・前川大滝沢

2024-08-30 11:08:19 | ハイキング

         前川大滝

 

期日     :     2013年8月10~11日

メンバー :     (L) Akky,  (SL) H.Machida  M.SAito    他4名  計7名

 

コースタイム・天気 

8/10 晴

    H駅8:00=厚木IC =大橋JCT=中央環状線C2=板橋JCT=江北JCT=川口JCT=福島飯坂IC 14:45―ヨークベニマル14:50~15:40=峠駅(テント泊)16:15 

8/11 曇一時雨

     峠駅5:15=滑川橋Ⓟ5:30~6:00―滑川大滝7:25~8:05―ネコノ沢8:55―ホラ貝沢9:10―10m滝下10:25―逆三角滝上(昼食)11:30~55―吊橋下12:05―崩壊地12:30―樋木沢出合13:10―入道ノ沢出合13:30―登山道14:30~55―大滝展望台16:45―滑川温泉17:00―滑川橋Ⓟ17:05~30―峠駅17:45=夕食18:15~19:20―福島飯坂IC 19:25=横浜町田IC =F駅24:55                                                    

      時間10:40 沢登り 8:30(参考4:40)、下り 2:10(1:35)  距離8.2km

 

記録及び感想

8/10

 東名及び首都高速渋谷線が渋滞していたため福島飯坂ICに到着する時間が遅くなってしまったが、峠駅への到着は予定した時間に到着した。旧峠駅のスイッチバックの雪囲いが残されている。駅前広場にテントを張り夕食にする。本日は気温が高く宇都宮付近では39℃ととてつもなく暑かったが、峠駅では23℃と快適であった。電車のSさんも合流し暗くなる前に食事をとってすぐに寝てしまった。

         峠駅前でテント泊

     駅前の広場にて

8/11

    少し肌寒いくらいの気温で快適に目覚める。滑川橋先の広場に車を止める。大滝沢は昨日の小雨でも増水はしていない。滑川橋から前川大滝沢に入渓。すぐに大釜を持つ二段15m滝に到着。赤褐色の沢が美しい。釜の左側をヘツッて下段滝の上に行く。途中の少しハングした岩の所が難しくお助け紐を出した。上段の滝はアクアを履いている人はフリクションも良く効きスイスイ登れたが、フェルトの人は少し苦労したようだ。

        滑川橋より大滝沢に入渓

     すこし行くと大釜を持つ三段15m滝に到着

まだ体が慣れていないためか大釜のヘツリに少し時間がかかったが綺麗な滝に歓声を上げながら登った。右側からはカモシカ沢がナメ滝として入ってきてこの眺めもすばらしい。

三段15m滝の大釜をへツル スタンスが小さく緊張する

   右からカモシカ沢段30mのナメ滝が流入 通過

      二段15mの滝を登る   右岸から中央へ登って行く

 ここを登るといよいよナメとナメ滝の連続した沢登りとなり心が弾む。いつ来てもすばらしい所だ。

          釜のある1m+6m+二段3mナメ滝

   大釜のある2mトイ状ナメ滝

 

    沢が曲ると突然滑川大滝100m(落差80m、幅40mとの報告もある)が出現。この滝を登り、途中で落ちた人もいるようだ。

 左のルンゼを登り右にトラバースして釜をもった10m滝の上に下りて巻いた。二番目のトラバースがいやらしく注意が必要である。

          100m大滝

  大滝の巻き  左のルンゼを上がってトラバース

 8m滝をヘツリまたもやナメ滝を快適に越えて行くと左からネコノ沢が流入。ここを登れば登山道に出られるのでエスケープルートになる。2mヒョングリを越えると8mナメ滝。ここは右側が越えやすい。

       落ち口の10m滝の上に出た

       10m滝の上の3mナメ滝

       8m滝をへつる

       6m直滝 左から越える

         3mナメ滝

                                       ネコの沢3mを確認

           右からホラ貝の沢も確認

        2m ヒョングリの滝 左から

     8m  I Yのナメ滝 右からが易しい

    次は豪快な8m幅広の滝。左側がⅢ級程度の登りとの事であるが、右側の木の枝を使って越えた。人数が多いため結構時間がかかった。

        8m幅広の滝  右の枝を使って登った

         大岩ナメ滝

 6mナメ滝を越すと12mヒョングリ滝。前回は左をへツッたが今回は左を巻いた。滝の中央部も登れるようだ。続く8mナメ滝を右側から小さく巻くと豪快な10m滝。ここは右側の岩に取りつきステップに上がると後は階段状でやさしい。この滝は皆さん苦労なく越えた。釜を持った2m滝は左からヘツったが岩に上がる所で苦労して時間がかかった。くぼんだ所を見つけて足を置き手は小さいカチを見つければ簡単に上がれる。

          6mナメ滝

     12mヒョングリノ滝  左壁が登れるが今回は巻いた

        左から巻く  

                      8m直滝  右から巻く

    14m 滝 右の岩場を登る 容易

   ここを越えると核心部のY形8m滝。

             3m 滝とY字8m滝

         Y字8m滝  左壁をへツル

   この滝は、左下の岩壁をヘツリ滝の下部を右側に移って登るコース、滝の下まで泳いで取り付くコース、左壁のやや上をヘツルコースがあるが、今回は左壁のやや上をヘツルコースをとった。心配そうな人もいたので、ロープで確保してステップやホールドを教えてやってしっかり登ることができた。だれも落ちずに無事に登ることができてホッとした。後続の三人グループは下をヘツったり泳いで取り付いたりして登ってきた。泳ぐのも楽しそうであった。

 

    5mナメ滝を登ると堰堤が出てきて空には壊れた吊橋が見えた。昔鉱山があったとの事。大崩壊地の後に右側に湧水地が出てくると樋木沢に到着、続いて入道ノ沢を通過。この辺から大岩が多くなり疲れも出てきて乗り越すのに苦労した。

            5mナメ滝

   吊橋を通過

        3mヒョングリの滝と二段3mトイ状滝

          左から樋木沢 六段17mが流入

        三条3m滝

      岩間滝 難しい

 岩に赤マークが出てきて登山道に到着。後5分程で潜滝に行けたが中止した。装備を解除して登山道を滑川温泉まで下った。あいにく入浴できる時間が過ぎたために人気の秘湯に入ることができなかった。

      登山道の赤マーク 登山道が横切る

      標識も出て来た  遡行終了し登山道を戻る

      展望台まで下りて来た

滑川温泉吊橋迄下りて来た。吊橋を渡り無事駐車場にもどった。

        滑川温泉の吊橋

 

      吊橋を渡って駐車場へ

    ほぼ予定した時間に駐車した広場に戻ることができた。帰りは運転を交代していただいて楽だった。

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1378  飯豊連峰、祝瓶山(1471m)

2024-08-23 16:39:06 | 登山

       大石橋の吊橋を渡る

 

期日 :  2013年8月13(火)~15日

メンバー   :     Akky   単独

コースタイム・天気 

13日  晴

 高尾山IC 7:28=新潟西IC 12:20=(実家)12:50

14日 晴

 実家5:40=荒川IC=R113=小国町=五味沢=針生平=五味沢登山口Ⓟ7:39~47―大石橋7:54―祝瓶山分岐8:19― 一ノ塔10:03―二ノ塔(左分岐)10:25―祝瓶山頂上10:38~11:10― 一ノ塔11:42―祝瓶山分岐―大石橋13:53―登山口Ⓟ14:00~30=小国町=荒川IC=実家16:50        

15日 晴

 実家8:00=高尾山IC

 時間5:27(登り2:44、下り2:43) 距離9.4km、標高差1470-440=1030m

       祝瓶山ルート

   祝瓶山ルート標高

 

記録及び感想

 小国から五味沢登山口までカーナビで行く。大石橋手前の駐車場に車を置いて五分ほど歩いて荒川にかかる大石橋の吊橋に着く。荒川は水が澄んできれいだ。大石橋吊橋はうわさに聞いていた踏み板一枚の吊橋。調査時点では危険でヌンチャクが必要かなと危惧していたが、両脇のロープに手が届き安全に渡ることができた。ここで女性が怖くて渡れないとのことで一緒に渡ってやろうとしたが怖くてだめとのことで、荒川を、靴を脱いで渡った。水がきれいで川は砂地で気持ちが良い所であった。

             大石橋 吊橋手前から

    荒川の吊り橋を渡る

     大石沢を渡る

    

 少し行き大石沢を渡渉し祝瓶山の標識を右折して鈴振尾根に入る。ブナなどの広葉樹がきれいでいやされる。しっかりした道をドンドン登って行く。ブナ林の間の道であまり暑くはない。730m付近にあるらしい鈴出ノ水場は分からなかった。登山道は飯豊山のように土が流れていなくて登りやすい。

      登山口分岐から鈴振尾根に入る

    ザレより大朝日岳が見えた

 やや疲れてくると一ノ塔の岩場が見えてすぐに一ノ塔に着いた。道標があり向いの尾根の上には袖朝日らしい山が見えて来た。

    一ノ塔下から大岩

     一ノ塔1265m

気持ちの良い鈴振尾根を登ると左に平岩山経由朝日岳への道が分岐している二ノ塔に着いた。朝日岳への道は結構刈り払いされた良い道であった。ここから望む祝瓶山は尖ってかっこいい山である。70mの急坂を登ると頂上に着いた。赤トンボがいっぱい飛んでいた。二等三角点があった。

              二ノ分岐塔

        二ノ塔分岐から祝瓶山

         祝瓶山山頂

       以東岳、袖平岳、西朝日岳

     西朝日岳 中岳 大岩

 北には以東岳、袖朝日岳、西朝日岳、大朝日岳が見えた。南東の方向には六月に登った飯豊山がうっすらと見えた。昼食を食べていると追い越してきたグループが着いた。7月11日の大雨で木地山ダムから道が崩れているので西から回り込んで登ってきたとの事。

 ブナの森林を楽しみながらゆっくりと下った。大石橋(吊橋)を渡ってから靴を脱ぎ荒川に入って清流を歩き水流の感触を楽しんだ。お盆休みで登ってくるグループは三組もいた。三百名山で有名な山であることを認識した。

   二ノ塔より山頂を振り返る

   一ノ塔方面を振り返る

     登山口分岐まで戻ってきた

    大石橋の下を歩く 

         橋上流を歩く

 

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0237    朝日連峰 大朝日岳(1870m)

2024-08-18 18:33:20 | 登山

    御影森山から大朝日岳、小朝日岳を望む

 

期日 : 2002年10月 11~12日 晴

コースタイム :   天気

10月11日 晴

 蔵王ユギリ荘 5:34 =朝日鉱泉 Ⓟ(560m) 8:31~51―993mピーク 10:12―金山沢(960m)10:43―古寺鉱泉分岐11:38―鳥原山 11:58~12:38―小朝日岳13:24~46―銀玉水14:36~47大朝日岳小屋15:08~16:30―大朝日頂上(1870m)16:36~45―大朝日岳小屋16:51

10月12日 晴

 大朝日岳小屋5:53―大朝日岳頂上6:06~36―平岩山7:22~37―大沢峰8:10―御影森山8:47~9:22―御影森山下9:43―上倉山10:29-上倉水場10:35~42―急坂( 630m)―吊橋11:24―朝日鉱泉11:40―駐車場11:45~50=R287,12:30=ユースH ATOMA  17:44 

 時間 12:54(7:45,   5:09)    距離22.7km、標高差1320m  累積標高差+2320m

 

         大朝日岳ルート地図

           大朝日岳ルート標高

 

記録及び感想

 予定より30分程遅れて朝日鉱泉に到着。

 朝日鉱泉の近くはもう駐車場はいっぱいのため少し下の道の広いところに停める。天気は上々。

 ここで朝食をとりリュックを60Lに替えて出発。朝日鉱泉の前を通り、狭い釣橋を渡る。かなりゆれて少し怖い。ここからしばらく行った所でヘッドランブを忘れたことを思い出す。

    失敗。30分ロスする。急いで車に戻る。気を取り直し出発。のんびり登ることにする。ジグザクの急坂、ザックの重さが少し気になる。

                             朝日鉱泉吊橋

    980m付近でほほ平らになり快適な稜線万歩。カエデ、ウルシ、ナナカマドの紅葉が目にしみる。

    左側に尖った大朝日岳が見えてきた。正面は鳥原山。かなりの登りだ。ここからせっかく登ったのに金山沢まで下る。ここから又急坂。少しゆるくなりまた急坂を登る。人にはほとんど会わない。いい天気なのに金曜日のせいだろう。あえいで登ると急にゆるくなり湿原に出る。いちめんの赤と黄色の草紅葉に白樺が映えて美しい。左側に鳥原小屋。ようやく鳥原山に到着。

   

       鳥原山

    金山沢渡渉

    赤いカエデの木の向こうに小朝日岳がそびえている。その向こうに大朝日岳。はるかかなたで少しうんざりする。幕の内弁当でカロリーを補給。誰もいない。景色を独り占め。アクエリアスを飲んでミネラルと水分を補給。なかなか飲みやすい。がんばって小朝日岳に向かう。

                         小朝日岳に向かう

    小朝日岳の頂上近くは急登。ロープもある。自分を励まし登る。急に頂上に飛び出す。ここには一組のパーティ。古寺鉱泉から来たとのこと。急に人恋しくなり話し掛ける。登ってきた方向を見ると鳥原山が赤く染まっている。すばらしい。

     小朝日岳にて

 急な坂を熊越まで下る。振り返ると小朝日岳が一面の赤く燃えているよう。大きすぎてカメラに収まらない。熊倉沢は急な崩れ出した沢。振り返り振り返り歩く。しばらく来ると小朝日岳がほんとに尖った形を見せている。すばらしい風景だ。

      熊越より小朝日岳

    紅葉を見ながら歩くとすぐに銀玉水に到着。冷たくおいしい水だ。節約していた為思い切り飲む。

      銀玉水と小朝日岳

 ここから結構人が多くなる。思い思いにこの眺めを楽しんでいる。少しザレた坂を登ると大朝日小屋が見えた。やったーという感じ。小屋はできたばかりできれい。混んでもいない。二階に止まる。今日は全部で36人とのこと。ゆったり。頂上に駆け上がり写真を撮る。ついに来た。寒い為すぐに小屋に戻る。小屋の中でコンロを点けてカレーの食事。重いがおいしい。充実感でいっぱい。ビールが欲しかったが、何もない。残念。

 聞くところによると天気がよければ新潟と佐渡が見えるとのこと。でも西側には雲があり夕日は雲に隠れてしまった。今日は、早々と寝る。今日の泊まりは、36人で二階と三階で寝る。余裕のスペースだ。小屋の中でステンレス板の上でコンロをたいてよいとのことで寒い外で食事をしなくてよく助かった。本日の夕食は、カレーとレトルトご飯だ。大変おいしい。

10月12日

  五時におきて小屋の外で日の出の写真を撮る。東は蔵王山であろうか。尊厳な朝だ。北に月山、その少し北よりに鳥海山が見えると小屋番の人が教えてくれた。今日もいい天気だ。フリースを着て頂上へ向けて出発。頂上は寒い。

 月山、鳥海山、竜門岳、中岳、以東岳、寒河江山、西朝日岳、平岩山、御影森山が見えた。残念ながら、日本海、新潟市は見えない。大朝日岳のジグザグの急坂を少し下ると良い道になった。

 

         大朝日岳山頂

     山頂から小朝日岳

      大朝日小屋

     大朝日岳山頂より小朝日岳、古寺山

     西朝日岳への稜線

                南方向  祝瓶山方面

       小朝日岳と古寺山方面

 平岩山―御影森山コースを取り朝日鉱泉へ下る。ほとんどの人は、中ツル尾根コースを取るようだ。新潟の夫婦もこのコースで下るとのこと。ガレたやや急な坂を下る。だんだん大朝日岳が大きくなった。平岩山の上に祝瓶山がそびえている。ゆるい稜線万歩である。振り返ると大朝日岳が穏やかな稜線を示している。

  大朝日岳を下る ジグザグの急な下りを振り返って

    南の祝瓶山方向

 途中で二人のパーティに会う。祝瓶山を巻いて途中でビバークしてきたと言う。かなり山なれた人達だ。展望を楽しみ平岩山に到着。祝瓶山の上は蔵王が霞んでいる。

       平岩山より大朝日を振り返る

 大沢峰(1483m)に到着。大朝日岳が小さくなり尖った厳しい形にり、祝瓶山が大きくなった。月山が小朝日岳の右側に穏やかにそびえている。アップダウンを繰り返すとやや急な登りになる。

 登りつくと御影森山(1534m)だ。ここで30分の大休止。ツツジの紅葉がすばらしい。フルーツゼリーを食べ展望を楽しむ。蔵王と飯豊山の間の山は吾妻山連峰だろう。ここからさらに下るとカエデやブナ、ナナカマドなどの紅葉がすばらしくなってきた。大きなブナも出てきた。ブナとナナカマドの紅葉のトンネルだ。逆光でナナカマドが輝いている。すばらしい。

        御影森山から大朝日岳

      御影森山から大朝日岳、小朝日岳

     御影森山から祝瓶山

 上倉山(1144m)で顔を洗う。冷たくて気持ちがいい。もう大朝日岳は見納めかな。ここから急な下り坂になり、疲れた足にはきつい。400m位でやや平らになりコナラ、ブナの木が多くなってきた。行きに通ったのよりゆれる吊橋を渡るともう大朝日岳のトレッキングは終わりだ。朝日鉱泉は本日は営業を始めたようだ。車が多く止まっていた。

       二番目の朝日川の吊橋 

 米沢を通り267号、13号線を通り福島へ向かう。国道を通った為、通信が便利になった。トイレは満席。フルーツラインを目指して帰る。

 

 

 

 

 

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0229   飯豊連峰 飯豊山 川入コース

2024-08-03 11:19:57 | 登山

            姥権現 この後御秘所へ続く

 

1. 期日  : 2002年8月 2~3日 曇り時々雨、曇後晴

2. メンバー  :    単独

3. コースタイム

8月2日     曇り後雨、霧

自宅4:00=東京IC,4:50=和光IC,5:17=上河内SA,6:25~35=鏡石PA,7:18~35=郡山JC 7:50=会津坂下IC,8:34=山都8:40~55=

川入キャンフ場(550m)10:10~38―御沢登山口,(560m) 10:40―下十五里711:18―中十五里11:32~47―横峰12:40~45―13:00―地蔵山分岐13:16―剣ヶ峰(岩稜)13:30―三国小屋14:18~30―種蒔山15:30―切合小屋15:45 

8月3日     曇

切合小屋5:00―草履塚―姥権現―御秘所(岩稜)―御前坂―本山小屋,6:15~―飯豊本山山頂(2105m),6:40―本山小屋7:15~23―御秘所8:10~15―姥権現8:23― 草履塚8:37―切合小屋9:01~12―三国小屋10:28~11:00―剣ヶ峰11:38―急な岩場下11:48―峰秀水12:13~20―横峰12:34 ―上十五里13:00~10―御沢登山口13:50―川入キャンプ場14:02~08―飯豊ノ湯14:31~15:47―桧原湖野鳥公園18:00 

 時間 11:55 (登り5:58、下り5: 57)、距離20.4km、標高差 2105-570=1585m、累積標高差+1820m

 

             飯豊山川入ルートコース①

         飯豊山川入ルートコース②

 

           飯豊山川入ルート標高

4. 記録及び感想

    昨年は雨が降っていたため川入まで来たが中止にした。今年は一週間早くして道路混雑を避けるとともに天気予報は晴の予報。 高速道路は渋滞もなく会津坂下ICには予定より一時間早く着いた。 郡山付近から空が曇ってきて、会津付近では雨がぱらついてきた。 飯豊山方面はガスがかかってなにも見えない。 ラジオの予報では午後から少し良くなり曇になるという。

 少し待って新しいおにぎりと弁当を買った。山都から川入までは、ほとんど車が走っていない。 川入集落からキャンプ場までは、大白布川の脇を走る砂利道で少し心もとなかったがすんなりキャンプ場に着いた。 

 キャンプ場で食事をしているとカッパを着けて泥んこになり疲れた様子でおりてくる人がかなりいた。 17kgのザックをかついで御沢登山口から登りはじめる。 御神木が大きい。いつもは7kgくらいしか背負わないので今回は重く感じる。 ジュース1Lと水1L、ステンレス水筒 0.7L(約1kg)は、2kgは軽くできそう。

       御沢登山口 御神木(帰りに撮影)

    コナラ、ブナの林の中を登っていく。長坂尾根は長くてつらい登り。所々木の根っこの下が崩れておりかなりの段差になっている。また、横峰の下は、道がえぐれており、沢状になっている。 毎年多くの人が登る為であろう。

 中峰あたりから雨が降ってきたのでかっぱを着ける。(雨なので登りの写真は省略) 今回もまた雨の登山になってしまった。登山道は、雨水が流れてほとんど沢登り状態である。 峰秀水は通過。地蔵山分岐を過ぎて樹林の間をしばらく行くと急な岩場になった。大きな岩の稜線の後、剣ヶ峰のかなり長い岩場が続く。雨が降っているが登りであるので怖くはない。

 三国小屋から剣ヶ峰の稜線 両側が切れ落ちている

 パワーがないと厳しい。登り終えると三国小屋。ここからは、大日岳がきれいに見えるのに。10分程度休んで又雨の中を、切合小屋を目指して進む。 ここからかなりの下り、少し登ると鎖場である。登りであるのでなんのことはない。景色は相変わらす見えない。ただ歩くばかりである。 カッパも中がぬれてきた。 やっぱり新品が欲しい。

   予定の時間で切合小屋に到着。

     三国小屋から切合小屋へ続く稜線

       三国小屋北の鎖場

           切合小屋に到着

 手続きをして寝るところを決めてもらう。一応50cm程の幅は使えそう。 隣の人は、梅花皮木小屋から横殴りの雨の稜線を歩いてきたとの事。 景色は全く見えなかったらしい。 小屋は、いっぱいで食事をつくる場所もない。 しょうがないからおにぎりとジュースの夕食とする。湿ったTシャツとズボンのまま寝袋に入り暖めて乾かす。

    次の日も雨である。大学生らしい一団が出て行ったあと少し余裕ができたので食堂らしい所でお湯を沸かしてカップヌードルを食べる。 雨具を着けて出発。草履塚までゆるい登りであるが風が強く横なぐりの雨。

           草履塚 横殴りの雨

 姥権現も回りは何も見えない。 御秘所の岩場は、両側がきれ落ちており少し緊張しながら慎重に登る。 やや急な砂と岩の御前坂を登ると平らな所に出た。 霧と雨で方向が分からない。道標を見つけて本山小屋方向へ進む。注意深く道を探し本山小屋に到着。晴れていればすばらしい展望なのに残念。

 本山小屋に到着し小屋で休ませてもらう。宿泊者が出発した後でガラガラ。ここで大日岳へ行くかそれとも戻るか悩んだ。リュックを置いて頂上へ行く。横なぐりの雨は相変わらずである。

    頂上に着いたが、誰もいない。写真を撮ろうとすると電池切れ。戻って電池を入れ替える。小屋で天気予報を聞くがこんなもんだとのことで引き返すことにした。

     飯豊山神社 ガスで展望はない 頂上へ行って下る

            本山小屋

    一ノ王子あたりの平らなところで水場方向へ道を間違う。おかしいと思いひきかえす。道標まで戻り正しい道を下る。

       両側が切れ落ちた御秘所の岩場を下る

             姥権現

       草履塚のお花畑

      草履塚 晴れていれば本山が見えるのに

 切合小屋付近でようやく雨が上がる。 ここで飯豊山を日帰りするという新潟の安田から来た人に会う。 今年はもう五回来ているという。ザックは軽そうであるがまったくタフな人だ。 

        切合小屋 まだガスで展望はきかない

           お花畑 マツムシソウ

 三国小屋あたりでは少し展望がきくようになってきた。 でも大日岳はガスの中。 

     切合小屋方面から三国小屋と三国岳を望む  

     三国岳北の岩場を下る

     三国岳から切合小屋へ続く稜線を振り返る 北方向

    三国小屋から剣ヶ峰を望む  東方向

       剣ヶ峰岩場取付きを下る

           地蔵山かな、横峰かな

     御沢登山口まで無事下りた

地蔵山の下の峰秀水で二宮から来た人に合う。 これから本山まで行くとのこと。雪倉岳、朝日岳や会津駒ヶ岳が花が多くすばらしいと教えてくださった。 来年は雪倉岳にぜひ行こう。

一日早く下りたので近くの山として西吾妻山へ行くことにした。

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