晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0323   富士山 須走口 1 お鉢巡り

2023-11-28 09:54:50 | 登山

                  富士山お鉢めぐり

 

期日 :   2003年8月10日  晴

コースタイム

 須走登山口下6:00~06=新五合目駐車場1960m6:23―五合目(菊屋)2400m7:08~18―六合目(長田山荘)―本六合目(瀬戸館)7:32―七合目(太陽館)8:04~14―本七合目(見晴館、鳥居)8:23 ―八合目(下江戸屋)8:49―本八合目胸突(吉田口合流、上江戸屋)9:02~12―八合五勺(御来光館)―九合目―浅間大社奥宮(久須志神社)9:56―大日岳(お鉢巡り)10:05~26―御殿場口10:41―富士宮口10:46―剣ヶ峰10:56―大沢崩1:12―久須志神社11:34~45―ブル道下山口(下山) 12:10―本七合目13:03―七合目太陽館12:28~35―砂払五合目13:03―古御岳神社13:25―新五合目駐車場13:31=須走口下13:46 

 時間 4:39(登り2:48、下り1:57)+(お鉢巡り2:14)、距離14.5+2.5=17.0km、標高差 1990m

 

記録、感想

 台風一過良い天気を期待して須走口から登ることにした。インターネットでは、シーズンでも駐車場はすいているとの情報。

 須走登山道を走っていく両側の林の間から夏の富士山に雲が湧いているのが見えた。途中で何台も降りてくる。小屋に泊まりもう帰ってきたのかなと思いつつ行くと、新五合目下でもう路上駐車。

 登るのをあきらめて帰ってきたのだ。やむを得ず上の駐車場でターンして下り一番下に駐車した。

  須走口五合目 バス停留所 標高2000m 駐車場は西200m先

     古御岳神社  社はまだ再建されていない

 ここから歩いて登りはじめる。車道歩きはつまらない。帰った人の気持ちもわかる。新五合目駐車場に着くともう富士山はガスの中で見えない。茶店の前を通り車止めを過ぎると登山道だ。木々の間の溶岩の道で歩きやすい。途中で山中湖が見えた。

 7時8分に五合目登山口 菊屋 標高2425mに着く。ザックが軽く快適だ。六合目瀬戸館を過ぎたあたりから潅木がなくなり、溶岩と砂の道になり少し急なってきた。山中湖が良く見えた。七合目太陽館付近から時々雲が切れ頂上付近の小屋が見えた。かなり見上げる感じできつくなってきた。ペースが速かったのを反省する。相変わらずガスで周りは見えない。八合目江戸屋前でペースダウンする。空気が足りなくエネルギーが出ない。吉田口ルートの下山道と合流。登山道はジグザクできつい登りになってきた。

       六合目長田山荘 標高2400m

     七合目太陽館  寒いのでカッパを着る 3090m

 本八合目富士屋ホテル付近から一つ角を曲がる度に少し休む。スーーとはいてスーーと吸う呼吸法を取ると少しは酸素が満たされた感じで元気が出てくる。溶岩のザレた道や階段がきつい。少し高山病になったのか頭が痛くなってきた。もう上の小屋らしきものが見えた。ペースダウンしてゆっくり登る。道の脇には寝ころがっている人もいる。角で休み深呼吸してゆっくり登る。

        本八合目 鳥居 寝ている人もいる 3370m 

 

 鳥居が見えて火口の浅間神社奥宮(久須志神社)に着いた。着いてみるとあっけない感じ。山小屋のごちゃごちゃした所を抜け大日岳に登る。下界は雲があり展望がきかない。

 大日岳の大鳥居の下でおにぎりを食べる。今日は三つも食べられた。ここはさすがに寒くカッパを着る。火口は大きくデジカメに入りきらない。

       九合目より山頂鳥居が見えた 3600m

      富士山頂 奥宮(久須志神社)に到着  左上に伊豆岳が見える

       大日岳の大鳥居

                伊豆岳 3749m

 

 天気がよく気持ちが良いためお鉢巡りをする。南に行くと45分で御殿場登山口に着いた。さらに5分で富士宮口。最高峰剣ヶ峰で順番を待ち写真を撮ってもらう。人が多く前回よりも富士山に登った感じはしない。北に行き大沢崩の上で下を覗き込む。すごく急で崩れるのが理解できる。下は雲で見えなく高度感が薄らぐ。自然の力を思い知らされる。どんどん崩れたら一周できなくなりそう。白山岳は離れているので登らず、直ぐに須走下山口に着いた。

      大日岳から火口、虎岩、剣ヶ峰観測所

       大日岳から久須志神社付近を望む

     浅間大社奥宮 左 頂上富士館 3740m

        剣ヶ峰への登り 馬ノ背 ザレで滑りやすい

        剣ヶ峰レーダー観測所跡

       日本最高峰 剣ヶ峰三角点

       剣ヶ峰から火口棚 大内院を望む

    剣ヶ峰から火口の虎岩、大日岳 伊豆岳 成就岳 富士宮口 を望む

         北に進んで大沢崩を見学

     釈迦ノ割石、白山岳、須走口、大日岳、伊豆岳を望む

   伊豆岳、成就岳、富士宮口を望む

    下山口   久須志神社に戻った

 

 須走下山道はブル道を下る。道が広く砂があり一歩で1m以上下る「砂走り」を下る。ぐいぐいと下り本七合目付近で荷揚げのブル三台に出会う。一番前は道を広げるタイプで二番目はならすタイプ、三番目は荷物専用であった。それぞれに荷物を満載していた。

         砂走りルート ブル道 を下る

     砂払い五合目 吉野家に戻った 樹林が出てきた

        砂払い五合目2230m    鳥居から下る

 快適に下り七合目太陽館で少し休憩し一気に五合目まで下る。砂があり滑っていけるところは疲れないが、硬い道は足に来るため辛い。途中で寝っころがり休んでいる人もいた。五合目からは白樺などの樹林帯のえぐれた道を下る。古御岳神社の脇に出ると下山道も終了。楽しい一日であった。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0239   富士山 富士宮口 1

2023-11-25 10:11:24 | 登山

            剣ヶ峰から大内院(火口)

 

期日 : 2002年10月 19日  

コースタイム : 天気 曇

富士宮口五合目6:45~7:15―六合目雲海荘8:03~08―新七合目御来光荘―元祖七合目山口山荘8:25―八合目池田館8:48~53―九合目万年雪山荘9:15~20―浅間大社奥宮10:01―剣ヶ峰10:13~18―浅間大社奥社10:41―万年雪山荘15―八合目池田館11:30~45―元祖七合目山口山荘12:06―新七合目御来光山荘12:24―六合目雲海荘12:43―新五合目13:06~20=御殿場温泉会館13:06~14:20

 時間6:00(剣ヶ峰まで 登り2:58、下り3:02) 距離 km、標高差1386m

 

      富士宮口ルート

 

記録 感想

10月になってこのところ五日の土曜日から週末は良い天気に恵まれている。今週末も晴れの予想であったが金曜日の予報では曇になってしまった。少し迷ったが計画通り登ることにした。富士宮口は登山口では最も標高が高い所から出発するとの特徴があり人気がある。富士宮口新五合目に着いてみると車は少ない。2グループほど登るようだ。30分間高度順化してから登り始める。

        富士宮口駐車場

登山口には十枚山や南アルプスなどの展望盤があったか霞んでいてうまく同定できなかった。予想していたがかなり寒いためセーターを着て登りはじめる。頂上は、笠雲がかかっており寒そう。

しばらくすると頂上にかかっていた雲が少なくなってきた。天気が良くなりそうだ。

登山口から入ると標識がありこれに従っていくと雲海荘を通らずにブルドーザーの登山道に入り、登り始めた。広くてよい道だ。できるだけゆっくり登ることにする。

上を見るとだれも登っていない10月中旬であるから登る人はいないのかなと少し心細くなったががんばって登る。しばらく登ると一人登っている人が見えてきた。2800m付近でついに一緒になった。頂上で聞いて判明したことであるが、三重から徹夜で走ってきた三人組である。 

ここで少し早いが休憩。アクエリアスを飲む。ポカリスェットより口当たりが良くすごくおいしい。今度からは、長い山行にはこれでミネラルを補給しよう。休んでいるときに下を見ると、箱根、金時山、愛鷹山、駿河湾が霞んで見えた。快調に歩き、三人組をぬいた。

          六合目雲海荘

七合目小屋付近から溶岩が出てきて少し急になってきた。上を見ると、小屋が見えるがなかなか近づかない。景色が単純で少し飽きてきて、アルプスであれば展望で疲れが取れるのになどと思った。

八合目に夏は診療所になる避難小屋に着いた。ここが見えていた所だ。この辺から高山病になる人が多いと言う。少し空気が薄くなったようだが、頭も痛くなく快調だ。でも風が冷たく寒い。

小屋の風下で風を避け、カロリー補給の為バナナを食べてアクエリアスを飲む。なかなかおいしい。右側のブルの登山道に雪がついてきた。しばらく登ると登山道にも少し雪が出てきた。でもアイゼンはいらない。上から下ってくる人に初めて会った。身軽なザックである。

あいかわらず風が強い。ザラザラした小石の道をたどり鳥居をくぐると九合目の万年雪山荘に着いた。この辺から酸素が少なくなった感じで呼吸回数が多くなってきた。スロウ、スロウの掛け声を心の中でかけながら吐く息を多くして酸素を多く吸えるようにする。相変わらずのザラザラした小石の道を登ると九合五勺の鳥居についた。

         九合目雲海荘

         浅間大社奥宮鳥居に到着

          浅間大社奥宮

すぐに頂上の浅間大社奥宮だ。抜けて剣ヶ峰に向かう。ブル道に出ると風が強い。左側には手すりが付けてある。馬ノ背だ。飛ばされないように左側を歩く。地面は凍って一部霜柱が出ている。

     剣ヶ峰への急な登り

剣ヶ峰のドームは取り外され下だけ残っており寂しいかぎりである。日本最高点の碑と三角点を撮る。そのすぐ北には、電子三角点が設置されていた。展望は良くない。お鉢の写真を撮りすぐに下る。奥宮では、先ほどの三人組に会う。三人組は風除けのカッパも着てなくてすごく寒そう。写真を撮りあうとすぐに下っていった。展望も良くないし寒い。温度計を見ると1度であった。こちらもすぐに下る。

       剣ヶ峰二等三角点

    剣ヶ峰電子三角点より小内院、大内院(火口)

           大内院

     大内院(白山、虎岩、久須志神社)

     剣ヶ峰気象レーダー観測所跡 

         大沢崩

          剣ヶ峰、白山、大内院

      剣ヶ峰をバックに これより下山する

     浅間大社奥宮 頂上富士館

鳥居のところでアメリカ軍の兵士と会う。「こんにちは」と挨拶をすると挨拶を返してくれた。彼らは強い。半ズボン、半そでで登ってきている。若さか又は鍛えられているのか。うれしくなって写真を撮ってもらう。陽気なGI達だ。訓練の一環なのだろうか。こちらは、冬の帽子とカッパを着て、手袋をつけて冬山装備なのに。

八合目の避難小屋で昼食にする。コンビ二の炊き込み御飯と鱒寿司のおにぎりだ。ポットの暖かい湯が体を温めてくれる。食事をしているうちにブルの道を下っていた三人組に追い越される。すぐ下に見えるがのんびり下ることにする。ざらついたスコリアの道ですべりやすく危ない。下から雲が上がってくる。天気がよければ駿河湾が見えるのにな。新五合目の駐車場がかなり下に見える。

    万年雪山荘付近 雪が残っている

     八合目池田館付近

新七合目では宝永山が見えてきた。下るにつれてだんだん大きくなる。二年前に御中道を一周した時の火口の迫力を思い出す。風は春風の雰囲気で暖かい。

新六合目に着くと雲海荘と宝永山荘がやっていた。三人組は疲れた様子。気をつけて帰るよう挨拶する。この辺まで観光客が着ており、駐車場はほとんどいっぱい。ストレッチをして体をほぐし今回の山歩きを終了した。

      宝永山付近 雲がなくなり晴れてきた

     六合目雲海荘付近

     富士宮口駐車場に戻った

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9935    富士山御中道巡り

2023-11-14 16:02:25 | 登山

     大沢崩から剣ヶ峰を望む

期日  : 1999年 9月 11~ 12日 天気 曇後晴

メンバー : 建設省砂防事務所募集のツアー (メンバー90人 +スタッフ20人)

コースタイム、天気

一日目 9月11日 曇後晴 

 (新幹線)=新富士駅7:25=(バス)=富士宮口 新五合目駐車場―開会式9:15~55―六合目   10:42~47―赤沢11:32~37―箱荒沢(昼食)12:10~47―不動沢付近(休憩) 13:28~43―天の浮橋(2395m)13:55―旧御中道分岐14:30~50―森林教室 (森林監視事務所、大沢工事事務所) 大沢の崖を設置された梯子で底に下る。)15:20~16:00―B斜面、原頭口 16:20~30―大沢休泊所16:38~45―仏石流し17:34―滑沢 7:40―スバルライン18:08―奥庭荘(泊)18:20

二日目 9月12日 晴時々曇

 奥庭荘発6:05―御庭駐車場発6:10~35―御庭7:05~20―白草流し7:30~45―吉田口五合目8:15~30―安全指導センター9:40~10:00―胎内神社10:35―須走り六合目―六合目と本六合目の中間 (昼食)11:05~35―休憩ガレ場12:10~35―御殿場六合目13:05~21―宝永火口底13:59~14:20 火山教室(宝永の噴火)―富士宮新六合目 14:40―五合目駐車場14:55―閉会式15:30

      歩行時間 一日目 6:40、二日目 5:10、距離23.7km、標高差 680m、 520m

 

  

                富士山御中道 北

              富士山御中道 南            

             富士山御中道 ルート標高

 

記録、感想

一日目(9月11日)

 通産省富士山直轄砂防30周年記念事業として御中道巡りが行われるという事を新聞でしり早速FAXで申し込む。富士山を三回以上登った人のみ応募できるとの制限。約三倍の倍率を突破した。 大沢崩が1975年(昭和50年)頃より通行禁止となり、今後も難しいと思われる御中道巡り一周は参加する価値は大変高い。

 開会式の後、五班に編成され、富士宮山学会の人がリーダーと世話役となり、自分は4班(18人)となった。番札をつけたヘルメットをかぶって出発。 ガスで回りは見えない。天気がよくなるとの予報であるが風が強い。沢を越すため六合目まで登ってブル道から道なき道に入る。

        開会式 4班のメンバー 

 旧御中道に富士宮山学会の人が予め調査して印をつけてくださった。今回は10人程で先遣隊として踏み跡を付けている。

富士宮登山口から大沢崩までは登山道がない。表大沢、主杖流し、鬼ヶ沢など広い沢では緊張した。主杖流しは黄色で岩に書かれていた。鬼ヶ沢は広くて傾斜も30度程あった。

 不動沢へはは崖の左側(天の浮橋)を下り、広い溶岩層を横断後シャクナゲの林を下った。始めてなので写真を撮る余裕がなかった。

 大沢崩は線状に崩れているのではなく上に行くと広くなるかなり広い面で崩れているのが地図でよく分かる。それでも狭い所では50m(標高1600m)もあり、広い所では500m(標高3000m)もある。本当に大きい沢である。なんで3000m付近が広いのかは分からない。

 大沢左岸は、始めは設置ロープで下り、その後は階段や臨時に設置してくださった梯子を400m程下って沢底の堰堤の工事現場に到着。大変な難工事と思われた。

  大沢左岸の石楠花の道 大沢崩の急坂をロープで下る

左岸の崖を臨時に設置した梯子で下る  標高2440m

     崖を設置された階段で下っていく

     樹林帯のトラバース 〇印のマーカー

   右岸工事現場近くまで下りてきた 手前の階段を下る

  右岸崩れ防止工事現場

    左岸の階段を振り返る

    大沢の底部 大沢崩を渡る

    火口を見上げる ポットホール状の大穴が見えた

    旧観測所の白い建物も見えた

 

 堰堤の上部には大きなポットホール状大穴が二つも見えた。1m程の固い溶岩層の下には赤いスコリア層の二層構造が見えた。赤土は古富士山の灰でその上は溶岩との事。段々天気が良くなり頂上の旧観測所も見えた。右岸の急壁を登り返してお助け小屋の大沢休泊所と三柱神社に着いてほっとした。

  大沢休泊所の隣にある三柱神社 

             標高214m  仏跡流しから富士山

           滑沢から富士山 

 ここからは踏み跡の登山道があるので安心して歩くことができた。一日目の宿、奥庭山荘には18:20に到着。長い一日であった。

     本日の宿泊所  奥庭荘に到着  ガスで展望はない

 

二日目 (9月12日)

 御庭荘からスバルラインを横切り御中道を行く。小御岳神社から吉田口安全指導センター(吉田口六合目)へと踏み跡を行く。ここから須走口、御殿場口まで道はなく踏み跡をたどる。

  御庭荘下2300m付近 登山道を行く五つの小噴火口がある

  吉田口六合目 安全指導センターから踏み跡を行く

須走口六合目 御胎内神社 標高2630m 入口は小さい穴

       須走口 御胎内神社 御殿場口六号目に向かう

  須走口本六合目より御殿場六合目に向かう おいしい昼食

 ここからは道がない

          御殿場口六合目

 御殿場口六合目から宝永山めざして登山道を下る。天気が良く頂上も見える。宝永山での火山教室では雲がなくすばらしいパノラマ。今回の様に全部見えるのは珍しいとの事。  

     宝永山を目指して登る オンタデが生えている

    馬ノ背を下る 標高2695m

       宝永山第一火口へ下る 標高2670m

    宝永山第一火口 5班 4班の時はガス

 宝永火口底の火山教室では、宝永の噴火で、江戸でも15cm灰が積もったとの事。火口の上が不気味に見えた。、去年よりかなり崩れているとの事。

 15:35に富士宮口新五合目の駐車場に着き閉会式となった。スコリアの踏み跡無き道を先頭で歩いてくれた努力は大変なものだと改めて感謝した。

    富士宮口新五合目駐車場 解散式 今井道子さん

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9932    南アルプス 聖岳、上河内岳~光岳

2023-11-01 10:46:46 | 登山

               小聖岳から聖岳を望む

 

期日 : 1999年8月11~15日 

メンバー :  (L)N.Gungi、Akky

 

コースタイム        

・一日目 8/11(水) 小雨

 中央高速松川IC 14:20=上村営高原ロッジ下栗 (泊) 15:50

・二日目 3/12(木) 晴後曇

 高原ロッジ下栗 5:08=便ガ島6:30~50―西沢渡7:13―苔平(昼食)11;29~12:00―薊畑2314m(アザミハタ) 12:27―薊畑分岐13:13~14:00―お花畑14;00一聖平小屋(泊)14:25

・三日目 8/13(金) 晴後雨

 聖平小屋4:55―薊畑分岐5:15―小聖岳6:10~16―聖岳7:02~40―奥聖岳8:00~06―聖岳8:25―小聖岳9:07~13―薊畑分岐9:43―聖平小屋10:05~20―南岳12:26―上河内岳ノ肩―上河内岳13:05―上河内岳ノ肩13:09~14―竹内門13:33―お花畑13:45~51―茶臼小屋(泊) 14:40

・四日目 8/14(土) 曇

 茶臼小屋5:40―茶臼岳6:18~35―仁田池6:40一希望峰7:12―易老岳8:37―三吉平9:50―光小屋(昼) 11:20~12:30―光岳12:45~55―センジガ原―光小屋(泊)13:10

・五日目 8/15(日) 曇

 光小屋 5:35―光岳5:43―光岳小屋6:03~15―三吉平7:27―易老岳8:00~10―面平10:00―易老渡11:00―便ガ島11:25~12:00=松川IC (中央高速)

     便ガ島、聖岳、上河内岳、光岳 易老渡 縦走ルート

   二日目 便ガ島から聖岳小屋ルート標高

     三日目 聖岳小屋から茶臼小屋ルート標高

     4日目 茶臼小屋から光小屋ルート標高

    五日目 光小屋から便ガ島ルート標高

 

記録

一日目 8/11

 聖岳は大井川の支流、聖沢をヘズル山ヒジル沢から転訛したと言われている。美しい気高い名前があったからともいわれている。山のグレーデングは7,Cで最難関の山である。  

   5時間程高速道路と一般道を走り遠山郷下栗の高原ロッジに着いた。遠山川の北の尾根にあり見晴らしはすばらしい。細いジグザグの道を日産スカイラインで登って来たので疲れた。高原ロッジ泊。

       高原ロッジ下栗 素敵な宿

 

二日目 8/12

 車で遠山川の脇の道を30分程走って便ガ島に着いた。山小屋は聖口小屋として昨年から営業している。登山口から林道を歩いて西沢渡(にしざわど)まで50分ほど歩く。登山道は森林鉄道の跡につけられている。出発してすぐに小さいトンネルがあった。堰堤下の西沢渡で荷物をロープで対岸まで渡し、人は危なさそうな丸太橋を渡った。シラビソやミズナラなど原生林の中を登って行く。

        便ガ島登山口

       西沢渡 仮設橋を渡る

  西沢渡の荷物ケーブル 赤い岩(チャート)がある

                 標高1860m付近

  薊畑(アザミバタ)三角点(2314m)近くのお花畑 マルバタケブキ

     薊畑分岐 後は崖

標高差1400m、5時間程登って、ようやく薊畑分岐に着いた。途中標高1800mの大木の広場、2020mの苔平の標識があった。薊畑には黄色のマルハタゲブキが咲き誇っていた。薊畑分岐を過ぎるとまたお花畑。トモエシオガマ、ウメバチソウ、マツムシソウ、ハクサンフウロなどがきれいに咲いていた。少し下ってようやく聖平小屋に着いた。長い登りであった。

      薊畑分岐から小聖岳 聖岳はガスで見えない

     薊畑分岐付近のお花畑 ミヤマアズマギク

      トモエシオガマ

     ウメバチソウ

    タカネマツムシソウ

        もうすぐ聖平小屋

 

三日目  8/13

 早朝5:00に出発し、快調に歩き小聖岳に到着。三人グループに会う。ガレ沢の脇を歩き岩稜の道を登ると標高差300mの砂礫の大斜面。息を切らして登ると待望の前聖岳(聖岳三角点はない)。始めは仙丈ヶ岳、塩見岳、悪沢、赤石岳が雲の間から見えた、光岳方面は見えたが、雲がかかり大きな赤石岳しか見えなくなってしまった。

    聖平小屋を5:00に出発

     小聖岳にて

      小聖岳からの展望

         光岳方面 光岳まで歩いていく

     上河内岳、茶臼岳方面

        聖岳山頂に到着

  赤石岳、左肩に仙丈ケ岳と塩見岳

     山頂直下のガレを登る

 奥聖岳(三角点あり)に立ち寄る。岩場に雷鳥の親子を見つけた。可愛らしい。聖平小屋まで戻り南下して400m程登ると南岳。展望はない。比較的緩やかな稜線を行き、上河内岳肩から上河内岳に登る。山頂はガスがかかってしまった。聖岳、赤石岳、悪沢や富士山が見えるはずなのに残念。尖った奇岩、竹内門を通過し、稜線から少し下って茶臼小屋に泊まる。こちらを下ると東の聖沢ルート。

 

    聖岳から奥聖岳を望む

      奥聖岳から赤石岳

     奥聖岳で雷鳥の親子に会う

  奥聖岳から聖岳へ登り返す

      聖岳から小聖岳へガレ場を下る

 南岳の稜線を登り上河内岳山頂へ ガスで聖岳、赤石岳などは見えない

     上河内岳肩より上河内岳山頂を振り返る

     お花畑で一休み

     竹内門 出口側

    竹内門近くのお花畑 コバノコゴメグサ

  宿泊地の茶臼小屋に到着

 

四日目 8/14 曇

 茶臼小屋から40分程で尖った茶臼岳に立つ。通ってきた上河内岳のルートが少し見えた。他はガスで展望はない。本当に残念。

       茶臼岳山頂

     茶臼岳山頂より上河内方面を振り返る

 二重山稜の仁田池を通ると稜線歩きの楽しい道であるが、展望はないので仁田岳はパス。易老岳付近は樹林帯で展望はない。三吉平のガレは展望が良く遠山郷も見えるとの事であったがガスで見えなかった。静高平、センジヶ原は木道が引かれた天空の回廊、亀甲状土も見えた。昼前に光小屋に到着したので昼食の後光岳に登る。少し行くとコバイケイソウなどがある広場。15分程で山頂に到着。団子の山頂標識があった。木で覆われていて展望はない。展望がないので南西の光岩へは行かなかった。

     仁田池 雨がしとしと

    昼食の後光岳に登る 光岳小小屋泊

 

五日目 8/15曇

 もう一回光岳に登り便ガ島に下山する。今日も展望はない。易老岳まで気分よく歩いて行く。シラビソの森を100m程登ると易老岳。ここから約3時間、標高差1400mの長ーい下り。樹林帯の道を下り、面平に着いた。ブナ、ミズナラ、サワラなどの巨木が立ち並ぶ美しい森。一時間程ガレの急坂を下ると易老渡。安心して渡れる鉄製の橋があった。40分歩いて便ガ島に戻った。周りには赤い石チャートがたくさんあった。疲れたのでのんびりと運転して戻った。

    5:35に光小屋を出発 展望はない

        10分程で光岳山頂

   山頂下の原っぱ 6:15に小屋を出発し易老岳へ向かう

              易老岳三角点2255mから易老渡へ下る

  2000m付近の大木  面平1460m付近から急坂を下り易老渡の橋へ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする