晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

月山 春山

2016-05-28 12:00:11 | 登山
リフト上駅から姥ヶ岳を望む



期日: 2016年5月3日


コースタイム・天候 晴れ風強い
月山IC=姥沢口P 7:40~8:08=月山リフト下駅8:27~30=上駅8:51―牛首9:47―月山山頂10:35―金(かな)姥(うば)―姥ヶ岳12:05―リフト上駅(昼食)12:20~47―下駅13:10=姥沢口P13:25

メンバー: 単独


記録
 月山は農業の神「月読之命」が祀られており蜂子皇子によって改ざんされたとの事、山岳宗教の霊場とし信仰の対象とされており出羽三山の修験の山として現在でも多く修験者や参拝者が訪れている。
 登山道としては、姥沢口、本道寺口、岩根沢口、肘折口、月山八合目口、湯殿山口が一般的との事。
過去に八合目口から二回登っているので姥沢口から登った。

 姥沢口の駐車場からは、湯殿山、姥ヶ岳、月山がくっきり見えて期待が高まってくる。準備してリフト乗り場に行くと5m程行列ができている。さすが月山スキー場である。リフトを下りると姥ヶ岳と牛首、月山山頂までの雄大な眺めが迫ってきた。シールを着けたスキーヤに交じって出発。スキーヤが圧倒的に多い。


     姥沢口駐車場より湯殿山、月山を望む


     リフトより姥ヶ岳


     リフト上駅より姥ヶ岳

 夏道は牛首まで直接登って行くが、姥ヶ岳下を通って徐々に登ることにした。紫灯森(さいとうもり)下では上がりすぎて雪が切れている所があったのでやむを得ず夏道まで登って雪のない所をアイゼンを着けたままガリガリと下った。柴灯森下から雪面を歩くことができたが風が強くなってきて吹き飛ばされそうだった。


     1550m付近より金姥、柴灯森方面を望む 一面の雪の原


     1600m付近より牛首方面


     牛首下から頂上方面  風が強い  急坂が見える


 前方には、鍛冶小屋後下の急坂「鍛冶月光」が見えた。上部は雪がなくまた苦労しそうだ。トレースをたどってザラメの急坂を登ったが思ったよりも易しかった。


     急坂 鍛冶月光の登り

 振り返ると湯殿山の稜線、姥ヶ岳、遠方に朝日連峰がきれいに見えた。相変わらず風が強いので鍛冶小屋跡で風を避けてカッパを着た。夏道は岩が出ているがそのままアイゼンを着けて登った。
 坂がゆるくなって芭蕉の句碑「雲の峯幾つ崩れて月の山」があった。学生時代に奥の細道で読んだのを思い出した。


     鍛冶小屋跡付近から振り返る


     芭蕉の句碑  頂上はすぐ先

 半分雪に埋まった頂上小屋の脇を通り月山神社鳥居を通って本宮に着いた。下の社は出ていたが、上の本宮は半分埋まっていた。下の社の脇の雪壁を登ると本宮の後ろに一等三角点があった。北には鳥海山、南には朝日連峰が見えた。西方向の日本海は良くわからなかった。


     頂上小屋 まだ営業はしていない  


     月山神社  右に雪壁がある


     本宮の社  後ろは鳥海山


     鳥海山方面を望む


     神社横より朝日岳方面を望む 


 風が強いため、写真を撮るのを切り上げてすぐに下った。1980m付近から再度朝日連峰が良く見えた。雪のないガレ場を下り柴灯森、姥ヶ岳方面の展望を楽しみながら適当に斜面を歩いて姥ヶ岳へ向かった。左の谷は緩やかに下がっておりどこでも滑って降りることができる。


     分岐下より湯殿山、姥ヶ岳方面


     牛首上の急坂より柴灯森、金姥、姥ヶ岳方面


 姥ヶ岳手前のピークから湯殿山へ尾根が続いていたが雪が切れている所があるので湯殿山へは行くのをあきらめた。姥ヶ岳では月山や南の月山湖などが見えた。スノーボーダーがいっぱい登ってきていた。三等三角点の写真を撮り南斜面を下ってリフト上駅に着いた。


     姥ヶ岳山頂


     姥ヶ岳山頂三角点


     姥ヶ岳山頂三角点


     頂上方面を振り返る


     姥ヶ岳からリフト上駅方面を望む


     リフト上駅に到着

 下りのリフトは乗れないので、ゲレンデの脇を歩いて下駅に戻った。リフト乗り場には10m程の行列ができていた。人気の山と実感した。アイゼンを外して駐車場まで戻った。


     リフト下駅の行列



     月山GPSトラック




 

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丹沢 水無川 源次郎沢

2016-05-25 17:37:26 | 沢登り
F10-CS8m 倒木が引っかかっているので右壁を登る



期日 : 2016年4月30日

コースタイム・天候  晴れ後曇り
 戸沢駐車場8:20―入渓8:45―F1-4m 8:52―840m二俣9:59―F10-4m 11:22~12:05―源次郎尾根12:30―1140m(昼食)12:53~13:08―源次郎尾根―戸沢駐車場14:07

メンバー : L 自分、SL TSさん、OKさん、HYさん


記録
 書策新道の標識と源次郎沢の標識がなくなっていたので間違えて本谷沢に入りかけた。反省。戻って赤テープの所から沢に入り準備して遡行開始。本日はTSさんが先頭。

F1-4m、F2-三段5+4+4mを楽しく登りF3-トイ状5mを小さく巻く。


     F1-4m 左から登る


     F2-下段5m


F2-中段4m


F2-上段4m 右から登る


     F3-5mトイ状  右から小さく巻く


     5m三段滝 右側を登る

 F4-トイ状5mも右から巻く。この上のゴーロ帯は左側がかなり崩れていた。


     F4-トイ状5m 右から

 F5-二条10mは左側リッジを登った。スタンスとも多いが上部で岩を巻く所が少し緊張する。


     F5-二条10mは左側リッジを登る

 845m二俣を右に入るとすぐにF6-二段12m。ここはこの沢の一番目の核心部。看板の右側を登って行く。ここは、OKさんがリードで登った。看板のすぐ上の岩は下に足場があるのでそれに乗ると容易に越せる。
 その上は難しくない。後続はロープで確保。


845m二俣


     F6-二段12m


看板の右側を登る 中間支点のハーケンがある


 続いて大岩滝を二つ登り看板だけのF8を通過して1030m二俣を左に入る。


     大岩滝を登る


左大岩2m滝


     F7-1m 崩れて埋まったのかな

 すぐにチムニーとCSのF9-二段CS6m+5m。再びTSさんが先頭でチムニーをうまく登って行く。一段目上のCSを右から登るのには大股を開いて右に登らなければならない。最後が少し難しい。上段は左のチムニーでも右側でも楽に登れる。


     F9-二段CS6m+5m 一段目はチムニーを突っ張りで登る CSは右から登る


     二段目は右側から登る

 最後のF10-8mCSは、14年6月には左壁には倒木がなかったが、その後に流れてきたのであろう。左壁は、スリングがたれ下がっているが、上部は大きな根が邪魔して登れないので右壁を登る。80度くらいの壁でグレードはⅢ+である。
 右側の棚状を登り、ボルトで支点を取り、その上のハーケンで二回目の支点を取って直上し、割れ目に沿って右に移動して登る。結構スタンスとホールドがある。


     F10-CS8m 左壁は倒木があり登れない


     右壁を登るOKさん


     右壁上部を登る

 これで核心部は終わり。F11-4mを登るとガレの詰め。


     F11-4m


     赤岩下のガレを登る


 赤岩の下までいかずに右の1240mから右の尾根に上がる。ここは土の崩壊地であった。右側を少し回って尾根に乗る。


     崩壊地に出た


     少し下ると下の草原に出た

 踏み跡をたどり、枯れ木で通行止めになっている1075mの分岐を左折して尾根を下って戸沢駐車場に戻った。


     1075m分岐を間違わないように  直進すると行き止まり


     書策新道に出てさらに下り堰堤の上に出て戸沢駐車場に戻った

 二ヶ所の核心部を登ることができて楽しい沢登りであった。


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谷川岳  西黒尾根

2016-05-11 14:43:36 | 登山
ラクダのコブからトマノ耳方面を望む



期日 :2016年4月23日

コースタイム・天気  曇り後晴れ
 ロープウエイ土合駅Ⓟ8:07―西黒尾根登山口8:25―ラクダのコブ11:05―昼食1510m(引き返す)11:30~13:13―登山口15:03―ロープウエイⓅ15:17

メンバー : L自分、SL TKさん、TSさん、YFさん

記録
 4月10日に武尊山に登って楽しかったので、近くに見えた谷川岳西黒尾根を計画した。
 西黒尾根は、中島喜代志が、修験道とクライマーの山に初めて開いた登山道との事。日本三大急登の一つと言われている。
 雪の状態がはっきり分からないため、ピッケルとアイゼンを準備して臨んだ。予定通りの時間に駐車場に着き、登山指導センターに届出書を提出て出発。天神平方面はガスがかかり見えないが予報では晴れるとの事で登山開始。


     西黒尾根登山口 いきなりの急坂

 気温はかなり暑いのでシャツ二枚で登りだす。いきなりの急坂で汗が噴き出す。鉄塔付近から坂がゆるくなって1270m付近より雪が出てきて登りやすくなった。


     1130mピークより谷川岳を望む


     1130m峰


 上部は坂が急になったのでアイゼンを着けた。一部雪がない所もあったが、歩きやすく1445m鎖場の下まで登った。


     鎖場下1340m付近の登り


 1445m小ピークの鎖場①には雪がないが、岩がツルツルで登りづらい。この小ピークからラクダのコブ(ラクダの背)が見えた。


     1445m鎖場①下でアイゼンを外す


     鎖場①を上から 


     手前のピークよりラクダのコブを望む


 コブの登りには二ヶ所目の鎖場②があった。同じように滑る岩場で腕力で登った。ラクダの背の標柱はすでに倒れていた。


     ラクダのコブへの登りの鎖場② 二ヶ所ある内の下部鎖場


     鎖場②の上部鎖場


     ラクダのコブ(背) 標柱は倒れていた


 後ろ側には、朝日岳、笠ヶ岳、武尊山などがきれいに見えた。コブを下ると巌剛新道が合流するコル。前方の登りはザンゲ岩までの一直線の登り。厳しそう。


     ラクダのコブからの展望 朝日岳、笠ヶ岳、白毛門


     ラクダのコブからの展望 武尊山方面


     鞍部への下り 頂上まではまだ遠い


     岩剛新道合流点



 ここでメンバーにトラブル発生。足が吊ったとの事。休憩して薬を飲む。かなり激しいので治っても登るのは無理と判断し下ることにした。一時間程で回復したので慎重に下った。鎖場も無事下りられたので一安心。この後もゆっくり降りて登山口に戻った。



     1510mより引き返す 背後の武尊山方面を望む
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マスキ嵐沢 沢登り

2016-05-10 19:14:56 | 登山
F7-10m涸れ棚を登る



期日: 2016年4月16日

メンバー : L 自分、SL OKさん、TSさん、KMさん、FKさん

コースタイム・天気  曇り時々晴れ
 大滝橋8:20~40―林道分岐8:56―標識(入渓)9:15~25―涸棚上(昼食)12:25~40―稜線12:53―1030mピーク13:33―登山道14:21―大滝橋15:10



記録
前に車を置いた 林道分岐までの道が一部悪いので、大滝橋に車を置いて出発。標識近くの沢の二か所の橋はしっかり架かっていた。標識の所より入渓。


     標識より入渓

 最初の3m滝は右でも左でも好きな所を登る。次は多段の滝。


     3m滝 右でも左でも登れる


     トイ状3m滝  左からでもトイの中でも登れる

 次の4m三角滝は右から楽に登れる。この上のナメは右岸から崩れた倒木があった。結構広範囲に崩れている。



     4m三角滝(多段滝) 右からでも流芯でも登れる


     4m滝上の右岸の崩壊地 かなり広く崩れている

 この上はナメで楽しみながら登っていく。


 ナメを登ると右に大岩があり、725m沢の出合左にF1-8mがある。いつものように流芯左側を上り最後の岩はプッシュで登った。最後は、流れの中を登ると簡単。


     F1-8m大岩滝 流芯左側を登る


 F2-トイ状4mを簡単に登っていよいよF3-くノ字滝10m。ここはロープで確保。OKさんが右から登り、FKさん、KMさんは冷たいにめげず流芯を登った。元気だなー。


     F2-トイ状4m左 から登る。(トイの中も登れる)



F3-二段くノ字10m 上段は右から登る


F3-上段10mを登るFKさん


 2mナメ滝がありすぐにF4-二段逆L字滝10m。ここも安全のためロープを出した。右側から登る。難しくない。5m滝を登るとF5-6m。少しヌメリがあるが右側から登った。


F4-逆L字10m 右側から登る


5m滝 易しい


     F5-6m 少しヌメリがある  右から登る

2m滝、2m滝、4m滝、2m滝を登ると2m板状岩滝。楽しく登っていく
 倒木のある2mCS滝は岩の下からくぐって上がれる。 次のCS滝は手前から簡単に登れる。



     2m滝


     2m滝


     4m滝


     板状2m滝


     倒木のあるCS2m滝


     CS2m滝

 875m二俣はテープもよくわからなくなっており、ケルンも倒れていた。
 920m二俣から二つの涸れ棚、F6-5mとF7-10m。上段F7は高さがあるのでロープを出す。確保のハーケンが三ヶ所ある。
 少し立っているところは、リッジ状に出た岩の窪みに左足をかけて登ると簡単に登れる。最後は狭い岩は上を通ると易しい。


     875m二俣 右へ


     F6-4m やさしい


     F7-10m 少し立っている所は、リッジ状に手前に出た岩のくぼみに足をかけるとやさしい


     最後の詰めの白ザレ


     稜線下のザレはロープを掴んで登る


 F7の上で昼食の後、ロープがある白ザレを登ると稜線。権現山を登るのが嫌なので、西への稜線を歩いて6番目の1030mピークから南西尾根を下って入渓点まで戻った。途中から見た権現山は尖ってかっこよかった。



     西沢への分岐点


     1010mコル かなり崩れている


     1030m分岐  コンパスで確認して南へ


     790mで登山道に降りて車へ戻った


     マスキ嵐沢 GPSトラック
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