晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

0028 小海線沿線の山 御座(おぐら)山

2023-02-23 15:52:05 | ハイキング

        山口林道付近から御座山


期日 : 2000年9月2日  晴
同行者 : 単独
コースタイム   
  相模湖IC 6:00=須玉IC7:00=白岩=白岩登山口Ⓟ8:10~20―見晴台(1820m)9:05~10―前衛峰1992mピーク9:34―山口坂9:38、(急登)―避難小屋9:56―山頂10:00~28―見晴台12:05―長者の森分岐(1680m)12:31―白岩登山口 12:48~13:00
     時間3:00(登り1:40、下り1:20)、距離7.8km 標高差 2112-1455=657m

記録及び 感想
 展望がすばらしい山とのガイドで選定。日本二百名山。
 中央道笹子トンネルを抜けたら南アルプスの眺めを期待したが、北岳、間ノ岳、甲斐駒や八ヶ岳も見えなかった。清里は、朝早いためか人も少ない。

 白岩バス停の林道分岐を右に曲り、終点の高原野菜畑の中の路肩が駐車場(白岩コース)。3台一緒になり話をする。一人の人は埼玉県より御巣鷹山の脇を通り、ぶどう峠をこえて来たと言う。


        白岩登山口の案内板

 林の中をわずかに行くと稜線に出る。石楠花の道や唐松、栂などの林の中を登って行く。7月の石楠花の咲くころはすばらしいと思われる。1770~1800mの急坂を登り林が切れた所が見晴台1820mの岩。あいにく八ヶ岳、浅間山は雲の中。


        見晴台より前衛峰

 前衛峰1992mピークから「うだの沢トーミ」の鞍部まで60m程下り、林の中の急坂を90m程登ると御座山の肩に出て、緩やかな稜線。倒木があって南アルプスみたいな雰囲気。しばらくすると避難小屋。ここを曲がると西側が切れ落ちた岩場となり、慎重に通過すると祠がある山頂。山頂標識はあるが三角点はない。山頂は両神山、掃部ヶ岳、妙義山、浅間山、八ヶ岳、荒船山、瑞牆山、金峰山、甲武信ヶ岳などの展望台。残念ながら北アルプスは雲の中。飛竜山なども、雲で良くわからない。


        前衛峰 標高1992m


      御座山避難小屋 


        山頂から登って来た方向を振り返る


        山頂直下の大岩 茂来山方向 浅間山は見えない


        茂来山、千曲川  北西方向


        荒船山、妙義山 北方向


        妙義山 稲含山 北北東方向


        赤久縄山、西御荷鉾山、両神山 東方向

 祠の所で人が来るのを待って写真を撮ってもらう。下は急な崖で足がすくみそう。もと来た道を戻り白岩登山口に無事到着。


         山頂にて 後ろは茂来山


        荒船山、妙義山、榛名山  北北東方向


        甲武信ヶ岳、国師ヶ岳  南東方向


        金峰山、瑞牆山、北岳は見えない


        横尾山、天狗山、男山 南西方向


        国師ヶ岳、朝日岳、瑞牆山 南方向 


        瑞牆山アップ


        見晴台まで下りて来た 

 登山口付近にはフシグロセンノウ、ヒメシャジン、ホタルブクロ、モミジカラマツ、ミヤマシシウド、ヤナギランの花が見られた。
 帰り道の林道からは尖った御座山がかっこよく見えた。何回も写真を撮り帰路に着いた。


        フシグロセンノウ


        ヤナギラン


        帰りの山口付近の林道から


        御座山ルート地図


        御座山ルート標高


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0013 屋久島 宮之浦岳、永田岳、縄文杉 縦走

2023-02-08 13:10:01 | 登山

        栗生岳より宮之浦岳を望む


1. 期日   : 2000年4月21~23日
2. メンバー : 単独

4月21日 (1日目)
3.-1 コースタイム 天気 曇後晴
 羽田空港7:50~8:30=鹿児島空港10:20~30=西鹿児島11:30~40=イズロ(ガス購入)11:40~55=さかな村(レストラン、あかな塩焼き)12:00~30=鹿児島北埠頭12:40~15:10=(ジェトフォイル、トッピー)=宮之浦港15:45~57=(バス)=安房16:33~45=(タクシー)=淀川(よどがわ)入口17:40~55―淀川小屋18:18
時間0:23、距離1.2km 標高差1380-1365=15m



      淀川登山口から安房岳ルート 

4.-1 記録及び感想
 北の利尻山の後は、南の宮之浦岳を登る。屋久島は一月に35日雨が降ると言われている雨の島。石楠花の5月は登山者が多く避難小屋に泊まれないとの事で4月に設定。行きの飛行機からの眺めを期待したがあいにくの曇りで残念。しかし屋久島は雨が降っていなかった。淀川小屋はきれいで人も少なく大満足。



        ジェットホイル トッピーで屋久島に出発  後ろは桜島


        タクシーで淀川登山口に到着


        きれいな淀川小屋に到着 一日目泊


4月22日 (2日目) 
3-2. コースタイム、天気 晴
 淀川小屋6:10―小花江河7:0―花之江河7:20~30―黒味岳分岐7:44―黒味岳1831m 8:05―黒味岳分岐8:25―投石湿原8:45―水場9:29~35―栗生岳1887m 9:50~10:00―宮之浦岳1935m 10:10~11:00―焼野三叉路11:15―永田岳1886m 11:15~55―焼野三叉路12:53~13:08―平石13:24―平石岩屋13:36―第一展望台14:24―新高塚小屋14:42
      
時間8:32、距離13.4km、標高差1936-1380=556m 累積標高差+1341m



        安房岳から新高塚小屋ルート 


        淀川登山口~新高塚小屋ルート標高


4-2. 記録及び感想
 予報通り良い天気。小花之江河、花之江河は原生林に囲まれた日本庭園のようなすばらしい湿原。14分程行くと黒味岳分岐。ロープがある岩場四ヶ所を20分程登ると大岩のある黒味岳。手前の岩に沿って横移動して大岩を回りこんで登り、東の方に行くと壊れた山頂標識があった。難しくはない。崖の高さは20m程と推察。
 山頂からは、永田岳とどっしりした宮之浦岳、栗生岳、翁岳、安房岳、投石岳が見えた。下には花之江河の湿原も見えた。黒味岳分岐まで戻って宮之浦岳、永田岳を目指す。


        小花之江河の湿原


        小花之江河から高盤岳トーフ岩


        25m程登ると花之江河湿原


        もうすぐ黒味岳山頂  立派な大岩がある


    黒味岳山頂(奥の岩)にて


        黒味岳山頂より、永田岳、宮之浦岳、栗生岳、翁岳、安房岳


        黒味岳大岩、東の下から望む 20m程か



        分岐に戻って縦走再開 投石平より黒味岳が見えた 
        

 沢沿いの石楠花と笹の道を気持ちよく歩いていくと宮之浦岳ならぬ栗生岳が見えてきた。巨岩の下に栗生岳の山頂標識があった。
 栗生岳の巨岩の下で休憩。丸っこい巨岩をちりばめた宮之浦岳が、手が届くような近さ。宮之浦岳は10:10に到着。頂上はもう一人の人と二人で独占。一等三角点を撫でて大きな岩に上がり万歳。天気が良くて良かった。パノラマ写真は残念ながらない。
 

        翁岳付近より栗生岳


        巨岩の下に栗生岳の標識


        栗生岳より宮之浦岳


        宮之浦岳山頂1936m 一等三角点があった


        宮之浦岳から永田岳 左は 国割岳

 ギザキザの永田岳が北に迫る。焼野三叉路もみえた。昼食の後永田岳を目指す。焼野三叉路にザックを置き盛岡のAさんと一緒にヤクササの道をたどり永田岳山頂を目指す。所々えぐれており落ちないように注意して登る。ヤクササは高い所が胸まであり、濡れていたら苦労する所。

 頂上直下に巨岩があるが、登りは苦労せずに登れた。まず分岐を右へ進みロープがあるスラブ状の巨石を登る。その上に数個の巨石があり、そのうちの左側の巨石を登ると直ぐ下(北側)に永田岳頂上の1836mの標識があった。
 ここからの宮之浦岳の眺めは素晴らしい。北に障子岳の岩壁と永田港が見えた。永田港まですぐに下れそうに思ったが6時間以上の悪路で無理との事。振り返るとさっき登ってきた宮之浦岳が堂々としていてつい長居をしてしまった。期待していた開聞岳の三角形は残念ながら見えなかった。


        焼野三叉路付近から宮之浦岳


        もうすぐ永田岳山頂 


        永田岳山頂直下の階段


        永田岳山頂の巨岩 右側のロープがある所から登る


        永田岳山頂からの展望 口永良部島、国割岳と永田地区


        焼野三叉路から宮之浦岳を振り返る


        焼野三叉路へ戻った


        平石1707mに向かって下る


        平石展望台付近から永田岳とネマチ


 新高塚小屋に水場ないとの事で三叉路を下った所の湧水を水筒に入れる。
 丸っこい巨岩の坊主岩の所で宮之浦岳、永田岳に別れを告げる。相変わらずの悪路を下るとひょっこり新高塚小屋に出た。周りを探すと湧水の水場がある事が判明。水筒とボトルに詰める。予定より早く着いたため残りのワインを全部飲み横になる。天井には大木の枝の屋根。猿と鹿に歓迎される。
 アーモンドを鹿にやる。暗くなってきたので話をせずにすぐに寝てしまった。


        平石の北の坊主岩 脇を通過


        新高塚小屋 泊

4月23日 (3日目) 
3-3. コースタイム、天気 晴
 新高塚小屋6:06―高塚小屋6:47―縄文杉6:56―夫婦杉7:24―大王杉7:35―ウイルソン株8:09~23―大株歩道入口8:42―鉄橋9:27―三代杉9:40―楠川歩道入口9:50―辻峠10:30~40―太鼓岩10:48―白谷雲水峡Ⓟ11:06~40=民宿屋久杉荘13:30=民宿岳杉12:45
         
時間5:00、距離11.8Km、標高差1480-660=820m、累積標高差-1256m




        新高塚小屋から三代杉ルート


        ウイルソン株から白谷雲水峡


        新高塚小屋~白谷雲水峡ルート標高


4-3. 記録 
 昨日よりだいぶ暖かく、Tシャツでもよい。今日は、盛岡の元気なAさんと前後しながら下る。縄文杉は高さ25m、胴回り16.4mとどでかい。樹齢2700年との事。ここから巨大杉が何本も出で来る。ウイルソン株も大変な大きさ。中に祠と縁名水がある。ここからしばらくは木の桟道が作られたばかりで歩きやすいが、下はまだ完成していない。途中で昨日宮之浦岳であったパーティに再びあった。


        縄文杉


        大王杉


        夫婦杉


        ウイルソン株


        株内部の祠  清水も沸いている


        翁杉

 突然大株歩道(トロッコ軌道)に飛び出し歩きやすくなった。しばらくトロッコ軌道を歩きながら右側の斜面の桜を見て下る。風が強いと這って渡ると言われている鉄橋を渡り楠川歩道の入口。
 250mの登りを元気なAさんと慎重に渡り辻峠にたどり着いた。途中に外人と会い、明日も天気が良いと挨拶。辻峠では、道がつけられていない太鼓岩まで教えてもらい赤テープをたどる。太鼓岩は絶壁で宮之浦岳、翁岳が見えた。



        大株歩道入口から楠川別れまでトロッコ道


        トロッコ鉄橋 標高760m付近


        三代杉


        楠川別れ 辻峠まで50分


        辻峠 標高979m


        辻峠分岐から10分で太鼓岩


        太鼓岩からの展望


        尖っている所は太忠岳、天柱石


        中央から投石岳、翁岳、栗生岳、右、宮之浦岳 


 少し下ると白谷小屋を経て白谷雲水峡。ここでは飛竜落しなどのすばらしい滝があった。楠川歩道は昔、薩摩藩主の言いつけで屋久杉の平僕を運び出した道との事。
 楠川歩道をしばらく歩き最後の白谷雲水峡の駐車場に出た。天気が良いためこのまま楠川に下っても良かった。民宿岳杉に泊。民宿でのトビウオのから揚げや刺身などの魚料理はすごくおいしかった。



        飛竜落しの滝 落差20m


        白谷広場


         ハイビスカス

4月24日 (4日目) 晴
3-4 コースタイム 天気
 民宿岳杉9:00=宮之浦港10:20=鹿児島北埠頭12:20=天文館13:30=鹿児島空港14:30~16:50=羽田空港19:10
     
 累積時間 13:55、距離26.4Km、標高差 1391m、累積標高差 1867m、-2557m



4-4 記録及び感想
 宮之浦港からトッピーに乗る。帰りのトッピーでは硫黄島や、開聞岳、桜島の写真が撮れた。大きな桜島にも噴煙が上がっている。帰りの飛行機の座席は行きと同じく海が見えるだけで残念。羽田に着いて、ここまでTシャツでよかったが下りると寒くてウールの長袖シャツを着て帰った。


        宮之浦港に別れを告げる


        トッピーから開聞岳が見えた
 



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