懸垂降下で崩壊地に降りて旧鍋割峠へ登り返す
期日:2017年4月6日(日)
メンバー : L TSさん、AKKY、他2名
コースタイム、天気 曇り後一時雨
寄大橋6:25―釜場ノ平7:26―寄コシバ沢分岐7:44―鍋割峠8:25―(トラバース)―旧鍋割峠9:24―オガラ沢ノ頭9:30―1050m(引き返す)9:43―旧鍋割峠9:53―鍋割山10:25~44―昼食11:03~21―後沢乗越―後沢出合12:22―寄大橋12:36
山行記録
今回のルートは、①寄コシバ沢を登る、②鍋割峠から崩壊している旧鍋割峠へのトラバース、③中ッ峠の白ザレと痩せ尾根を通過する、がポイントのとっておきコースである。
始めの寄コシバ沢は1998年エアリアマップに登山道として載っているが、2017年登山詳細図には荒廃、通過困難として載っていない。しかしWEBには結構載せられており、危険もなさそうなのでここを登ることにした。
二番目の鍋割峠から旧鍋割峠へのトラバースはWEBで見ると崩壊地の横断があり危険と思われた。リーダーに相談すると残置ロープがあり通過できるとの事。これは現地で判断することにした。
三番目の白ザレのヤセ尾根はチェンスパイクで通過することとした。
装備としては30mロープ二本とハーネスを持っていくことになった。
寄コシバ沢へは道標がある寄コシバ沢分岐から入った。ガレ沢を歩き倒木が出てきてA(標高)940m小沢出合より左の巻道ヘ上った。巻道も危険な所はなく容易に鍋割峠着いた。
鍋割峠から右のトラバース道へ入ると途中で崩落しており通れない。北方向に踏み跡があり急坂を下りて沢を渡って問題の旧鍋割峠西の崩壊地の縁に出た。WEBにあるように崩壊地に降りるローブと登るロープがあった。 持参ロープを使用すれば安全に行けると判断し通過することにした。ガレまで懸垂下降し、登りにはロープを張って無事に旧鍋割峠に登り返した。
オガラ沢の頭で方向を合わせて北西尾根に乗る。ヤセ尾根なので慎重に下る。少し下った所で雨が降ってきた。この先もヤセ尾根が続くのでここで撤退することにした。
帰りの鍋割山への登りは少し雪が残っていてきれいだった。山頂には誰もいなかった。ここから後沢乗越、後沢出合まで下って寄大橋まで戻った。天気の良い日に再度行きたい。
旧鍋割峠という地名は正しくないとの指摘がある。正しい地名は不明。
釜場平下のハシゴを登って
釜場平
寄コシバ沢分岐へ
寄コシバ沢を登る 倒木が出てきた
小沢出合 標高940mより巻道へ 奥の木に赤テープ
標高1000m付近の崩落個所
登山道が崩れている所もある
鍋割峠の稜線が見えた
鍋割峠に到着
旧鍋割峠への道 崩落していて通れない
急坂を下り左へ回り込んで下る
沢をトラバースして渡る 1055m付近
渡ってきたガレ沢上部
旧鍋割峠西の崩壊地 下りのローブと登りのロープがある
持参ロープで懸垂降下、下にギャップがある
残置ロープと張ったロープ
崩壊地に降りて振り返る
旧鍋割峠に上がって一安心
ヤセ尾根を下る 雨のため引き返す
旧鍋割峠まで戻った
鍋割山への登り 雪がまだ残っている
鍋割山山頂 登山者はいない
鍋割山北尾根GPSトラック