晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

房総 小糸川三間川 沢登り

2012-01-30 20:00:04 | 登山
10m開墾場の滝


期日 2012年1月26日

  東京湾アクアラインから君津インターを通り三島湖の脇を過ぎて旧川集落の奥の一軒屋手前で三間川に入渓。少し歩き二俣を左の支流へ入る。2段10mの滝と2段3mの滝は今回は巻いた。奥の二俣から倒木を越えて林道東山線に上がる。
  林道香木原線を歩き左折してカーブの手前の作業道から本流に入渓し沢を下降する。堰堤を越えて川回しのトンネルを抜け、開墾場の滝を懸垂降下し広々とした3mのナメ滝、10mのナメ滝を下りて支流二俣に戻った。少し歩き一軒屋前の入渓点に戻った。ここから分岐点に置いた車に戻り再びアクアラインを通り来た道を帰った。千葉は近いと実感した。


     一軒屋前より入渓する 入渓点にて


     右岸二俣を左の支流へ


     支流の2段10m滝を右より巻く


     2段3mナメ滝 ここも右より巻く


     支流のナメ滝と瀞


     長いナメを歩く


     支流の奥の二俣近くにて


     二俣を左に入り、倒木を乗り越えていく


     支流のツメ 林道へ出る


     林道カーブ手前より仕事道を本流に下りて堰堤を越す 二つ目堰堤の下のナメを行く


     本流の中にあるコンクリートの小道か


     林道の下の川のトンネル(川回し)


開墾場の滝上のトンネルを出口へ


10m開墾場の滝 左岸を懸垂降下する


支流二俣近くの広々とした3mナメ滝


4mナメ滝

   この後支流二俣、一軒屋前入渓点に戻り車に戻る。


記録
  KMさんの車でアクアラインを走り、海ほたるで夜明け前の富士を見て、三島湖を経て奥米台の待ち合わせの分岐点に到着。千葉は意外と近い。周りは今期一番の冷え込みで白い。ほどなくTAさんが到着。ここに車を置いて一軒屋前まで歩いて下り入渓。

  水が少なく靴下からは入ってこないので冷たくはない。三間川の流れは少なく小石の河原を歩いて行く。ほどなく右岸支流の二俣。今回は右岸支流を遡行し、林道に出て再度本流を下降する沢歩きのコース。

  流入する沢や、川の小トンネル(川回し)を見て行くと二段10mの立派な滝。深そうな瀞もありビックリ。寒くなければ登れそうであるが今回は右側から巻き道を行く。すぐに2段3mのナメ滝。登ったらおもしろそうであるが、ヌメリが強くここも巻く。堰堤を越えると左は30m程のきれいな崖。砂岩や泥岩の山なので深く浸食されたと言う。気持ち良いナメや小さい瀞を越えて行く。体も温かくなり快適。

  ナメは苔で滑りやすい所もあるので気は抜けない。TAさんは慣れておりスイスイ歩いて行く。私は写真を撮りながらついて行く。泥岩のナメに所々小岩がのっかっている沢であるようだ。一時間半程歩いて二俣で休憩。YFさんの手作りシンフォケーキをいただく。甘さ控えめでおいしい。贅沢だなー。

  次の二俣を左に行き倒木を乗り越えると林道東山線に出た。林道は少し雪があり所々凍っていて足が冷たい。
林道香木原線へ右折しトンネルを三つ抜けて林道三間線へ左折し、カーブの手前の陽だまりで昼食。
  ここから少し戻り作業道から本流に入渓し下降する。

  堰堤や川回し(房総特有の川のトンネル)を見て歩いて行くと30cm程のコンクリートの道が出現。散歩用に作った小道かと思ったが下流で管が現れて水用の管を埋めた所と判明。しばらく歩くと四角い沢のトンネルが出現。上は林道が通っているようだ。おもしろい。
  この後もナメを歩いて行くと丸い大きなトンネル。これがガイド記事に出ていた開墾場の滝。出口は10mの立派な滝である。出口を少し左に行きロープで懸垂降下。沢登りらしさを体験。この後も広々とした3mナメ滝やきれいな4mナメ滝を下る。岩が白ければすばらしいのに少し残念。ほどなく右岸支流二俣に着いて入渓点より一軒屋前の道路に上がり終了。

     気温は冷たかったが、思いがけない時期の楽しい沢歩きで一日を過ごすことができた。
     計画してくださったTAさん、一緒に歩いてくださったKMさん、YFさんありがとうございました。


コースタイム・天気 :晴
  アクアライン=館山自動車道=富津=県道92号=R465=R410=7:25奥米台8:30― 一軒屋前入渓地点8:50―右岸支流8:55―林道11:00―11:30昼食11:45―本流入渓11:50―開墾場の滝14:00― 一軒屋前入渓点14:35―14:55奥米台15:10=来た道を戻る


 
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足柄から金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳、塔ノ峰

2012-01-20 22:31:51 | 登山
金時山から富士山を望む


期日2012年1月9日

  足柄駅から金時山へ登る。このコースは登る人が少ない。金時山では、富士山、芦ノ湖、丸岳、仙石ヶ原がきれいに見えた。富士山の右側には甲斐駒ケ岳も見えた。うぐいす茶屋まで下り、笹原の道を明神ヶ原まで歩く。天気が良く気持ちの良いみちであった。火打石岳では三角点を見つけられなかった。再度地形図を見て調べる。明神ヶ岳で昼食をとり、明星ヶ岳、塔ノ峰へと歩いた。トレイルランをやってみる。靴が重くて走りづらかった。塔ノ峰から塔ノ沢へと下った。阿弥陀寺では道祖神があった。



     足柄峠からの登山道に合流


     金時山からの富士山の眺め


     金時山から丸岳、仙石原、芦ノ湖の眺め


     大岩より金時山方向を望む
 

     うぐいす茶屋を過ぎて少し登り、金時山方向を振り返る


     火打石岳の頂上 三角点は隣のピークにある


     明神ヶ岳頂上より富士山方向 


     明星ヶ岳頂上にて トレイルランの人と一緒に走るが置いて行かれる


     塔ノ峰三角点 ここまで来る人は少ない


     塔ノ峰下の阿弥陀寺の道祖神


     阿弥陀寺から下りてきた稜線を振り返る


     塔ノ沢の登山口へ下りる この後箱根湯本駅まで歩き返る 楽しい一日であった


記録
  今年初めての山歩きは、気ままな単独行。コースはこれまで歩いたことがない足柄駅から金時山へ登り、できたら塔ノ峰まで歩くことにした。
   
  足柄駅からはこのコースを歩く人がおらず文字通り単独。雪が少ない富士山がきれいに見えた。
  足柄駅は無人駅で戸惑う。地図を見て線路の脇を歩き、円通寺を通りゴルフ場から林道に入る。巨大堰堤の金時ダムから登   山道となり杉林の道を登って行く。道は良く整備されている。
9:00頃に一組を追い越す。同じようにマイナーなコースが好きな人と思われる。少しして足柄峠からの登山道に合流。とたんに人が多くなる。12の階段と岩の急坂を登り頂上へ。ここだけを見たら北アルプスみたい。

  金時山の頂上はいつものように家族連れや職場のグループで賑わっていた。富士山は少し雲がかかっていたが結構きれいに見えた。富士山の東側には、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、も見えた。西側には、愛鷹山、位牌岳、芦ノ湖、仙石ヶ原、駒ヶ岳がきれいに見えた。展望を堪能して明神ヶ岳へ向かった。始めは結構急な下りである。以前より道は荒れている。大岩の所からは緩くなり楽しいハイキングコースである。笹原の道が明神ヶ岳方面へ続いている。笹の刈り払いされた道は以前より広くなり、番号札が設置されていた。のんびり歩いて行くと走って下る人や若い人に追い越される。右側は箱根の大涌谷の噴煙が良く見えた。途中の火打石岳の三角点に立ち寄る。火打石山の標識から笹ヤブをかき分けて踏み跡をたどると三角点らしい石柱に着いたが三角点とは書いていなかった。どうも山頂を示す標識らしい。三角点に再度行く予定。

  急坂を登り電波塔があった所を通り明神ヶ岳へ。展望盤の地面は以前より低くなって露出していた。三角点標石はないようだ。冷たいおにぎりを食べて明星ヶ岳へ出発。なだらかな稜線を小走りする。靴が重く、ザックも重く思うように走れない。トレランの人に抜かれる。
  
  宮城野への道を過ぎてすぐに明星ヶ岳に到着。笹が茂っていて展望はない。山頂の写真を撮って塔ノ峰へ。走りやすい道を下り、林道に出て少し登ると塔ノ峰。三角点の標識はしっかり保護されていた。小田原への道は以前に歩いているので阿弥陀寺を通り塔ノ沢へ下る。阿弥陀寺から舗装道路に出て箱根湯本駅に到着した。自分のペースで歩いた気ままなおもしろいコースであった。
 
コースタイム 天気:
足柄駅7:47~8:00―登山道合流9:44―金時山10:05~30―ウグイス茶屋11:07―火打石岳12:05―明神ヶ岳12:45~13:10―明星ヶ岳13:50~55―休憩―14:15~25―林道より登山道14:50―塔ノ峰15:05~15―阿弥陀寺15:40―阿弥陀寺登口15:55―湯本駅16:10
                                          登り 2:05 、下り3:00


メンバー: 単独
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入笠山 冬山ハイク

2012-01-06 22:47:32 | 登山
清里より八ヶ岳 赤岳を望む


期日: 2011年12月28日

  富士見パノラマスキー場のゴンドラに乗り、入笠湿原から岩コースを登り山頂に到着。天気が良く八ヶ岳、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、富士山と展望は素晴らしい。



     入笠山登山コース


     ゴンドラ山頂駅登山口より登山開始


     入笠湿原よりマナスル山荘方向を望む


     マナスル山荘より山頂方向 岩コースを登る


     入笠山山頂に到着 雪は少ない


     入笠山山頂より鳳凰三山、甲斐駒、鋸岳、間ノ岳、仙丈岳を望む


入笠山山頂の展望盤


八ヶ岳方面を望む 展望はすばらしい


中央アルプス方面(南駒ケ岳、空木岳、檜尾岳、宝剣岳、木曽駒ケ岳)を望む


 御嶽山、乗鞍岳を望む


 北アルプス(西穂高、穂高、北穂高、槍ヶ岳、白馬岳)と諏訪湖を望む


 笠ヶ岳、西穂高、穂高、北穂高、槍ヶ岳を望む

   頂上より首切清水まで下りて林道を戻り山頂駅へ帰った。下りは、スキーでゲレンデを滑り山麓駅まで戻った。雪室が良く楽しく滑ることができたが、足が疲れた。





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妙義山 星穴岳 (岩山)

2012-01-02 19:49:58 | 登山
中之岳神社駐車場より西岳、星穴岳を望む


期日 : 2011年12月23~24日

  妙義山中之岳神社駐車場に車を置き、中之岳神社にお参りして西岳を目指す。西岳分岐でハーネスを着けて痩せ尾根を行きルンゼを登る。さらに岩場を登って西岳に到着。浅間山や星穴岳の展望がずらしい。
  少し下り懸垂下降で稜線から下って回り込み大岩の下の厳しい踏み跡をトラバースして崖を登ると星穴岳ピーク下に到着。ここから40mほど懸垂下降して小さい穴の「射抜き穴」に下りた。続いて懸垂下降して大きい穴の「むすび穴」に到着。さらに涸沢を懸垂下降して踏み跡に出たのちスラブ滝を懸垂下降でおりて道路に出て駐車場に戻った。  


      西岳分岐でハーネスを着けて稜線を登り、ルンゼを登り西岳へ


     西岳への登り(トラロープあり)


     西岳岩場の登り


     西岳から星穴岳、浅間山を望む


     浅間山を望む


     西岳から懸垂下降して回り込む


     大岩の厳しいトラバース


     狭いトラバースを抜けて崖を登り星穴岳へ


     星穴岳ピークの下の鞍部にて(岩がもろそうなのでパス)

     
      星穴岳より40m懸垂下降して射抜き穴へ


 射抜き穴へ空中懸垂下降中のHさん


     射抜き穴に下りてロープを引く


     射抜き穴


     射抜き穴から懸垂降下40m


     むすび穴(大きい星穴)


スラブ滝より30m降下(5回目) この後道路に出て駐車場に戻った


 駐車場より望む西岳、星穴岳

記録
 伊勢原駅でHさんと待ち合わせて一路高崎市の若林さん宅に向かう。日本海側は雪の予報で、高崎も雪が降るのか心配であったが、風が強かったが雪はまったくなく予定の時間にYさん宅に到着。
  二週間ぶりの再会。すてきなストーブに火を入れてもらいポカポカになった所でYさん手造りのこんにゃくをいただく。少し甘くてこたえられない。この後Hさんの調理ですき焼きをいただく。おいしい。手造りのタクアン、白菜漬けもいただきご飯が進む。暖炉の赤い火を見ながら語りあい、21:00に眠りにつく。

  翌日4:30に起床。食事を済ませてYさんの車で出発。中之岳神社駐車場に着くと目の前に金洞山の岩峰群がそびえており威圧される。中之岳神社で安全を祈り、長い階段を登って見晴台へ。西岳分岐には「熟達者向け」の黄色テープが張ってある。ここでハーネスを着けて西岳向かう。痩せ尾根の後にルンゼ状の登りがあるがロープがある。引き続き岩を登り稜線に出る。星穴岳のギザギサピークが大きく見えてきた。

  トラロープの岩場を登ると西岳に到着。星穴岳の尖った岩峰や浅間山、榛名山、谷急山、裏妙義山の展望がすばらしい。遠くには上州武尊であろうか白い山も見えた。
  ここから少し下り、急な崖をロープ二本使って40m程、枝や小灌木の間を懸垂降下。ザレを登りロープが張られた大岩の下をトラバースする。下は切り落ちているがロープがあり安心して通過できた。もう一度大岩の下の細い踏み跡を通って登り岩峰をまくと星穴岳ピークの鞍部に着いた。後で聞いたのだが、先に行った二人組はここを登ってピークを越してきたとの事。岩が脆そうなので我々はパス。

 少し戻った鞍部から40mの懸垂下降。始めにYさんが、コースを選びながら下った。下の10m程は空中懸垂となり少し腕が疲れた。下りた所は「射抜き穴」(小穴)であった。おもしろく穴が開いており不思議である。引き続きHさんが降下。岩にロープが引っかからないように慎重に降下。無事にロープを引くことができた。こういう所は枯れ枝や岩によくロープが引っかることがあるという。
 
 続いて二回目も40mを降下し、少し登り大穴の「むすび穴」に到着。大きな洞門のようで迫力満点である。裏側は厳しい岩峰が見えた。ここでのんびり昼食。気温も上がりポカポカ。
  この後、涸沢の降下を二回繰り返して踏み跡に出て尾根を越える。落ち葉の沢を転ばない様に下り、スラブ滝に到着。滝の左側にロープを懸けるシュリンゲがあり50mロープ一本で降下。5m程足りなかったがなんとか降り立った。

 少し行くと壊れた社があり、まもなく予定した道路(県道196号線)に出て厳しくも楽しかった星穴岳が終了した。この後、Yさん宅に戻り車を乗り換えて満足感に浸りながら伊勢原に戻った。
  降下する際にロープが岩や枯れ枝に引っかからない様に注意することなど勉強になった山行であった。
  Yさん、Hさんありがとうございました。

コースタイム・天気 
12月23日  晴
伊勢原駅12:50=相模湖IC=吉井IC=15:15 Yさん宅

12月24日  晴
Yさん宅6:00=吉井IC=下仁田IC=6:45中之岳神社駐車場6:55―妙義中間道分岐7:50―8:25西岳―星穴頂上下10:00―10:30射抜き穴10:40―11:20むすび穴11:40―14:00車道―14:25中之岳神社駐車場14:40=下仁田IC 15:10=吉井IC 15:25=Yさん宅=吉井IC=相模湖IC 17:00
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八ヶ岳 硫黄岳、天狗岳 2011年12月17~18日

2012-01-01 19:26:13 | 登山
     
硫黄岳頂上より横岳と赤岳を望む


  夏沢鉱泉から硫黄岳を目指した。樹林帯を出ると風が強かったが歩くことができた。雪は少なく、夏道がわかった。ケルンをたどり頂上に到着。横岳、赤岳、阿弥陀岳や南アルプス、北アルプスの展望がすばらしかった。
 次の日に箕冠山を通り天狗岳を目指したが、風が強く吹き飛ばされそうであったので根石岳の手前で撤退した。


     夏沢峠より硫黄岳を望む


     大岩を過ぎた第三ケルンより振り返る


     硫黄岳頂上にて


     硫黄岳頂上より横岳、赤岳、阿弥陀岳を望む


     天狗岳を望む


北アルプスも見えた


     ケルンより天狗岳方面を望む


     夏沢峠と箕冠山、根石岳を望む


     夏沢峠まで下りて爆裂火口を望む


     夏沢鉱泉のクリスマスパーティの食事(クリスマス特別メニュー)


     独唱する大沢さん、鬼怒川さん


     箕冠山頂上にて休憩 この後根石岳に向かうが風が強く撤退


     夏沢鉱泉に戻った


コースタイム・天気 
 12月17日  晴
   八王子駅7:20~29=特急あずさ=茅野駅9:08~15=夏沢鉱泉10:00~50―オーレン小屋11:35~12:00―夏沢峠12:30~35―硫黄岳13:33~45―夏沢峠14:13~25―夏沢鉱泉15:25
                        登り2:15、下り1:40
 12月18日 曇 強風
夏沢鉱泉6:45―オーレン小屋7:35~45―箕冠山8:40~50―根石岳下2570m 9:05―箕冠山9:20―オーレン小屋9:50~10:00―夏沢鉱泉10:30~11:00=茅野駅11:35~13:33=特急あずさ=八王子駅 登り2:20、下り1:25


記録
12月17日 
 白く輝く甲斐駒や鳳凰三山を見ながら茅野駅に着いた。駅の周りに雪はない。八ヶ岳は少し雲がかかっており硫黄岳へ登れるか少し心配だった。夏沢鉱泉の送迎車に乗り、笹平から大きく揺られて夏沢鉱泉に着いた。 今年は雪が少ないため、雪乗車でなく四駆での送迎であった。

 さっそく夏沢鉱泉に荷物を置き、アイゼンを着けて出発。オーレン小屋近くまでは雪が少なく石が出ており歩きにくかった。ここで昼食にする。気温は低くカップヌードルで温まる。夏沢峠には前回より早く12:30に着いた。硫黄岳の爆裂火口がすごい。硫黄岳への急坂が青い空を背景に迫ってくる。
 シラビソの林を抜けるとジグザグの岩混じりの道。風が強く寒いが歩けるので登山を続行した。

 30分程で大岩に到着。下には夏沢峠と天狗岳が見えた。はるか北には、霧ケ峰と美ヶ原、北アルプスも見えた。
前方には、大ケルンが五つ程見えた。登山道には雪が着いておらず夏道を登ることができた。所々にロープガイドの鉄棒が出ており道は比較的良く分かった。Tさんも、Iさんも元気に登ってきた。五つ目のケルンに着くと頂上の大きなケルンが見えて一頑張りすると頂上に着いた。
 風は強いが飛ばされる程ではない。目の前には、横岳の荒々しい稜線と赤岳、阿弥陀岳や浅間山などが見えた。残念ながら富士山は見えなかった。風が強く登れないのではと懸念していたTさんも頂上まで登ることができてうれしそうであった。

 展望を堪能したかったが寒いため、写真を撮ってすぐ下った。下りは所々出ている岩にアイゼンを引っかけないよう注意した。下りは速く30分で夏沢峠に着いた。オーレン小屋で硫黄岳に別れを告げて一時間で夏沢鉱泉についてしまった。下りは楽でいい。
本日の夏沢鉱泉はクリスマスパーティがあり、PM6:00より乾杯の後、食事をいただきながらピアノ(シンセサイザー)の演奏とオペラ歌手の独唱が披露された。
   魔王(シューベルト)や冬の旅(シューベルト)、菩提樹、幻想即興曲、魔笛(モーツアルト)、帰れソレントへ、カタリ、が印象に残った。身近にピアノ演奏を聴けること並びにオペラ歌手の独唱をすぐ前で聴くことができて感激した。すごい声量に圧倒される。来年もまたぜひ来たい。
   部屋は寒かったが、湯たんぽがありぽかぽかで安眠できた。

12月18日
   自炊のウドンを食べて6:45に出発。既に明るいが、空は曇っており、風も強そうであった。温度計は氷点下10度を示していた。オーレン小屋から箕冠山への道に入り、シラビソの樹林帯では石がゴロゴロして歩きにくかったが、一時間で箕冠山着いた。標高2500mからは、目出帽をかぶっているせいか少し息が切れた。
箕冠山から問題の根石岳を目指して下ったが、樹林帯を出ると予想通り風が強く飛ばされそうでよろよろしながら歩いた。風上に体を傾けなんとか進む。根石岳はすぐ近くなのに見えない。道は風が強く雪が着いておらず歩きづらい。鞍部より20m程登ったが、手が冷たくなってきた事や体も冷えてきたことから撤退することにした。後30mほどで根石岳なのに残念。帰りは、風が顔に当らないようフードを引っ張って歩いた。よろけながら岩の道を下り、樹林帯に逃げ込んだ。箕冠山に着くと、ハイキング姿の女性達に会った。彼女たちもホッペを真っ赤にして寒いので帰るとの事。
   来年再チャレンジの課題を残して夏沢鉱泉に戻った。
   夏沢鉱泉では雲がきれて青空が出てきたが、相変わらず風が強かった。
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