晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

剣岳 八ツ峰上半

2017-10-29 18:21:49 | 登山
Dフェイスの頭より、八峰、八ツ峰の頭、三の窓の頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜線を望む



期日:2017年9月24~27日
メンバー: L W.Y,  AKKY

アクセス
行き : 9/24 晴れ 大町=大町デリシア(夕食)18:00~30=扇沢駅(車泊)19:30
    9/25 晴れ 扇沢駅6:30~7:30=室堂駅9:05=雷鳥平=別山乗越11:40~12:20=剣沢キャンプ場(テント泊)13:50

帰り: 9/27 キャンプ場7:37=別山乗越8:41=室堂駅12:15=扇沢駅13:47~14:05=大町デリシア(昼食)14:35~15:00=葛温泉千人閣(入浴)15:30~16:30


コースタイム 9/26 晴れ
 キャンプ場4:38=剣沢=長次郎谷6:41=ゴルジュ7:50=スラブ巻き道=雪渓=五,六ノコル=六峰ピーク12:24=三の窓ノ頭=八ツ峰ノ頭15:05=池ノ谷ノ頭15:58=長次郎ノコル17:07=剣岳頂上17:39=カニの横ばい=前剣19:50=一服剣21:20=剣山荘22:00=剣沢キャンプ場(テント泊)23:16
歩行時間18:38、距離12.3km



山行記録
 ヘッドランプを着けてキャンプ場を出発。剣沢小屋脇の登山道を下り、2260m付近より12本アイゼンを着けて快適に剣沢雪渓を下り、平蔵谷の源次郎尾根登り口を見てさらに下り長次郎谷を登る。右側岩壁に岩屋が見えてここが1,2のコルの登り口である事がわかった。1,2のコルへの登りは結構きつそう。
 さらに行くと2250m付近で左から岩が出ており雪渓が狭くなっている所(ゴルジュ)で雪渓の両側が崩れ、1m程しか残っていない所を恐る恐る通過。ホッとするが、すぐ先に雪渓が切れてなくなっていた。ここから左側の岩場に移り、スラブを登る。このまま岩を登って行くのかと思ったが、また雪渓が出てきたので安心して雪渓に移った。
 熊ノ岩付近からピナクルを右手に見て5,6のコルを目指すが、ザレた急坂なので落石に注意して登り岩壁の脇を移動し再度沢を登って五,六のコルにたどり着いた。少し岩壁をへつり岩壁の窪みから、登っては進みしてハイマツの所までW.Yさんが登る。そのあと私が登った。難しくなく、しかも確保してもらって登るので楽しい登りであった。

少し緩くなった斜面を快適に登って行くとDフェイスの頭に到着。八峰、八ツ峰の頭、三ノ窓ノ頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜、六峰ピークがきれいに見えた。Dフェイスの頭から三ノ窓側のルンゼを懸垂で鞍部まで下り、再度凹角の壁を登り返すと六峰ピーク。
 六峰を少し下った所から三の窓へ懸垂降下して六,七のコルに到着。ここから巻道の踏み跡がクレオパトラニードルの方まで続いていた。六峰への登るため左側のリッジ状の稜線を探すがわからず八峰の下まで来てしまった。
 クレオパトラニードル(後で判明)と不明ピークのリッジ状部を登ると三ノ窓ノ頭と思われるピークに到着。ここから懸垂降下し、鞍部からさらに壁を登り返すと八ツ峰の頭と思われるピークに到着。周囲の観察から、ここが八ツ峰の頭であることが判明した。前方には池ノ谷の頭と剣岳が見えた。結局、七峰と八峰は巻いてしまった。

 この後、ガレガレのルンゼ状部を池ノ谷側へ懸垂降下。浮石が多く落石を起こしそうで注意して下る。さらにロープが溝に入って挟まって取れなくならないよう注意して降下。ロープによる落石が怖かった。途中で切って二段降下し池ノ谷乗越に降りた。対面には小窓の王が見えた。
 踏み跡を探しながら岩壁を登ると池ノ谷ノ頭に着いた。前方には長次郎ノ頭が厳しく見えた。ここから狭い岩棚をトラバースする踏み跡をたどり懸垂降下を二回行って長次郎のコルに到着。日が傾いてきて剣岳山頂から先は暗くなることか予測され少し焦る。リーダーの安全第一で行くとの声に勇気つけられ慎重にリッジ状部を登るとようやく剣岳山頂に到着。17時39分ですでに少し暗くなりかけていた。

 ここからは一般登山道であるのでヘッドランプを点けて下ることにした。三日月が出ておりランプの光を頼りに丸印や矢印を確認しながら慎重に下りようやく剣山荘、剣沢キャンプ場に着いた。長い長い一日であった。無事について安心したらお腹が減ってきた。 


9月25日

室堂より立山を望む


      みくりが池と雄山


      別山乗越より剣岳


      剣沢キャンプ場にてテント泊

9月26日

剣沢雪渓を下る


      長次郎谷を登る


      一、二のコルを望む


      ゴルジュの雪渓が狭くなっている  狭い所を通過し左の岩場に移る


      岩場から再度雪渓に移り登って行く


      五、六のコルの下に到着 コルを目指してガレを登る


      五、六のコルに到着 前の岩壁を登る


Dフェイスの頭より剣岳、長次郎ノ頭、、池ノ谷ノ頭、八峰ピーク、八ツ峰ノ頭、三ノ窓ノ頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜線を望む


      Dフェイスの頭より六峰ピーク、八峰ピーク、八ツ峰ノ頭、三ノ窓ノ頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜線


      Dフェイスの頭よりコルへ下る


      Dフェイス鞍部より六峰ピークへ登る


      六峰ピークより八ツ峰の頭と三の窓の頭、チンネ


      巻道よりクレオパトラニードルとチンネ左稜線


      三ノ窓ノ頭より八ツ峰ノ頭と池ノ谷ノ頭、剣岳を望む


      三ノ窓ノ頭からコルへ懸垂降下


      八ツ峰ノ頭にて


      八ツ峰ノ頭より池ノ谷ノ頭と剣岳を望む


      池ノ谷乗越より池ノ谷の頭を望む


      池ノ谷乗越より、下はガリー対面は小窓の王


      池ノ谷ノ頭より長次郎の頭、剣岳方面


      岩棚をトラバースする シュリンゲがある


      長次郎ノコルへ再度懸垂降下


      この崖を懸垂降下した この後ガレを登りコルへ


      降下した所から長次郎ノコルへ登る  長次郎ノ頭を望む


      長次郎のコルより源次郎尾根を望む


      剣岳への登り、日本海に夕日が沈む


      剣岳山頂  ヘッドランプを着けて一般道を下る

9月26日

      剣沢キャンプ場より剣岳を望む 


      紅葉の立山を見ながら雷鳥平に下る 紅葉が始まっていた


      八ツ峰上半のGPSトラック














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上越・ 只見川 恋の岐沢  沢登り

2017-10-27 17:56:07 | 沢登り
三番目のゴルジュをヘツる



期日:2017年9月9~11日
メンバー : L Akky, Y.W

コースタイム、天気
9/9 晴 恋ノ岐橋9:45―清水沢出合13:29―三角沢―熊ノ沢上部1180m天場(泊)16:39
9/10 晴 天場6:27―おほこ沢8:24―大滝14:43―支沢15:22―登山道1870m16:40―白沢清水(泊)17:45
9/11 晴 白沢清水6:30―台倉山7:42―下台倉山8:40―鷹巣登山口11:00


山行記録
9月9日
「恋ノ岐川の沢名は岩穴の古語であり地方名である「幽」が語源で、小さな幽、つまりは小幽がなまって恋になった。」との事でなんの変哲もない由来だとのこと。(岳人2012年8月号 P17) 小さな岩穴とは滝の釜がたくさんある沢という事らしい。

恋ノ岐橋の路肩に車を止めて遡行開始。水は多くはない。4分ほど行くとすぐにゴルュ。 右をへつってきれいな浅瀬を渡りさらに左をヘツル。二番目のゴルジュの二段5m滝は右側にロープがあったので巻いた。
 三番目のゴルジュは左側をヘツッた。水の中にもしっかりしたステップがあった。深い釜もしっかりしたステップがあるのでヘツル前にどちらが易しいかを判断してへツッて行く。
 釜のある4m滝も左側が易しい。少し行くと有名な二段4+6m滝。豪快ですばらしい。

 この上はナメで明るい沢を楽しく歩いていく。感動する。ポットホールがある4mナメ滝などを登って行くと二条4m滝や三段3m滝、四段4m滝が出現するがこれも楽しく越えていく。三角沢出合、熊ノ沢出合を越して1180mの天場に到着。砂地で良い天場である。ツェルトを張り、枯れ枝を集めて火を焚く。小枝が乾いていて新聞紙一枚で簡単に焚きつけることができた。焚火を見ていると気持ちが暖かくなってくる。ズボンを乾かし、満点の星空を拝んで寝た。

9月9日

恋ノ岐橋から入渓


      一番目のゴルジュ 左をヘツる


      ゴルジュ3m滝


      ゴルジュをヘツる


      二番目ゴルジュ 二段5m魚留滝 右側を巻くロープがある


      三番目のゴルジュ  左側をヘツる


      左側をヘツる 結構スタンスもある


      深釜をヘツる


      深釜のある4m滝 左から


      二段4m+6m 右側を登る


      清水沢付近のナメ


      清水沢付近のナメ滝


      2mナメ滝


      ポットホールのあるナメ滝4m


二条4m滝


      淵をヘツる


      4mS字滝  巻く


      ナメ滝二段5m


幅広二条4m


      ナメ滝三段5m


四段4m


熊ノ沢上1180mの天場


      焚火を楽しむ


9月10日
 二日目も良い天気。階段状5m滝を越すと1210m及び1250mに良い天場があった。二段くの字滝(8x15m)や三段ナメ滝を越すと出ました大釜を持った4m滝。左側からヘツルのが易しそうと判断して行くと予想通り難しくなく、比較的簡単に登ることができた。この後も深い釜を持った滝が表れてへツッて行くとオホコ沢出合。時間がない場合は、ここまでが核心部なのでここから登山道に出ても良い。一泊二日で楽しむことができる。

 この後も深い釜を持った2~3m前後の滝がたくさん出てくるがだんだん飽きてきた。深い釜を持った3m斜滝は両壁ともホールドが少なく難しい滝。木の枝をロープ代わりにして振り、ガバを何とかつかまえて若林さん突破。私は若林さんの引いたロープを使い、右側から泳いで左壁に取り付き登った。2014年の記録には左側岩壁の下に小岩があって難しかったがヘツル事ができたとの事。沢は変化するものだと実感。小滝と釜を一時間程登ると1690mには6m三角滝が出現。褐色の岩は滑って滑りそう。Y.Wさんが右側を木の枝をつかんで登った。カチがあり登れそうなので木を使わずに登ったら、テンションを掛けてしまった。やはり木に掴まって登るのが正解だ。

 この後4m滝や三段5m滝を登ると期待した40m大ナメ滝。アクアステルスがしっかり効いて安全に登ることができた。この上でもう滝がないのかと思ったらまだ深い釜を持った4m滝が出てきた。左壁に支沢があり、高度計を見たら1800mであったので登山道へ出られる支沢と判断しここを登った。
 一時間ほど藪のトラバースなどの藪漕ぎを強いられて疲れたころようやく登山道に出た。根曲り竹のトラバースはきつい。時間が差し迫っていたので頂上への道を登らず白沢清水へ下ることにした。高速道路のように快適な登山道を一時間程下って白沢清水に着いた。ここでツェルトを張り泊まった。焚火ができなかったが快適な天場であった。



      幅広3m滝


      二段くの字滝 右側を登る


      釜があるナメ滝4m


      釜がある3m滝


      ナメ滝三段5m


大釜がある4m滝 釜の左をへっッて滝に取り付く


      釜と大岩があるナメ滝3m


釜がある3mCS滝


      オホコ沢出合


      釜があるナメ滝3m


      倒木のある大釜、3m


トイ状滝3m 左から


      深釜のある3m滝


      釜のある4m滝 左壁を登る


      深釜のある3m滝  右側から


      二条2m滝


      深釜のある両門ノ滝3m


深釜のある斜滝3m 右側から木の枝などに掴まって越える 難しい


      三段10m滝


      大ナメ滝40m下段


      深釜のある4m滝 左りの支沢に入る  根曲り竹のトラバースで大苦戦で登山道へ 登山道は楽だ


      登山道を下り白沢清水でビバーク



9月11日
 三日目は余裕で長い下山道を下った。下りだけでも4時間半もかかった。鷹巣登山口駐車場に置いておいた車で恋ノ岐橋へ戻った。
 銀山平で白金の湯で疲れと汗を落として帰った。 豪快で楽しい沢であった



      下台倉山1604mからの展望


1260m付近から下山道を望む


      下大倉沢の橋に無事到着


       一日目GPSトラック


       二日目GPSトラック 






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北海道 大雪山 クワンナイ川  沢登り

2017-10-21 17:49:57 | 沢登り
感激の滝の瀬十三丁にて


期日:2017年8月21日(月)~27日
メンバー : L K.Mikko, Akky, 他一名

コースタイム、天気
8/21 首都高3号⇒C2⇒6号⇒友部JCT⇒水戸IC22:06⇒大洗ターミナル22:40、23:00乗船(サンフラワー大雪)⇒
8/22 大洗港発1:45⇒苫小牧港19:45⇒札幌21:27⇒旭川IC23:00⇒天人峡清 流橋駐車場24:00
8/23 曇り一時雨 
    天人峡 清流橋Ⓟ 6:20ーゴルジュ7:45→840m沢出合(昼食)11:40―カウン沢出合(泊)13:30
歩行時間6:50 距離10.4km、標高差390m

8/24 曇り後雨 
カウン沢出合6:50ー魚止ノ滝8:10ー滝ノ瀬十三丁8:20ーF2-10m8:26―F7ハング滝10:34ー二段20m11:53ーF10すだれ6m13:03ー登山道(天沼付近)15:31ーヒサゴ沼避難小屋(泊)17:30
歩行時間 10:20、距離10.5km、標高差875m


8/25 雨時々曇り(風強し)
ヒサゴ沼避難小屋8:00ー化雲岳9:36ー小化雲岳(ポン沼)11:10ー第二公園12:39ー第一公園13:35ー滝見台15:40ー天人峡温泉登山口16:44~17:00ー清流橋Ⓟ 17:14⇒天人峡温泉天人閣17:40~19:00⇒旭川大雪地ビール館2⇒道の駅旭川(泊)22:04
歩行時間 8:24(標準6:00)、距離14.9km、標高差1369m

8/26 道の駅旭川⇒札幌市白石駅⇒道の駅恵庭9:20~10:40⇒道の駅ウトナイ湖11:16~11:35⇒苫小牧ぷらっとみなと市場12:00~13:11⇒ホクレンショップ13:30~14:20⇒回転すし⇒フェリーターミナル17:00⇒苫小牧出港18:45

8/27 大洗港フェリーターミナル⇒水戸大洗IC⇒常磐道、首都高


山行記録
8/23 羽衣トンネルを抜けた清流橋駐車場から出発。予報通り天気は曇りで心配が残る。橋から見る水はマズマズの量だ。清流橋の横から踏み跡に入るが林道でない事に気がついて戻る。少し上流の天人橋から踏み跡をたどると林道と確認できた。ボンクワンナイ川出合から入渓。結構水量が多い。渡渉の時は一本のストックを前に着き慎重に足を進める。ストックは二本の方が安定するようだ。
 
 一時間半くらいでゴルジュ。結構な急流で巻道右岸の巻道を探すがよく分からなくて少し上がり過ぎたので戻って右側の踏み跡に入る。笹をかき分けて進み、ザックが重いので降りるのは安全を期して懸垂降下。ロープなしでも下れた。河原歩きが行き詰まると何十回も渡渉。これが大変で膝の上まで水が来たところもあった。岩ゴーロの河原を越えて飽きてきた頃カウン沢出合に到着。左岸に三ヶ所天場があった。フキが引いてあったので取り足してツェルトを張る。
 枯れ木を集めて焚火を起こす。この後、二人はさっそくオショロコマの釣り。入り食いだが結構逃げられたとの事。餌の虫がなくなったのでおかずのチクワを餌にして再度釣りを開始。これが素晴らしく25cmくらいの大きなのが二匹もつれたとの事。合計5匹釣れたのでS字鍵にかけて焼いていただいた。おいしい。切り干し大根とチクワの煮物とみそ汁と焼き魚とご飯で豪華な夕食。酒も弾んだ。
 16時過ぎに合わせて合計211才になるという三人組が登ってきた。ずいぶんかかったので明日登れるのか心配になった。

8/24 4時半に起きて6時に出発の予定がトイレなどで6:50に出発。大石と倒木を避けて東の支流をたどったが西の支流の方が歩き安かったかもしれない。大岩を避けて西寄りの支流から沢に降りて大岩ゴーロを歩いていく。途中の瀞でオショロコマが数匹泳いでいて我々が行って逃げない。1時間20分後に期待の魚留ノ滝10mが見えて来た。ここは右から巻いた。しっかりした巻道があった。
 滝を登ると期待した大ナメの滝の瀬13丁で2kmも続く。結構傾斜がある所で緑の藻が生えているので慎重に歩く。このために靴はフェルトにしたが場所によってはそれでも滑る所があった。200m程行くとF2-10m滝。ここは左から登った。ナメ滝15mなどを楽しみながら登って行くと1170m二俣にはF3-3mと10mの両門の滝が懸かっていた。すばらしく思わず歓声を上げる。傾斜が急になったナメを登って行くとF6-9m幅広滝。結構まだ水量がある。水流右側の階段状を登る。この上で大石ゴーロとなりナメは終り。

 続いてF7-9mハング滝。ここは滝の裏側がぬれずに通れるとのことで通過して右岸の小沢状ルンゼを登って巻いた。途中で5m程の岩場があり残置ロープがあったがザックを置いてから身で登り、後でザックを引き上げた。泥んこになってしまったがロープが右側で振られそうなのでやむを得ない。500m程登ると二段20mの豪快な滝。左岸から巻いた。滝の上には平たい天場があった。
 
 300m程行くと6mスダレ滝。幅が広いスダレ状で美しい。この上に15m階段状滝。左側から楽しんで登る。1530m付近で一旦左側の巻道に入り緑の高山植物の間を登り再度沢に出てミヤマキンポウゲやミツガシワ、ハクサンコザクラなどの咲く道を登って行く。大岩が出てきて天沼南の登山道(日本庭園)に出た。風が強く寒い。チェンスパイクを着けて雪渓を下り、下で水を汲んでヒサゴ沼の避難小屋に到着。小雨で結構ザックがぬれた。
 すでに大学生8人が下で食事の準備をしていた。少し開けてもらって我々も食事をして衣類を乾かして早めに寝た。

8/25 今日は降ったりやんだりの天気予報。風が強いとの事が気になる。リーダーが体調不良でめまいがするとの事で出発を八時に遅らせる。ワンゲルの大学生は6時に出発。30分後くらいに急に雨が降ってきたが程なく止んだ。我々も暖かいスパゲッティを食べて風が強い中出発。カッパを着ているのでそれほど寒さは感じないがガスでせっかくの景色が見えないのはつまらない。フェルトの沢靴にチェンスパイクで登る。
 
 化雲岳では写真を撮って早々に下る。まだ風が強い。吹き曝しの稜線で気持ちがなえる。天気であればコマクサなどがきれいに見えるのに。小化雲岳の先で急に風が強くなって吹き飛ばされそう。ストックで耐風姿勢でやり過ごす。この後徐々にハイマツが出てきて笹も加わり風の影響は受けなくなった。
 登山道は、水が流れてまるで沢のよう。沢靴にチェンスパイクは大正解。登山靴はさぞかしビショ濡れだろう。1390m付近から沢が出てきて登山道に水がなくなり歩きやすくなった。第二公園に続き第一公園になると木道となりワタスゲやギボウシ、キンコウカなどがまだ咲いていた。天人峡4.5kmの標識が出てからもダラダラの下りである。ようやく滝見台に到着。羽衣の滝七段 落差270mは二番目に高い滝との事。 (一番目は称名滝 落差350m) 

 滝見台から見た滝はすばらしい。ここからジグザクの道を30分ほど下って登山口に到着長い下りであった。すぐ近くの天人閣のかけ流しの温泉(ナトリウム・カルシウム・マグネシウム - 硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉)に入り三日間の汗を流した。
 旭川に出て大雪地ビール館でジンギスカンをいただきお腹を満たした。たまらない味であった。

8/26 予定では室蘭岳に登る予定であったが、リーダーの体調が優れないので、ノンビリ苫小牧に行くことにした。途中で見た恵庭岳は恰好が良かった。道の駅恵庭や道の駅ウトナイ湖でトウモロコシなどのおいしい野菜を購入した。
 帰りのフェリー「富良野」は新造船でツーリストクラスでも快適であった。


写真

8/22

      登りのフェリーサンフラワーとすれ違う

8/23  クワンナイ川遡行一日目(清流橋~カウン沢出合)

      清流橋駐車場からスタート


      林道の踏み跡をたどりボンクワンナイ川出合付近より入渓


      618m 沢出合付近 先に函(ゴルジュ)が見える


ゴルジュの始まり  左側を巻く


      ゴルジュを巻いてさわに降りる


      675m付近の渡渉 結構水が多い


      680m付近を行く


      795m付近


      830m付近


      870m付近 へつって行く


      975m カウン沢出合に到着 渡渉して左岸のテント場でツェルトを張る


カウン沢出合 975m テント場


      釣りたてのオショロコマを焼いていただく


8/24  クワンナイ川遡行二日目(カウン沢出合~ヒサゴ沼避難小屋)

      魚留滝10m 右側から巻く


      滝の瀬13丁が始まる


      3mナメ滝


      F2-10m 左から巻く


      15mナメ滝


      3mナメ滝


      F3-3mと10m滝の両門の滝


      F3-3mの上


      ナメ滝


      9m幅広滝 右側を登る


      豪快なハング滝8m 滝の裏側を通過


      二段20m滝 右から巻く 


      6mスダレ状滝  左から巻く


      15m階段状滝 左側を登る


      3m滝


1570m 源頭らしくなってきた


      1655m 源頭 藪漕ぎはない


      お花畑がお出向え


      天沼東の登山道に出た この辺りから日本庭園が始まる 天気が悪いのでトムラウシ山は割愛


      ヒサゴ沼が見えてきた


      水を汲んでヒサゴ沼避難小屋へ 今夜は避難小屋泊


8/25  クワンナイ川遡行三日目(ヒサゴ沼避難小屋~天人峡温泉 下山)

      化雲岳を経て天人峡温泉へ下る  化雲岳への登り  天気も良くなく 風も強い


      化雲岳山頂にて


      登山道は雨で沢の様 沢靴で良かった


      第一公園 風はなくなったが 天気は良くない


      滝見台から羽衣の滝 落差270m


倒木が多く荒れた登山道を天人峡登山口へ下山


クワンナイ川一日目GPSトラック


      クワンナイ川二日目GPSトラック






















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森吉山

2017-10-14 12:49:29 | ハイキング
石森付近の斜面に咲いていたニッコウキスゲ


期日 : 2017年8月16日
メンバー : L Akky, Tagken, Tuna, T.Shige

コースタイム、天気 晴れ
  コメツガ山荘8:40― 一ノ越10:07―雲嶺峠10:17―森吉避難小屋10:34―阿仁町避難小屋11:10―頂上(昼食)11:49~12:13―コメツガ山荘13:53


山行記録
 花の百名山としてニッコウキスゲなどの高山植物を期待して登る。コメツガ山荘から森吉スキー場の尾根を登って行く。スキー場の尾根からシラビソの林を登ると小石の急坂となり滑らないよう注意して登る。坂がゆるくなり一ノ越の三角点に到着。ここからは端正なコニーデ型の山頂が見えた。冬は山スキーが面白そう。
 
 200m程行くと松倉コースが合わさる雲嶺峠。この付近は湿原となっておりギボウシやミツガシワ、モウセンゴケがあでやかに咲いていた。少し登ると冠岩を御神体とした森吉神社と避難小屋があった。きれいな小屋で利用価値が高い。冠岩から男鹿半島、八郎潟。日本海、白神山地が見えた。
 少し行った石森で左側斜面にニッコウキスゲやクルマユリギボウシなどの花がおでむかえ。お盆過ぎまでキスゲが咲いているなんて驚き。写真をいっぱい撮った。この後も湿原での花を愛でながら登って行く。

 阿仁町避難小屋の手前にクマ除けの鐘があった。さらにエゾオオヤマリンドウ、イワイチョウ、ハクサンフーロなどに癒されながら登って行くと40分ほどで頂上に到着。少し曇ってきて残念ながら期待した展望は得られなかった。少し下の岩陰でTさんが担ぎ上げたスイカをおいしくいただいた。重いのに頑張りました。Tさん、おいしかったです。

 帰りは来た道を下ったが、コメツガ山荘手前の登山道で前に歩いていた人が子熊に遭遇し道を登り返してきた。100m程まで接近したという。さすがマタギの山だ。Tさんが持参した爆竹を鳴らしながら下って安全に下ることができた。
                       


      コメツガ山荘登山口


      一ノ越と三等三角点


      一ノ越より森吉山を望む


      登山道脇でたくさん咲いていたギボウシ 


      雲嶺峠付近の池塘


      森吉神社と避難小屋


      御神体の冠岩


      石森付近からキスゲの群落と森吉山山頂


      チングルマ


      キスゲの群落


      キスゲ


      小オニユリ


      石森分岐


      避難小屋近くの池塘


      避難小屋近くのクマ除けの鐘


      阿仁町避難小屋


      避難小屋近くで咲いてたアザミ


      カイタカラコウ


      ツリガネニンジン


      森吉山山頂


      山頂のお地蔵様


      石森付近から避難小屋を望む


      コメツガ山荘近くで熊かいたとの事で爆竹を鳴らして下山


      無事にコメツガ山荘に下山


      森吉山GPSトラック


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秋田 桃洞沢、赤水沢  沢登り

2017-10-13 22:39:12 | 沢登り
桃洞滝 30m


期日 : 2017年8月15日
メンバー : L Akky, Tagken, Tuna, T.Shige

コースタイム、天気 晴れ
 林道ゲート9:45―クマゲラ保護センター9:50―立川橋9:53―桃洞沢赤水沢分岐10:18―桃洞滝10:34―938mピーク南鞍部(昼食)12:10~27―赤水沢本流12:47―赤水玉川分岐14:26―桃洞沢赤水沢分岐15:18―クマゲラ保護センター15:44―林道ゲート15:52

山行記録 
 鹿角からの県道309号線が大葛温泉付近のゲートで通行止めで阿仁前田まで迂回してクマゲラ保護センターゲートに一時間遅れで到着。計画に余裕があるため予定通り実施。
 
 桃洞横滝を過ぎてから入渓。「天国の散歩道」と言われているように広く開けた廊下のようなナメをひたひたと歩いていく。水量は少ない。カーブを曲がると見えましたなまめかしい桃洞滝(女滝)30mが。高さと形に圧倒される。左岸のステップがしっかり切ってあるので安心して登ることができた。スラブの開けた明るい廊下を歩いていくとA703mで八段ノ滝がかかった支沢が流入。 こちらも行ってみたくなる。

 倒木をよけて行くと堤防のような中ノ滝5mが見えてきた。左側のステップで急坂を上がって越えた。アクアステルスはフリクションがありしっかり止まり安心して登ることができる。美しいナメ床を歩いて行くとボルトが植え込まれたステップがある男滝三段8+4+2mに着いた。中間部のバンド上部にはロープが設置されていた。バンドをトラバースすると中段4m滝の右側に又ロープがありステップも刻まれていた。高さがあるが安心して越えられた。

 沢が狭くなってきたが開けており明るい。白っぽいナメ床を歩きA755mや775mの支沢出合を間違わないように通過すると水がなくなり4m直滝が出現。左から登れそうだが細かいので右から巻いた。沢が土になり藪もなくA880mの鞍部に到着。風が通る所は涼しく汗が引っ込む。ここで休憩して昼食。塩昆布のおにぎりに海苔を巻いていただく。塩が効いていて格別においしい。至福の時間が過ぎていく。

 少し下ると又しっかりしたナメ床。赤水沢に出てフリクションを聞かせて楽しく下っていく。急な釜のある滝は左の笹をつかんで下るとA750mで赤水沢本流に出て一気に沢が広くなった。白っぽいナメ床を下っていくと5m滝に出た。左側にステップがあるが懸垂の練習をして下る。ビレイのしっかりした残置があった。 皆さん習熟しておりスルスル下った。

 次の三段8m滝もステップがあったが浅いので懸垂で降下した。3mハートの滝は右側から木の枝につかまり下った。二段5m滝で、先行の二人組に追いついた。下段は急なためここも懸垂降下。この下で先行組がロープを連結していたので13m兎滝であることが分かった。ここも滑らかなラインをたどればロープなしで下れそうに思ったが、安全を考慮して懸垂降下した。アクアステルスがしっかり止まることを確認ながら降りた。

 滝の下で見ると兎の形がよく分かった。これで滝は終わりで後は赤水沢玉川温泉分岐に出て長いナメ床を歩いて桃洞沢赤水沢出合に出て、クマゲラ保護センターの駐車場に予定した時間に戻った。



 クマゲラ保護センターゲート前に駐車して出発


      クマゲラ保護センター


      桃洞滝見学コースのステップで沢を渡る


      桃洞滝30m 右側のステップから登る


      右側のステップを登る


      「天国の散歩道」と言われている広く開けた廊下のようなナメをひたひたと歩いていく


      二俣分岐、右は八段の滝 左俣へ入る 倒木がある


      中ノ滝5m  左から登る


      男滝三段12m  右側にロープがある


      男滝中段バンド


      4m直滝 右側を巻いて登る



      3mナメ滝を笹に掴まって降りる


      赤水沢本流に出た


      5m滝を懸垂で降下


      三段八m滝を懸垂で降下


      三段八m滝を振り返る


      3mハートの滝  右から降りる


       13m兎滝を降下


 13m兎滝を振り返る


      赤水, 玉川分岐


      三段3m滝


      桃洞,赤水分岐


      クマゲラ保護センターの案内板


      桃洞沢、赤水沢 GPSトラック















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