Dフェイスの頭より、八峰、八ツ峰の頭、三の窓の頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜線を望む
期日:2017年9月24~27日
メンバー: L W.Y, AKKY
アクセス
行き : 9/24 晴れ 大町=大町デリシア(夕食)18:00~30=扇沢駅(車泊)19:30
9/25 晴れ 扇沢駅6:30~7:30=室堂駅9:05=雷鳥平=別山乗越11:40~12:20=剣沢キャンプ場(テント泊)13:50
帰り: 9/27 キャンプ場7:37=別山乗越8:41=室堂駅12:15=扇沢駅13:47~14:05=大町デリシア(昼食)14:35~15:00=葛温泉千人閣(入浴)15:30~16:30
コースタイム 9/26 晴れ
キャンプ場4:38=剣沢=長次郎谷6:41=ゴルジュ7:50=スラブ巻き道=雪渓=五,六ノコル=六峰ピーク12:24=三の窓ノ頭=八ツ峰ノ頭15:05=池ノ谷ノ頭15:58=長次郎ノコル17:07=剣岳頂上17:39=カニの横ばい=前剣19:50=一服剣21:20=剣山荘22:00=剣沢キャンプ場(テント泊)23:16
歩行時間18:38、距離12.3km
山行記録
ヘッドランプを着けてキャンプ場を出発。剣沢小屋脇の登山道を下り、2260m付近より12本アイゼンを着けて快適に剣沢雪渓を下り、平蔵谷の源次郎尾根登り口を見てさらに下り長次郎谷を登る。右側岩壁に岩屋が見えてここが1,2のコルの登り口である事がわかった。1,2のコルへの登りは結構きつそう。
さらに行くと2250m付近で左から岩が出ており雪渓が狭くなっている所(ゴルジュ)で雪渓の両側が崩れ、1m程しか残っていない所を恐る恐る通過。ホッとするが、すぐ先に雪渓が切れてなくなっていた。ここから左側の岩場に移り、スラブを登る。このまま岩を登って行くのかと思ったが、また雪渓が出てきたので安心して雪渓に移った。
熊ノ岩付近からピナクルを右手に見て5,6のコルを目指すが、ザレた急坂なので落石に注意して登り岩壁の脇を移動し再度沢を登って五,六のコルにたどり着いた。少し岩壁をへつり岩壁の窪みから、登っては進みしてハイマツの所までW.Yさんが登る。そのあと私が登った。難しくなく、しかも確保してもらって登るので楽しい登りであった。
少し緩くなった斜面を快適に登って行くとDフェイスの頭に到着。八峰、八ツ峰の頭、三ノ窓ノ頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜、六峰ピークがきれいに見えた。Dフェイスの頭から三ノ窓側のルンゼを懸垂で鞍部まで下り、再度凹角の壁を登り返すと六峰ピーク。
六峰を少し下った所から三の窓へ懸垂降下して六,七のコルに到着。ここから巻道の踏み跡がクレオパトラニードルの方まで続いていた。六峰への登るため左側のリッジ状の稜線を探すがわからず八峰の下まで来てしまった。
クレオパトラニードル(後で判明)と不明ピークのリッジ状部を登ると三ノ窓ノ頭と思われるピークに到着。ここから懸垂降下し、鞍部からさらに壁を登り返すと八ツ峰の頭と思われるピークに到着。周囲の観察から、ここが八ツ峰の頭であることが判明した。前方には池ノ谷の頭と剣岳が見えた。結局、七峰と八峰は巻いてしまった。
この後、ガレガレのルンゼ状部を池ノ谷側へ懸垂降下。浮石が多く落石を起こしそうで注意して下る。さらにロープが溝に入って挟まって取れなくならないよう注意して降下。ロープによる落石が怖かった。途中で切って二段降下し池ノ谷乗越に降りた。対面には小窓の王が見えた。
踏み跡を探しながら岩壁を登ると池ノ谷ノ頭に着いた。前方には長次郎ノ頭が厳しく見えた。ここから狭い岩棚をトラバースする踏み跡をたどり懸垂降下を二回行って長次郎のコルに到着。日が傾いてきて剣岳山頂から先は暗くなることか予測され少し焦る。リーダーの安全第一で行くとの声に勇気つけられ慎重にリッジ状部を登るとようやく剣岳山頂に到着。17時39分ですでに少し暗くなりかけていた。
ここからは一般登山道であるのでヘッドランプを点けて下ることにした。三日月が出ておりランプの光を頼りに丸印や矢印を確認しながら慎重に下りようやく剣山荘、剣沢キャンプ場に着いた。長い長い一日であった。無事について安心したらお腹が減ってきた。
9月25日
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室堂より立山を望む
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みくりが池と雄山
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別山乗越より剣岳
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剣沢キャンプ場にてテント泊
9月26日
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剣沢雪渓を下る
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長次郎谷を登る
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一、二のコルを望む
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ゴルジュの雪渓が狭くなっている 狭い所を通過し左の岩場に移る
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岩場から再度雪渓に移り登って行く
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五、六のコルの下に到着 コルを目指してガレを登る
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五、六のコルに到着 前の岩壁を登る
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Dフェイスの頭より剣岳、長次郎ノ頭、、池ノ谷ノ頭、八峰ピーク、八ツ峰ノ頭、三ノ窓ノ頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜線を望む
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Dフェイスの頭より六峰ピーク、八峰ピーク、八ツ峰ノ頭、三ノ窓ノ頭、クレオパトラニードル、チンネ左稜線
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Dフェイスの頭よりコルへ下る
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Dフェイス鞍部より六峰ピークへ登る
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六峰ピークより八ツ峰の頭と三の窓の頭、チンネ
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巻道よりクレオパトラニードルとチンネ左稜線
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三ノ窓ノ頭より八ツ峰ノ頭と池ノ谷ノ頭、剣岳を望む
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三ノ窓ノ頭からコルへ懸垂降下
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八ツ峰ノ頭にて
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八ツ峰ノ頭より池ノ谷ノ頭と剣岳を望む
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池ノ谷乗越より池ノ谷の頭を望む
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池ノ谷乗越より、下はガリー対面は小窓の王
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池ノ谷ノ頭より長次郎の頭、剣岳方面
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岩棚をトラバースする シュリンゲがある
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長次郎ノコルへ再度懸垂降下
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この崖を懸垂降下した この後ガレを登りコルへ
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降下した所から長次郎ノコルへ登る 長次郎ノ頭を望む
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長次郎のコルより源次郎尾根を望む
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剣岳への登り、日本海に夕日が沈む
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剣岳山頂 ヘッドランプを着けて一般道を下る
9月26日
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剣沢キャンプ場より剣岳を望む
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紅葉の立山を見ながら雷鳥平に下る 紅葉が始まっていた
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八ツ峰上半のGPSトラック