横岳奥ノ院の岩峰を望む
行者小屋にテントを張り、翌日地蔵尾根を登って二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳、石尊峰、三叉峰、奥ノ院と歩き、急坂を下りカニの横這いを通って硫黄岳へと縦走した。天気が良く大同心に登っているクライマーも見えた。また、富士山や、南アルプス、北アルプスもきれいに見えた。赤岩の頭から赤岳鉱泉を通り行者小屋テント場に戻った。
期日 : 2016年3月19~20日
メンバー : L T.Yamoto さん他 7人
コースタイム、天気
3月19日 曇り一時雨
茅野駅9:20=タクシー=美農戸口9:45~10:00―美農戸山荘(昼食)11:23~40―行者小屋(テント泊)15:15
3月20日 快晴
行者小屋6:10―地蔵の頭7:45~8:00―三叉峰9:05―横岳奥ノ院9:25~35―硫黄岳11:04~19―赤岩ノ頭―赤岳鉱泉(昼食)12:37~54―行者小屋(テント泊)13:43
記録
3月19日 晴
美農戸口から重いザックをしょって歩き始める。林道にはほとんど雪はない。
美農戸口バス停にてストレッチをして出発
美農戸山荘の下の駐車場までノーマルタイヤで入ることができるようだ。美農戸山荘のすぐ下は凍っていて滑りやすかった。
美農戸山荘で昼食の後南沢へ
南沢に入り堰堤や橋を越えていくと急坂になりしかも凍っていたのでここからアイゼンを着けた。歩くのが嫌になる頃坂がゆるくなって行者小屋に着いた。
凍結した急坂 ここからアイゼンを着けた
ようやく行者小屋に着いた。
テント場の斜面の雪を踏み固めてテントを張った。今夜は卵付きすき焼き丼と味噌汁のおいしい夕食。
3月20日 晴
硫黄岳や阿弥陀岳がきれいに見えて今日も良い天気。必要なものだけザックに詰めて地蔵の頭を目指して出発。寒くて手が冷たい。
行者小屋を出発
急坂になってくると右手に阿弥陀岳、左手に硫黄が見えてきた。雪は凍っておらずアイゼンが良く効く。
地蔵尾根の急な登りが始まる 2510m付近
右手に阿弥陀岳が見えた
左手に硫黄岳が見えた
2600m付近には階段が出ていた。その上の急坂の斜面は雪が硬くステップが作りにくかったので慎重に登った。
階段下の急坂を登る
階段とその上の急坂
傾斜がゆるくなるとお地蔵さんがいる尾根に到着。右手に赤岳、阿弥陀岳、左に横岳がくっきり見えた。北アルプスもしっかり見えた。
地蔵ノ頭に到着
右手に赤岳、阿弥陀岳の展望
左手に横岳の展望
ここから縦走開始。二十三夜峰を西から巻いて日ノ岳へ。日ノ岳の大きなピークを東から巻いて大きい岩壁の鉾岳へ。
二十三夜峰への登り 2700m付近より 西から巻く
日の岳の下を東から巻ながら登る
日ノ岳下より阿弥陀岳
日ノ岳北の鞍部より鉾岳を望む
鉾岳の巻き道 ルートは難しくない
鉾岳は西から巻いて石尊峰へ。 尖った岩峰の三叉峰と奥ノ院が見えた。
三叉峰を東から巻く 右から杣添尾根が上がってくる
三叉峰は東から巻いて奥ノ院の岩峰を登る。下と上の二か所に梯子があり登りやすい。
奥ノ院の岩峰
奥ノ院の上の梯子を登る
奥ノ院に到着
奥ノ院からの展望は富士山から、中央アルプス、南アルプス、北アルプスが見えてすばらしかった。
奥ノ院から、硫黄岳方面を望む 鎖場の下は階段とカニの横這い
奥ノ院から大権現、三叉峰、赤岳、阿弥陀岳方面を望む
展望を満喫して岩峰を下る。鎖場の後、5段ほど出ているハシゴを下り、再度鎖場の急坂を下るが、鎖は雪に埋まっているのでピックを刺してクライムダウン。下のステップがうまく確認できなかったので少し緊張した。
奥ノ院の岩峰からの下り
梯子の下の急坂の下り 鎖は雪で埋まっている ピックを刺してステップを下る
この後大岩のトラバース。ここがカニの横這い。雪があるので難しくない。これで奥ノ院直下の鎖場は終了
岩峰を巻く カニの横這い
奥ノ院を振り返る 岩峰が鋭い
後は稜線漫歩。雪に半分埋もれた硫黄岳山荘を見て硫黄岳まで登り返す。
大ダルミと硫黄岳 小さく硫黄岳山荘が見える
雪に埋もれた硫黄岳山荘
硫黄岳はいつも風が強いが今日は風がなく温かい。横岳、赤岳権現、阿弥陀岳を見ながら昼食。
硫黄岳山頂にて
硫黄岳からの展望
この後、赤岩ノ頭まで少し登って急坂を下り、赤岳鉱泉を経て行者小屋まで戻った。
赤岳鉱泉のアイスキャンディ アイスクライミングをトップロープで練習する
行者小屋のテント場から大同心、小同心の岩峰が鋭く見えた。
行者小屋からの展望
横岳、硫黄岳のGPSトラック
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