晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

9932    南アルプス 聖岳、上河内岳~光岳

2023-11-01 10:46:46 | 登山

               小聖岳から聖岳を望む

 

期日 : 1999年8月11~15日 

メンバー :  (L)N.Gungi、Akky

 

コースタイム        

・一日目 8/11(水) 小雨

 中央高速松川IC 14:20=上村営高原ロッジ下栗 (泊) 15:50

・二日目 3/12(木) 晴後曇

 高原ロッジ下栗 5:08=便ガ島6:30~50―西沢渡7:13―苔平(昼食)11;29~12:00―薊畑2314m(アザミハタ) 12:27―薊畑分岐13:13~14:00―お花畑14;00一聖平小屋(泊)14:25

・三日目 8/13(金) 晴後雨

 聖平小屋4:55―薊畑分岐5:15―小聖岳6:10~16―聖岳7:02~40―奥聖岳8:00~06―聖岳8:25―小聖岳9:07~13―薊畑分岐9:43―聖平小屋10:05~20―南岳12:26―上河内岳ノ肩―上河内岳13:05―上河内岳ノ肩13:09~14―竹内門13:33―お花畑13:45~51―茶臼小屋(泊) 14:40

・四日目 8/14(土) 曇

 茶臼小屋5:40―茶臼岳6:18~35―仁田池6:40一希望峰7:12―易老岳8:37―三吉平9:50―光小屋(昼) 11:20~12:30―光岳12:45~55―センジガ原―光小屋(泊)13:10

・五日目 8/15(日) 曇

 光小屋 5:35―光岳5:43―光岳小屋6:03~15―三吉平7:27―易老岳8:00~10―面平10:00―易老渡11:00―便ガ島11:25~12:00=松川IC (中央高速)

     便ガ島、聖岳、上河内岳、光岳 易老渡 縦走ルート

   二日目 便ガ島から聖岳小屋ルート標高

     三日目 聖岳小屋から茶臼小屋ルート標高

     4日目 茶臼小屋から光小屋ルート標高

    五日目 光小屋から便ガ島ルート標高

 

記録

一日目 8/11

 聖岳は大井川の支流、聖沢をヘズル山ヒジル沢から転訛したと言われている。美しい気高い名前があったからともいわれている。山のグレーデングは7,Cで最難関の山である。  

   5時間程高速道路と一般道を走り遠山郷下栗の高原ロッジに着いた。遠山川の北の尾根にあり見晴らしはすばらしい。細いジグザグの道を日産スカイラインで登って来たので疲れた。高原ロッジ泊。

       高原ロッジ下栗 素敵な宿

 

二日目 8/12

 車で遠山川の脇の道を30分程走って便ガ島に着いた。山小屋は聖口小屋として昨年から営業している。登山口から林道を歩いて西沢渡(にしざわど)まで50分ほど歩く。登山道は森林鉄道の跡につけられている。出発してすぐに小さいトンネルがあった。堰堤下の西沢渡で荷物をロープで対岸まで渡し、人は危なさそうな丸太橋を渡った。シラビソやミズナラなど原生林の中を登って行く。

        便ガ島登山口

       西沢渡 仮設橋を渡る

  西沢渡の荷物ケーブル 赤い岩(チャート)がある

                 標高1860m付近

  薊畑(アザミバタ)三角点(2314m)近くのお花畑 マルバタケブキ

     薊畑分岐 後は崖

標高差1400m、5時間程登って、ようやく薊畑分岐に着いた。途中標高1800mの大木の広場、2020mの苔平の標識があった。薊畑には黄色のマルハタゲブキが咲き誇っていた。薊畑分岐を過ぎるとまたお花畑。トモエシオガマ、ウメバチソウ、マツムシソウ、ハクサンフウロなどがきれいに咲いていた。少し下ってようやく聖平小屋に着いた。長い登りであった。

      薊畑分岐から小聖岳 聖岳はガスで見えない

     薊畑分岐付近のお花畑 ミヤマアズマギク

      トモエシオガマ

     ウメバチソウ

    タカネマツムシソウ

        もうすぐ聖平小屋

 

三日目  8/13

 早朝5:00に出発し、快調に歩き小聖岳に到着。三人グループに会う。ガレ沢の脇を歩き岩稜の道を登ると標高差300mの砂礫の大斜面。息を切らして登ると待望の前聖岳(聖岳三角点はない)。始めは仙丈ヶ岳、塩見岳、悪沢、赤石岳が雲の間から見えた、光岳方面は見えたが、雲がかかり大きな赤石岳しか見えなくなってしまった。

    聖平小屋を5:00に出発

     小聖岳にて

      小聖岳からの展望

         光岳方面 光岳まで歩いていく

     上河内岳、茶臼岳方面

        聖岳山頂に到着

  赤石岳、左肩に仙丈ケ岳と塩見岳

     山頂直下のガレを登る

 奥聖岳(三角点あり)に立ち寄る。岩場に雷鳥の親子を見つけた。可愛らしい。聖平小屋まで戻り南下して400m程登ると南岳。展望はない。比較的緩やかな稜線を行き、上河内岳肩から上河内岳に登る。山頂はガスがかかってしまった。聖岳、赤石岳、悪沢や富士山が見えるはずなのに残念。尖った奇岩、竹内門を通過し、稜線から少し下って茶臼小屋に泊まる。こちらを下ると東の聖沢ルート。

 

    聖岳から奥聖岳を望む

      奥聖岳から赤石岳

     奥聖岳で雷鳥の親子に会う

  奥聖岳から聖岳へ登り返す

      聖岳から小聖岳へガレ場を下る

 南岳の稜線を登り上河内岳山頂へ ガスで聖岳、赤石岳などは見えない

     上河内岳肩より上河内岳山頂を振り返る

     お花畑で一休み

     竹内門 出口側

    竹内門近くのお花畑 コバノコゴメグサ

  宿泊地の茶臼小屋に到着

 

四日目 8/14 曇

 茶臼小屋から40分程で尖った茶臼岳に立つ。通ってきた上河内岳のルートが少し見えた。他はガスで展望はない。本当に残念。

       茶臼岳山頂

     茶臼岳山頂より上河内方面を振り返る

 二重山稜の仁田池を通ると稜線歩きの楽しい道であるが、展望はないので仁田岳はパス。易老岳付近は樹林帯で展望はない。三吉平のガレは展望が良く遠山郷も見えるとの事であったがガスで見えなかった。静高平、センジヶ原は木道が引かれた天空の回廊、亀甲状土も見えた。昼前に光小屋に到着したので昼食の後光岳に登る。少し行くとコバイケイソウなどがある広場。15分程で山頂に到着。団子の山頂標識があった。木で覆われていて展望はない。展望がないので南西の光岩へは行かなかった。

     仁田池 雨がしとしと

    昼食の後光岳に登る 光岳小小屋泊

 

五日目 8/15曇

 もう一回光岳に登り便ガ島に下山する。今日も展望はない。易老岳まで気分よく歩いて行く。シラビソの森を100m程登ると易老岳。ここから約3時間、標高差1400mの長ーい下り。樹林帯の道を下り、面平に着いた。ブナ、ミズナラ、サワラなどの巨木が立ち並ぶ美しい森。一時間程ガレの急坂を下ると易老渡。安心して渡れる鉄製の橋があった。40分歩いて便ガ島に戻った。周りには赤い石チャートがたくさんあった。疲れたのでのんびりと運転して戻った。

    5:35に光小屋を出発 展望はない

        10分程で光岳山頂

   山頂下の原っぱ 6:15に小屋を出発し易老岳へ向かう

              易老岳三角点2255mから易老渡へ下る

  2000m付近の大木  面平1460m付近から急坂を下り易老渡の橋へ

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9840  南アルプス 悪沢岳... | トップ | 9935    富士山御中道巡り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

登山」カテゴリの最新記事