徳川慶喜が錦の御旗を見るやいなや、何もかもを放り出して大坂城を脱出した今回。
徳川軍は総大将を失って右往左往する羽目に。水戸家出身の慶喜からすれば、いくら形式上といえども朝廷を御輿に担いだ薩摩には逆らうわけにはいかないわけで。慶喜が取った行為というのは客観的に見れば部下を盾にして一人だけ逃げたヘタレ上司ですが、二代藩主・水戸光圀に繋がる彼の血族を考えると逃げ出さざるを得なかった悲しい性に哀れむ他はありません。
ところで、日曜8時になると何もかもを放り出して、PCの前に齧りつきTVを見ながらひたすら文字を打ち込んでいる姿というのは客観的に見てどうなのでしょうか?
で、本題。
鳥羽伏見の戦いが始まりました。そう、ここで出てくるのは薩摩神拳奥義・錦の御旗!
慶喜は単身、江戸へ逃亡。このシーンではサプライズゲストとして新門辰五郎を出して欲しかったところです。
で、逃げ帰ってきた慶喜は勝に協力を求めますが、勝は「天璋院を頼れ」と一言告げたのみ。
ところが、当の天璋院は唐橋から言われてようやく慶喜を再評価し始める始末。水戸家の家風を理解していない彼女に驚きました。斉昭を懐柔する為に得た知識は全く役に立っていないところが何とも。アレは江守を躾けるた為に片手間で身に着けた知識だったみたいです。
あ、そうそう。本寿院。この人は何もかもが間違っているので放置しておきましょう。
そして遂に訪れた、天璋院VS慶喜!
天璋院は慶喜の為に大奥にやって来たのに、いまや考えの違いから対立する事になった両者。
完全自●マニュアルを片手に大奥にやって来た慶喜に天璋院は
「一人だけ、滅びの美学に酔いしれるな!生きて恥を晒しなさい」
と命令を下します。
そして何とこの言葉で慶喜はアッサリ天璋院に『恭順』。あれだけ怪しい雰囲気を醸し出していた慶喜は、意外にも流されやすい人物である事が発覚した瞬間でした。
でも、それよりも気になったのがこのシーンの慶喜に当たっているライトがひたすら暗い事。見事なまでに闇のキャラに仕立て上げられています。しかし、天璋院に『恭順』の意を示した後の慶喜には何故か闇ライトが当てられなくなりました!分かり易い演出に感謝です。
後の流れは、茶番にしか受け止められなかったので、言うべきことは何もありません。
その頃、薩摩では小松帯刀が京へ出立。
しかし京では薩長軍が今にも江戸へなだれ込もうとしているところ。
大奥では、勝がこの江戸総攻めには必勝法がある!と天璋院に宣言。
果たして、勝安房守の必勝法とは?
そして天璋院ら、徳川の女性たちの運命やいかに!?(煽りすぎですかね)
次回、松阪慶子さん大プッシュ!!
でもひとつ、本寿院すっかりいっちゃってるな・・・(ハハハ)
そう、冒頭のナレーションでの「天璋院の運命は?」のたぐいのセリフ、これまでの46回の放送中何回で言われたんでしょうかねぇ、今日初めて思いました。
>冒頭のナレーションでの「天璋院の運命は?」のたぐいのセリフ
確実な事はいえませんが、ほぼ毎回言っていると思います。しかも(本編で語られることが無い)歴史の動きを説明した後、取って付けた様に言ってくれてます(笑)
>本寿院すっかりいっちゃってるな
今回は妄想まで入ってましたからね・・・。「慶喜凱旋」なんて、いくら情報が入りにくい大奥でもそんな虚報は入らないと思うのですが。事実を知った後の本寿院はいつも通りのお姿で逆に安心しました。
たぶん当時の大奥の人たちは、この位物知らずで
この位勘違いで。。。
って感じだったのかもですね~。実際は(-_-;)
天璋院が色々と知りすぎなくらい。。。
ま、主役ですから(^.^;)
>PCの前に齧りつきTVを見ながらひたすら文字を打ち込んでいる姿というのは客観的に見てどうなのでしょうか?
あたしゃ、ほぼ毎日、夜はそんな感じですから~(~o~;)
自分でも見たくない自分の姿。。。
慶喜は長生きするはずなのに天璋院マジックによって
すっかり毒気が抜けてしまいましたね!?
恐るべし「大奥パワー」ですね!
>一人だけ、滅びの美学に酔いしれるな!生きて恥を晒しなさい
ああ・・・そういうことなのか、と無理やりナットクしました。
>何故か闇ライトが当てられなくなりました!分かり易い演出に感謝です
でもそしたら「ああ・・・髭の濃いひとだったんだなぁ」って
見てはいけないものを見てしまった気分です・・・
(まるで保毛田ホモ男みたいなんだもん ><)
>ま、主役ですから(^.^;)
考えてみればそうそうですよね。
篤姫基準で考えると本寿院が勘違いキャラに見えるのですが、史実は篤姫も本寿院と同じような行動を取っていたかもしれませんね。
>あたしゃ、ほぼ毎日、夜はそんな感じですから~(~o~;)
ドラマレビューを楽しく拝見させてもらっています!応援してます。特に流星の絆のレビューを楽しみにしています!!
私の場合はPCに向っている自分の後姿を幽体離脱して見ているような気分になるのですよね・・。
慶喜が天璋院の言うがままになってしまった時点で
「この人、真の意味で負けたな」
と思いました。大奥で天璋院&静寛院の下座にこじんまりと正座している慶喜を見て、哀れすぎて涙が出そうになりました(笑)
>(まるで保毛田ホモ男みたいなんだもん ><)
ヤホホ~ムラン、ヤホホ~ムラン、ヤホホォ~ムラン♪という、あのBGMが次回から流れるかもしれませんね!
あぁ岸田今日子姉さんが生きていれば・・・
井伊直弼といい敵側でありながら篤姫さまに恭順する人って多いですね。
>歴史上では 篤姫さまは 慶喜さんをついに許さなかった
慶喜憎しの反動として、余生を亀之助の養育に捧げたとも言われているらしいですね。ドラマでは人格者で通ってますが、少しぐらいは毒を持っている篤姫というのも素晴らしいと思います。
>井伊直弼といい敵側でありながら篤姫さまに恭順する人って多いですね
まさに主役の特権ですよね。
慶喜は形だけの恭順という行動ぐらいは取りそうですが、井伊直弼は薩摩側の篤姫とは絶対に仲良くならないと思います。
>史実は篤姫も本寿院と同じような行動を取っていたかもしれませんね。
そういえばもっくん慶喜では、天璋院に江戸城を出るように説得する勝海舟に対して、菊本・・じゃなかった・・滝山が抵抗して「西郷吉之助をここに呼べ」などと言ってた記憶があります。
ご無沙汰しております。
深津版篤姫では滝山が本寿院の立ち位置みたいなものでしたよね。もう一人、滝山と同じような側近がいましたがこちらはあまり記憶に残っていません。
深津さんの天璋院はあまりインパクトが少なかったように思えます。あの頃は、NHKもまさかここまで大奥ブームが大きくなるとは思ってもみなかったのでしょうね。