必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【功名が辻・感想レビュー】初めての浮気

2006-03-05 21:08:00 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

今回は「金ヶ崎退却戦」と「小りんの謀略イベント」の2つのお話がメインでした。

前半はスケールが小さいながらもどうにか金ヶ崎の撤退戦をしっかりと描いていました。山内一豊の絶体絶命のピンチに鉄砲音がしました。琉河は竹中半兵衛かなと思いましたが、見上げるとそこには釣りバカ日誌の浜ちゃんこと西田敏行さんが!徳川家康が彼の窮地を救うとは思っても見ませんでした。一本やられました!
さすがは西田さん、太っ腹です。(注:笑うところです)家康が山内一豊の存在自体を当時から意識していたかどうかは知りませんが、関ヶ原の戦いの伏線と琉河は理解しました。

それで後半ですが、長澤まさみさんに振り回される大の男たちの悲しい挽歌が無常に響いていました。「一豊の浮気」を「杉谷善住坊の信長襲撃」の展開に拡げるのはなかなかの趣向だと思います。これが大石静さんのオリジナルだとしたら、ちょっとは見直します。

で、逆に琉河的に納得のいかない点を物申す!

金ヶ崎撤退戦
りんの話は2話に分けた方が良かったと思います。

前半は(功名が辻にしては)戦闘シーンてんこ盛りで緊迫感がありましたが、後半のスケベなオッサン達のせいで物語が一気にホームドラマコメディに逆戻り
なんで、そんな構成を組んだのですか?
例えて言うなら、フォアグラ料理とフカヒレ料理をグシャグシャに混ぜて食べるような変な違和感があります
長澤さんは17歳という若さで最優秀助演女優賞を獲得するほどの演技力のある女優さんです。華もある方なので、彼女メインで丸々1話使っても良かったのでは?
金ヶ崎撤退戦と抱き合わせにしなくてもいいと思いますが。ここは思い切って念入りに山内一豊版の金ヶ崎撤退をじっくりと描き、200石の褒美をもらうまでが今回の1話、それで長澤さんのやり取りと来週放映されるであろう千代の家出(本当にどうでもいいエピソードですが・・・)で1話でいいじゃないですか!後者の話のサブタイトルは「世界の中心で浮気をする」とでもしておきなさい。

予告編で仲間さんが「コリンなんて変な名前!」と嘆いていましたが、そんなセリフを吐いてしまうと世の中の「ゆうこリン」のファンの方々が黙っていないと思います。コリン星の方々に襲撃されてしまいますよ!
ついでに舘さんは一豊の滑舌の悪さを指摘する前に、自分の滑舌の悪さを自覚して下さい。本当に通訳が必要なのは舘さんだと思います

ところで次回は何の合戦でしょうか?一応それだけを楽しみにしておきます。