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関東の空を飛ぶ (16) - 富津岬 ・ 第一海堡

2009-10-19 | 関東

三浦半島観音崎から浦賀水道を約7km隔てた対岸にある「富津(ふっつ)岬」。

長さ約5kmにわたって鳥のくちばし状に延びた砂嘴で、東京湾を内湾と外湾に分ける。小糸川から流れ出た土砂や磯根岬からの砂が潮流で堆積して砂嘴を前進させた。

幕末に老中松平定信が外国船の来航に備えて富津岬に砲台を築き、明治時代に入ると一帯は、海軍の軍用地となり、要塞地帯として東京湾防衛のため、沖合に第一~第三海堡(かいほう)がつくられた。

かつて東京湾上空から東京を目掛けて飛来したB29爆撃機に向けた高射砲があった場所である。

戦後は千葉県に払い下げられて千葉県立富津公園となっている。



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