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最新鋭機B787は、従来の中型機と比べて様々な点で性能が向上している。
通常、航空機はアルミを中心とした素材でできているが、B787はその約50%が炭素繊維複合材でできており、従来よりも「軽く、強い」機体となった。
その結果、燃費効率が従来機よりおよそ2割向上し、航続距離も伸びた。ボーイング777型機といった大型機でないと運航できなかった米東海岸路線や欧州路線の直行便にも投入可能となった。
B787は機体の70%近くを、海外メーカーを含めた約70社に開発させる国際共同事業である。
その中で、機体の大部分を構成している炭素繊維複合材は東レ製。また三菱重工が主翼の組み立てを行うなど、日本企業の技術が全体の35%を占めている(この35%という数字はボーイング社自身の担当割合と等しい)。
画像は、ANAのトリトンブルーの塗装が施されたテスト機(試作2号機N787EX)。
7月3日午前6時20分過ぎ、羽田空港R/W34Rに着陸後、国内線第2ターミナルの正面をタキシングして202番スポットに直行した。
B787のエンジンはRR(英・ロールス・ロイス)製トレント1000。エンジンカウルの波形状が特徴的。