Tenkuu Cafe - a view from above

ようこそ『天空の喫茶室』へ。

-空から見るからこそ見えてくるものがある-

“Te Papa” の空を飛ぶ (20) - Christchurch

2010-10-19 | 海外

ラグビーファンでなくても、“CCC”(実は3羽並んだ“キウィ”---ニュージーランド国鳥)のロゴマークは、ご存知のことだろう。

そう、「カンタベリー・オブ・ニュージーランド」のブランド名で知られるカンタベリー・インターナショナル社のロゴマークである。

社のラグビー・ジャージ(ユニフォーム)は特に有名で、世界各国のラグビー協会、クラブチームが公式ユニフォームに採用している。最近は、日本でも、カジュアルウェアやスポーツグッズなど幅広く販売している。



その歴史は、1880年代に、セーラ&アルフレッド・ラドキン夫妻が、毛織物工房をクライストチャーチの自宅に設立することから始まる。
当初は、靴下とカーディガン、その後、下着の製造を手がけた。
しかし、十分な紡績糸が見つからず、アルフレッドは、南カンタベリーのアッシュバートンに住む、ジョン・レーンとプリングル・ウォーカーの毛糸工場に糸の供給を求めた。

2つの組織は急成長を果たし、1904年に両組織は統合し、“レーン・ウォーカー・ラドキン社(LWR社)”が誕生した。

LWR社はその後、水着、ラグビー・ジャージなどのスポーツ衣料品の製造・販売を始め、第1次・第2次世界大戦中は軍服の製造も手がけた。

1960年代には、ヨーロッパ、北米へ輸出を始め、以降、100年以上の歴史を誇る老舗のラグビー・ブランドとなったのである。