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九州の空の玄関 - 福岡国際空港

2009-05-26 | 九州
空港から福岡の中心地、天神まで市営地下鉄で約10分、福岡空港は日本で一番、いや世界でも屈指の便利な空港だ。その福岡空港は、ひと昔前まで「板付(いたづけ)空港」と呼ばれていた。
第2次大戦後、未完成の蓆田(むしろだ)飛行場を米軍が接収し拡張整備、朝鮮戦争時の重要基地であった。1951年一部が民間に開放され、「福岡空港」として九州の表玄関となるが、ベトナム戦争時にはアメリカ軍機の訓練補給基地となった。軍民共用が長い間続き、基地との併用による支障が多発、1968年には九州大学に米軍用機が墜落する。72年に全面返還された。
空港の近くに板付遺跡という国の史跡がある。日本の弥生式文化最古の水稲耕作跡とされている。
今は日本中にあるロイヤルホストのロイヤルは、板付発着機の機内食ビジネスで伸びたのだった。
筆者自身の「空の旅」もJALのDC-6Bによる伊丹―板付から始まる。