白山とは反対の東方に目を移すと、剱岳(2999m)の威容が姿を現した。
北アルプス北部を代表する「岩と雪の殿堂」。
その岩稜で固められた山容は、まるで岩の鎧で身を固めた武者のような迫力が感じられ、圧倒的な存在感で鎮座している。
「北アルプスの南の重鎮を穂高とすれば、北の俊英は剱岳であろう」と、深田久弥は『百名山』の剣岳の出だしに書いているが、誰しも剱岳の際立った姿を目にすれば、この表現が確かであると思うであろう。
北アルプス北部を代表する「岩と雪の殿堂」。
その岩稜で固められた山容は、まるで岩の鎧で身を固めた武者のような迫力が感じられ、圧倒的な存在感で鎮座している。
「北アルプスの南の重鎮を穂高とすれば、北の俊英は剱岳であろう」と、深田久弥は『百名山』の剣岳の出だしに書いているが、誰しも剱岳の際立った姿を目にすれば、この表現が確かであると思うであろう。