ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

憂いなければ備えなし ~サキシマフヨウ・ヘビウリなど:東京都薬用植物園(続き)~

2021-10-09 | 公園・庭園・名所

前回の都立薬用植物園の続きです。

 

その前に、7日(木)深夜の地震について、いろいろの方がブログに

書いておられました。震源地は千葉でした。

地震があった時私は、テレビを見ながらソファーにもたれかかって

いました。

突然家族の携帯の警報音が一斉に鳴りだし、大きく揺れ始めました。

びっくりです。

あわてて、チャンネルをNHKに切り替え、震源地はどこだろうと

画面を見つめていました。余裕というより、危機感ゼロです。

 

少しして、そうだ玄関のドアを少し開けておかなくとはと思い、

あわててドアに向かい、カギをあけたまではいいのですが、

ドアに挟むものがみつかりません。

サンダルがいい、どこだ。

冷静に考えれば、一旦揺れが収まったところで、安全を考え

ながら、まず逃げることを考えないといけないのですが、

実際はこんな状況でした。

 

「3.11」から10年。確か今年の初めにいろいろ報道があった

はずですが、もはやすっかり忘れていました。

まさに「憂いなければ、備えなし」状態です。

今回は、私の住んでいるところは震度3でしたので、結果として

は何事もなくてすみました。

でもこれでは、今後大きな地震があった時には対処できません。

反省しきりです。

 

 

さて薬用植物園ですが、まずフヨウです。

鹿児島西部から沖縄にかけて自生するサキシマフヨウ

(アオイ科)です。

高さは2mはありました。白とピンクの花です。

晩秋に咲くようです。

 

 

オオベンケイソウと出ていました。

その名の通りベンケイソウより大きいということですね。

高さは30~40センチくらい。

ヒメアカタテハというんでしょうか、蝶が一匹、逃げもせず

花にずっと止まっていました。

 

 

イヌサフランです。よく見ます。

サフランという名前が入っていますが、サフランでは

ありません。サフランはアオイ科でクロッカスの仲間

ですが、イヌサフランはイヌサフラン科です。

有毒植物です。

似た名前の植物に、サフランモドキもありますが、

これはヒガンバナ科のタマスダレの仲間です。

それぞれ別種なんですね。

 

 

キダチチョウセンアサガオです。

別名のエンゼルトランペットという名前の方がよく

知られています。これはナス科の植物で、ヒルガオ科

のアサガオとは違います。有毒植物です。

トランペットのように大きな花が下を向いていました。

 

 

オオユウガギクです。野菊です。

晩秋に咲くようです。

高さは40センチくらい、花は3~4センチくらいでした。

横に広がっている感じでした。

 

 

実がなっている木もありました。

まずザクロです。今近くではあまり見かけません。

子どもの頃に食べて、中の赤い実がすっぱかった

ことを思い出します。

 

 

オオミサンザシ(バラ科)の実です。

4~5mくらいの大きな木です。

実が大きいのでオオミというらしいですね。

3~4センチくらいの大きさの実でした。

果実が食用とされ、消化を助ける働きがあるのだそうです。

 

 

チャノキ(ツバキ科)です。つまりお茶ですよね。

この花と実は初めて見ました。

白い花は晩秋に咲くんですね。確かにツバキの花のようです。

実もついていました。咲いたばかりで実がつくわけはないと

思いますので、去年の花の実なんでしょうか。

 

 

ヘビウリです。

夏に、レースのようなヘビウリの花を紹介しました。

花は、カラスウリと同じような感じでしたが、

実がまるで違いますね。

カラスウリの方は4~5センチの緑色の小さな実です。

ところが、ヘビウリの方は、2mくらいありそうです。

こんな大きな細長い実になるんですね。

自然とは本当に不思議ですし、おもしろいものです。

コメント (2)
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