ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

植物園へぶらぶらと ~東京都薬用植物園~

2021-10-05 | 公園・庭園・名所

「宣言」解除になった最初の日曜日(10月3日)です。

午後、久しぶりに都立薬用植物園にでかけてみました。

ここは、いわゆる園芸種のような植物は少ないですし、

しかも花も少ない時期です。

入園者も少ないのではと思いながら入場すると、

観察会でもあったのでしょうか、それなりの見学の人がいました。

和やかな雰囲気です。

皆さん、一様にほっとしたものを感じているのかもしれません。

 

 

園内に入ると、結構ホトトギスの数が多いことに気づきました。

花弁にたくさんの紫色の斑点がついています。

種類が違うのでしょうか、花の大きさや斑点のつき方が違って

いるようです。

素敵な名前ですし、日本庭園にはうってつけの感じですね。

同じホトトギスですが、紫の斑点のないものがありました。

シロホトトギスだそうです。上品です。

 

 

こちらは、キチジョウソウです。

日陰の林の中の園路沿いに、花をのぞかせていました。

葉に埋もれるように花柱がのびています。

花の高さは15センチ前後です。淡い赤紫の花です。

注意して見ないと見落としてしまいますね。

この花が咲くといいことがあるそうですが、

見ただけでも、きっといいことがあると思ってます。

 

 

どこかで見たことがある花だなあと思って、立て札をみると

マンネンロウと書いてあります。珍しい花かな?

よく見ると、その下にローズマリーと出ていました。

よく知られたハーブのローズマリーです。

マンネンロウは和名で、ローズマリーは英名だったんですね。

 

 

 

この赤い穂のような花をつけた植物は、ケイトウ(ヒユ科)の一種で、

スギモリケイトウというのだそうです。高さが2mくらいありました。

ケイトウというと、ニワトリのとさかのような花を思い浮かべますが、

こういう種類のケイトウもあったんですんね。

若葉などが食べられるらしいですが、実際は観賞用でしょう。

 

 

もう一種、ケイトウがありました。槍状です。

和名がノゲイトウです。密集していました。

ケイトウの中で、セロシアといわれる種類のようです。

高さは1mくらい。私には上品な絵ロウソクのような感じがしました。

 

 

上の写真は、夏ごろに紹介したクソニンジンです。

これは、そのクソニンジンが、粒々の小さな花をつけている

ようなんです。とても花には見えませんがー。

2m近い高さがあったようでした。結構な背丈です。

 

 

シオン(紫苑)です。うす紫の花をつけるキク科の花です。

秋も深まった頃に花をつけるようです。

2mくらいはあったでしょうか。これも背丈が大きいです。

花壇や家のお庭で見かけますが、実は絶滅危惧種に指定されて

いるんですね。

(※まだありますので、次回に続けます。)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ケイトウ (カンサン)
2021-10-05 19:41:56
ヒマヒマノキさんへ、私のソプラノ リサイタルのブログにいいね!ありがとうございます。
私のの近くでもケイトウはよく見かけます。家々のお庭でも見かけます。
ノゲイトウのやさしいピンク色が私の好みです。
返信する
カンサンさんへ (ヒマヒマノキ)
2021-10-05 20:46:28
カンサンさん、こんばんは。
ブログにコメントをありがとうございます。
ノゲイトウは、炎を思わせるケイトウと違って
優しい感じですね。
今回、ケイトウにもいろいろ種類があることを
知りました。楽しかったです。
返信する

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