今月14日(土)・15日(日)に行われた川越祭りです。
今回は、初日の14日の「宵山」(よいやま)に
行ってみました。
宵山では、夕方暗くなるころに、それぞれの山車の
提灯に灯がともります。山車が提灯の灯に浮かび
上がり、まつりの雰囲気をさらに高めます。
山車では、笛・太鼓・鉦の居囃子(いばやし)が
始まり、獅子・狐・おかめなどの踊りが披露され
ます。祭りに訪れたたくさんの人が山車を取り囲み、
じっくりと、この宵山を楽しみます。
川越の駅を出ると、大変な人出です。
道路際で山車の巡行を待つ人、
屋台店の食べ物・飲み物を楽しむ人。
もう人・人で溢れています。
通りを、神輿が威勢よく練り歩いています。
ますます祭りが盛り上がってきます。
宵山に訪れた人が、通りをいきます。
灯りのともった山車を目指す人、
山車を見終えて戻ってくる人。
とにかく、人波でぎっしりです。
さて最初に出会ったのが、徳川家光の山車です。
家光の人形が、きりっとしたお顔を見せています。
将軍の威光を感じさせます。
山車の周りを飾る提灯です。
提灯はこんなふうに、山車を飾っています。
山車の正面の両脇の木彫りです。
これだけでも豪華です。
山車の手すりの周りの木彫りです。
豪華な木彫りには驚くばかりです。
山車両側の車輪です。
かなりの重量を支えていることになります。
左右に曲がるときは、この車輪の下に
先が平たくなった鉄の棒を差し込んで
操作しています。
こちらは河越太郎重頼の山車です。
鎧武者姿をしています。
山車の周囲を飾る「幕」です。
これは刺繡が施されているのかもしれません。
これだけでも、文化的価値が高いものなん
だろうと思います。
まさに豪華絢爛ですね。
これは菅原道真の山車です。
両脇に白狐が飾られていて、後ろを
振り向いています。
何か謂れがあるのだろうと思います。
それぞれにすばらしい装飾が施された山車
の数々ですが、とても一度では紹介で
きません。また、来年のまつりで、他の
山車を紹介したいと思います。
とにかく豪華絢爛の一語につきる山車です。
世界が平和でありますように!
川越は埼玉県で江戸時代の雰囲気が残っている貴重な町ですね。お祭りも伝統を守っていて、とてもいいですね。
川越は江戸幕府にとって重要な地で、川越藩主には
親藩・譜代の大名があたっています。江戸とは
舟運で結ばれ、商業都市として発展してきたよう
です。川越のまつりも、そうした都市としての川越
の役割を背景に行われ、現在に続いている歴史的・
伝統的なまつりなのだと思います。