カツ★ガレーヂ

Vintage Motorcycle Laboratory

灯火系の修理

2007-10-27 23:13:35 | CB72R
昼から雨も上がり、なんとかバイクいじりもできそうになったので集中的にCB72を修理する事にしました。今日の所は燃調のセッティングよりも電気回路重視という事で。

  

灯火系もバッテリー回路中のどこが悪いのか良く分かりません。という事でまずはバッテリー。やはり2V程度しかありません。セレンが死んでたらイヤだな~などと思いながら、とりあえずエンジンをかけると回転に応じて電圧が12V以上まで上がります。とりあえずセレンはOKのようです・・・。

  

とにかくまずはコレ。バッテリー交換。
9Aのバッテリーが適合するようですが、何でも良いと言う訳ではなく、端子の取り合い、バッテリーケースの寸法を考えるとYB9L-B辺りが良いようです。
先日から電解液を入れて準備しておいたので、即交換完了。

  

これでスイッチを全灯火点灯にして試してみます。が、点灯しません。ところがポジションにしてみるとリアのポジションランプが付きました。どうやらライト回路に問題があるようです。そこでココからはテスターで各部を当たっていったのですが、メインスイッチONでライトスイッチの黒回路までは電圧が来ているのですが、ライトスイッチから先が出ていません。スイッチ回路の導通を当たってみると、ライトスイッチをONにしても黒と緑・茶間の導通が出ません。ライトスイッチが原因だったようです・・・。

  

ライトスイッチを取り外して全バラにしました。この辺りの年式のバイクはスイッチが悪いからといって『交換』なんて出来ないんですよね~・・・。あくまで『修理』で対応です。一度細かい部品までバラバラにして各部を磨き、再度組み直しました。・・・が、やはりスイッチONで黒と緑・茶間の導通が出ません。

  

  

さらに不良の原因を追い詰めていきます。
よくよく調べるとそもそも緑と黒はメインのプレートの表と裏で導通がありません。このプレートの内部で断線しているようです。ビックリです。
ポジションだけが付くのは黒の2点のうちポジションに使う片側だけは正常だったからでした。

  

という事でハンダしてある箇所を再度コテで溶かしながらグリグリやって、中までハンダを詰めました。結局原因は黒と緑の表裏の貫通ポイントで『空洞』が出来ていた事による断線でした。
こんな事は通常ありえないことだとは思うのですが、ショートして内部が飛んだのでしょうか?となるとやはり緑の回路=前後ポジションランプ、メーターランプの回路に問題があった事になります。先日気が付いた緑の回路がアースに直結してあったいい加減な回路が怪しい・・・。

  

という事で組み直し完了。これでヘッドライトは点灯するはずです。
その前に全ギボシを新しいものにしておこうと思います。

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