幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

「メルケル 世界一の宰相」メルケル対プーチン

2022-03-06 12:26:32 | 政治

橋元五郎さんの話は分かりやすくていいです。

五郎ワールド は月1回掲載される。

いつもは、あまり読んでいなかった^^;

 

 

五郎ワールド

「尊厳ある政治」を求めて

の抜粋です。

 

肥沃な農地、天然ガス、豊富な天然資源、そして東西にまたがる

要衝の地ゆえに、ウクライナは受難の歴史をたどってきた。

ヒトラーやスターリンに蹂躙され、2014年に続き

今またプーチンに侵略された。

14年のウクライナ危機で正面からプーチンに対峙したのは

ドイツの首相メルケルだった。

メルケルは、爆弾と戦車でウクライナをなぎ倒そうとする

プーチンに対し怒りに震えながら、38回の話し合いを重ねた。

最近出版された米ABCニュース元記者

カティー・マートンの『メルケル 世界一の宰相』

その模様を生き生きと描いている。

 

メルケルはプーチンの良心に訴えることはしなかった。

科学者であもあるメルケルの武器は事実だった。

プーチンの「常習的な嘘」を見破り、人権侵害と残虐行為が

行われている事実を一つ一つ指摘し、その責任が

プーチンにあることを思い知らせた。

 

メルケルが2度も犬に噛まれて怖がっていることを知ったプーチンは

自分の愛犬ラブラドルレトリバーを首脳会談の

部屋に入れた。飼い犬がメルケルの周りをかぎ回っているのを

プーチンは不適な笑みを浮かべて見ていた。

メルケルはひるまなかった。

 

なぜメルケルは16年もの間首相であり続けることができたのか。

第一は、彼女の師でもある元米国務長官ヘンリー・キッシンジャー

言う大半の政治家が陥る罠に落ちなかったことだ。その罠とは

「かけひきに夢中になり、政治家同士で話してばかりいる」

というものである。

第二は、派手なパフォーマンスや美辞麗句を嫌い、実績重視の

姿勢を貫いた。声高にフェミニズムをとなえることもしなかった。

女性差別への最大の武器は自分が成功を収め、後に続く女性のための

道筋をつけることだと確信していたからだ。

第三は、「尊厳ある政治」を心がけ、倫理性の高い政治を追い求めた

ことだ。その象徴が難民の受け入れだった。

15年8月、「ドイツは難民を追い返しません」と宣言した。

 

確かに難民対策ではメルケルの弱点も露呈した。

難民を受け入れることがなぜドイツのためになるのか、効果的な

説明ができなかった。相次ぐテロは難民への恐怖心を呼び起こした。

それでも15年にドイツが100万人もの難民を受け入れ、推定600万人から

700万人ものドイツ人が難民たちを助けた事実は

誇りうることとして歴史に残るだろう。

 

長い政治生活を支えた自らの資質を問われ、メルケルは答えた。

「忍耐力です!」。歴史の本にどう描かれたいかと聞かれ

「努力の人だった、と」

優れた指導者に何が必要か。教えてくれて余りある。(敬称略)

~~~

プーチンは知れば知るほど、最低!

愛犬を首脳会談の部屋に入れた・・・ 呆れる!

メルケルさんが38回も話し合いを重ねたことなど、

全く知らなかった・・・

 

プーチン大統領は死後に、自分が天国に行けると思っているのか???

地獄に決まっている。子どもでも分かること。

閻魔大王に聞くまでもない。

( ↑ 分かりやすい表現にしました)

国内外に与えた苦悩が、全部自分に返って来ることなど

考えが及ばないのか。

歴史に悪名が残ることも気にしないのでしょう。

 

 


「ドライブ・マイ・カー」、「コーダ あいのうた」

2022-03-04 11:01:06 | 映画

コメント欄は閉じておきます。

「ドライブ・マイ・カー」を見みました。

アカデミー賞の作品賞等にノミネートされた。

そんのことで市内でも上映していた。

3時間くらいの映画ですが、長く感じなかった。

たぶん、「パラサイト」と同じように

アカデミー賞監督賞等を受賞すると思う。

「パラサイト」とは真逆のような映画だけれど、

熱のこもった映画なのは同じ。それが伝わってくる。

本屋さんの店頭に村上春樹の原作が積んであった。

見た人と語りたくなる映画。

 

村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編

「ドライブ・マイ・カー」を、

「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した

濱口竜介監督・脚本により映画化。

 

舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と

幸せに暮らしていた。

(本当に幸せだったのかな?)

しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。

2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、

演劇祭で演出を担当することになり、

愛車のサーブで広島へ向かう。

(赤い車 やはり赤なので印象的 うちのも赤)

そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、

家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。

主人公・家福を西島秀俊、ヒロインのみさきを三浦透子、

物語の鍵を握る俳優・高槻を岡田将生、

家福の亡き妻・音を霧島れいかがそれぞれ演じる。

2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、

日本映画では初となる脚本賞を受賞したほか、

国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、

エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞も受賞。

また、2022年・第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる

作品賞にノミネートされたほか、

監督賞、脚色賞、国際長編映画賞とあわせて4部門で

ノミネートとなる快挙を達成。

~~~

「コーダ あいのうた」も見ました。

Coda とは、「Children of Deaf Adult」、

耳の聞こえない両親から生れた子どもという意味。

耳の不自由な家族の通訳として

高校生のルビーは、将来への夢と、家族の通訳を務める

責任感との間で悩む。

普通と違う家庭で育ったそんな彼女が唯一輝くのは。

歌っている時だ。

クライマックスでルビーが歌うのは、

ジョニー・ミッチェルの「青春の光と影」。

今、YouTubeでこのシーンを見直しました。

この曲は、感動的です・・・ 聴いてみてください。

YouTube など、あまり縁もないけれど・・・

 


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