ヴァシュティ・バニヤン
英国トラッド・フォーク の歌姫
午後9時30分を少し回った頃、歌声は静かに始まった。
優しいバイオリンと暖かなフルートの音色につつまれ彼女の歌声は
春の訪れたイギリスの田園地帯を想像させてくれた。
「ヴァシュティ・バニアン」 知らない人の方が多いでしょう。
70年代初頭イギリスでひっそりと発売され1枚のアルバムを残して姿を消した幻の歌姫
2000年にCDが再発されるのを期に再評価が高まり、ついに本人も活動再開。
2005年には日本お得意のアナログオリジナルLPを紙ジャケで再現。
最新リマスターを施されて発売されました。
同時に35年振りとなる新作「ルックアフタリング」を発表
変わらぬ歌声とソングライティングを聞かせてくれました。
ジャケットを見ればその牧歌的な感じがわかると思います。
それでもヒット曲がある訳でもなく知る人ぞ知るアーティスト。
よくぞ呼んでくれた「ビルボードライブ}!!
3分足らずの曲々をささやくような歌声で約1時間聞かせてくれました。
スコットランドから来たサポートメンバーの女の子がとてもかわいく、
見たことのない楽器を駆使してヴァシュティ・バニヤンの世界を表現していました。
雪解けの水が流れる小川のように楚々とした景色を
六本木のビルボードライブの空間に見せてくれました。
来日したにもかかわらず「日本盤」は既に廃盤。
輸入盤か中古盤で頑張って探して聞いて下さい。 心に染みます。。。