ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ジュエリー雑誌の変遷

2008年09月30日 | ジュエリーよもやま話

古いジュエリーのムック誌がたまって場所塞ぎになったので整理することにしました。ジュエリーの制作を始める前から、ジュエリー誌が大好きで毎年ほとんどの雑誌を買っており、かれこれ10年になります。捨てるのが惜しくてその前にもう一度眺めてみることに・・・。

なつかしいな~、これ流行ってたよな~、こんなの今してたらかなり恥ずかしいよー、と一人突っ込みいれながら、現代ジュエリーのプチ変遷を辿っているとあっという間に時間が経ってしまいます。


カルティエ、ブルガリ、ティファニー、ヴァン・クリは
お約束のブランド四天王。


記事コンテンツ(テーマ)も
ほっとんど毎年おんなじだよな。

こういった、”モノ系”雑誌は、だいたいメーカーとタイアップして企画されていますから、そのシーズン(たいていクリスマス前に発刊されます)にメーカーが売りたい主力商品を中心にピックアップ、フィーチャーされます。

しかし、わたし個人的には、そもそもこうした雑誌がバイブル的に重宝されたのはバブル時代までで、最近は若い世代の消費者をターゲットにするのはそろそろ無理があるんじゃぁ?と思っていました。今どき、彼氏にねだって買わせる時代でもないし、”自分へのごほうび”の方法もいろいろあって、貴金属だけにとどまらなくなりましたから。


若い人向けのコンテンツが多かった。
しかも、地金タップ~リだった・・・(笑)

しかし、近年の号になると、なにかが吹っ切れたというか、一皮向けた変化が見られます。”大人の女性”、”セレブ”、”知的”といったような言葉が増え、若者や庶民では到底手がとどかないハイソな領域に踏み込んだり、一方で無名ブランドの個性的なジュエリーや新進気鋭の作家のモードな作品が載るようになり、読み物としても面白いものになってきました。


最近、読者ターゲット(照準)が変わってきた?

一方で残念だなと思うのは、そこに紹介されているのは主に、海外の作品・商品であるということ。日本の商品の紹介はあまりおめにかからないのです。いかにもメーカーにお金を出してもらった広告宣伝企画っぽいページならいっぱいあるけど・・・。。

しかし、最近、そうした雑誌がいったい誰を読者にしたいのか、わからなくなってきました。セレブリティだの”ジュエリー通”だのと、上級を目指しているか思うと、なぜか雑誌の後ろのほうは国内大手ジュエリースクールの生徒募集の広告にずいぶんなページ数が割かれている。
学生とか卒業生のインタビューとかが延々と続いていたりして、
ジュエリーの紹介を楽しみにして買ってる人には、学校案内はないよなぁと思います。(^^;;

でも、どんな風になってもいいので、雑誌社さんはジュエリー誌を頑張って出し続けて欲しいものです。



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4 コメント

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多分ですが・・・ (chiz)
2008-10-01 11:27:53
こういう、ジュエリーのムックって、(今は特に)
一般の消費者ではなく、業界関係者が主な読者になってしまってると思います。
メーカーの企画担当者や、小売のバイヤーそれに、ジュエリーが好きでこれから業界を目指す人。
だから、各メーカーの新製品発表会になってたり、
ジュエリースクールの広告がいっぱい掲載されてたりするのだと思います。
実際、御徒町の駅前の大きな交差点にある書店には
こういうムックが、普通の書店では考えられないほど、平置きで山積みされていました。
それだけ、業界関係者の情報源になってるってことですね。
海外ブランドにインスパイアされたジュエリーが多いのも、判りますね。。。
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なるほど、そうだったのですね。 (ROSE POSY)
2008-10-01 12:40:54
やっぱりそうでしたか・・・。業界向けになっちゃってるというのは、実は私もひょっとしてそうかしら、と感じてました。女性が欲しいモノは多様化したし、不景気なのでハイジュエリー買う人も減りましたし。業界の人相手じゃないと数がはけないんですね。

私は本当にジュエリー雑誌が大好きで、深夜にのんびりとお酒を飲みながら、あるいはお風呂に入りながら、うっとり眺めるのが私の楽しみなのですが、最後のページになって、スクールの広告は興ざめです。しかも長く保存しておいて後から何度でも見たいので、その広告で分厚くなるのも困りものです。学校の広告は別冊にしてほしい!(笑)
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そのとおりです(汗) (ニーナ)
2008-10-01 17:33:45
自分が宝飾雑誌買っても、うざっ…と思いますもん(汗)
興味がある人が買う雑誌な分、宣伝効果が高いようです。
あとシルバー系雑誌にもかなり広告出しているようです。

私は感知していないんですけどね
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先生でも?! (ROSE POSY)
2008-10-02 02:10:41
ニーナ先生でもそう思われますか・・・。

別に学校の宣伝をしてはいけないといってるわけじゃないんですが、アノ手の雑誌は一生懸命に雰囲気作りをしているだけに、後半はいきなりがっつきまくりの学校の宣伝って、突然、雰囲気が壊れるんですよねぇ。せめて、卒業生の方々の素晴らしい作品を拝ませていただけたらと思うのですが・・・。


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