ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ベゴニアの青いタンブラー

2013年04月06日 | ガラス工芸・サンドブラスト

爆弾低気圧が通過中ですね。東京も午後からずっと雨です。これから嵐になるのかなぁ。
どうか被害が出ませんように・・・。でも、平日の通勤時間帯でなくて週末でよかったです。


さて、本題です。ガラスネタです。
被せガラスに使われる色の中でも、サンドブラストを施す際に難易度が高いとされているのが、瑠璃色(濃いブルー)と赤だそうです。

色ガラスは、その色を出すために使われる原料がそれぞれ異なるため、ガラスになった際の粘度や硬度などが異なります。そのため、どんな色でも同じように彫ればいいというわけではなく、その色のガラスが持つ特性を理解した上で、微調整をする必要があります。

といっても、口で言われても違いはよくわかりません。初心者にとっては、とりあえず、自分で使ってみて、それぞれの色ガラスの特性を確認するという目的での試行錯誤しかありません。

今回は、前回よりも大きめの、瑠璃色のタンブラーをつかって、課題のベゴニアの花を彫りました。


(いつも手で持ってかざしているのは、作品のサイズを把握していただくためです)

先生に、この色は油断してるとあっという間に色が飛んじゃうから気をつけてね、とアドバイスをいただいたので、砂の圧力を小さめにして、少しずつ慎重に根気よく削っていきます。

それでも、部分的に極端に白くなりすぎたところが出来てしまいました。あともうちょっと削っても大丈夫だな、と思った瞬間に、サッっと色が飛んでしまい、”しまった!”と思ったときは遅かりし、というわけです。


今回の作品も、まあなんとか素材をボツにしなくていいレベルで終了いたしましたが、反省点はいろいろあります。 

先生いわく、仕上がりの違いは作る人の個性だから、これが正解というものはないとおっしゃいましたが、今は自分の意志で仕上がりをコントロールできていません。なんだかよくわからないけど無我夢中でやっていたら、なんとなくできた、ああ失敗しなくてよかった、というようなレベルです。

自由自在に自分思い通りに濃淡や強調が表現できるようになるには、まだまだ遠い道のりです。





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