ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

通販で売れているショップとは・・・

2010年02月14日 | ジュエリーよもやま話

先日は、通販で売れているアイテムについて取り上げてみましたが、今回は、売れているショップについての話題です。冒頭の『手鏡』の写真は、そのヒントです。

私は、自分でもアクセサリーを作りますが、同時に消費者(エンドユーザー)でもあります。実店舗で買うこともありますし、ネットショップで買うこともあります。

最近、長さ調整ができるボールチェーンのネックレスが欲しくなり、ネットで買ってみることにしました。ネットショップは、それこそ星の数ほどありますから、選択にとても迷います。チェーンのように店ごとの差別化が難しい商品では、どういうポイントでネットショップを評価・選択すべきか、自分の中で基準を持たないといけません。
 
通販ジュエリーショップは、値段で勝負している店が多いのですが、安いものはやはり”それなり”、と申しますか、チェーンのように耐久性を求められる商品は品質の良いものが欲しいですし、故障時のアフターサービスも気になります。信頼のおけそうなお店を見つけて、とりあえず注文してみました。

なんと注文した翌日の朝に商品が届いたのです!はやっ~!(@0@;) 
そのショップの所在地は京都です。ジュエリーショップは山ほどある東京都内に住まいながら、京都のショップでお買い物というところがネットショッピングの楽しいところです・・・。(笑)

ショップの対応で、もうひとつ、感心したことがありました。
宅配便は、届くと早く中身がみたくてはやる気持ちで慌ててあけようとしがちですが、ガムテープがうまく剥けなくてハサミやカッター探したりイラっと します。ところが、そのお店から届いたダンボール箱は、ガムテープがはがしやすいようにすべての端をきちっと丁寧に折って”耳”を作ってあり、また、ネックレスのチェーンが絡まらないよう、セロハンの帯が巻いてあって、それを留めているセロテープの端もはがしやすいように”耳”がついていました。こういった、目に見えないところまで細やかな気遣いがあると、お店の品格といったものをなんとなく感じます。



そして、たったチェーン1本が、こんな豪華な詰め合わせセットになって届きました。品物のスペックを記載した保証書、スタッフの方の丁寧な手書きのお手紙と小物(フラワーキャンドル、手鏡、ポーチ、ポリッシュクロス)が同梱されていました。冒頭に掲載の、縮緬に可愛らしい絵柄が施された手鏡は、このプレゼントのひとつでした。京都の心、と申しますか、なんとも”女心をくすぐる”気の利いたキッティングです。まるで誰かに京の旅のお土産を頂いたような気分です。



このお店では、注文時に、ラッピングサービスを注文しないと”簡易包装”の扱いとなり、その代わり、”エコ還元サービス”として次回の買い物で使えるディスカウントクーポンを同梱しています。自家用でもラッピングしてもらうと、得した気分になる人は多いもの。しかし、このお店のように、『ラッピングは選択しても無料ですが、選択しなければディスカウントクーポンをあげます』、というサービス発想は、なかなか他店ではないと思います。



もちろん、注文した肝心の品物は大変しっかりした作りの良いものでした。もちろん、商品が良質であることは顧客満足度を満たす当然の条件ですが、今回利用したショップは、女心をよくわかっていると申しますか、次の購買に繋げる『プラスα』の工夫があると思いました。

今回購入したショップは、沢山のお客さんがポジティブな評価コメントをつけています。『ここで買ってよかった。また利用したいです。』・・・そして、多くの方が、私同様に、丁寧な梱包や迅速な配送、そして手書きのお手紙やおまけが嬉しかったと書いておられます。

このエントリの冒頭に、”信頼のおけそうなお店・・・”と書きましたが、まさに、たね明かしです。私自身、先客さんによるお店の評価コメントが購買の決め手となりました。楽天では、まず購買者のコメントがたくさんある、という事が売れているという指標になり、さらに購買者のコメントがポジティブであると、良いお店または良い品物という評価基準となります。私は、楽天のようなショッピングモールでお買い物をするメリットは、やはり、このコメント機能(つまり口コミ)にあると思っています。

行列が出来ているラーメン屋さんには自然と人が集まります。同じように、売れてる店や評価の良いお店に人は集まりますが、じゃあ、どうすれば売れたり評価を高くできるのか?、そもそも、最初はどうやってお客さんを集めたのか・・・・。それは、成功しているお店のみぞ知るノウハウと言えましょう・・・。しかし、一度訪れたお客さまを、リピート顧客につなげるためのヒントは、冒頭の『手鏡』から、見つけていただけたのではないかと思います。



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