ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

久々のワイヤー・ラッピング

2015年12月12日 | ジュエリー作品&試作品

手が覚えているうちに、ワイヤーラッピングの復習・練習です。

ワイヤーラッピングは、石枠などを使いにくい形状の石や爪を立てて傷をつけたくない、比較的大きな石をペンダントトップにしたいときに向いています。

これは、縦に貫通穴があるタイプの石をラップするやり方です。地味でとるにたらぬ石もワイヤーの装飾で、なんとなく味わいのあるアクセサリーに変身します。

これも同じく穴がある石です。サイズは2cmくらい。ワイヤーラップに適した石のミニマムサイズでしょうね。これ以上小さい石になるとなんだかよく分からなり、”針金の固まり?”と化します。(笑)

この装飾部分が実は石の脇を取り巻くフレーム代わりのワイヤーが石から脱落するのを防止してくれます。

こちらは、穴のない石のラッピングの基本技法です。海外のワイヤー作品によく見かけるスタイルです。

ラッピングして余った部分のワイヤーを撚り線にして、バチカン部分や葉のような装飾に応用しています。裏も同じく石の四方を押さえるワイヤーが渡っているので石が脱落することはありません。ただし、ラッピングに使用するワイヤーにはバネ性がないので、強い力がかかって変形すれば石は簡単にはずれてしまうと思います。

こちらはローズクォーツで貫通穴がありますが、石が重くて大きい上に、丸すぎてフレームが安定しないので、穴のない石用のラッピングも併用しています。半透明なので貫通したワイヤーが中途半端に透けて見えてしまい、イマイチでした。これはかわいくないのでボツ!

ひととおり、ラッピングの基本練習でした。

カボション石にワイヤーで石枠と爪を作って留める方法もあります。
1個だけ作ってみましたが、へたくそでごめんなさい。だいたいこんな感じ、ということが判って頂ければ・・・・。(太い角線で枠と爪を作ります)


爪は石をホールドするためにある程度の長さがなければならず、見た目が個人的にいまいち好きになれませんでしたが、この方法は男性用のアクセサリーや複雑な形状の原石のような石に応用したら良さそうな感じです。・・・ただ、爪留めといっても所詮はワイヤーのため、強度はそれなりです。(石の後ろから指でぎゅっと押すとつるっと飛び出てきます。)取り扱いには注意が必要です。



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